昔に比べたらポケモン対戦に対する考え方も変わってきたと思います。
07年のころは確率80%以上なら信用に足るものだと思っていたので「ハイドロポンプがはずれたから(運で)負けた」という言い訳を普通にしていたように思えます。ハイドロポンプを2回連続で当てる確率はその信用を下回る64%しかないのに命中が独立のものだと考えていたみたいですね。因みに、時を経た今では信用できる命中は100以外の何物でもありませんが、まあその辺の話はそれほど関係ありません。
そうやって変化してきた考え方の一部が日常を生きる上でも活きることがあると感じるようになりました。
スポーツ選手や将棋の名人などの思考法を綴った著書などは多くあると思いますが、これらはその道に携わる人だけでなく、あまり関連性のなさそうな分野に進んでいる人にインスパイアすることもよくあると思います。
特にこれらの競技は勝敗を競うものであるので、勝率を最も高くするような振る舞い(事前準備なども含めてという意味です)が求められます。著者のほとんどは勝利することで生計を立てている人で、彼らの職業であり生活をするために勝ち続けなければならないのでその言葉には説得力があります。
ポケモンも同じように勝敗を競う競技です。「プロ・ポケモントレーナー」という職業こそありませんが、貪欲に勝利を求めるトレーナーがいることには違いありません。勝負事というのは甘えや妥協が許されないことが多く、それを攻略し続けることで見えてくる視点や考え方というものがあると思います。
ポケモンで得た考え方が日常に通ずることがあるという経験をしたということは、ポケモンを単なる娯楽程度にやっているのではなく、ある程度は勝負事として真剣に取り組めているのだなぁと感じました。もっとも、年齢を重ねて得た経験によって考え方を得ている部分が多いので最初から日常で得た考えなのにも関わらずポケモンで学んだように錯覚しているだけかもしれませんが。
つまり。
まあ、ポケモンやっててよかったなってことです。