2/9開催の第2.5回しゃでオフに参加して来ました。
ルールはハートゴールド・ソウルシルバーのいわゆる第4世代のソフトを使用したGSルール。WCS2010での公式大会のルールですが、BW2が発売された現在でオフ会を開催しても大人数が集まるほど今でも根強い人気を誇っています。
最終的な戦績としては総合4位。予選は6-4の同率2位で4人並ぶ混戦(並んだ4人の中から成績上位者に対して勝ち星が多かったので予選抜け)で、この日の通算で見ると8-6と全く優れた成績ではないので、巡り合わせが本当に良かったと思います。
〜使用パーティ〜
ラティオス、ディアルガ、パルキア、メタグロス
○ラティオス おくびょう ふゆう
156-×-100-182-130-178 H.4 C.252 S.252
りゅうせいぐん、サイコキネシス、くさむすび、まもる@いのちのたま
○ディアルガ ひかえめ プレッシャー
189-×-141-222-121-128 H.108 B.4 C.252 D.4 S.140
りゅうせいぐん、りゅうのはどう、オーバーヒート、はどうだん@こだわりメガネ
○パルキア おくびょう プレッシャー
185-×121-182-141-167 H.156 B.4 C.92 D.4 S.252
りゅうのはどう、ハイドロポンプ、でんじは、まもる@ハバンのみ
○メタグロス いじっぱり クリアボディ
185-179-151-×-134-93 H.236 A.60 B.4 D.188 S.20
コメットパンチ、バレットパンチ、だいばくはつ、まもる@ラムのみ
【構築経緯】
命の珠ラティオス+拘り眼鏡ディアルガという高圧的な初手で流星群を打ち込むことによって、序盤から数のアドバンテージを稼いで逃げ切ることを目指します。逃げ切りにあたっては、タイマン性能の高いパルキアとメタグロスを選択しています。
リィズさんがWCS2010で使っていたパーティを全面的に参考にさせていただきました。
(http://ryzkousatsu.blog63.fc2.com/blog-entry-192.html)
【構築経緯】
WCS2010ルールは根強い人気があり公式大会以降も取り組むプレイヤーが多く、当時のテンプレに加えて新たに人気な組み合わせなども生まれています。それら全てに勝てることが理想ですが、ひとまず今回のオフ参加にあたって構築に求めていた要件は大きく3つあります。
1番目の「テンプレを使わない」は分かりやすいでしょう。
いわゆるテンプレ構築は戦い方や後発の組み合わせが想定されやすいので、見せ合いなしのルールで一方的な情報不利を背負ってしまいます。それを利用して戦い方を偽装することもできますが、どちらかと言えば相手の想定にない組み合わせを使った方が良さそうです。
次に、2番目の理由「初手クレセリアに強い」です。
クレセリアは伝説ポケモンをサポートする役割が基本になりますが、素早さ操作手段だけでも電磁波・凍える風・トリックルームと多岐に渡ります。また、その隣にはグラードン・カイオーガなどが並ぶことが多く、カイオーガにいたっては拘りスカーフ・黒い鉄球と真逆の素早さまで存在します。特にクレセリアを使った構築は増加傾向にあると感じていたので、クレセリアを封じて相手のプランを崩せる構築は魅力的に感じます。
最後の理由「ドーブル+ディアルガに一貫する選択」について。
ドーブル+ディアルガも有名な組み合わせには「ダークホール@スカーフ+流星群@拘り眼鏡」「猫騙しorこの指止まれ+トリックルーム」「見切り@強制ギプス+トリックルーム」と多様なパターンが存在します。こちらもクレセリア同様に全てに対応するのは難しいですが、ダークホール・流星群は命中に難があって攻撃も単体技が基本になるため持ち直せる可能性は高いです。後ろ向きな発想ですが、どうしても対策が薄くなってしまう相手が存在してしまうなら運次第で可能性が残るドーブル+ディアルガ構築が悪くなさそうだと思ったので、どのパターンにも初手の行動が一貫するようにはしておきたいと思いました。
