第61回POKeDEXオフおまけ〜レシケンタカップ使用予定パーティ〜

第61回POKeDEXオフのおまけ企画です。
伝説厨オフで話題になった「レシケンタカップ」がPOKeDEXオフの企画としてなんと実際に対戦会が行われることになりました。


「レシケンタカップ」ですが、見せ合いなし44のBWGSルールを基本としながら初手は必ずレシラムとケンタロスを繰り出さなくてはいけないという制限をつけたものです。そのため後発に採用できる伝説枠のポケモンはレシラム以外から1匹だけということになります。


当日に向けてパーティを考えて準備していたのですが、本戦であるクリスマスカップのルールで勝ち上がり、時間も押していたのでレシケンタカップは未消化で終わってしまいました。



○レシラム ひかえめ ターボブレイズ
202-×-121-222-141-115 H.212 B.4 C.252 D.4 S.36
りゅうのはどうあおいほのお、ねっぷう、まもる@ハバンのみ


ケンタロス ようき いかく
151-152-115-×-90-178 H.4 A.252 S.252
おんがえし、ギガインパクトげきりん、じしん@こだわりハチマキ


クレセリア おだやか ふゆう
226-×-142-95-200-105 H.244 B.12 D.252
くさむすび、にほんばれ、てだすけ、トリックルーム@ラムのみ


カイオーガ れいせい あめふらし
189-×-130-221-160-85 H.108 B.156 C.244
しおふき、だくりゅう、ふぶき、まもる@みずのジュエル



まず、このルールのポイントを確認しておきます。
当たり前ですが、初手はミラーが発生します。このミラーに対して解決できる素早さ操作手段ですが、レシラムは追い風を覚えてケンタロスは凍える風を使うことができます。ケンタロスで凍える風を使う場合はレシラムを守らせておきたいです。しかし、それでは相手レシラムに追い風を許すと守るの無駄打ちになる展開が見えてしまいます。
交代で有利な展開を作る場合ですが、レシラムはほとんどのポケモンにドラゴン技を等倍で通すことができて鋼タイプが出てきたら炎技を打てば抜群をとることができるので交代から出すポケモンには相当な耐久が求められます。更に、ケンタロスはレシラムより速いポケモンなので相手のレシラムに対してこちらのレシラムでミラー対策を図るのは難しくなります。また、相手のケンタロスがこちらのレシラムを突破するために強化アイテムを持っていた場合には交代で出したポケモンはレシラムの攻撃を2回+ケンタロスの攻撃1回まで受けることができなければあまり良い交代であると言えません。よって、相手のケンタロスの攻撃を弱めるためにケンタロスの特性は威嚇にするのが無難な考えだと言えるでしょう。
ケンタロスの威嚇もレシラムのターボブレイズも場に出した際に発動が表示される特性なので素早さ順に見当がつくという点も見逃せません。


当初はケンタロスに脱出ボタンを持たせて威嚇を撒いて攻撃を受けたところからスカーフドーブルを死に出ししてダークホールとレシラムの攻撃範囲の相性の良さで攻めるパーティを考えていたのですが、相手にスカーフカイオーガを使われた場合に誰も受けることができなくなるので没。ただ、単純にこちらがスカーフカイオーガを使うにしても相手の追い風展開が厄介になるのが嫌でした。
そうこう考えていると、追い風や凍える風など上を取ることにかなり意識が置かれているようなので、トリックルーム展開が最も刺さりやすいのではないかと思いました。レシラムもケンタロスも挑発でトリックルームを止めることができないので攻撃を耐えさえすればトリックルーム展開に持ち込めそうです。そこでレシラムケンタロスに対して繰り出せてトリックルームを貼る役割をこなせそうなクレセリアを後発に確定。最後の1匹は相手の日本晴れレシラムに対してクレセリアが攻撃を耐えやすくなるように場に出したときに天候を雨に変えることで炎技の火力を落とすことのできるカイオーガを採用することにしました。カイオーガの苦手な草タイプに対してレシラムが打点を持てるポケモンであるため相性は悪くなさそうです。


>レシラム
サブロムの四天王討伐要員以外には臆病個体しか持っていなかったため、シナリオ用のレシラムの努力値を振りなおして対応することにしました。
技は、ドラゴンを攻撃するための竜の波動、竜の波動では火力の足りない相手に対して連発できる蒼い焔、レシラムが伝説枠として1:1交換の仕事をされにくくなるように熱風を持たせて、最後は無難に守るとしました。
努力値配分は特攻最大をキープしながらC202レシラムのドラゴンジュエル流星群を耐えるように配分。残りは適度に素早さに振っておくことでトリックルームが切れてから本来先手を取るべきポケモンに先手を取れるようにするだけではなく、このままサブロムに輸送してしまってもアデクアギルダーに先手を取られることがないようにしました((
持ち物ですが、こちらは流星群を採用しておらず竜の波動では相手のレシラムを一撃で倒すことができないので、相手から一撃で倒されないようにするためにハバンの実を持たせました。


