第10回伝説厨オフ使用パーティ〜再生力スカーフホウオウ軸パーティ〜

2/11開催の第10回伝説厨オフに参加して来ました。


2週連続開催になっていましたが、今回のルールは見せ合いなし64BWGS。
前日まで関西のオフ会に参加していて当日朝に関東に向かいオフに参加する予定だったのですが、遅刻してしまってご迷惑をお掛けいたしました。


そんな中到着してから対戦させていただけることになりましたが、私を除いて同じブロックにグラードン入りのパーティが6人中5人いるという巡り合わせのなさもあってか3-3と結果は奮わず予選落ちしてしまいました。
伝説厨オフで予選落ちするのは7回目の参加で2回目となりましたが、予選落ちした回が5回と10回なので節目となる巻数で外伝を綴り始めるどこかのライトノベルみたいな因縁があるのかもしれませんね((


いくつか前の記事で廃案となった夢ホウオウ入りのBWGSのパーティを掲載しましたが、実際に予選落ちしてしまったのでこのパーティも廃案と同レベルだと言えるかもしれません((


〜使用パーティ〜
ホウオウ、ドクロッグガブリアスパルキア、ルギア、バンギラス



○ホウオウ いじっぱり さいせいりょく
202-176-112-×-175-142 H.164 A.76 B.12 D.4 S.252
せいなるほのお、ブレイブバード、じしん、アイアンヘッドこだわりスカーフ


ドクロッグ いじっぱり かんそうはだ
159-167-88-×-88-137 H.4 A.212 B.20 D.20 S.252
けたぐり、ふいうち、ねこだまし、まもる@いのちのたま


ガブリアス ようき すながくれ
191-162-117-×-117-169 H.60 A.92 B.12 D.92 S.252
げきりん、ドラゴンクロー、じしん、いわなだれ@こだわりハチマキ


パルキア おくびょう テレパシー
183-×-121-180-141-167 H.140 B.20 C.76 D.4 S.252
りゅうのはどうハイドロポンプ、かみなり、まもる@ハバンのみ


○ルギア おくびょう マルチスケイル
181-×-150-142-175-178 C.252 D.4 S.252
エアロブラスト、だいちのちから、まもる、はねやすめ@たべのこし


バンギラス わんぱく すなおこし
207-157-162-×-130-84 H.252 A.20 B.140 D.76 S.20
いわなだれ、しっぺがえし、けたぐり、まもる@ヨプのみ


構築の開始点はホウオウ。理由は単純で、BW2が発売されてから夢特性の伝説ポケモンが使用できるようになりましたが、それからの伝説厨オフで上位に進んだ構築の中で唯一使われていない夢特性伝説ポケモンがホウオウだったからというものです((


ホウオウはGSルールで頻出する物理ポケモンの代表であるメタグロスや格闘ポケモンや地面技に対して強い上に特殊耐久が非常に高い数値を誇ります。また、攻撃種族値も高めでブレイブバードの通りが良いことに加えて聖なる炎の追加効果の火傷で定数ダメージを稼ぐこともできます。これらの性能から最も一般的な使い方としてはホウオウの苦手な相手を排除してから詰ませるような立ち回りをしたり先発に置いて刺さっている相手を牽制しながら有利な局面を作り出していくなど高い耐久を存分に生かす型が非常に多いです。なので、一般的な使い方をするのであればホウオウにダメージを与えやすい大技のPPの消耗を早くできるプレッシャーは非常に強力な特性だと言えます。
では、夢特性の再生力を持ったホウオウはどのような型として使うのが良いかということですが、端的に言ってしまえば攻撃面の性能を重視した型として採用するのが良さそうです。具体的に言えば・・・
「聖なる炎、ブレイブバード、追い風地震アイアンヘッドおしおき守るなどから2つ@拘りハチマキ、スカーフ、ジュエル系統」
という風に飛行技の通りが良いことと高い火力を活かして相手を削っていくことを重視する型であればプレッシャーは活きにくく、拘り解除のために交代をした際に体力を回復できたり再度追い風を発動させるために一旦交代して体力を回復することができる再生力の方が活きる機会が多いでしょう。
耐久重視の型ならばプレッシャー、攻撃重視の型ならば再生力、という風に分けることができますが、耐久重視の型で採用する場合にも最低限の火力があって逆に攻撃重視の型で採用する場合にも最低限の耐久があるからこそ成せることなのでホウオウの性能の高さがうかがえると思います。


