第6回ポケモン同盟オフ午前の部使用パーティ

1/14開催の第6回ポケモン同盟オフに参加してきました。


今回のルールは午前の部がくじ引きバトルとなっており、あらかじめパーティの6匹とその個体構成までを決めておきながら対戦するルールは「シングル11」「シングル33」「ダブル44」「トリプル66」「ローテ44」の5つからくじで引いてその場で決めるというものです。
元々のルールにはパーティ6匹という制約はなかったのですが、このオフに参加するにあたって5つのルール用にパーティを5個組むのは面倒だからとこのルールを提案したところ通ってくれたのでモチベーションだけはそれなりにありました。それもあってか予選を3-1で同率1位の直接対決負けで2位通過。決勝トーナメントで2連勝して優勝しました。
決勝だけ3本勝負にするという提案を当日にいただいて、それはとっても楽しそうだなって思ったのでとりあえず決勝は行きたいと思っていましたが、決勝戦では情けない立ち回りミスをしてそれを運でカバーして勝っているだけなので悔しい限りです。


〜使用パーティ〜
ガブリアスバンギラスクレセリアローブシントゲキッスジバコイル



ガブリアス ようき さめはだ
201-164-116-×-106-169 H.140 A.108 B.4 D.4 S.252
げきりん、ドラゴンクロー、ダブルチョップ、じしん@こだわりハチマキ


バンギラス ゆうかん すなおこし
207-199-130-×-126-59 H.252 A.212 D.44
いわなだれ、なげつける、けたぐり、まもる@くろいてっきゅう


クレセリア おだやか ふゆう
227-×-155-113-165-105 H.252 B.116 C.140
サイコショックれいとうビームトリックルーム、リフレクター@オボンのみ


ローブシン ゆうかん てつのこぶし
205-198-115-×-105-45 H.196 A.156 D.156
アームハンマードレインパンチマッハパンチ、れいとうパンチ@いのちのたま


トゲキッス おくびょう てんのめぐみ
191-×-116-141-136-145 H.244 B.4 C.4 D.4 S.252
エアスラッシュ、トリック、このゆびとまれ、はねやすめ@こだわりスカーフ


ジバコイル ひかえめ がんじょう
145-×-135-199-112-112 C.244 D.12 S.252
かみなり、10まんボルトボルトチェンジ、ラスターカノン@こだわりメガネ


ダブルトリプルローテは多少なりの経験がありシングル11はタイマン性能の高いポケモンを用意すればよいだけなので、私が触れていることが少ないシングル33から組むことにしました。一応、他ルールやポケモンから構築をスタートさせたこともあったのですがシングル33だけうまくまとまらないのでやはりここから考えるのが良かった気がします。
さて、シングルバトルで特に対策必須なポケモンとして思い浮かんだのは・・・
ニョロトノ+キングドラを基軸とした雨パーティ
カバルドン+ドリュウズを基軸とした砂パーティ
バンギラス+ガブリアスを基軸とした砂パーティ
ユキノオー+水タイプ高耐久ポケモンを基軸とした霰パーティ
ユキノオー+トドゼルガを基軸とした霰パーティ
・ラッキー+エアームドを基軸とした受け回しパーティ
・タイマン性能の高い3匹を並べる1:1交換型パーティ
・2匹でサポートしながら全抜きを狙う起点作りパーティ
と言った辺りになるのですが、この中でも受け回しパーティやキノガッサグライオントドゼルガを利用した無限ループ系統のパーティはシングル33においても一定以上の強さを保てはするものの、他ルールでの対戦に支障が出ると思ったのであまり対策を重視する箇所ではないと思いました。また、その他のパーティを見てみると天候や補助技を利用する目的はすべて攻撃の要であるポケモンが素早さで上を取れるようにするところにあります。したがって、今回はそれらをまとめて見ることができるようにトリックルーム展開を備えたパーティを作成することにしました。


まず、トリックルーム下で高い火力を発揮することができて比較的攻撃を一貫させやすいポケモンとしてローブシンの採用を決めました。ローブシンはそれなりの耐久力を兼ね備えていて、夢特性の鉄の拳が登場したことによって主力となるアームハンマーの火力が強化されたので反撃を受ける前に相手を倒しやすくなりました。更に、先制技のマッハパンチもあるのでトリックルームが切れている状態でも全く戦えないわけではなさそうです。
次に、トリックルームをするポケモンを決めます。候補として挙がったのはクレセリアブルンゲルです。どちらにするかは一旦保留にします。
トリックルーム役+ローブシンというところまで決まりましたが、トリックルーム役を1匹目に出してしまうのは隙が大きいように感じたので1匹目には全体的に多くの相手に隙を見せにくいポケモンとしてガブリアスを採用することにしました。
メンバーの2匹が決まったところで、ローブシンへのウエイトがかなり重たいことが分かったのでブルンゲルの耐久ではキングドラの攻撃を受けながら相手の他の物理ポケモンの攻撃を耐えてトリックルームをするのに不安が残るような気がしたのでトリックルーム役はクレセリアとしました。


