第6回伝説厨オフ使用パーティ 眼鏡パルキア+夢ルギア パーティ

7/29開催の第6回伝説厨オフに参加してきました。
BW2が発売してから5世代GSルールをやるのは初めてでした。


今回は3リーグで各リーグの3位までが予選抜け。ただし、8人のトーナメントにしたいので、予選3位抜けのうち2人が8人トーナメントの前に対戦して勝った方がベスト8という形式でした。
結果は、レシラムリーグで予選5-2の同率2位で直接対決に負けていたので予選3位。更には対戦消化中にあみだくじが行われていたらしく、それによりレシラムリーグの3位は8人トーナメントの前に他リーグの予選3位の人と対戦することになり、そこで負けてしまったのでベスト9という特殊な成績が残る形になりました。
野球みたいでかっこいいですよね((


本意ではないのですが、今回のパーティ記事は今まで意図を持って書いていた形式を崩して書いてみることにしました。
なので、見やすくなっていたり見応えがなくなっていたりと以前から見てくださってる方には印象が変わってしまうかと思いますがご了承ください。
この形式を私が好きじゃないので、おそらく特に強い要望がなければ私の需要のために元の形式に戻ります((


〜パーティ〜
ルギア エアロブラスト、大地の力、瞑想、羽休め@食べ残し
バンギラス 岩雪崩、噛み砕く、けたぐり、守る@ヨプの実
グラードン 地震、岩雪崩、電磁波、守る@ラムの実
クレセリア 冷凍ビーム、草結び、瞑想、眠る@カゴの実
カポエラー けたぐり、マッハパンチ猫騙し、ワイドガード@オボンの実
パルキア 流星群、竜の波動、ハイドロポンプ、波動弾@拘り眼鏡



BW2発売後おそらく初めてのGSルールの対戦会です。少し前に振り返ったことがあるように新しい教え技と夢特性とフォルムチェンジがBWの時期からの大きな変更点となっています。
ディアルガ+グラードンの組み合わせが強力なのが分かりましたが、この組み合わせを使用するとミラーマッチが非常に面倒なことが分かります。そこで今回はディアルガ+グラードンに先手が取れるパルキアディアルガ+グラードンの並びに強くパルキアのミラーにも強くなれるルギアを使って構築を始めたいと思います。
私はハバンの実やオボンの実を持たせてパルキアを補完として採用することが多く、このブログでも何度か「パルキアは対応範囲が広すぎるから主軸で組むとどこを補完するか分かりにくいので、たいていうまくいかない」と書いています。しかし、今回のパルキアは拘り眼鏡を持たせた主軸です。タイマンでディアルガに打ち勝つためにはこのアイテムが必須になります。
攻撃の主軸のパルキアに守るがない以上、ルギアを交代で出すケースは多くなります。なので、ルギアは夢特性のマルチスケイルとして交代で出す際の負担を減らすことにします。プレッシャーでないルギアが居座ってもあまり脅威を発揮しないので、今回は瞑想を持たせて決定力を補うことにしました。


さて、この2匹が伝説枠のポケモンなので補完できる一般枠のポケモンを探す必要があります。今回はカポエラーバンギラスを選びました。
カポエラーは特性の威嚇が優秀でルギアがダメージを受けやすいバンギラスギラティナパルキアがタイマンで勝てないコジョンドテラキオンの攻撃性能を落とすことで行動回数を増やすことができます。
バンギラスカポエラーパルキアではミュウツーユキノオー+吹雪持ち伝説枠の組み合わせに対抗しやすいポケモンとして採用しました。グラードンには弱めではありますが、周りのポケモングラードンに強くカポエラーの威嚇も含めれば戦いやすい状況を作れるのではないかと思います。


残り2匹の枠にはカイオーガに対する耐性をつけられるポケモンメタグロスに対して隙を見せにくいポケモンと状態異常にある程度耐性のあるポケモンを入れたいです。まず、ここで選んだポケモングラードンです。等倍以上で水技を通してしまうポケモンが多いので水技の火力を下げて対応したいことが理由です。お手軽な対策であるルンパッパはトゲキッスウルガモスと組み合わせている場合に対応ができないのでやめました。今回は特殊耐久が高いポケモンが多いので天候を晴れにすることで居座らせて戦う方が良いと判断しました。
最後の1匹はグラードンパルキアと伝説枠を選出した場合にルギアの代わりにパルキアから交代で出せるポケモンを入れたかったのでクレセリアを採用することにしました。