・・・というわけで、これらの理由に沿った構築を考えている中で、東京大学ゲーム研究会が販売していた冊子に載っていたリィズさんのラティオス+ディアルガを思い出しました。
ラティオス+ディアルガという組み合わせはドラゴン2匹を並べているのに弱点が被らない点で強く、最もマークを厚くしたいカイオーガの水技に耐性を持ちながら高火力を叩き込むことができます。
そして、この組み合わせは下記の点で先述の3つの要望を満たしていました。
- この組み合わせは他のテンプレと比べると知名度が高いわけではない
- 対クレセリア。ラティオスの命の珠流星群+ディアルガの拘り眼鏡流星群の集中攻撃はH226-D200クレセリアを倒せる
- 対ドーブルディアルガ。ダークホール対策はできていないが、ディアルガをメタグロスに交代しながらラティオスでドーブルを攻撃する動きは、相手がスカーフでもトリルでも一貫はしている
・・・ということで、この組み合わせを使うことにしました。
【個別解説】
>ラティオス
GSルールではそれほど見ないポケモンかもしれませんが、カイオーガグラードンに対して有利。パルキアを含めてルギアミュウツー以外には先手が取れるというところで非常に強力なポケモンだと思っています。今回は87人中私を含めて2人しか使用者がいなかったようですが、もう一人の方も予選を抜けていらっしゃったのでラティオスの強さが伺えるとも思います。
技構成ですが、リィズさんの使用したものと違って手助けではなくサイコキネシスを採用しています。手助けを打ちたい場面が「ラティオスの特攻がかなり下がっていて後ろに交代がしづらいとき」「流星群を打ってラティオスの攻撃を下げたくないとき(特にHDトゲキッス)」の2つでした。これに関しては、サブウエポンを用意して流星群の使用頻度を減らせれば、多少は解消できると考えました。構築で苦手なゴウカザルやドーブルに流星群を打たなきゃいけないことやホウオウの身代わりを破壊できないことからサブウエポンが欲しいと感じていたことも理由になります。
努力値配分は、ひねりなく特攻と素早さにすべて振り切りました。残りはHPに振ってC202カイオーガの75%吹雪+珠ダメージ2回耐えを意識しました。
持ち物は先述しているように命の珠。草結び+バレットパンチでAD振りグラードンを倒せるようになったり、カイオーガの雷を2発耐えるルンパッパをサイコキネシスで2発で倒せたり。最も評価しているクレセリアを一撃で倒せるようになる点も命の珠でないと達成できないのでやはり問題ないでしょう。
>ディアルガ
パーティの軸となる拘り眼鏡ディアルガ。その火力は非常に強力で、後述するテンプレ配分のハバンの実パルキアさえ流星群で一撃で倒せるようになります。そのパルキアに先制されてしまうものの、鋼タイプを併せ持っているおかげでドラゴン技は等倍なので強化アイテムを持ったパルキアでないとこちらのディアルガを一撃にすることはできず、ハバンの実でないパルキアはラティオスで牽制ができるようになっています。
技構成は流星群と竜の波動と炎技が必須。先に挙げたURLでは竜の波動は入っていませんが、別の場所で紹介されているリィズさんの記事ではやはりここまでは必須になっています。今回は炎技は命中率を重視してオーバーヒートにしました。最後の技は大文字・吹雪・雷・波動弾などが候補に挙がると思いますが、今回はカビゴンを意識して波動弾を採用しました。対トリパでディアルガやユキノオーなどに一貫するところも評価できます。