これでシングル33のメンバーが決まりました。雨パーティや砂パーティなどは構成や戦い方が微妙に違う程度なので流用はしやすいパーティだと思い、他ルールではそれらのパーティを意識できるようにしますが、トリプルバトルでは袋叩きパーティという対策を怠った瞬間に一瞬で壊滅してしまうパーティが存在するのでこれは対策できるようにしておきたいです。
最終的にはどのルールでもトリックルームクレセリアを軸に戦うのが良いと判断をしたので、すべてトリックルームを使用することにします。ダブルバトルのパーティですが、他ルールで採用されやすい拘り眼鏡持ちキングドラに黒い鉄球ニョロトノを並べた初手が来ると後ろから天候上書きができるポケモンを交代させても大きな被害を負ってしまうことから、ここで黒い鉄球持ちバンギラスを採用することにしました。


それぞれのルールで使う汎用性を考えてここまでで・・・
ガブリアス 逆鱗、地震、未定、未定@未定」
クレセリア トリックルームサイコショック、未定、未定@未定」
ローブシン アームハンマーマッハパンチ、冷凍パンチ、未定@命の珠」
バンギラス 岩雪崩、未定、未定、守る@黒い鉄球」
となりました。これを見ていると黒い鉄球を持ったバンギラスダブルバトルトリプルバトルではかなり優秀なポケモンですが、ローテーションバトルで使用するとなると岩雪崩以外にもストーンエッジが欲しかったり気合の襷を持てないために格闘技が一貫しやすくなっていることが非常に気になりました。ローテーションバトルでのバンギラスは砂を起こしただけで役割を終えるくらいの負荷の掛け方にしておいた方が強いとされているようですが、手動雨乞いをされてしまうと初手で天候を奪ったアドバンテージを手動雨乞いさせる1ターンで失ってしまうのでそこで新しいアドバンテージを稼がなければならず、4匹しか入れられないパーティでそれを実行するのは難しいと思ったことからバンギラスローテーションバトルでは使用しない方針にしました。


代わりに、1匹で雨パーティを見れる可能性が高いポケモンとしてジバコイルを採用しました。ジバコイルローテーションバトルでは非常に強力なポケモンでありながらBW2発売以降はフォルムチェンジが可能になった霊獣ボルトロス夢特性の型破りが解禁されたドリュウズの影響でかなり影が薄くなっていますが、それらのいないパーティに対しては十分に強いポケモンであり、霊獣ボルトロスはともかく型破りドリュウズは他ルールで使用することも考えると使いづらいだろうと思ったのでジバコイルの採用に踏み切りました。
最後の1匹ですが、ここまでの5匹ではテラキオンに先制できるポケモンが1匹もいないのでトリプルの袋叩きパーティが絶望的にまずくなっています。なので、最後の1匹はこの指止まれを使用できるトゲキッスにすることにしました。当初はラティオスを見せておいてトリックルームをすることを考えていましたが、それではシングル11で戦えそうな駒がほとんどいなくなってしまったということもあります。


>ガブリアス
シングル11以外のルールで選出します。情報の入りようになってはシングル11で使用する可能性もあります。広い攻撃範囲と素早さと耐久からシングルバトルとローテーションバトルで隙を見せにくいポケモンの1匹であり、他のポケモンを大切に扱うために一番雑に扱うことになると思います。
持ち物は本来ならばシングル63で先発で繰り出したときに安定するように気合の襷が欲しかったのですが、ローテーションバトルでもダブルバトルでも気合の襷剣の舞型では火力がどうしても火力が足りないので拘り鉢巻を持たせることに。シングルの先発での安定感はなくなってしまいましたが、ダブルトリプルローテーションの3つのルールで強めの駒となったのでそちらの方が影響は大きいかと思います。
技構成は拘り鉢巻の火力で強い逆鱗と範囲攻撃にもなり相性の良い地震が確定。残りの2つですが、相手の控えが分かっていない状況で他の技で拘ることはあまりないだろうと思ったのでダブルチョップとドラゴンクローを入れて逆鱗は打ちづらいというときに打てる技として使い分けることにしました。
シングルで先発で出す型なのに先手を取られて何もせずに負けてしまうのは残念な気がしたので耐久を上げた拘り鉢巻型にしています。攻撃は地震メタグロスをちょうど1発にできるラインで耐久は無振りガブリアスを1発で倒す攻撃を7割近い確率で耐えるようになっています。
因みに、特性は鮫肌です。バンギラスがパーティにはいるものの同時に出すことはダブルとトリプルしかなく、テラキオンココドラなどに対する対策にもなる鮫肌の方が有効な発動機会が多いと判断したからです。