では、ここから個別解説に移ります。


パルキア おくびょう プレッシャー
166-×-120-202-140-167 H.4 C.252 S.252
りゅうせいぐんりゅうのはどうハイドロポンプはどうだん@こだわりメガネ
・流星群でH207D120ディアルガを1発(13/16)
・竜の波動でH226D141ギラティナをで1発(13/16)
(・C194晴れハイドロポンプでH175D111グラードン1発)
・素早さは最速
・残り4はC222カイオーガの雷を2発耐える可能性が高くなるようにHP


攻撃の主軸。ディアルガグラードンキュレムカイオーガなどよりも速い素早さを誇るポケモンで、上から縛られることが少ないので拘り眼鏡はアドバンテージを稼ぎやすいのではないかと思います。特性はグラードンと並んで地震を打つ以外はテレパシーが生きることがなく、カイオーガキュレムの素早さを判断できる方がメリットは大きいと思いプレッシャーで使いました。
技構成は、メインウエポンの流星群と竜の波動、ホウオウやバンギラスを一撃で倒すためのハイドロポンプ。最後はナットレイを攻撃できる技がいいのですが炎技で拘ると取り巻きにいる可能性の高いポケモンには攻撃が一貫しにくいので波動弾を選びました。亜空切断だとプレッシャーのポケモンにたったの4回しか打つことができないので拘りで打つリスクは高いと思います。竜の波動では無振りのギラティナを下3つの乱数落とせませんが、私が参加してる4回分のオフだけでも「パルキアの亜空切断がはずれたから負けた」試合を2回は見ているのであまり信用していません(当日も見たような・・・)。
カポエラーの威嚇が地味に重要でコジョンドテラキオンの格闘技を2発耐えるようになります。


○ルギア おくびょう マルチスケイル
208-×-150-116-174-178 H.212 C.44 S.252
エアロブラスト、だいちのちから、めいそう、はねやすめ@たべのこし
・C222キュレムの命の珠75%吹雪+霰ダメージ耐え(14/16)
・素早さは最速
(・C115エアロブラスト+天候ダメージでH152D92ゴウカザルを1発)
(・C222ディアルガのプレート竜の波動+A222グラードンの黒い鉄球投げつけるをマルチスケイル状態から残飯1回込み耐え)


防御の主軸。主に後発から出すことを想定していて、特性のマルチスケイルがあればディアルガの拘り眼鏡で受けるダメージをHPの半分以下に抑えることができます。
技構成は、羽休めと先述している瞑想が確定。残り2枠にできれば守るも欲しいのですが、瞑想を使ったあとの攻撃範囲を取りたいので相性の良いエアロブラストと大地の力で決まりました。守りたい場面は出てきますが、それまでに瞑想をすることやカポエラーの技でカバーをしていきたいです。
実際は思った以上にクレセリアが刺さってることが多く同時選出した場合もクレセリアが居座ってルギアとグラードンで相手のドラゴンとカイオーガにあわせて交代で回すような使い方が多く瞑想が良かったのかマルチスケイルが良かったのか怪しいところはありますが、ルギアで居座ることはそこまでなかったのでマルチスケイルがあるときの後出しのしやすさは抜群だったと思います。
HPが16の倍数に近いからといってHPをそこまで上げるのは配分に余裕があるときだけできるものだと思いますが、ルギアは明確な指標がなかったこととマルチスケイル復活のためには回復量は重要だと思ったのでHPを16の倍数まで上げる形としました。


カポエラー しんちょう いかく
156-129-115-×-165-90 H.244 A.108 D.156
けたぐり、マッハパンチねこだましワイドガード@オボンのみ
・C222ディアルガのプレート竜の波動をオボン込み2発耐え
・A222グラードンの75%地震をオボン込み2発耐え
(・H155D162でC222カイオーガの雨75%潮吹き耐え)
(・H157D158でC202レックウザの命の珠流星群耐え)
猫騙し+マッハパンチでH143B55ドーブルを1発ずつ


技構成は、メインウエポンのけたぐり、眼鏡を持ったパルキアとも瞑想を持ったルギアとも相性の良い猫騙し、守るのない伝説枠を範囲攻撃から守ることができるワイドガードは必須級。最後の1枠はマッハパンチにしました。この技は非常に便利でカポエラーが火力と素早さが足りていない部分を補うことができます。
この配分のけたぐり(威力120)+マッハパンチがA172のけたぐり(威力120)と同程度になるので、ホワイトキュレムや無振りディアルガを1発ずつ合わせて倒すことができます。マッハパンチの代わりに入れた技の方が汎用性が高くはなるのかもしれませんが、カポエラーは有利な相手に選出していけばいいと思っていたので格闘として扱うために切ることができませんでした。


