見せ合いあり64 ヤミラミ+スカーフ夢ホウオウ 構築(廃案)

第10回伝説厨オフで夢特性のホウオウを使用するための構築を考えていましたが、その際に当初考えていた草案は没にしました。せっかくなのでここで簡単に書き留めておこうと思います。


ヤミラミ 不意打ち、猫騙し、睨みつける、日本晴れ@気合のタスキ
ホウオウ 聖なる炎、ブレイブバード地震アイアンヘッド@拘りスカーフ
ミュウツー サイコブレイク、火炎放射、けたぐり、守る@命の珠
FCランドロス 地震、岩雪崩、大爆発、守る@ノーマルジュエル
ユキノオー 吹雪、草結び、宿り木の種、守る@食べ残し
ディアルガ 竜の波動、大地の力、電磁波、守る@オボンの実



パルキアミュウツーに有利を取るために夢特性のホウオウに拘りスカーフを持たせるところまでは変わらないのですが、対雨に対するアプローチとして悪戯心で日本晴れができるヤミラミを使用した形です。ヤミラミはゴーストタイプで相手の猫騙しを受け付けないので猫騙し+カイオーガという並びに対しても先手の日本晴れを決めやすいだけでなく、猫騙しや睨みつけるといった拘りスカーフホウオウと相性が良好な技を使用することができます。
次に採用を決めたポケモンヤミラミホウオウで苦手になるバンギラストリックルーム状態でのグラードンに対して交代で出していける霊獣ランドロスパルキアに対する打点が足りていないのでヤミラミの睨みつけるともシナジーを持てるミュウツーを採用。さすがにヤミラミの睨みつけるだけでは水技に対する耐性が薄すぎる点が気になったのでトリックルームグラードンも意識してユキノオーを5匹目のポケモンとして投入。最後の1匹ですが、ミュウツーホウオウの交代先として扱いやすい伝説ポケモンとして耐性が優秀なディアルガを採用することにしました。


ヤミラミ いじっぱり いたずらごころ
157-116-95-×-107-70 H.252 A.84 D.172
ふいうち、ねこだまし、にらみつける、にほんばれ@きあいのタスキ
・ランク-1のA222グラードンの75%じしん2発耐え
・C222カイオーガの晴れ75%しおふき2発耐え
(・A111不意打ちでH182B111ミュウツー2発)
→悪戯心日本晴れでカイオーガに強く出ることができ、睨みつけるがホウオウミュウツーランドロスと複数のポケモンとのシナジーを生むので睨みつける連打でも防御ダウンの恩恵を受ける状況が多くなりますし、相手の交代も誘発しやすいので積極的に攻撃を仕掛けていきやすそうです。
耐久が不安過ぎて仕方がないので持ち物は気合の襷。ヤミラミが睨みつけるを使い続けていても隣のポケモンでしか攻撃ができないのを避けるのと気合の襷を削る意味もかねて攻撃技を採用。努力値を攻撃寄りに振っているのもヤミラミが睨みつける以外の行動を取って足を引っ張らないようにするためです。カイオーガのしおふきを直接2発受けることはあまりないとも思えるので攻撃に特化してもいいかもしれません。


○ホウオウ いじっぱり さいせいりょく
181-200-111-×-174-142 A.252 B.4 S.252
せいなるほのお、ブレイブバードアイアンヘッド、じしん@こだわりスカーフ
・A197ランドロスの75%いわなだれ耐え
(・A198ブレイブバードでランク-1のH181B111ミュウツー確定1発)
→構築の軸になっているはずだったポケモン。身代わりをされる前に睨みつけると合わせてミュウツーを倒せるように攻撃に特化してドーブルを抜くために素早さに振るので素早さも特化。このポケモンの配分を決めたところで構築は没になったので、他のポケモンの配分や技は記事にする際にそれっぽく付け足しただけです((


