第4回アリーナオフ使用パーティ〜要塞ミュウツー+自己暗示〜

11/27開催の第4回アリーナオフin四ツ谷に行って来ました。
ルールは6匹見せ合いから4匹を選出するBWGS。参加申請をしたときにはこのルールで確定していたわけではなかったので、改めてこのルールで対戦をすることができてよかったです。
買ったままになっていた「TERMINATED」と「Light My Fire」を開けてリピートでずっと朝聴いてたかいもあってか、運も立ち回りもかなり自分のペースに持ち込むことができたと思います(?)
予選は7-1で1位抜け、8人の決勝トーナメントで3連勝して優勝しました。


〜パーティ〜
ゴウカザルミュウツーカイオーガギラティナエルフーンハピナス





ゴウカザル ようき もうか
151-147-91-×-101-176 A.180 D.76 S.252
インファイトいわなだれねこだまし、おにび@きあいのタスキ


ミュウツー おくびょう プレッシャー
212-×-118-175-117-185 H.244 B.60 C.4 D.52 S.148
サイコブレイク、バリアー、ドわすれ、まもる@オボンのみ


カイオーガ おだやか あめふらし
207-×-133-171-178-118 H.252 B.180 C.4 D.12 S.60
ねっとう、ぜったいれいど、じこあんじ、ねむる@たべのこし


ギラティナ おだやか プレッシャー
253-×-143-122-176-123 H.220 B.20 C.12 D.156 S.100
りゅうのはどう、じこあんじ、みがわり、ねむる@ラムのみ


エルフーン おくびょう いたずらごころ
167-×-109-×-124-149 H.252 B.28 D.228
ちょうはつ、にほんばれ、ひかりのかべ、おきみやげ@メンタルハーブ


ハピナス ずぶとい いやしのこころ
335-×-68-96-162-96 H.36 B.252 C.4 D.52 S.164
くさむすび、めいそう、じこあんじ、タマゴうみ@ゴツゴツメット


せっかく夢特性ハピナスが解禁されたのでGSで使ってみようということで。エルフーンゴウカザルのサポートからミュウツーでバリアーとドわすれを積んでハピナスギラティナカイオーガで自己暗示するパーティ。
一応、エルフーン+ミュウツーの先発で後発をハピナス+ギラティナが基本になりますが、ギラティナが出づらい場合はカイオーガを出したりエルフーンの代わりにゴウカザルを出したりします。エルフーンゴウカザルギラティナカイオーガが選択肢になるのでミュウツーハピナスは全試合選出するつもりです。ただ、相手に物理のポケモンがいないときはミュウツーではなくハピナスを先発で出して後発をカイオーガギラティナとする可能性もあります。
自分はミュウツーギラティナがいるだけで暗示の可能性を疑いますが、一応GSをやったことのない人が気付きにくいような配置にしてみたつもりです。まあ、4世代にはカウンター搭載でグラードンを牽制するハピナス+ギラティナのパーティもあったのでミュウツーの逃げ場にハピナスがいますくらいに考えてもらえればよさそうです。反応を聞いたわけではないですが、実際に多かったであろう予想は「ハピナスで小さくなるをする」ことだったかと思います。


>ミュウツー(選出:先発11+後発0=11)
バリアーとドわすれを積みます。最悪、防御の上昇だけでも繋げればハピナスで瞑想をすることで補えます。積み役のミュウツーは読みづらい点や読めても積ませないようにする行動のリスクが大きい点もありますが、物理特殊両面の積み技を使えるポケモンの中で安定した耐久を持っていて先手を取って積み技を使うことができるところを1番評価しています。通常ルールだと、だいたい積み技を使うためにトリックルームや追い風を使ってということが多いのですが、そこで後手に回ってしまうのがあまり好きではありません。また、先手サイコブレイクテラキオンドクロッグを処理できるので後続のハピナスカイオーガが自己暗示を狙いやすくなります。
技は安定して打点を持てるサイコブレイクと積み技のバリアー・度忘れを入れて、最後は守るを入れています。回復手段がないことになりますが、ミュウツーは自己暗示をするまで生き残っていればよくて、逆にそこへ持っていくまでに倒れてしまうと困るので守るの方が優先度は高いです(因みに自己暗示は守るを貫通します)。
持ち物はオボンの実です。エルフーンの補助を待つために守るを使う機会が多そうなので食べ残しとも迷いましたが、不意のダメージを貰ってしまってもリカバリーが効きやすいオボンの実の方が良いと判断しました。
努力値は、オボンの実の回復量を大きくするためにもHPをなるべく高く、怒りの前歯でオボンの実が発動するように値は偶数。素早さをテラキオン抜きまで振ります。ここから耐久に全部振ってもよかったのですが、残りを耐久に振っても余裕を持てるほどの耐久にはならないので、無振りのミュウツーを1発で倒すような攻撃を耐えられるように耐久に振ります。この過程でラティオスの拘り眼鏡流星群を耐えないことが分かり素早さを上げることにしましたが、気が付けば最速エルフーンまで抜かせるようになっていました。控えめミュウツーより速く、相手のバンギラスが拘りスカーフかどうかも判断できるのでまあ悪くはなさそうです(GSでスカーフバンギラスはあまりいませんが今回はバンギラスが苦手なので)。あとは特殊耐久をルンパッパの命の珠+雨+ハイドロポンプ耐えに設定して残りを防御に振りました。


