初心者でも使えるパーティを考えてみましたが・・・(ニョロトノ、キングドラ、ユキノオー、Fロトム、シャンデラ、ランドロス)

6人の忘年会でポケモンの総当たり対戦会をやりました。
ルールは6匹見せ合い4匹選出のダブルバトルです。


せっかくの対戦会なので参加人数を増やしたいと思い、シナリオ攻略と図鑑完成を目標にしている友人にパーティをあげて参加してもらうことにしました。
というわけで、その友人にプレゼントした初心者でも扱いやすいように心掛けたパーティです。ダークホールはありで組んでますが、実際のルールではダークホールは禁止になりました。


〜パーティ〜
ニョロトノキングドラユキノオー、Fロトムシャンデラランドロス




ニョロトノ おだやか あめふらし
196-×-125-114-132-90 H.244 B.236 C.28
ねっとう、きあいだま、ほろびのうた、まもる@オボンのみ


キングドラ ひかえめ すいすい
159-×-117-161-118-125 H.68 B.12 D.20 S.156
ハイドロポンプ、だくりゅう、りゅうせいぐん、ふぶき@こだわりスカーフ


ユキノオー ひかえめ ゆきふらし
167-100-95-157-105-112 H.12 C.244 S.252
ふぶき、エナジーボールこおりのつぶてぜったいれいどきあいのタスキ


ロトム(フロスト) ひかえめ ふゆう
157-×-128-154-138-113 H.252 B.4 C.116 D.84 S.52
かみなり、ボルトチェンジ、ふぶき、トリック@こだわりメガネ


シャンデラ ひかえめ もらいび
167-×-117-182-121-115 H.252 B.52 C.4 D.84 S.116
ねっぷう、シャドーボールエナジーボール、まもる@ラムのみ


ランドロス むじゃき すなのちから
164-152-110-160-90-168 A.56 C.200 S.252
だいちのちから、めざめるパワー(飛)、いわなだれ、まもる@ひこうのジュエル


種族値努力値も分からない初心者が「何かこう、不利になっても交代とか駆使して最後は逆転するみたいなパーティがいい」と言い出して・・・。
しかし、普通にパーティを組んでしまっては難しい立ち回りが求められて勝てないと思ったので、なるべく読み要素を減らせる範囲攻撃技を中心にしながら相手にいくつか選択肢を見せてミスを狙えるようなパーティにならないかと。
最初はドーブル+シャンデラのパーティでしたが、これは対戦相手が雨だった場合に他の4匹を使っても勝ちにくいと考えてやめました。ただ、シャンデラは相手の猫騙しにも左右されず熱風の火力が高いのではずさない方針で考えていき、シャンデラ+キングドラでどちらかに拘りスカーフを持たせればラティオスも倒せるということでこの2匹を中心に考えます。
シャンデラの苦手な相手にはバンギラスがいますが、バンギラスは砂状態でなければキングドラが戦えそうです。また、水ロトムに対して決定打を持たない2匹なので3匹目にはユキノオーを入れることにしました。ユキノオーもメイン攻撃の吹雪が範囲攻撃なのでコンセプトに合っています。ここでキングドラの火力が不足していると思ったので雨にするギミックも欲しいと感じたのでニョロトノを入れます。ただ、ニョロトノは扱いがやや難しそうです。雨+霰の形を取ることになったので、5匹目にはフロストフォルムのロトムを入れます。霰パに入ってるときに比べて雨でも雷を使って戦えるところが評価できます。6匹目はここまででバンギラス+ドリュウズの組み合わせが重たいのでランドロスを入れました。
結果的に、範囲攻撃を重視して雨や霰を中心に戦いつつ晴れや砂で天候を奪う行動にリスクが生まれるようにランドロスシャンデラがいる形になり耐久がさほど高くないポケモンばかりで拘り持ちのポケモンなど取れる選択肢が少ないことが多く「交代を使ってどうこう」ができるのか怪しくなりました((
一応、ランダムマッチのフリーバトルで何戦か私が使ってみましたが、相手のやることが分かっても取れる選択肢がなくてきつかったです。あてにはなりませんが、勝率は7割弱ではないでしょうか。