今回は攻撃的な型として再生力ホウオウを軸にしてパーティを組むことにしましたが、回復手段を持たせない攻撃的な型を採用するにあたってホウオウより素早いパルキアミュウツーに対して有利な局面を作るのが非常に難しいように感じたので、削ってさえいれば縛り関係を逆転できるように拘りスカーフを持たせて採用することを決めました。
ホウオウの弱点となる技は水・電気・岩の3タイプですが、特に水と岩に関してはGSルールで強力なカイオーガバンギラスの主力攻撃として採用されることも多く範囲攻撃でもあり支配力の高い技となるのでこの2つに対して強く出ることのできるポケモンをぜひ採用しておきたいところです。そこで目をつけたのがドクロッグです。ドクロッグはホウオウの苦手なバンギラスカイオーガに対して強く出ることができるのでホウオウと相性は良く、猫騙し+素早いポケモンの攻撃という展開を作ることもホウオウで削った相手を通りの良い格闘技で処理できたり不意打ちで縛ることができるので攻撃的な試合展開に持ち込みやすいと思います。
また、ホウオウは単体攻撃技が主力になるので耐えられて返り討ちに遭う以外にも守るで攻撃を防がれて隣から返り討ちに遭うことも十分に考えられて、せっかくの伝説ポケモンの選出枠の仕事が不安定になるのはよくありません。なので、拘りスカーフを持たせたホウオウの隣に素早さの高いポケモンを並べて2匹の攻撃で殲滅を狙っていけるようにしていきたいところです。今回ここで選んだのがガブリアスです。ガブリアスの攻撃タイプであるドラゴンがホウオウの炎と相性が良くて地面がホウオウの飛行と相性が良いという面で攻撃範囲が噛み合ったポケモンであり、ホウオウが苦手なパルキアには先制することができて同じく苦手なバンギラスには砂起こしを利用して回避を上げることができます。
4匹目のポケモンにはホウオウが水技から逃げるための交代先としてパルキアを採用します。パルキアはトップクラスのタイマン性能を誇るポケモンなので温存したいポケモンがいるときは水技以外にも攻撃を受けてもらう役として積極的に繰り出すことができるのが魅力的です。因みに、特性としてテレパシーを選択できるようになったのでガブリアスとの相性も良好です。
ここまでの5匹ではトリックルームを決めた状態でのグラードンがやや辛いので飛行技を無効にできるポケモンを入れていきたいところですが、隣に並びやすいディアルガにも弱くしたくはないこととカイオーガに対する耐性も欲しいと考えていたので、夢特性のマルチスケイルで疑似的に攻撃を半減で受けることができるルギアを採用することにしました。
ルギアを採用したこととこのパーティに天候変化をさせる手段がないことからユキノオーキュレムが主軸の霰パーティに対して分が悪そうに感じたので、最後の1匹にはバンギラスを採用します。これでクレセリアギラティナなどの高耐久のポケモンに対しても打点が見込めるようになりました。