>エルフーン(選出:先発10+後発0=10)
先発で出してミュウツーが積み技を使うサポートをします。第4世代では拘りスカーフ持ちのカイオーガドーブルの前で日本晴れや挑発を使う必要があるために拘りスカーフを持たせたゲンガーやムウマージなどを置く必要がありましたが、悪戯心のおかげで無理に拘りスカーフを持たせる必要もなくなり、拘らない関係でサポートのために技を選びやすくなりました。因みに、猫騙しを受けないヤミラミの方がよさそうですが、ヤミラミだと物理相手に鬼火を当てなきゃいけないところをエルフーンであれば置き土産で済ませられて更に後続の自己暗示へスムーズに繋がるところが評価できます。エルフーン猫騙しを受けることもあってミュウツーの守るはやはり必須です。
技はカイオーガドーブルに対抗するため日本晴れと挑発は必須です。ドーブル対策で神秘の守りを入れるよりも挑発を入れた方が相手のヤミカラスなどを止めることができるのでよさそうですし、状態異常はハピナスに何とかしてもらいます。残りの2つはギラティナバンギラス・ホウオウに使いたい置き土産とエルフーンの耐久も上げてサポートの回数を増やせそうな光の壁にしました。ここの枠は甘えるやアンコールなども選択肢に挙がると思います。持ち物は一度挑発を受けてもいいようにメンタルハーブ。素早さが低めなので先手の挑発を防ぐためにかなり重要になってきます。
努力値振りですが、前回の袋叩き型と違い耐久に大きく振ることができますが、やはり種族値が低すぎてかなえたいものはほぼかなえられておりません。光の壁を貼った状態で眼鏡ディアルガの流星群を耐えるような特殊耐久とA189白金玉ギラティナシャドーダイブ耐えができる物理耐久です。これを最低限として確保してS142以上を欲しがると補正あり無振りという素早さ調整ではめったに起こらないようなものに出会いました。これでテラキオンインファイト+電光石火やルンパッパの猫騙し+カイオーガの眼鏡雨潮吹き耐えが可能になっています。S142以上欲しかった理由はギラティナに影打ちをされる前に動きたかったからです。


>ハピナス(選出:先発0+後発10=10)
苦手な格闘をミュウツーで排除しながら自己暗示をして潰されないようにします。特性の癒しの心で隣のポケモンの状態異常を治すことができるので、自己暗示したギラティナカイオーガも素眠りの選択が取りやすくなっています。ラッキーだとタイプ一致の格闘技を耐えることができますが、最後の伝説ポケモンに自己暗示で繋ぐ役割が持てれば良いので最後まで仁王立ちする必要はなく、持ち物で攻撃に転じることができるハピナスの方が味方にとって相性が良いと判断しました。因みに、ハピナスに対するけたぐりの威力が80になるようだったらラッキーを採用していたと思います。
技は回復技のタマゴ産みと自己暗示は必須です。残りは癒しの波動と地球投げでよさそうですが、特性が癒しの心になると地球投げを使うことができません。したがって、別の技を入れる必要があり火力を上げる必要性が出てきましたが、チャージビームでは天の恵みのように特攻を上げることができない上にPPも低いので没。仕方なく瞑想を入れて火力を確保します。攻撃技はノーマルの特殊技がいいと思ってエコーボイスとか考えていましたが、どうやら連続で使用しないと威力が40に戻ってしまうようなので安定してダメージが稼ぎやすくてPPも多い草結びにすることにしました。癒しの波動があるとミュウツーのタイマン性能をぐっと上げることができますが、ハピナスが十分タイマンが強そうだったこともあり入れていません。持ち物はゴツゴツメットにして物理相手に対して回復技を連打しているだけで勝てる可能性を作りたいです。
配分は、まず防御に全振りします。ここからバンギラスに対するタイマン性能を上げるために噛み砕く+砂嵐を耐えるようにHPを16n-1を目安に上げて、パルキアの亜空切断を4発耐えるようにすることで急所での事故を減らします。残りを素早さに振ってメタグロスなどに攻撃される前に自己暗示を決めることを目指します。


