ダブルバトルを想定。
○プレイヤーA
サザンドラ HP165 S150
技:あくのはどう@いのちのたま
○プレイヤーB
ブルンゲル HP176 S123
技:しおふき@こだわりスカーフ
イワパレス(まひ) HP1 S106
技:シザークロス、まもる@むしのジュエル
サザンドラの悪の波動はブルンゲルを確定1発で倒す。
ブルンゲルの潮吹き(威力150)はサザンドラに55ダメージ。
イワパレスのシザークロスはサザンドラを確定1発で倒す。
イワパレスは前のターンに守るを使用している。
あなたがプレイヤーAなら、どのようにこのターンの行動選択をするか。
考えられるパターンは
(1)サザンドラはブルンゲルを攻撃、イワパレスはサザンドラを攻撃
(2)サザンドラはブルンゲルを攻撃、イワパレスは2連守る
(3)サザンドラはイワパレスを攻撃、イワパレスはサザンドラを攻撃
(4)サザンドラはイワパレスを攻撃、イワパレスは2連守る
(1)の場合。
イワパレスが動いてサザンドラを倒せばAの負けである。
Aの勝率25%、Bの勝率75%
(2)の場合。
ブルンゲルが急所に当ててもサザンドラを倒せないのでAの勝ちである。
Aの勝率100%、Bの勝率0%
(3)の場合。
イワパレスはサザンドラに倒されるが、サザンドラに命の珠の反動が入ってブルンゲルの潮吹き3発圏内に入る。よって、ブルンゲルが2回の攻撃のうち1回でも急所を出せばAの負け。
Aの勝率88%、Bの勝率12%
(4)の場合。
2連守るが決まらない場合は(3)と同様になる。2連守るが決まらない確率は62.5%。
2連守るが決まらないときのAの勝率は55%、Bの勝率は7.5%となる。
2連守るが決まる場合はサザンドラのHPが112か57となり、次のターンのパターンは
(ア)サザンドラはブルンゲルを攻撃、イワパレスはサザンドラを攻撃
(イ)サザンドラはブルンゲルを攻撃、イワパレスは3連守る
(ウ)サザンドラはイワパレスを攻撃、イワパレスはサザンドラを攻撃
(エ)サザンドラはイワパレスを攻撃、イワパレスは3連守る
(ア)の場合。
(4)を選択したターンからブルンゲルが2発のうち1発急所を出せばイワパレスを倒す前にAの負けが決まる。急所が出ないと(1)のパターンと変わらない。
Aの勝率8.25%、Bの勝率29.25%
(イ)の場合。
(4)を選択したターンからブルンゲルが2発のうち1発急所を出していれば負けるものの、それ以外では勝てる。
Aの勝率33%、Bの勝率4.5%。
(ウ)の場合。
急所なしでもサザンドラが潮吹き圏内に入ってしまうのでAの負け。
Aの勝率0%、Bの勝率37.5%。
(エ)の場合。
(ウ)と同様に3連守るが決まろうがサザンドラが潮吹き圏内に入ってしまうのでAの負け。
Aの勝率0%、Bの勝率37.5%。
まとめると(4)の場合。
Aの勝率は63.25%or92.5%or55%、Bの勝率は36.75%or7.5%or45%
〜まとめ〜
(1)サザンドラはブルンゲルを攻撃、イワパレスはサザンドラを攻撃
→Aの勝率25%、Bの勝率75%
(2)サザンドラはブルンゲルを攻撃、イワパレスは2連守る
→Aの勝率100%、Bの勝率0%
(3)サザンドラはイワパレスを攻撃、イワパレスはサザンドラを攻撃
→Aの勝率88%、Bの勝率12%
(4)サザンドラはイワパレスを攻撃、イワパレスは2連守る
→Aの勝率55%or63%or93%、Bの勝率45%or37%or7%
表がないので分かりづらいくなっていますが、均衡解のようなものは存在しないので結局は読みあい勝負ということになってしまいます。
ただ、「プレイヤーは相手がどのような選択をしても勝ち筋が最低限残るように行動をする」ことにすると、(4)の(ウ)(エ)や(2)のような勝率を0%にする選択には辿り着きません。特に、この前提だとイワパレスは守るを選択しないということになるので、サザンドラはそれを踏まえてイワパレスを攻撃するのが勝率が高くなると言えるので、この前提を作ると行動が決まります。
このモデルの参考にした動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14883594
上の文章だと、サザンドラはイワパレスを攻撃するべきと言いつつ、実際の動画ではそうなっていません。そこから考えると私がその人の立ち回りを批判しているように見えるかもしれませんが、そうではないことだけ断っておきます。
ただ、この動画を見て「えっ?そっち?」というコメントが多く見られたので、確率的には実際にどうするのが良いのか私が興味を持っただけです。
相変わらず、計算ミスの可能性は否めませんが((