>キングドラ
早くから採用していたポケモンなだけあって拘りスカーフを持たせるところまでは決まっていました。霰パーティはラティオスに強そうに見えますが、実際には氷ポケモンに拘りスカーフを持たせないと縛ることはできませんし、火力の問題でラティオスを確定で倒せるポケモンはいません。キングドララティオスを一撃で倒せるわざを持っているので、拘りスカーフを持たせることでラティオスを上から縛れるようにします。また、雨ミラーになったときにも相手のキングドラに強いです。
技は範囲攻撃の濁流と対ドラゴン用の流星群、せっかくなので範囲攻撃の吹雪を入れます。最後はハイドロポンプか冷凍ビームかになりそうですが、初心者に拘りで冷凍ビームを打つ場面を見極めてもらうのは難しいと思ったので威力重視でハイドロポンプを選びました。
努力値は、まずスカーフバンギラスを抜ける素早さにします。特攻はほぼ全振りしたいです。このあと耐久調整を考えるとトルネロスの飛行のジュエルアクロバット耐えやC145サンダーの10万ボルト2発耐えができるようになるので、そういう調整をするとHPが16n-1になりBニョロトノ
キングドラに決定力を持たせるための採用ですが、砂状態でドリュウズを迎えると厳しいメンバーが揃うので天候を雨にすることも重視しています。ただ、ニョロトノは雨で決定力が上がっていると言えど素早さはそれほど変わるわけじゃなく攻めるメンバーとしては扱いづらいです。なので、2匹倒して滅びの歌という分かりやすい戦略を狙うようにしました。
まず、滅びの歌とそこから逃げ切るための守るを入れます。ただ、攻撃技も必要となってくるのでメインは雨状態でドリュウズを倒せて火傷も狙える熱湯。最後の1つは結構候補となる技が多いですが、変にアンコールなどを仕込むと間違った使い方をして勝率を下げると思ったので気合玉を入れました。
努力値は滅びの歌を狙うためにも耐久重視です。まず、雨+熱湯で無振りドリュウズを倒せる特攻を確保して、ラティオスの拘り眼鏡流星群を耐える耐久を保ちながら物理耐久がなるべく高くなるようにこういう配分にしています。持ち物は食べ残しの回復でHP管理をするよりも分かりやすそうなオボンの実。なので、HPは偶数にしています。
…本当は振り間違えたのでHPが197になってます((


>ランドロス
電気と格闘の一貫性を生みにくくする貴重なポケモン。特性の砂の力で相手が砂嵐状態をキープすることにリスクを持たせることができます。ガブリアスも候補には挙がっていたのですが、浮いているポケモンが少なく地震を打てない点が大きくランドロスに落ち着きました。
少なくともドリュウズを倒せる能力は欲しかったので、必然的に特殊型。耐久の高い格闘ポケモンを一気に削りきる力がパーティに足りてないのでめざめるパワー飛行の採用が自然とできます。メインの大地の力と守るを入れて最後の技は岩雪崩にしました。サンダーとウルガモスに強くなるのが目的ですが範囲攻撃なので単純に使いやすい面もあると思います。
持ち物は飛行のジュエルにして雨で厄介な草タイプと霰で厄介な格闘タイプを迅速に処理できるようにします。そのため、ラティオスの拘り眼鏡流星群を耐える配分をしたポケモンをジュエルなしで2発で倒せるところまで上げておくと、ジュエルめざパ飛行+他のポケモンの範囲攻撃でだいたい倒せるようになっているはずです。ウルガモスに先手を取りたいので素早さは最速。残りは攻撃に振って無振りのウルガモスを1発で倒す確率を上げています。
実はこれは成功だったのかがよく分かりません。少なくともランドロス種族値が600と言えど種族値の配分にそこまで恵まれていないので安易に採用するポケモンではなく、消去法で選出されることが多くても実際の対戦でそこまで機能しないことが多かったです。