>ケンタロス
初手で出した際に相手のケンタロスから威嚇を受けてしまうためケンタロスが置物になりやすいという意見も飛んでいましたが、後発からトリックルーム展開をするまでにケンタロスに何ができるかを考えたところやはり攻撃を加えていくしかないと思ったので、持ち物は威嚇の攻撃ダウンを解除できる白いハーブか拘り鉢巻の二択になりました。最終的には、一度ケンタロスを引っ込めてトリックルームが切れてから最後のタイマンになる可能性を考えたときに拘り鉢巻の方が圧倒的に強いと思ったので拘り鉢巻としました。
技は、まずメインの恩返しと範囲攻撃の地震が確定。残り2つはタイマンで使用できるギガインパクトをまず採用しました。最後はホウオウを意識して岩雪崩やストーンエッジを考えていたのですが、ホウオウにはノーマル技で十分であり火力や命中の低い技で拘ってしまうことの方が怖かったので採用せず。代わりにギラティナに対してタイマンであっさり負けてしまわないように逆鱗を覚えさせました。
努力値配分ですが、まず素早さは最速にしました。残りはレシラムの熱風などを意識して耐久調整をしようかと思ったものの思っていたよりも努力値を使いそうだったので足りない攻撃を落とすわけにもいかず、攻撃にすべて振り切りました。


>クレセリア
BWGS個体の流用。C222手助け拘り眼鏡流星群を上3つの乱数を除いて耐える特殊耐久を兼ね備えていながらケンタロス地震でダメージを受けないのでトリックルーム役としては最適だと言えます。
技は、トリックルームが確定。クレセリアが置物になるのを避けるために範囲攻撃技持ちが3匹いて相性も良い手助けも確定。攻撃技は伝説ポケモンに無難にダメージを取りやすくグラードンバンギラスに対してダメージの取りやすい草結び。最後の技ですが、カイオーガを失ってからレシラムを出した際に天候が雨のままではレシラムで火力を発揮することができないので天候を変えることができる日本晴れを持たせました。
持ち物は威張るケンタロスや相手にモロバレルがいたときのためにラムの実を持たせることにしていましたが、どうやら環境には焼き尽くすケンタロスというのが出回っていたようなので交代で出した際に焼き尽くすでラムの実を失ってしまい威張るを受けてしまうのでトリックルームまで素直に繋ぐのは難しかったかもしれません。


>カイオーガ
BWGS個体の流用。特攻をおおよそ最大まで引き上げていてナットレイパワーウィップを意識した物理耐久の調整がなされています。
技は、まずメイン攻撃でレシラムケンタロスのどちらとも倒すことができるしおふきを確定。また、クレセリアが炎技を耐えるようにすべくカイオーガを交代で出さなくてはいけない場面を考えるとサブの水技も欲しかったので手助けが加われば潮吹きと同程度の火力になる濁流も確定。無難に守るを入れながら、最後の技は天候が雨以外のときにダメージを大きく取れる技が良かったので範囲攻撃の吹雪としました。
持ち物は水のジュエル。潮吹きの火力が上がることもそうですが、先にも書いたようにカイオーガを交代で出さなければいけない場面もあると考えると濁流の火力をしおふきと同火力にできる水のジュエルが便利なように感じました。


初手で出てくる相手はレシラムとケンタロスの2匹だと分かっているので、初手の動きについては決めておく必要があります。なお、初手で相手も交代を仕掛けてきた場合にはその交代先のポケモンを加味して立ち回りを考えるので、2ターン目まで相手が交代をせず後発が分からないときにどのように立ち回るかを書きます。


1.相手のレシラムがこちらのケンタロスより遅い
ケンタロスがほぼ確実に一度は動くことができそうなので、レシラムをクレセリアに交代しながらケンタロス地震を打ちます。相手が凍える風や追い風を使ってくれたら嬉しい展開で素直にトリックルームを展開します。余裕があるようならばケンタロス側に流星群などが飛んでくるとは考えにくいのでケンタロスをレシラムに交代しながらトリックルームをしても良いかもしれません。クレセリアが集中攻撃を受けたり倒されるなどトリックルーム展開が難しいようならばケンタロスに対して手助けをして地震を打ち続けます。これでHPに振っていないレシラム相手であれば拘り鉢巻で威嚇を無視して地震+手助け地震で落とすことができるようになります。クレセリアが倒されてしまっても素早いケンタロスを残しながらレシラムカイオーガで相手を削ってケンタロスで締める展開を作りにいきます。


2.相手のレシラムがこちらのケンタロスより速い
→相手のレシラムは拘りスカーフだと断定することができるので、ケンタロスクレセリアに交代しながらレシラムで相手のレシラムに竜の波動を打ちます。レシラムが流星群+ケンタロスの拘り鉢巻orノーマルジュエル恩返しくらいでなければレシラムが耐えることができるので耐えて相手レシラムを致命傷まで削りながら次のターンにクレセリアトリックルームを仕掛けます。レシラムが竜の波動で拘ってきた場合はレシラムが安全に攻撃を耐えることができて同じ展開で問題ないでしょう。レシラムが倒れてしまった場合はカイオーガを繰り出して濁流を打ちながらクレセリアトリックルームを展開します。こちらのレシラムを放置してケンタロスに蒼い焔を打ってくるスカーフレシラムはあまりいないと思いますが、場合によっては2ターン目にレシラムをカイオーガに交代して炎技を弱めながらトリックルームを仕掛けます。