>ギラティナ(選出:先発0+後発6=6)
圧倒的な耐久に追い打ちをかけるように自己暗示を使います。ギラティナのいいところはがむしゃらや怒りの前歯などという変則的な技を無効にできる点です。火力のある攻撃でないと身代わりが破壊できないのに火力のある攻撃のPPが切れやすくなる特性のプレッシャーは非常に強力です。
技は攻撃技の竜の波動と自己暗示は必須です。残りは眠るか守るが入って身代わりか鬼火が入るのですが、回避を上げる技を入れなかった以上、事故防止のために身代わりは必須だと感じたので鬼火は入れません。最後の技はハピナスに癒しの波動が入らなかったので素直に眠るにして素眠りを癒しの心で起こしてもらいます。
持ち物は眠りを回復するためにラムの実。このパーティはまず自己暗示を決めなくてはならないので、自己暗示を決める前の事故を防ぐためにもカゴの実より優先度が高いです。普通の瞑想ギラティナがカゴの実持ちなのは、状態異常をラムの実で回復すると素眠りになって攻撃に転じられないからであり、今回の自己暗示とは動きが違います。また、今回は素眠りになってもハピナスに起こしてもらえる可能性もあるのでラムのみでよかったと思います。
努力値はまずHPに大きく振ります。ここから特防を上げていき特防ランク+2の状態でミュウツーの珠75%吹雪を身代わりが耐えるところまで振ります。これでハピナスの瞑想を自己暗示しただけ(特防ランク+1)でもカイオーガの75%吹雪を身代わりが耐えます。次に、努力値を素早さに振ります。これはルンパッパの宿り木の種を身代わりで防ぐためです。本当は相手のドラゴンに攻撃される前に自己暗示がしたいので素早さはもっと欲しいのですが、他の努力値を削るわけにはいかないのでここで留めます。防御ランク+2の状態でミュウツーの珠サイコブレイクギラティナのドラゴンクローを身代わりが耐えるのを確認して一応A189白金玉ギラティナシャドーダイブを耐えるように防御に振って残りを特攻に振りました。特攻が121でなく122なのは瞑想1回で実数値が2変わることもそうですが、HP213食べ残し持ちルギアが羽休めを連打してきたときに6段階上がった竜の波動で確定8発にするためです。まあ、あまりそんな事態はないので素早さに振ってもいいかもしれません。


>カイオーガ(選出:先発0+後発5=5)
ここまでの4匹の補完を考えるときに差し替える可能性があるのはエルフーンの枠だけだと思っていました(ハピナスに加えてラッキーを併用する可能性もありましたがやめています)が、積むとはいえホウオウバンギラスメタグロスが辛いため、この3匹に強いカイオーガを採用しました。日本晴れを使うエルフーンと共存することになりますが、エルフーンの日本晴れはミュウツーが積むまでに水技で受けるダメージを軽減するための技なので自己暗示まで決まれば雨状態で問題がないです。また、天候変化要員がいれば天候ダメージを受けずに済みますし、極端に天候を利用したパーティ(フラワーギフトのチェリムなど)に対する対策にもなります。雷が必中になってしまう点は気になりますが、熱湯の火傷で物理ポケモンの弱体化が図れますし、見せ合いの段階でカイオーガがいる方が相手に自由な選出を許しづらい点でも優れています。
技に関して、まずは自己暗示を入れます。ハピナスに癒しの波動がないので回復技の眠るを入れる必要があります。残りの2つしか技を入れることができずホウオウやバンギラスに対抗するために水技は必須になります。ここでは安定感が高く追加効果の火傷が強力な熱湯を選びました。最後の技は崩せない相手を崩す技として絶対零度を入れます。
努力値は、まずHPを高めにします。特防ランクが+2の状態でカイオーガの雷を食べ残しの回復込みで高確率で4発耐えるように特防に振ります。素早さはあまり振る必要がないのですが、最速のハピナスを抜かせる程度までは伸ばします。残りは防御に振ってテラキオンインファイトクラスの攻撃を食べ残し込みで2発耐えるようにしてあります。
因みに、耐久振り食べ残しカイオーガは4世代のころからかなり使っております。


>ゴウカザル(選出:先発1+後発1=2)
エルフーンの代わりに選出するポケモンの枠です。ユキノオーに対して(というよりも吹雪に対して)強めのポケモンが望ましいです。他に要請されるのは物理ポケモンへの耐性なのでここは仕方なく鬼火で誤魔化したいところです。そういうわけで最後のポケモンゴウカザルにしました。ユキノオーミュウツーの並びに圧力をかけられそうなのはウルガモスでしたが、なるべくバンギラスを呼びたくないことと眼鏡で龍の波動を連打するディアルガを処理できる点からゴウカザルの方が優れます。
技はバンギラスを攻撃できるインファイトと鬼火は必要になってきます。また、猫騙しがあると初手で出した際に便利です。最後の技はアンコールか岩雪崩になりますが、ゴウカザルミュウツーの並びはフェイント+サイコブレイクも考えられるので猫騙しに対する守るが安定手とは言えず、守るを使ったところをアンコールというのができなさそうなので対処が面倒であるホウオウやウルガモスを奇襲する岩雪崩を優先して入れて怯み狙いでも打てるようにしておきます。
努力値は素早さを最速にした後、インファイトで無振りのパルキアを2発で倒す攻撃を確保した後、パルキアの亜空切断+砂ダメージ2回を耐えるように振っています。