>ホウオウ(選出:先発3+後発1=4)
今回の構築の軸となるポケモン。即死する可能性のある攻撃もいくつかありますが、高い特殊耐久と耐性のおかげでホウオウに大ダメージを与えられるポケモンが限られているため有利な局面ではガンガン攻めていくことができます。蜻蛉帰りを覚えることができればダメージを与えながら様子見での交代もできるのですが、習得できないのが残念です。
持ち物を拘りスカーフとしているので技は攻撃技4つですべて埋めました。グラードンディアルガに対する有効打になる聖なる炎、通りが良く一番安定して使っていけるブレイブバード、範囲攻撃の地震、最後の技はバンギラスに対する打点になり怯みを狙うことができるアイアンヘッドとおしおきで迷いましたが、おしおきを打つ相手は瞑想を積んだクレセリアギラティナが中心だとすればブレイブバードで拘っていいような気がしたので、怯みを狙って味方の生存の可能性を残せる技の方がまだ選択するだろうと思いアイアンヘッドにしました。
努力値配分ですが、拘りスカーフを持たせているので最低限ドーブルは抜けるように素早さ140以上が確定していて同じ素早さのポケモンを意識して142まで引き上げます。拘りスカーフを持たせても相手を一撃で倒すことはできず、反撃をしっかり耐えるように配分しなくてはいけないので最低限の攻撃ラインを確保して耐久を引き上げるように配分。攻撃面はH197B121パルキアブレイブバードで確定2発にできるように配分。物理耐久はA222グラードンの75%いわなだれ耐えを最も重要視してC226ミュウツーのジュエルサイコブレイクを最大乱数で耐えるように、HPを重視して配分したので特殊耐久もC222ディアルガの拘り眼鏡雷を最大乱数以外で耐えてC222キュレムの75%命の珠吹雪を2発耐えるようになっています。HPは201で十分なのですが、霰ダメージが加算した場合も考えて残りはHPに配分。


>ドクロッグ(選出:先発0+後発1=1)
毒格闘という唯一のタイプの組み合わせと特性の乾燥肌が優秀なポケモン。特に、このパーティは水技の通りが非常に良くカイオーガに安易に水技を打たせないためにドクロッグの存在は重要になっています。耐久が圧倒的に低く素早さも中途半端なので大事に扱わなければなりません。
技構成はけたぐり、不意打ち、猫騙し、守るの4つで埋まりましたが個人的にはこれで完結しているように思えます。伝説ポケモンに対するけたぐりでも周りの攻撃範囲に入れられるようになるだけの火力があり、逆に削れているポケモンを不意打ちで縛ることができるのも強力な点だと思います。欲を言うのであれば挑発も欲しいところではあります。
持ち物を命の珠にしたので努力値配分は攻撃と素早さにほぼ振り切りました。耐久はA189ハリテヤマの根性インファイト+命の珠反動ダメージ2回耐え、C202カイオーガの拘り眼鏡冷凍ビーム+命の珠ダメージ耐え。本当は陽気最速個体で使用をしたかったのですが、性格補正を掛けないとHP振りディアルガやヨプの実を持ったバンギラスを倒すことができないので意地っ張り個体で使用することに。
持ち物を格闘ジュエルにしていれば陽気個体で使用することもできましたが、不意打ちや猫騙しの計算をしたときにこちらにも火力が必要だったので持ち物は命の珠。大事に扱わなければならないので気合の襷も候補には挙がるのですが、ホウオウやガブリアスなどが攻撃的になっているのでそれをカバーするためには攻撃的な型を採用した方が良いと思ったので強化アイテムを持たせました。
今回のブロックは7人中5人がグラードンを使用していてカイオーガ使用者が1人しかいないという極端なブロックだったこともあってか選出回数は全く伸びませんでした。


