2012夏ドラマ 感想

2012夏ドラマの感想。
更新頻度を落としてみたらポケモン関連の記事だけで十分間に合ってしまったので、ドラマを観始めたときの感想記事を書きませんでした。とりあえず、観ていたものは以下の3つ。一番下はドラマではないですが、連続した作品を視聴していたということで一応。


トッカン 特別国税徴収官
リッチマン、プアウーマン
sola




>「トッカン 特別国税徴収官
税金を滞納している国民から税を徴収する徴収官の中でも悪質な事案を取り扱う特別国税徴収官、新人の主人公の成長を描く物語。どういう話を描くのか想像があまりつかなかった中、主演の井上真央の眼鏡が斬新だと思ってとりあえず視聴してみることに。一応、補足しておくと井上真央も眼鏡もどちらかと言えばそれほど好きではない方なので、その2つが掛け合わさって良く見えたというのが斬新だったわけです((
ストーリーは面白かったと思います。税金を滞納している人の中にはやはり理由があってそのようにしている人もいるわけで滞納されている分の徴収は強制的に行うものばかりだと思っていましたが、実際はそうではなくどういう理由があるかなど調べていく辺りは推理小説のような要素だと言えます。また、話が暗くなりすぎないようにするためか適度にコミカルな場面が見受けられたのも良かったと思います。ただ、シーンの移り変わりに少し違和感がある部分が多かったりはしました。あとは主人公の成長が見どころではあるのでしょうが、主人公が頑張っている感じを演出しすぎたような印象は受けました。
出演している方々は隅々まで演技ができる方が多かったような気がします。逆に、最近のドラマで見られるような派手さはあまりないようです。
期待度に比べたら面白い作品でしたが、話題性がないと関心を持ってもらえず視聴率は取れないのではないかと想像したら難しい業界だなと思います。


>「リッチマン、プアウーマン
IT企業の社長と東京大学に在学するも内定を貰えていない4年生の女子学生が偶然(?)にも出会ってそれぞれの変化を描いていくようなラブストーリー。「そうなんです、ラブストーリーなんです」・・・って言いたくなるような物語でした。タイトルと設定だけを見ていればビジネス系のお話だと想像するのでしょうが、そちらはメインの筋ではありません。
新しいモノを創造することが求められているような世の中でNEXT INNOVATIONという企業の命名は良かったですね。しかし、製作側が新しいモノを創造する想像をできなかったのか伝統あつ月曜9時のドラマ枠だったからなのか序盤はビジネス系路線でしたが、途中から恋愛路線のストーリーへと変化していきます。その序盤からなんとなく高評価な人が多かった気がするのですが、特に可もなく不可もなくという印象でした。
内定が貰えないという現実的な雰囲気を醸しながら夢のような成功を描いて失望させるようなこともなく恋愛要素を多分に(そもそも後付ではなくこちらがメインコンセプトなのでしょうが)含めて現実を回避するような演出に小栗旬石原さとみを起用したことを見ると若い層へのアピールをかなり狙っていたのではないかなと思います。
井浦新という俳優はこの作品で初めて知ったのですが、急な抜擢だったなと思います。相武沙季の役はそこまで重要ではない気がしてちょっと名前を使ってPRを推したのかなという感じは受けました。石原さとみの役は能力はあったものの視聴者の共感を得やすいようになのかキャラクターが幼すぎたような気がします。
ヒロインは名前を偽って企業に参加していましたが、まだ都会に出てきていない頃に一度母親を探しにきたという日向徹と会っていて、それを知っていて母親の名前を使って日向に会いに行ったのだから再会は偶然ではないですよね。こういう話が想定されていたということはやはりこのドラマは恋愛モノとして観るべきなのかと思いました。なので、最後に空港で気持ちを伝えるようなシーンをしっかり演出していたのは良かったです。



>「sola
東京MXで再放送していた2007年のアニメ。普段アニメをあまり観ないのですが、今まで観たアニメでトップレベルに面白いと思っているので視聴することにしました。
顎は尖っているけどキャクターの画が綺麗なのが好き、空とか背景も綺麗なのが好き、水樹奈々に曲を提供することもあるElemental Gardernの音楽が好き、実はファンタジーだったりして忘れた記憶がどうこう言ってるのが好き、主要キャラが少ないのも好き、・・・という具合に私の好みに非常にマッチしていてもっとこうあって欲しかったなという部分が見つからないのです。
そもそもこのアニメに出会ったのは友人からオススメされたからなのですが、主題歌の「Colorless wind」はその前から知っていました。音源を渡されてアニソンを聴き始めた頃に「(一回しか聴いてないけど)とりあえずこれは良かったと思う曲」が3曲あって、その1曲だったのもまた何かの縁かもしれません。
最終話の前の週にBlue-Ray BOXが発売されるということもあり、買うべきか確認するために再放送を視聴することにしたわけですが、まあ買ってしまいましたね((
番外編(?)の「アケルソラヘ」「ベツルート」の2話は放映されないので初回盤のBDを購入できて良かったです。


GTO」のリメイクもありましたが、反町隆史が主演を務めていたころに比べるとテレビ放映の規制があるせいなのか原作にもあるような過激な表現はなるべく避けられているような気がしました。
あとは出演している人を見ていると、作品として放送しているというよりも若い俳優を一度に多く起用できて演技ができるかなどを見極める場になっているようにも感じて観ていてもなんとも思わなかったので、序盤の2回と本田翼がメインとなっている2回を視聴しただけに終わりました。


因みに、来期はおそらく4本ほど視聴する予定です。