後出しでバシャーモに勝てそうなポケモンを適当に列挙

後出しでバシャーモに勝てそうなポケモンを考えます。
想定するバシャーモは以下の通りです。


バシャーモ A189 (かそく)
フレアドライブ、飛び膝蹴り、何か、守る@命の珠
何か:めざめるパワー(氷)、シャドークロー、剣の舞


バシャーモに対して後出しをすると、交代したターンに加速1回分が積まれる。なので、バシャーモに後出しで勝てるポケモンというのは
バシャーモの攻撃を3発耐えて2発以内で倒せるポケモン
バシャーモの攻撃を2発耐えて1発で倒せるポケモン
バシャーモの攻撃を1発耐えて1発で倒せる拘りスカーフ持ちポケモン


このいずれかの条件を満たしていないといけません。
A189で想定していますが、素早さも145までは見たいです。たとえば、拘りスカーフトゲキッスはA172の攻撃を1発耐えても次が同速勝負になり負けるかもしれないので、拘りスカーフ持ちはS146以上を考えています。
おそらく、変な拘りスカーフとジュエルは見逃しています。



リザードン(78-84-78-109-85-100)
→拘りスカーフ。炎と格闘を半減できますが、耐久が低いので普通に後出しするとそのまま2発で突破されてしまいます。エアスラッシュの威力が低いせいで特攻に振らないとバシャーモを倒すことができない点も残念です。


ドククラゲ(80-70-65-80-120-100)
→炎と格闘を半減できますが、耐久が低いのでHPと防御に努力値を取られます。バシャーモを1発で倒すにはハイドロポンプを使わなきゃいけないところも命中的に不安ですが、毒菱や雨受け皿+黒いヘドロなど面白いことはできそうです。


○ヤドラン(95-75-110-100-80-30)
→おそらく現時点で1番使われているバシャーモを受ける対策ではないでしょうか。急所を除けば、後出しでほぼ勝てると言っても過言ではありません。交代際に攻撃を受けるだけでは不利になるところも、特性の再生力でカバーが効きます。


○スターミー(60-75-85-100-85-115)
→拘りスカーフ。ヤドランと同じタイプではありますが、素早さに振らないで採用する理由が思いつかないので拘りスカーフが前提になってしまうのではないでしょうか。因みに、少し降らないとシャドークローを耐えません。


ギャラドス(95-125-79-60-100-81)
バシャーモのメインウエポン2つを半減、特性が威嚇で素早さ81とバシャーモ対策には向いていそうなポケモン。というか、威嚇じゃないとAS重視の振り方はできません。


○サンダー(90-90-85-125-90-100)
→拘りスカーフ。ただ、めざめるパワー飛行を打つ必要があります。先制ボルトチェンジでペースを握ることができる点は他に挙げているスカーフにはあまりないところです。


○ファイヤー(90-100-90-125-85-90)
→炎と格闘を半減。高い特攻のおかげで性格補正をかけて少し振ればエアスラッシュバシャーモを1発。バンギラスと雨とステルスロックがきついですが、羽休め+プレッシャーなど面白い部分はありますね。


カイリュー(91-134-95-199-100-80)
→炎と格闘を半減。優先度の高い神速のおかげで加速するバシャーモを上から攻撃することができます。マルチスケイルさえ残っていれば、めざめるパワー氷持ちでない限り2回攻撃を耐えることができるので強いです。ステルスロックには注意が必要ですね。


クロバット(85-90-80-70-80-130)
→拘りスカーフ推奨。ただ、スカーフ持たせてどう強いかは分かりませんし、そもそも攻撃を耐えるように振ってもブレイブバードで倒さなきゃいけないので反動で死にます。因みに、バシャーモが攻撃に性格上昇補正をかけていると1回加速されても最速クロバットが先手を取ることができます。


マリルリ(100-50-80-50-80-50)
→唯一、鉢巻先制技でバシャーモを縛ることができるポケモン。しかし、鉢巻だと水半減のポケモンで簡単に受け止められてしまいますし、ジュエルにして他の技を選べるようにしても結局色々なポケモンで止まってしまいます。チャンスはありそうなだけに工夫すれば使えるかもしれません。