努力値配分ですが、まずクレセリアやパルキアなどへのダメージを意識して特攻にはすべて振り切りました。残りは耐久と素早さに配分していくことになりますが、拘り眼鏡ディアルガのミラーを考えると素早さは高めに設定しておきたいです。現実的な調整を考えると、素早さは127が限界なように感じたので、耐久の乱数を妥協して128に設定しました。お互いに麻痺したときの素早さが変わることも一因となります。残りはドクロッグのけたぐりを耐えるように耐久に配分しましたが、上3つの乱数を引くと倒されてしまいます。ただ、最低限として、C202カイオーガの75%雨しおふきを2発耐えることは確認しています。
>パルキア
このルールで最もタイマン性能が高いと思っていて、補完ポケモンとして一番評価の高いポケモンです。特にディアルガを大切に扱うために等倍で通る攻撃でも無理やり交代で出していく場面もあるかと思いますが、それを可能にできるのはパルキア以外にはほぼいないと思います。
技構成は必要なものが4つあったので、それですべて埋まりました。メイン技の竜の波動、メタグロスやホウオウに対するハイドロポンプ、トリックルームや大爆発対策の守る、ここまでは必須です。最後の枠に入れた電磁波はWCS2010当時から強力な技だと思っていて、お互いにドラゴン技を打ち合うパルキアミラーで優位に立つことができます。また、先述の通りパルキアは一撃死が少ないので、麻痺させたいポケモンに電磁波を打つ動きをとりやすい点でも強力です。強いて言えばカイオーガへの打点となる雷か晴れ状態でもホウオウに安定して打てる10万ボルトのどちらかが欲しかったくらいでしょうか。ヌケニン対策の意味合いでは火炎放射も欲しいですが当然スペースはありません。
持ち物は安定感抜群のハバンの実。弱点がドラゴン技しかないので伝説級のポケモンが拘り眼鏡で流星群を打ってくること以外にはほぼ即死することがなくなり、補完としての安定感は非常に高いと言えるでしょう。
努力値配分に関しては一般的なものになります。素早さは最速。特攻はハイドロポンプでH185D134メタグロスが2発になるように。A222グラードンの75%地震を2発耐えをしながら物理耐久もなるべく伸ばしてA171C202レックウザの流星群+神速をほぼ耐えるようになっています。
>メタグロス
一般ポケモンの中では種族値がトップクラスなだけあって強力なポケモンです。一般ポケモンで人気の集まりやすい格闘タイプやユキノオーバンギラスを中心に有利に戦うことができ伝説ポケモンにも大爆発で1:1交換を仕掛けることができます。今回のオフでも一般枠のポケモンとして最も使用されていたようです。
バレットパンチと大爆発と守るは必須。バレットパンチはラティオスやディアルガの猛烈な攻撃を気合の襷を利用して耐えてくるようなポケモンを仕留めるために必要で。大爆発は削り技としても非常に強力なだけでなく一度引っ込めたディアルガを再度場に繰り出すために安全な死に出しをさせる手段となります。最後の技をコメットパンチにするかアームハンマーにするかがやや悩むところではありますが、ルギアやドクロッグを攻撃して欲しかったのでコメットパンチを選択。アームハンマーが必要になる場面は対ディアルガだけになるのですが、ディアルガには大爆発やドラゴン技などを通していけるので優先度はやや落ちるでしょうか。
努力値配分は、C222カイオーガの75%雨しおふきを耐えるように配分するという定番の耐久調整。残りはまず多くのメタグロスバンギラスに先制して攻撃ができるように素早さを上げたいのですが、最遅パルキアでトリックルームをするパーテイも考えられるのでそれより遅い93で留めました。残りは攻撃に配分しています。
持ち物はラムの実。ドーブル対策で少なくとも2回はダークホールを打たせることになるので、相手の攻撃展開を遅らせることができます。また、パーティの4匹のうち3匹が特殊方面に偏っていることからハピナス・ルギアといった特殊耐久の高いポケモンはメタグロスを中心に崩していくことになります。そのメタグロスが鬼火や電磁波などを受けて詰んでしまうことを防ぐための保険となります。