ミュウツー おくびょう プレッシャー
181-122-110-205-110-195 A.44 C.228 S.220
サイコブレイクかえんほうしゃ、けたぐり、まもる@いのちのたま
サイコブレイクでランク-1のH185B123パルキアを最低乱数以外1発
・けたぐりでランク-2のH207B141ディアルガを最低乱数以外1発
(・晴れ火炎放射でH187D155までのメタグロスを1発)
→ホウオウが苦手なパルキアを対策するつもりで採用したはずですが、ホウオウの安定感の無さが気になることとミュウツーの方が火力が高いこともありいつのまにか主軸に成り代わっていたポケモンです((
睨みつけるが効かないメタグロスに対しても日本晴れからの炎技という奇襲を仕掛けることができます。ミュウツーが守るを使ってる間にヤミラミの睨みつけるで状況を打開できるように格闘技は波動弾ではなくけたぐりを選んでいます。
調整先に出ているH185B123パルキアですが、これはC226ミュウツーのジュエルサイコブレイク耐え調整をしているポケモンなのでミュウツーを想定した最も一般的な仮想敵を睨みつけると合わせて倒すことができます。


ランドロス ようき いかく
165-197-110-×-100-157 H.4 A.252 S.252
じしん、いわなだれ、だいばくはつ、まもる@ノーマルジュエル
→命の珠を持たせることができれば睨みつけると合わせて地震ディアルガを倒すことができるのですが、ミュウツーに渡してしまっているのでここではクレセリアグラードンへダメージを稼ぐことができる大爆発を強化するノーマルジュエル。
因みに、これだけ努力値を振ってもジュエル爆発でH170B120程度まで振ったパルキアを確定で倒せる火力しかなく、睨みつけると合わせてもH183B160程度のグラードンやH223B140程度のクレセリアまでしか倒せないことは注意がいります。


ユキノオー おだやか ゆきふらし
197-×-102-122-129-84 H.252 B.52 C.76 D.100 S.28
ふぶき、くさむすびやどりぎのタネ、まもる@たべのこし
くさむすびでH207D161カイオーガを2発
・ランク-1のA222グラードンのほのおのパンチ耐え
(・H197D128でC222カイオーガの拘り眼鏡75%吹雪を食べ残し1回込みで2発耐え)
→ホウオウやミュウツーなどが苦手としているカイオーガに対して交代で繰り出さなければならないので耐久を厚めに配分。個人的にはユキノオーを採用する理由として吹雪を積極的に打つ構築にすることよりも対カイオーガグラードンの要素の方が強いと思うので耐久重視配分のものが好みです。
宿り木の種の枠を氷の礫にすると睨みつけるの恩恵を受けることもできますが、たいした火力にはならない上にミュウツーやホウオウでうまく格闘などを排除してからユキノオーで詰ませる戦い方も狙えるので宿り木の種が合っていると思います。
霊獣ランドロス+ユキノオーという組み合わせで強化アイテムを持ったドラゴンポケモン以外には比較的不利にならずに戦えるので、他の構築でも汎用性は高いと思われます。


ディアルガ ひかえめ テレパシー
206-×-141-189-149-113 H.244 B.4 C.12 D.228 S.20
りゅうのはどうはどうだん、でんじは、まもる@オボンのみ
・C222Wキュレムのジュエル流星群耐え(15/16)
→攻撃性能を高めたポケモンばかりがいる構築の中で耐性を活かしてそれらのクッションになりサポートをするポケモンなので努力値は耐久を重視して配分。
素早さ操作手段がないので電磁波を持たせました。竜の波動の火力がないのでディアルガを意識したサブ技として波動弾を採用。汎用性重視でオボンの実を持たせていますが、守るを切って眠る@カゴの実型にする手もありそうです。


構築が没になった理由ですが、ヤミラミ+ホウオウorミュウツーの奇襲性能は高いものの1ターンに1匹しか攻撃できないためいわゆる択ゲーになりやすく、それもこちらが不利な勝負を仕掛けている状態になります。そのような構築で安定して勝つのが難しいと感じたのが一番大きな理由です。
また、その択ゲーを回避しやすいのは守るや身代わりを使って様子見のできるポケモンでホウオウを使用するよりもミュウツーを使用した方が良い場面が多く、むしろホウオウを選出する状況があまり想定できませんでした。ホウオウの配分を火力重視にしたことで反撃を受けて返り討ちに遭いやすくなっている点も安定感の無さが見られます。


ヤミラミ+ホウオウの奇襲構築を使用するならば、ホウオウを乱雑に扱っても問題のない構築を目指したほうが良さそうです。その場合、攻め込んでホウオウが倒されるところから死に出しをするケースが増えると思うので、特性の再生力が活きるのはプレッシャーが発動せず素早さが割れないため持ち物が断定されないというところだけになるでしょう。