バンギラス いじっぱり すなおこし
207-182-139-×-130-84 H.252 A.92 B.68 D.76 S.20
いわなだれかみくだく、けたぐり、まもる@ヨプのみ
・A181テラキオンインファイトをヨプの実込み耐え(15/16)
(・H207B138でA177コジョンドのけたぐりをヨプの実込み耐え)
・噛み砕く+天候ダメージ×2でH181B110ミュウツー1発
・素早さは最遅90族-1
・残りは特防


一般枠トップクラスのタイマン性能を誇るポケモングラードンディアルガが強くなったことでユキノオーキュレムがかなり強くなると思っていたので後出ししやすいポケモンとして採用しました。また、パーティで苦手なシャドーダイブギラティナの対策にもなります。
技構成は、ホウオウに打つ岩雪崩、ミュウツーに打つ噛み砕く、ディアルガに打つけたぐり、守る、の4つ定番の構成です。配分も特に珍しいものではありません。欲を言えば、もう少しだけ特殊耐久が欲しかったです。
持ち物は不意の波動弾や格闘+何かの組み合わせにも立ち向かえるようにヨプの実。


グラードン しんちょう ひでり
207-171-160-×-156-110 H.252 A.4 D.252
じしん、いわなだれ、でんじは、まもる@ラムのみ
・C222カイオーガの晴れ75%潮吹きを2発耐え(255/256)
(・H206D151でC222ディアルガの拘り眼鏡流星群耐え)
・残り4はモロバレルへのダメージを見てこうげき


普通の思考では、かなり異彩を放っている構成の補完型グラードン。拘り眼鏡流星群を耐えるのでカゴの実を持ったクレセリアとあわせて相手のドーブルディアルガにとても強く、カイオーガに対して積極的に後出ししていくポケモンになります。
技構成はメインウエポンの地震と時間稼ぎの守る。ホウオウを倒す技として1発では倒せませんが岩雪崩を採用。最後の一つは汎用性の高い電磁波にしました。
持ち物は食べ残しもオボンの実もなくラムの実を持たせましたが、状態異常に弱めな構築であり、ホウオウを処理するためにも聖なる炎への保険は必要だったので適切なアイテムだったと思います。


クレセリア おだやか ふゆう
223-×-162-96-178-108 H.220 B.172 C.4 D.92 S.20
れいとうビームくさむすび、めいそう、ねむる@カゴのみ
・A189ギラティナの白金球シャドーダイブ耐え(15/16)
・素早さはランク-1の95族抜き
・残りはC222カイオーガの75%潮吹きをランク±0とランク+1時に1発ずつ耐える可能性を高めるために特防


グラードンを出す際にルギアの代わりにドラゴン+カイオーガorグラードンの相手をすることになるポケモングラードンとの組み合わせもありあまり意識がされていないので瞑想クレセリアはかなり刺さるのではないかと思って使用しました。
カイオーガグラードンの相手をするのでメイン技は草結び。瞑想と回復手段の眠るを入れて、最後の1枠はワタッコランドロスなど厄介な相手を見るために冷凍ビームを採用しました。


-選出回数(全8試合)-
ルギア:6 (先発1+後発5)
バンギラス:6 (先発2+後発4)
グラードン:4 (先発2+後発2)
クレセリア:5 (先発4+後発1)
パルキア:6 (先発5+後発1)
カポエラー:5 (先発2+後発3)


4匹+補完を重視して組んだ構築ではなかったので、万遍なく選出がされていると思います。


色々書きましたが、実は「BW2になってルギアが強そうだけど、マルチスケイルが強いのか見てみたい」というのが構築の一番最初だったりします。勝った5試合のうち4試合は瞑想クレセリアで相手を詰ませていますが、マルチスケイルのルギアの出し入れはかなり便利だったので別の構築でも瞑想を抜いて守るを入れながら特攻に大きく努力値を割いても良いかなという気はしました。
瞑想するポケモンがいるので絶対零度を覚えたスイクンフリーザー、火力の高い物理攻撃を使うホウオウメタグロス辺りはやや厳しい構築にはなっています。しかし、負けた3試合に関しても運要素が大きく絡んだものが多くそれを除けば勝ち筋に辿り着ける立ち回りができていたので、そこそこ戦える構築にはなっていると思います。