キングドラ@命の珠 の性格について

キングドラの性格について。
ダブルバトルで持ち物は命の珠を想定。物理技は使わずトリックルームからスナイパーで攻めることもないので臆病か控えめかの選択です。


キングドラの特攻種族値はたいして高くないので、控えめにしてC161まで上げた雨+珠+ハイドロポンプラティオスの眼鏡流星群を耐えるついでに高確率で耐えられてしまいます。できれば性格を控えめにして特攻を高めにしておきたいところです。
したがって、相手がキングドラの入った雨パーティであった場合、自分のキングドラが控えめであればキングドラvsキングドラのタイマンに勝てないことが明白になっています。このため、キングドラはなるべく相手のキングドラを見据えて最速にするという考えをずっと持っていました。
ただ、この考えを持ったのはWCS09のとき。すなわち見せ合いがない状態で1戦も負けることができない状況でした。また、悪戯心のポケモンというのは存在しないので相手の様子見や状態異常対策もかねて身代わりをする手が安定ということも多かったと思います。様子見の身代わりを安定させるためには相手のキングドラより速くある必要があるのでますます臆病である必要があります。


しかし、実際に臆病のキングドラと相手のキングドラとのタイマンを考えると、ハバンの実や気合の襷を相手が持っているなら勝てる確率は攻撃技のはずれを考えない限り0です。仮に相手がそれ以外の持ち物を持っていたとしても、勝つためには同速勝負に勝たなければならないので勝率は50%程度に収まります。
最近では、雨降らしニョロトノによる永続雨に伴い、ターン制限を気にせず動かせるようになったので、雨ミラーに特化したC147命の珠キングドラの流星群をハバンの実で耐えるキングドラや雨状態でなくてもラティオスを抜きつつすいすいで素早さを上げる拘りスカーフキングドラもいるのでますます臆病にしただけで同速勝負に勝つというのは難しくなっています。


50%を切る確率でしか勝てない勝負のために他パーティへの汎用性を落としてわざわざ臆病を選ぶ必要性があるのかどうか。そう考えると、キングドラを控えめで使うのも悪くないと思いました。もちろん、キングドラを控えめで使う場合には臆病で使う場合よりも更に雨ミラーのキングドラを意識する必要が出てきそうですが。


余談ですが、命の珠キングドラのHPを149にする人が多いです。これは命の珠の反動ダメージが150をラインに変わるので、HPを149にすると3回以上攻撃するとHP151に比べてHPが1ずつ高く残るようになるというものです。HPに努力値を振らないので特防を上げることができてダウンロード対策にもつながります。
ただ、自分はこれはあまり好きではなくてキングドラが3回以上攻撃してやっと差が出る上にかなり微弱な差であるということ、もう1つはダメージ計算と乱数の関係で初期状態で攻撃を耐える確率が変わってくること。特に、後者は特防を1上げてダメージに変動が出る可能性よりもHPに2の差ができて乱数の関係で耐えられない可能性が出てくると一度も行動ができずに終わってしまうことも考えられます。なので自分は素直にHPを151にする人で、ダウンロードがどうしても気になる防御を1下げるか特攻を1下げます。多分、やるなら特攻だと思いますが。


因みに、命の珠というアイテムもあまり好きではありません。この持ち物があまり好きでないこともありますが命の珠が向いているのは等倍で攻撃が通りにくいポケモン、すなわち半減なら耐える弱点なら耐えないというようなポケモンだと思っており、キングドラは意外と硬いので命の珠の反動ダメージで身を削ってしまうと相手に倒されやすくなってしまいます。
極端な例かもしれませんが、サンダーの10万ボルト+メタグロス地震+珠反動でキングドラバレットパンチの攻撃圏内に入ってしまったり、濁流を打ったときにメタグロスが守るを使いサンダーがラティアスに変わって攻撃を受け流した後の命の珠の反動でバレットパンチで倒せるようになってしまったり、といった具合です。
命の珠のキングドラを使うのは、どうしても水とドラゴンの火力を同時に上げたい場合と命の珠の攻撃なら倒せるポケモンがいてその火力を恒常的に出さなきゃいけない場合のみだと思っています。


余談が続きましたが、命の珠キングドラはミラー意識で臆病というだけでなくて対策を他に任せて控えめにした方が汎用性が上がることもあるのではないのか、というお話でした。もちろん、臆病にするのは対キングドラだけでなくギャラドスに通常時先制できたりするなどのメリットもあるので素早さを落とした分下がる汎用性も存在するのですが。


まあ、キングドラが臆病でも火力が足りるようなポケモンだったらこんなこと考える必要もないんですけどね。