スイクン(100-75-115-90-115-85)
→残念ながら防御に特化してもギリギリ耐えられるかどうかです。プレッシャーと守るの相性がよく、バシャーモ側は飛び膝蹴りを打つ必要があるので自滅も狙えますが、実際にスイクンが守るを選択するのは難しそうです。


ミロカロス(95-60-79-100-125-81)
→拘りスカーフ。素早さ81が生きて後出しからの波乗りでバシャーモを倒せるも汎用性は低いです。逆に、ミロカロス程度の耐久では2発耐えられないということがよく分かります。


ボーマンダ(95-135-80-110-80-100)
ギャラドスと同じくですが、めざめるパワー氷の前には負けます。自信過剰が解禁されましたが、威嚇でないとASやCSといった攻撃性能重視の配分はできません。


ラティアス(80-80-90-110-130-110)


ラティオス(80-90-80-130-110-110)
→拘りスカーフ推奨ですが、流星群を打った後の隙が大きくなります。普通にやるならBS振りでないと耐えることができませんが、一応バシャーモなら1発で倒せますし置き土産や電磁波などがあるので明らかに使いにくいということはないのではないでしょうか。


ガブリアス(108-130-95-80-85-102)
→拘りスカーフ。命の珠テラキオンインファイト+電光石火を耐えるついでにバシャーモの攻撃を耐えます。汎用性は高そうですが、逆鱗は耐えてくるので地震を打たざるをえないのが難点です。


カバルドン(108-112-118-68-72-47)
→物理耐久特化でランク+2飛び膝蹴りを中乱数で耐えます。耐えたら地震と砂ダメージで反撃できますが。。。オボンの実を持たせて剣の舞を積ませないような後出しにさえすれば薄い対策としては成り立つではないでしょうか。


グライオン(75-95-125-45-75-95)
→拘りスカーフ。毒々玉が発動済みであれば回復1回を挟んで2発耐えることはできますが、剣の舞を積まれると耐えません。ついでにめざめるパワー氷の対象になってしまいます。


ユクシー(75-75-130-75-130-95)
グライオンと同じ程度の耐久です。ただ、サイコキネシスバシャーモを倒せる+S146以上のユクシーを採用する理由は思いつかないですね。拘りスカーフユクシーはトリック→ステロ欠伸壁電磁波など→置き土産の流れがでいいので素早さはそこまで振らないと思います。


クレセリア(120-70-120-75-130-85)
バシャーモのランク+2フレアドライブを耐えます。反動ダメージが入ったバシャーモをタイプ一致技で倒すことができますが、日本晴れまでついていると受け切ることはできません。まあ、そこまで隙は与えたくないですね。


ブルンゲル(100-60-70-85-105-60)
→飛び膝蹴りのダメージを受けないのでフレアドライブで体力の消耗を余技なくして自己再生で粘ることができます。シャドークローがあると厳しいですが、呪われボディの発動によっては受けきれます。ブルンゲルがいる可能性を見せているだけでも相手は飛び膝蹴りを打ちにくくなります。


シャンデラ(60-55-90-145-90-80)
→特性貰い火によって、バシャーモのメイン技2つを無効にするポケモン。シャドークローがなければほぼ完封できます。地球投げが効かないので挑発でラッキーやエアームドに有利になることができて瞑想や小さくなるといった小技も持ち合わせるので、もう少し使われてもいいような気はします。見ないってことは雨が強いんですよね、きっと。


本当は拘りスカーフ持ちを交代で出しても、一度守るを挟んで加速されて抜かれることもあるので厳密に勝てるわけではありませんが、半減の実などを上手く使って対処するパターンも数多くあるのでそこは割愛します。
自分で使うと飛び膝蹴りの反動に脅えなきゃいけないのに、相手が使うと当たる前提だから威力130の技は強すぎますね。


ファイヤー、ギャラドスマリルリボーマンダシャンデラ、、、この辺りのポケモンはあまり見かけませんがポテンシャルを感じるので、何か面白いことはできないかと考えたいです。


ただ、バシャーモの技で確実に必要なものは2つだけで、その他の2つの技によっては1匹のポケモンで対策をすることができず、バシャーモに強いポケモンを複数用意したりしなくてはいけないので、上のポケモンはその他のポケモンへの有利不利を見て採用されないのが現実なんでしょうね。