>バンギラス
選出するルールはダブル44とトリプル66。先にも書いたようにシングルやローテーションでも非常に強力な存在なのですが、型の都合上優先度の高いダブルとトリプルに特化してもらうことにしました。
技構成は、範囲攻撃で便利な岩雪崩が必須。次に、守ると悪技を一つ入れることは確定。悪技は噛み砕くにして投げつけると同時に採用しようと思いましたが、ダブルバトルエルフーン+テラキオンの初手と対面したときにバンギラステラキオンを攻撃できないと負けに直結してしまうことからけたぐりを採用することにしました。そうすると、噛み砕くか投げつけるかのいずれかしか採用できませんが、悪技をそう何回も打たない気がしたので一発の火力が大きい投げつけるにしました。
努力値配分は、トリプルバトルからの流用になっています。HPと攻撃を重視してはいるものの雨パーティに繰り出すためにC161キングドラの拘り眼鏡ハイドロポンプを砂嵐状態で耐えるように特殊耐久は上げています。
持ち物は相手のトリックルームや雨パーティに対して強く出れるようにしていきたいので黒い鉄球を持たせました。


>クレセリア
シングル11以外のルールで選出します。どのルールにおいても今回のパーティの展開作りの軸になってくるポケモンなのである程度は丁寧に扱いたいところです。
技構成は、まずローブシンと合わせてトリックルーム展開をするのでトリックルームが確定。次にダブルバトルローブシンと並んだときに飛行ポケモンを攻撃するために冷凍ビームを確定。シングルバトルで隙を見せにくいように一致の削り技としてサイコショックを採用。最後の一つは補助技で十分だと思いますが、どのルールでも有効に働きそうな技を考えていたところ壁を貼るのが最適だと思いました。ダブルバトルのパーティが相手のメタグロスが非常に重たいのでリフレクターが欲しく、光の壁よりも優先したいということでリフレクターを採用しました。
1年以上前にトリプルバトルで使っていた個体をそのまま流用したので特別な調整はしていません。特殊耐久がC216シャンデラのジュエルシャドーボール+砂ダメージ耐え、A181テラキオンのランク+5の75%岩雪崩を最大乱数以外で耐えて、残りが特攻で無振りランドロスが確定1発程度の値になっています。
持ち物はゴツゴツメットを予定していたのですが、リフレクターを採用したことで物理ポケモンにやや強くなったということから変更。このパーティでもクレセリアを大事に扱わなければいけない場面は多いので無難にオボンの実にしました。努力値を振り直していないので怒りの前歯を受けたときにオボンの実が発動しなくなっています。


>ローブシン
シングル11以外のルールで選出します。どのルールにおいても今回のパーティの攻撃の要になっています。
持ち物は命の珠です。これ以上の火力を出せるアイテムでないとどのルールでも使用できそうで数が多いであろう相手のキングドラを一撃で仕留めることができません。
技構成は、メインウエポンのアームハンマーに加えてトリックルームが切れているときでも先制攻撃ができるマッハパンチが確定。格闘タイプが通りにくい飛行タイプに対して攻撃を通すことのできる冷凍パンチもぜひ欲しく、最後の技はダブルトリプル用に見切りを入れるか攻撃範囲を広げるか迷いましたが、命の珠で消耗が激しくなってしまうこととアームハンマーの命中が100でないことが気になるので攻撃圏内の相手に対しては打ちやすいドレインパンチを採用することにしました。
努力値配分は、アームハンマーで無振りキングドラを1発にできる火力を確保して、残りは特殊耐久を引き上げたいところですが、ダブルバトルメタグロスを意識して珠ダメージ+思念の頭突きを耐えるようにHPを中心に按分しています。


>トゲキッス
選出するルールはシングル11とトリプル66。情報の割れ方次第によってはダブル44やローテ44でも選出する可能性があります。
技構成は、シングル11でのメインウエポンであるエアスラッシュが確定。ラッキーを相手にしたときでも勝てるようにトリックと羽休めを仕込むことにして、残りはトリプル66用にこの指止まれ。トリックはトリプル66でも腐らない技なのですが、羽休めはシングル11でしかもラッキーが出てきたときにしか使わない技だったのでめざめるパワー氷や神秘の守りなどでも良かったかもしれません。
努力値配分は、ダブルバトルからの流用になっています。素早さの最速を維持した状態でHPを比較的高くした配分で振り切ると定数ダメージだけでちょうど死ぬこともある16の倍数になってしまうのでHPは191に抑えています。
持ち物は拘りスカーフ。シングル11でエアスラッシュで無理やり相手を怯ませることとトリプル66で猫騙しより速くこの指止まれを使用するところで拘りスカーフが要請にうまく噛み合っているポケモンなので非常に嬉しいです。


