44パーティ案 ブラックキュレム軸

11/4開催の第8回伝説厨オフを見学した際に使った見せ合いなし44のBWGS構築です。
使用感が正しいか分からず個体も流用したくらいなので、まだ草案レベルに近いと思います((


ドクロッグ いじっぱり かんそうはだ
159-165-86-×-100-130 H.4 A.188 B.4 D.116 S.196
けたぐり、ふいうち、ねこだまし、まもる@かくとうジュエル


○Bキュレム ようき テラボルテージ
201-200-142-×-111-161 H.4 A.76 B.172 D.4 S.252
げきりん、ドラゴンクロー、クロスサンダーいわなだれ@こだわりハチマキ


カイオーガ ひかえめ あめふらし
201-×-113-209-161-126 H.204 B.20 C.156 D.4 S.124
しおふき、ハイドロポンプ、かみなり、まもる@オボンのみ


クレセリア おだやか ふゆう
226-×-142-95-200-105 H.244 B.12 D.252
サイコキネシス、でんじは、トリックルーム、てだすけ@ゴツゴツメット



ブラックキュレムを育成するために考察もしたので、試験的に形にしてみたパーティ。
ブラックキュレムの特徴としてはカイオーガに強いことがありましたが、何度も攻撃を耐える耐久はないので隣にもある程度カイオーガ耐性のあるポケモン(少なくともルンパッパの猫騙しと合わせて潮吹きで倒れてしまうようなポケモンは採用できない)が求められます。また、ディアルガバンギラス相手に苦戦しやすい点とメタグロスパルキアに対してもある程度戦えるポケモンでないとならないので、おおよその条件を満たしているドクロッグをここでは採用。
後発にはカイオーガを置きます。雨を降らせることでドクロッグの乾燥肌を発動させて長生きさせることができるようになりますし、メタグロスと対面したときに交代での出しやすさに安定感があります。最後のポケモンは地面技を避けるために浮いているポケモンが欲しくパルキアコジョンドに対してもそこそこ弱くならないという点でクレセリアを置くことにしました。


2戦しかできませんでしたが、2戦とも相手にブラックキュレムが得意としているカイオーガやホウオウはおらず。それでも運勝ち含めて2勝できたので形としてはそれっぽいかと思います・・・。


>ドクロッグ
ルンパッパ+カイオーガの並びに対して猫騙し+潮吹きだけで倒れてしまうポケモンだと、キュレムが逆鱗を打ってもどちらかしか倒せず後ろからキュレムに有利なポケモンを呼びつつこちらの後発からもカイオーガとルンパッパのどちらかにも有利なポケモンを出さなくてはいけません。また、守るを使ってもキュレム側に猫騙しが飛んだときにはキュレムがそのまま2発で倒れてしまう可能性もあるため安定せず、ここの枠は潮吹きにある程度の耐性が求められるようになります。また、キュレムが苦手なディアルガバンギラスパルキアメタグロスとすべて等倍で攻撃を通すことができる格闘タイプが優秀に感じており、どちらの条件も一応満たせるドクロッグを採用しました。4世代を通じて初めて使ったポケモンでした。
技構成は、メイン攻撃技であるけたぐり、初手でまずい対面になっても取り返すために便利な猫騙し、先制技の不意打ちとドクロッグが身を守るための守るで確定。他に欲しかった技と言えばルンパッパへの毒突きが挙がりますが、他の技の優先度が圧倒的に高いので入れる余地はありませんでした。
努力値の配分はまず攻撃面を優先して、ジュエルけたぐり+けたぐりでHP振りメタグロスを倒せるような攻撃を確保。ディアルガやヨプの実を持ったバンギラスも当然一撃で、ジュエルけたぐりと不意打ちを合わせてややHPに振ったパルキアなどを倒せるように意識しています。ディアルガに先手を取られたくないので残りはできる限り素早さに回したいのですが、耐久にも努力値を振っておかないと攻撃を耐えることができないのでC202パルキアの大地の力やC202カイオーガの拘り眼鏡雷耐えを意識しながら耐久に配分。HPを161くらいに設定すればA182メタグロスのコメットパンチ+バレットパンチを乾燥肌の回復2回込みで耐えるようになったりもしますが、特殊耐久の乱数が落ちる上に素早さも落とさなければならないので断念。
持ち物は格闘ジュエル。ディアルガバンギラスを一撃で倒すためには強化アイテムが必須ですが、ドクロッグへのウエイトが重めな構築だと思うので体力を消耗してしまうのはまずいと思い命の珠は使えず。また、プレートではディアルガを確定で倒すことができず、不意打ちと合わせての攻撃範囲に汎用性が高い格闘ジュエルが最も優れているように感じました。
因みに、個人的にドクロッグをあまり使わなかった理由としては対グラードンクレセリアにたいして一方的に不利になってしまうということが挙げられますが、実際に使ってやはりもう一つ懸念だった要素としてクレセリアメタグロスエスパー技を持っているとも限らなかったりディアルガドクロッグより速かったり大地の力を覚えていたり・・・相手の型次第で有利不利が大きく変わってしまうところがあるからで、それをケアするのは難しく相手の型をある程度断定して動かなければいけなくなり、その予想がはずれてドクロッグを失ったときにはだいぶ不利な状況に陥りやすいからです。