>シャンデラ
無天候時でも範囲攻撃の熱風の火力が非常に高いので採用しています。雨や霰に対抗してくる晴れパーティに対する抑止力でもありクレセリアメタグロスの処理などを任せることもできます。
範囲攻撃の熱風とクレセリアラティオスに攻撃できるシャドーボールと守るを入れます。オーバーヒートを入れると交代のタイミングが難しくなると思ったので、最後の技は使う場面がかなりはっきりとする技でトリトドンロトムを意識してエナジーボールを入れました。
普通なら最速にするのがいいんでしょうけど、種族値が分からないということは誰と誰のどちらが早いのかを区別するのが難しそうなので素早さを抑えめにしました(最速にして「相手のシャンデラには50%で勝てるよ」なんて言ったらスカーフ持ってる場合の対処ができませんし)。意地っ張りバンギラスを抜けるように素早さを上げておくとバンギラスがHPを削ってない限り噛み砕く+砂ダメージを耐えるようになるので一度は行動ができます。同じようにHSベースの水ロトムハイドロポンプを耐えるように振っています。ラムの実を持たせたのは状態異常技を使ってくる多くのポケモンに有利だからです。ただ、実際には特攻を削りすぎているので相手を倒せなくなっていますが乱数に空気を読んでもらうことにします。
そこまで選出が多くはならなかったかもしれませんが、この中途半端配分が確実に選出させる気を起こしませんでした。このパーティの1番の反省点です。初心者は先手が取れるかとか耐えるかどうかなんて考えないので特攻と素早さに全部努力値を割いた方がよかったと思います。


>ロトム
雨状態の雷、霰状態の吹雪、と追加効果が強い必中技を連打するポケモン。使われる側は氷ロトムと言えば拘りスカーフという考えがあると思うので拘り眼鏡を持たせた火力でその意表を突きます。どちらの技もうまく相手に天候を奪われても命中が落ちるだけで火力は落ちないので当たれば大きいです。
技は、雨で必中の雷と霰で必中の吹雪だけで十分な気がしますが、一応安定して攻撃できる10万ボルトを入れておきます。最後の技はかなり悩むところですが、「もし対戦で出してから、ハピナスとラッキーとサマヨールを見たら使うんだよ」とだけ告げてトリックを入れておくことにしました。
努力値は、まずHPを高めにします。そこからシャンデラを意識して熱風を2発耐えるように特防に振って残りは特攻と素早さに按分。霰状態をキープできればバンギラスも吹雪2発で突破することができますが、意地っ張りバンギラスと同速なのは多少気になります。
ロトム+雨はユキノオーを出すことを躊躇させることができるので強いのですが、ロトム+ユキノオーの選出をすると相手の格闘ポケモンが非常に重たいので選出の幅を狭めてしまった気がします。最初はボルトチェンジを入れていましたが、初手で眼鏡の火力が欲しくても命中の悪いロトムではアドバンテージが取りづらかったので10万ボルトにしたのは自分の都合です。めざめるパワー氷も面白いと思います。


>ユキノオー
雨で苦手な草・水・電気タイプに強めです。ユキノオーが呼びやすい炎や鋼は雨で処理することができます(格闘は知りません)。
技は特にひねりのない構成。氷の礫は絶対零度と少し迷いますが、先制技は入れておいた方がよさそうなので。因みに、ギガドレインでない理由は私が4世代孵化乱数ができないからです((
努力値もひねらずに特攻と素早さにほぼ全部振りました。この方が素早さの値や特攻の値がロトムシャンデラキングドラに繋がるところがあるので、抜ける相手と抜けない相手の判断ができるようになったりダメージ感覚も1.5倍や2/3倍程度で済みます。
ユキノオーは弱点が多く霰にして気合の襷で1発耐えて攻撃すれば十分だろうと考えると、変に守るを入れてしまうと攻めきれない気がしたので守るの代わりに絶対零度を入れました。
NN「ゆきあおい」にしたのに色違いじゃなくて申し訳ない((


私以外の人と実際にどういう対戦をしたかは聞いていませんが、5試合で1-4だったそうです。ただ、相手にしたパーティは五分以上で戦えるものも多かったので、雨+霰のコンセプト自体は悪くないと思います。拘りアイテムや範囲攻撃は自分の行動の選択肢をやや狭めるので「行動を考えることが少ない」のが不満だったようです。バンギラス相手にユキノオーニョロトノも選出せず、先発をロトムシャンデラにしてきた人が言う言葉ではない、はず。
練習不足なのは明らかですが、初心者が使いやすいパーティを考えるのは非常に難しいと感じました。このパーティは相手に選出ミスなどを誘発させる代わりに正しく選出・交代できないと勝てなさそうなので、選出例のマニュアルを渡すだけでは不十分でした。4匹固定の選出にした方が良かったかもしれませんが、「出す4匹が決まっていてつまらない」とおそらく言われましたが((