>ジバコイル
選出するルールはトリプル66とローテ44。情報の入りようによってはシングル11でも使います。ほぼローテションバトル専用のポケモンとしての採用ですが、攻撃面が物理に偏っているのでトリプルバトルにおいては特殊アタッカーとして重宝するかもしれません。
技構成は、雨パーティのニョロトノキングドラの並びに一貫して打つことのできる雷と雨パーティ相手じゃなくても安定した打点を叩きだせる10万ボルトが確定。残り2枠の候補はボルトチェンジ・ラスターカノン・めざめるパワーですが、頑丈で攻撃を耐えながらローブシンをスムーズに繰り出すためのボルトチェンジは意外と有効な気がしたのでボルトチェンジを採用。残りをめざめるパワーにするかラスターカノンにするかですが一応氷技打点はクレセリアローブシンも持てるということからラスターカノンを選びました。
努力値配分は、ローテーションバトルからの流用になっています。拘り眼鏡雷でH155D130ラティオスを2発にできる火力を確保しながら素早さを引き上げて残りは特防に振ることで相手ラティオスからのダメージの緩和をしてハッサムバレットパンチなどで縛られにくくなるようにしています。
持ち物はニョロトノキングドラに一貫してナットレイが来ても大きく被害を受けずに削っていけるように拘り眼鏡です。10万ボルトの火力がラティオスの流星群を上回るほどなのでかなり強力な打点になります。


〜シングル11〜
先発:トゲキッス
エアスラッシュで怯ませて頑張ります。勝てない可能性が高いポケモンボルトロスカイリュースイクンなど種族値の高いポケモンだったので11要員がトゲキッスしかいないのは不安なのですが、どうせ誰が来ても相性勝負になってしまうのでと割り切ってくじを引かないことを願います。


〜シングル33〜
先発:ガブリアス
後発:クレセリア+ローブシン
→先発のガブリアスで相手を削ったり様子を見ながらクレセリアを繰り出してトリックルームからローブシンでの制圧を狙います。天候パーティエースとして採用されそうなドリュウズキングドラローブシンが一撃で倒すことができるので、ガブリアスは多少雑に扱っても問題がなさそうです。


〜ダブル44〜
先発:バンギラス+ガブリアス
後発:クレセリア+ローブシン
→とりあえず、初手で雨パーティに暴れられることはないので一安心。威嚇が構築に入りやすいとも言えないので鉢巻ガブリアスで暴れてからスイッチトリックルームの形を取れれば最適です。似たようなギミックだったときに相手のクレセリアを攻撃するのが辛いのでガブリアスで後続を割り出せるようにしたいところ。


〜トリプル66〜
先発:ガブリアス+トゲキッス+クレセリア
後発:ローブシン+バンギラス+ジバコイル

→基本的にはダブルと同じ。選出するポケモンの数が増えますが、遅いポケモンが多くトリプルの方がよりトリックルームに対する依存度が高くなっていて、トリックルームが切れたときに猛攻に遭いやすいという点からは非常に危険です。更に、強力な範囲攻撃を持っているポケモンも多くはないので立ち回りで誤魔化すしかなさそうです。


〜ローテ44〜
先発:ガブリアス+ジバコイル+クレセリア
後発:ローブシン

→仮想敵がどんなものなのか分かりませんが、拘り+拘り+補助+強化アイテムと積みポケモンがいないので光の壁やリフレクターを駆使されると辛い展開になってしまいます。それに対抗するためにこちらもリフレクター単体で採用はしていますが、どう考えてもこちらが不利なので悠長に展開作りをされる前に削り切りたいです。なので、ガブリアスは拘り鉢巻を持たせているように思い切り雑に扱う方針で削れたところからトリックルーム展開でローブシンジバコイルを有効に使っていきたいところです。ただ、ローテ特有の積みポケモンを他ルールで流用しやすいかと言えば難しい側面があるのでパルシェンハッサムくらいに気を付ければよくジバコイルローブシンがそれなりに強く出れるのは良さそうです。対雨パーティはジバコイルの雷が非常に圧力を掛けることができているのでうまく存在をチラつかせながら戦いたいところです。