>ブラックキュレム
伝説枠最弱クラスながらせっかく個体を用意していたので育成して対戦で使ってみようと思い、コンセプトとして投入。考察記事でも書いたようにカイオーガを一撃で倒すために持ち物は拘り鉢巻・電気のジュエル・命の珠のいずれかでありましたが、隣に置くドクロッグに気合の襷を持たせることはできなかったのでキュレムも耐久に努力値を確保できるようにしたく、命の珠を候補外に。キュレムの逆鱗を耐えたポケモンドクロッグの不意打ちで処理してなるべく逆鱗を当てたい方向に当てるという手法が取れると思ったこととドクロッグを入れたことでクレセリアグラードンへの火力を確保しなければいけないということから持ち物はドラゴン技の火力も引き上げられる拘り鉢巻にすることに。
技構成は、火力重視の逆鱗と安定感重視のドラゴンクローとカイオーガへの打点としてクロスサンダーが確定。残りに何を入れるかは覚える技の種類が少ないこともあり非常に悩ましかったのですが、範囲攻撃であるという理由で岩雪崩を採用しました。真面目な話でナットレイに打点を持てないために岩砕きの採用を真剣に考えたくらいです((
努力値配分は考察記事に書いた案の一つと同じもの。特殊耐久を高めた方が安心感はあるでしょうが、火力が微妙に足りずに耐えられてしまう方が圧倒的に困りそうな気がしたのである程度火力を重視しました。育成してから気付いたものですが、クロスサンダーの火力がドクロッグのけたぐりと同程度なのでジュエルけたぐり+鉢巻クロスサンダーの集中攻撃でメタグロスがちょうど倒せるようになっていて、実際に初手のメタグロスを集中攻撃で倒したりしました。


>カイオーガ
キュレムの苦手なバンギラスメタグロスドクロッグの苦手なグラードンなどに打点を持てるだけでなく、天候を雨状態にしてドクロッグの特性・乾燥肌を発動させることでドクロッグを長生きさせることができます。BW2に送っていた個体で守るを覚えていたのがこの個体しかいなかったのでこの個体で採用しました((
技構成は覚えていたものをそのままです。しかし、パルキアやルンパッパを攻撃するためには雷が必須で範囲攻撃としても便利な潮吹きを抜くことはできず守るもクレセリアで素早さ操作手段を行う際に便利なので欲しいです。カイオーガを交代先として扱う機会も多くなりそうなことから最後の技は潮吹きで火力が出せないときに打つ水技が良かったのでハイドロポンプで良さそうな気がしました。後述しますが、クレセリアの型によってカイオーガのサブウエポンの水技は必須レベルだったような気がします。
努力値配分は、電気のジュエル雷で無振りカイオーガを1発にできる特攻とC226ミュウツーのジュエルサイコブレイクを耐える耐久を確保して残りを素早さに振ったもの。今回、クレセリアには電磁波とトリックルームの両方を入れているので、相手に合わせてどちらを取るか選べる適当な素早さだと思います。
持ち物はオボンの実。交代で出す機会が増えると思ったので体力を回復できるアイテムが良く、食べ残しでは守るを挟まないと回復が追いつかない程度の耐久しかないと思ったので即効性のあるオボンの実を選びました。


