第3回伝説厨オフ使用パーティ 〜ハリテシャンデラ軸トリルカイオーガ〜

2/19開催の第3回伝説厨オフに参加してきました。
これまでBWGSのオフで予選落ちを経験していませんでしたが、当日はあまり勝てるビジョンがありませんでした。しかし、実際に同じグループの方々が使っていたポケモンとの相性もあって予選を5-2の同率1位で終了。直接対決に勝っていたので予選を1位通過して、8人の決勝トーナメントで3連勝して優勝しました。かなり立ち回りが綱渡りのようになってしまい運と巡り合わせが良かったのが1番の勝因だと思います。


〜使ったパーティ〜
ハリテヤマディアルガカイオーガモロバレルパルキアシャンデラ




ハリテヤマ ゆうかん こんじょう
219-189-81-×-112-49 A.252 B.4 D.252
インファイトねこだまし、フェイント、まもる@どくどくだま


ディアルガ れいせい プレッシャー
207-×-142-221-120-85 H.252 B.12 C.244
りゅうのはどうかえんほうしゃ、みがわり、トリックルーム@こんごうだま


カイオーガ れいせい あめふらし
189-×-130-221-160-85 H.108 B.156 C.244
しおふき、ハイドロポンプ、かみなり、まもる@くろいてっきゅう


モロバレル なまいき ほうし
220-×-104-105-132-31 H.244 B.108 D.156
くさむすびヘドロばくだん、キノコのほうし、いかりのこな@オボンのみ


パルキア れいせい プレッシャー
197-×-125-200-156-94 H.252 B.36 C.92 D.124
りゅうのはどうハイドロポンプ、かみなり、トリックルーム@ハバンのみ


シャンデラ れいせい もらいび
167-×-110-216-111-76 H.252 C.252 D.4
オーバーヒート、ねっぷう、シャドーボールトリックルームきあいのタスキ


見てお分かりの通りのトリックルームパーティです。ハリテヤマシャンデラカイオーガディアルガという選出を中心に戦います。
私の勝手な印象ですが、GSのカイオーガトリパは「カイオーガを雑に動かしつつ、本物のエースをもう1匹置く」形が強いと思っていて、4世代のカビゴンはまさにこれにあたります。しかし、5世代のカイオーガトリパはワイドガードや悪戯心+日本晴れの登場により、カイオーガの支配力が4世代に比べると落ちてしまったので、それをカバーするべく後発のもう1匹だけでなく先発で選出するようなポケモンにも決定力を持たせる方向でパーティを作成するのがよさそうです。


ハリテヤマ+シャンデラの先発の組み合わせに関しては有名です。
猫騙しの優先度が上がって、この指止まれ+トリックルームによる安全な展開が難しくなってしまったので、トリックルーム要員は猫騙しを受けないことが望ましいです。シャンデラは気合の襷を持たせれば連続技などを除いて集中攻撃をされない限りトリックルームを発動することができるので、隣に猫騙しを使えるポケモンを置けばトリックルームの発動率はかなり高くなります。猫騙しを使えるポケモンの中でもハリテヤマは火力がかなり高く、カイオーガを使う上で邪魔になってくるルンパッパナットレイモロバレルに対する性能が高い(ハリテヤマは毒々玉なのでキノコの胞子を受けないだけですが)ので非常に優秀な組み合わせです。
しかし、見せ合いの段階でトリックルームパーティであることが判別できるので、初手にカイオーガを誘いやすくトリックルーム発動までに大きな損害を負ってしまいます。拘り眼鏡型だった場合はHDベースのディアルガでさえHPが半分以上削れてしまうほどで、BWになって登場した水のジュエルを使えば、大きな損害を与えた後に守るで逃げ切る立ち回りもできるので、とても厄介です。そのため、水技に強いトリックルーム発動の組み合わせを用意したいと考えて、パルキアモロバレルを採用しました。
とはいえ、トゲキッス+カイオーガの組み合わせはやはり厳しく、これに対応するためにハリテヤマコジョンドに変更することも考えていました。しかし、コジョンドにも不安要素は多数あり、コジョンドで勝てないくらいならハリテヤマを使った方がマシだろうと考えて、この6匹で臨むことにしました。


