BWGSのネタ。
ヤミカラス イカサマ、にほんばれ、いやなおと、まもる@しんかのきせき
ミュウツー サイコブレイク、だいもんじ、けたぐり、まもる@いのちのたま
ユキノオー ふぶき、くさむすび、やどりぎのタネ、まもる@くさのジュエル
ディアルガ りゅうのはどう、かみなり、だいちのちから、トリックルーム@ヨプのみ
第3回伝説厨でも多かった(?)ヤミカラスを使ったパーティ。私自身はあまり使いたくない技なのですが悪戯心の嫌な音が強力なのでミュウツーと組ませて考えるところから始めました。とりあえず、ミュウツーに飛んでくるであろうシャドーダイブと潮吹きに交代で出せそうなポケモンを考えたのですが、基本的に眼鏡やジュエルのカイオーガは厳しかったので、水技はヤミカラスで誤魔化すことにしてシャドーダイブを受けられるポケモンを考えました。バンギラスグラードンなども候補に挙がりましたが、耐性の多いディアルガを選びました。最後の1匹はグラードンとカイオーガが厳しそうだったので素直にユキノオーを選びました。
ヤミカラスの技構成ですが、滅びの歌や先送りは入れることができませんでした。仕方がないので、これらは勝手に警戒してもらうだけにします。コンセプトとしてしまったので嫌な音は必須。イカサマは入っていない構成をよく見かけるのですが、ミュウツーが苦手なギラティナやクレセリアにダメージを入れることができますし、ミュウツーの性質上襷を持ったポケモンが面倒であったり嫌な音とのシナジーもあるのでかなり強力だと思います。また、日本晴れはミュウツーやディアルガを水技から守るために必要になってきます。これで技が3つ埋まってしまいましたが、この初手が猫騙し+何かという形だけで読みはずすとどちらかから崩れてしまいやすいので守るを入れます。持ち物は潮吹きを日本晴れで受けた後にもHPが残るようにとりあえず進化の輝石としましたが、ダメージ計算を全くしていないので素早さに振ることなども考えたら気合の襷という選択肢もあります。
ミュウツーはサイコブレイクを防御で判定するので、嫌な音+サイコブレイクがとても強力です。どれくらい強力かというと、C200でB160グラードンに対して最低でも180近いダメージを出すことができます。しかし、そのサイコブレイクを受けにくる筆頭の鋼タイプや悪タイプを1発で沈めることができません。そこで嫌な音を利用することにしてけたぐりを打ちます。A120ちょっとの嫌な音+けたぐりでディアルガやバンギラス@ヨプを倒すことができるので臆病でも少し攻撃を上げるだけで済みます。最後の枠は最終的にメタグロスを攻撃できる技が欲しかったので大文字を選びました。メタグロスなら日本晴れorイカサマ+火炎放射でも倒せるのでそちらでもいいかもしれません。配分は臆病CSで特攻を少しだけ攻撃に回すイメージです。マニューラが苦手なパーティなので臆病で使うことを推奨します。
ディアルガは弱点が地面と格闘の2つだけなのでミュウツーとの相性は良く比較的交代で出しやすいです。ヤミカラスの技とシナジーできるものはないですが、補完役として採用しました。因みに、私が補完でディアルガを使うことはかなり稀です(多分ミュウツーを使う回数が圧倒的に少ないのが理由だと思います)。技はメインとなる竜の波動、大地の力、トリックルーム、雷の4つを選びました。大地の力はバンギラスとメタグロスの打点(ここで火炎放射波動弾という採用をするとホウオウが重たくなります)、ミュウツーしか素で速いポケモンがパーティにいないのでそれを意識したトリックルーム、ホウオウとカイオーガの打点になる雷です。雷と10万ボルトはどちらがいいのか分かりませんが、単体で突破するなら麻痺を引いた方がよさそうだということとカイオーガとのタイマンになったときに10万ボルトじゃ威力が不足すると思ったので雷にしています。持ち物はオボンの実の方が発動機会も多くなりタイプ不一致のポケモンの攻撃を2発耐える意味では良さそうですが、格闘+ミュウツーが逃げなきゃいけない相手の組み合わせでディアルガ@オボンだとミュウツーに飛んでくる攻撃を低ダメージで抑えても次のターンに格闘に縛られてしまうのでそれを防ぐためにヨプの実にしました。これも細かい配分は考えていませんが、適度に特殊耐久を確保して残りは特攻に全て振るのが良いかと思います。
最後はユキノオー。ヤミカラスが機能しないときにカイオーガが来ると壊滅する点とグラードンクレセリアの組み合わせに有利なポケモンがいないことから採用しました。技は比較的普通です。嫌な音+氷の礫という強力先制技もありますが、全体的にクレセリアが苦手なので宿り木の種を入れました。氷の礫で1番意識してるのはマニューラなので数を見てクレセリアを厚くするべきかと。ただ、配分はHCベースになると思うので宿り木の回復量と耐久が他のポケモンを相手にしたときに生きやすいか分からないので再考の余地はあります。ディアルガに守るを入れられなかったのでグラードンを早急に処理するべく持ち物を草のジュエルとしています。重たいポケモンが多く草結び自体使う機会はかなり多くなると思うので持ち物が腐ることはあまりないのではないでしょうか。
催眠対策は切っています。拘りスカーフを持ったドーブルに対してはヤミカラスの悪戯心挑発からミュウツーに攻撃させる隙を作ってしまうことを嫌わせてダークホールを打たないように祈るしかありません。また、個々の火力が非常に高い構築であれば避けるなり起きて攻撃するなりで最低限の対策ができるのですが、この構築ではやや厳しいです。
ヤミカラスに関しては初めて考えましたが、やりたいことをさせるには技スペースが足りないというのはやはり予想通りでした。悪戯心の怖さがあまり生きない形にはなっていますが、嫌な音イカサマで単体でも戦えることと残り3匹がヤミカラスとシナジーしなくても問題ないという点ではそこそこ戦える構築なのではないでしょうか。計算はしていないですが、もしこれを私が使うのであればヤミカラスの持ち物は広角レンズも候補だと思います((