>クレセリア
パルキアグラードンコジョンドなど先発が苦手なポケモンを対策したいのですが、パルキアコジョンドも汎用性が高く対策は難しいポケモンです。後出しからできる対策方法は素早さを操作することしかないため高耐久でグラードンの主力攻撃を無効にすることもできるクレセリアの採用に至りました。
技構成は、素早さ操作手段として電磁波とトリックルームが確定。更に、クレセリアで素早さ操作をした後の火力不足を補うことができる手助け。最後の一つは攻撃技が良かったのですが、今回はカイオーガには厚めであるため草結びの優先度はそこまで高くありません。地面タイプに強い冷凍ビームも欲しかったのですが、相手のドクロッグを始め格闘タイプに打点を持てることの方が重要だと感じてサイコキネシスにしました。
努力値配分は特殊耐久にほぼ特化した配分。カイオーガの雨75%潮吹きを2発耐えるくらいに耐久に特化したものとなっています。持ち物をゴツゴツメットにしてみたので、合わせてコジョンドを倒せるようにサイコキネシスにしていますが、サイコショックの方がダメージが稼ぎやすい相手が多いことを考えると少し特攻に回してサイコショックを採用してもいいように思えます。
持ち物は既に挙げたようにゴツゴツメット。オボンの実をカイオーガに持たせることを優先したので、食べ残しかそれ以外のアイテムで迷ったのですが、格闘技を受けに出したときに気合の襷を削ることができるのは便利そうだと思ったので試験的に採用してみました。また、ヌケニンに対する攻撃手段がドクロッグの不意打ちかキュレムしかなく不安定なこともあり保険としもて悪くはないだろうという判断です。
これは使う前から分かっていた部分がありますが、電磁波+トリックルームクレセリアカイオーガを合わせる構築はあまり良くない気がします。相手の後発にいるカイオーガ対策のポケモンナットレイなのかユキノオーなのかルンパッパなのかを断定できないときにどちらの素早さ操作手段をとるべきかの判断が難しく、特にカイオーガで火力を出すためにはHPをほぼ満タンで残さなくてはいけないので1発耐える耐久を持っているだけでは意味をなしません。


猫騙し+逆鱗という単純な形で入りながら生き残った相手には不意打ちを当てて処理。キュレムより先に動いて相手を仕留めることで逆鱗が当たる方向をコントロールしつつ、カイオーガの制圧力を持って締める。苦手な相手にはクレセリアをクッションにして素早さ操作を行うことで不利な状況を立て直す。先発格闘が苦手なホウオウや後発カイオーガクレセリアで厳しくなる瞑想ギラティナなどに対してブラックキュレムが強いという意味でもブラックキュレムを採用した意味がしっかりと残っていて、それなりに戦える具合には仕上がったのではないかと思います。
もちろん、課題がないわけではなくてまずはナットレイ1匹で相当苦戦すること。打点を持てるポケモンドクロッグしかいないのでドクロッグを安易に失ったところに後発ナットレイが登場すると試合を諦めなくてはいけません。また、クレセリアの持ち物にオボンの実が使えなかったので、後出しからクレセリアを繰り出すのに不安が残りクレセリアが破綻すると先発で苦手なポケモンの対する関係を逆転させることができないので、その辺りはあまりよろしくありません。そういう意味では手助け@ゴツゴツメットを眠る@カゴの実に変更することを視野に入れてもいいのかもしれません。