>ハリテヤマ(選出:先発10+後発0=10)
トリックルーム補助要員兼アタッカーです。
必須となっている技は猫騙しのみです。格闘技は「けたぐりを使うとワイドガードがない情報を与えてしまう」「根性けたぐりはルンパッパなどの軽いポケモンが耐える可能性がある」ことからインファイトを選択しました。残りはワイドガードや守るの対策としてフェイントを入れて、最後は守るにしました。守るはカイオーガルンパッパの先発を想定しており、ハリテヤマがルンパッパの猫騙し+カイオーガ攻撃で倒されてしまうとトリックルームを使っても勝つのが難しいため、猫騙し読みで守る+トリックルームと動くことで対策します。どの技も強力でしたが、思っていたよりもグラードンクレセリアが厳しかったのでトリックルーム返しからの地震を防げるワイドガードを採用するのも良かったかもしれません。
努力値配分は、AD全振り。H175B111カイオーガが根性インファイトで下2つの乱数を除いて倒せる火力なので攻撃は手を抜けません。特防に振ったのはカイオーガルンパッパ相手でカイオーガが黒い鉄球だったときに初手で守るをしてトリックルームを決めても2ターン目に先手の潮吹きを受けてしまうので耐える必要があるからです。
持ち物は状態異常対策でもあり火力増強にも繋がる毒々玉です。居座る時間はそう長くないので火炎玉よりはいいのではないでしょうか。
因みに、なぜ見切りではなく守るだったかというと見切りを使ったときに遺伝技の関係で同時遺伝不可能なものを相手に想定させてしまうからでしたが、同時遺伝できなさそうな技にもたいした技はないので守る封印に備えて見切りの方がいいかもしれません。


>シャンデラ(選出:先発9+後発0=9)
メインのトリックルーム要員です。特に不都合がなければ先発で出します。
技はトリックルームのみが確定です。ハリテヤマで相手にできないギラティナクレセリアの打点にもなるシャドーボールと便利な範囲攻撃の熱風とフェイントと合わせて晴れグラードンを倒すためにオーバーヒートを入れました。オーバーヒートは雨状態でも特殊耐久に特化したナットレイを倒せるので優秀です。他に入れてみたいと思ったのはホウオウピンポイントのめざめるパワー岩とエナジーボールくらいでしょうか。
持ち物を気合の襷にしたので努力値配分は、HC全振りです。事前のダメージ計算で最低乱数ばかり想定していたのでちょっと火力が不安でしたが、思っていたより強かったです。


>カイオーガ(選出:先発0+後発8=8)
トリックルームを決めてからのアタッカー。対策されるのは当たり前だとは思いましたが、弱いポケモンには圧倒的に強い点からやはり採用しない方針はなかったかと思います。
メイン技になるしおふきと相手のカイオーガパルキアに強い雷と守るは必須。最後は冷凍ビームかハイドロポンプかですが、雨状態にしてしまうとディアルガシャンデラではメタグロスを早急に処理できない点やハリテヤマに岩雪崩がないこととバンギラスが重ためなことも考えてハイドロポンプを選択しました。
努力値配分は、特攻を高くしてから物理耐久が高くなるように防御寄りの配分をしました。A160ナットレイパワーウィップを上から4つ除いて耐えるようになっているので、無振りカイオーガを2発で倒すような物理攻撃を2発耐えることは可能になっています。あまり特殊耐久を落としすぎるとディアルガの眼鏡流星群などで簡単に倒れてしまうのでHPにも振っています。
持ち物は黒い鉄球です。仮にトリックにあっても問題ないようにギプス系は選びません。なんだかんだ言ってもS85はあまり遅くないので素早さを下げる持ち物でないと扱いにくい気がします。


>ディアルガ(選出:先発0+後発10=10)
後発のアタッカーであり、あわよくば2回目のトリックルームを狙う役割です。
技は命中とPPに安定感のある一致技の竜の波動とトリックルームが必須。ユキノオーメタグロスを攻撃する火炎放射を入れて後発でもナットレイを見れるようにします。最後はダメージを稼げないのに補助技を使ってディアルガに不利にならないようにする草ポケモンの対策を中心とした身代わりを入れます。トリックルームが切れるターンに守るを誘発しやすいのでそこで決めることでアドバンテージを狙いにいけます。
努力値配分はHCベースです。A177コジョンドのけたぐりを耐えること、一度身代わりを使った後のHPでA222グラードンの75%地震やC222カイオーガのジュエル雨しおふきを耐えることを確認しましたが、それだけを満たすのであればH206,B142,C222という配分にすると特攻が最大まで上げられることが分かったのでその方が良かったです。
持ち物は龍の波動の火力を引き上げるために1.2倍アイテムを持たせますが、竜の牙やプレートはラティオスにトリックをされると活用されてしまうので金剛玉を持たせました。


>パルキア(選出:先発1+後発1=2)
シャンデラが出しにくいときの先発トリックルーム要員です。カイオーガが刺さっていないようなら後発アタッカーとして出してディアルガの負担を軽くすることもさせます。
必須となる技はトリックルーム。その他の攻撃技ですが、主にトゲキッスカイオーガバンギラスドリュウズに対して出していくことが多くなると思ったので雷とハイドロポンプを採用しましたが、ドリュウズハイドロポンプを打たないといけないのはやはり不安です。火炎放射を入れてもよかったかもしれませんが、トゲキッスカイオーガに遭遇しなかったので雷に関してはまだよく分かりません。ドラゴン技を竜の波動にしたのは亜空切断のPPの少なさが好きじゃないからです。
努力値配分は、C222ディアルガの拘り眼鏡流星群をハバンの実で最大乱数以外で1発耐えるような特殊耐久に設定してから、物理耐久をA222グラードンの手助けジュエル75%地震を最大乱数以外で耐えるように設定して、残りを特攻に振りました。
ハバンの実を持たせたのは先発で出したときに流星群で倒されるのはいただけないからですが、オボンの実や白玉はとても強いと思っていたのでぜひそちらも持たせてみたかったですね。
シャンデラで十分な場面が多かったので結局選出回数自体は伸びませんでしたが、補完のポケモンなのでこんなものではないでしょうか。


>モロバレル(選出:先発0+後発1=1)
猫騙しを使えるポケモンだけでなく怒りの粉を使えるポケモンを見せておかないとこちらの先発が読まれやすいのでやはり必要になります。
採用理由である怒りの粉、バンギラスを殴るための草結び、ルンパッパユキノオーを攻撃するためのヘドロ爆弾、モロバレル自身が暇にならないようにキノコの胞子、で全て必要だったので埋まってしまいました。守るは先発で出しやすくするための手段なので欲しかった技ですが断念。
努力値配分は、HPを偶数にして怒りの前歯を受けてオボンの実が発動するようにして、C202カイオーガのジュエル雨潮吹きを受けたときに最低乱数以外でオボンの実が発動するように設定。残りは防御に回してvsグラードンに備えました。オボンの回復量は大きくなっていますが、厳密な計算まではしていないのでこれが最適なのかどうかに関しては調べておりません。
持ち物のオボンの実ですが、カイオーガの雨ジュエル潮吹き+トゲキッスエアスラッシュで倒されてしまうのを防ぐのが1番の理由ですが、単純に発動機会が多くなるのでこれがいいのではないでしょうか。他に候補を挙げるなら黒いヘドロになりますが、回復が間に合わないと感じています。
余談ですが、モロバレルは後発で出すのが強いと思っています。先発で出してトリックルームの補助をする際に消耗しますが、トリックルーム下では相手を眠らせることしかできず削る能力は高くないため、トリックルームが切れるころには態勢を立て直されることも考えられます。後発で出せば体力に余裕がある状態で相手を眠らせて、2回目のトリックルームを怒りの粉でサポートする動きができるので、そういう動きができる方が強いと思っています。