>ガブリアス(選出:先発3+後発2=5)
地面技が一貫しやすいGSルールでそれなりに火力が高くミュウツールギア以外の伝説ポケモンには先手を取ることができて、地面タイプなのに水技を等倍で受けることができる点でタイプ相性も良く、種族値が高めな分等倍の攻撃ならば適度に耐える耐久を持ち合わせているという点で優秀なポケモン。BW2以降伝説ポケモン夢特性のテレパシーを手に入れたことで扱いやすさも上がり、少し物足りない火力を攻撃範囲の相性が抜群なホウオウとの連携攻撃で補うことができます。
努力値配分は、まずパルキアや霊獣ボルトロスを上から攻撃できるように素早さは最速にします。そのまま攻撃に努力値をすべて振り切って気合の襷を持たせても火力が足りないようだったので強化アイテムを持たせることにして耐久に努力値を回すことにしました。耐久はC226ミュウツーのジュエルサイコブレイク耐えとC202カイオーガの雨75%しおふき耐えをそれぞれ最大乱数以外で確保して、残りを攻撃に振りました。耐えるように設定している攻撃ですが、本来ならば猫騙しと合わせて耐えるように設定しておきたい数値なので対猫騙しを見据えて隣に攻撃が飛びやすいように工夫した選出をしなければならないでしょう。
持ち物は地震の火力を引き上げたかったので地面のジュエルか拘り鉢巻になります。拘り鉢巻の場合はホウオウと並べて拘りアイテムが2匹並んで動きにくくなってしまうため地面のジュエルを持たせるべきのように思いましたが拘り鉢巻を選びました。今回の構築では伝説枠3匹がすべて浮いているため地震が非常に打ちやすいこともあって拘りアイテムでも相性が良い上に地面技の効かない相手に対する打点不足が見えたためです。
特性も当初は鮫肌にしていたのですが、鮫肌で嬉しいことはコジョンドの気合の襷を削れるくらいしかなかったので砂隠れの方がよっぽど強力なような気がしました。実際に当たったコジョンドの気合の襷は2回ともバンギラスの砂嵐が削っていました。
残念ながら地震を打つ機会がありませんでしたが、逆鱗やドラゴンクローだけでも相当強いポケモンだったので今後に期待が持てそうなポケモンでした。


>パルキア(選出:先発2+後発0=2)
ここまでの3匹が非常に攻撃的であったのに対してここからの3匹は防御的なポケモンになります。まず1匹目は主に水技に対して耐性をつけるためのパルキアです。耐性自体は多くないものの弱点が少なく適度な耐久があることからタイプ相性などを安定感の高いポケモンです。
今回も技はすんなりと決まりました。相手ドラゴンを攻撃するための竜の波動、ランドロスバンギラス対策のハイドロポンプカイオーガ対策の雷、守る、と非常にシンプルな構成になっています。パルキアの雷は意外と見る機会が少ないような気がしますが、このパーティでは天候を雨から変えることができるのはバンギラス1匹のみですがバンギラスは水技が弱点であるためあまり交代では出したくありません。そのために雨状態でしおふきを受けながらも戦えるパルキアを採用しているので雨状態でカイオーガとのタイマンに勝てるような型であることが望ましいです。強化アイテムを持たせない限りドラゴン技ではカイオーガを2発で倒すことはできず、相手のカイオーガは雷を必中で打ってくるため追加効果まで考慮するとタイマンで有利に戦うためには2発でカイオーガを倒せる雷が必要となってきます。
努力値配分も非常にシンプルなものになっていて、C226ミュウツーのジュエルサイコブレイク耐えを確保して残りを特攻に振っています。
持ち物はハバンの実。これを持っていないと拘り眼鏡ディアルガの2発目の流星群で倒されてしまうこと、トリックルーム状態でカイオーガ対策で出しても隣にいるドラゴンポケモンに倒されてしまうこと、などからも非常に安定感の高いアイテムだと言えます。オボンの実などを持たせて等倍の攻撃を耐えやすくする使い方にも興味はあるのですが、特にトリックルームを凌ぐためにハバンの実をはずすことができずに困っています。


>ルギア(選出:先発0+後発6=6)
パーティのバランスを整える上で防御寄りな役割を果たす2匹目のポケモン夢特性のマルチスケイルを利用すればディアルガの拘り眼鏡流星群でさえ体力を半分も削られずに受けることができてしまうので先発にポケモンの逃げる先として後発に配置しやすいところがポイントです。
ルギアと言えば補助技のイメージが強いですが、このパーティには比較的素早いポケモンが多くルギアの展開スピードに付き合える耐久力のポケモンばかりが揃っているとも言い難いので電磁波でサポートすることや瞑想で自身がゆったりと決定力を稼いでいくことは不要だと思い、攻撃範囲を広げた構成にしたいと思いました。そのため、まずメインウエポンとして最もダメージを稼ぎやすいエアロブラストを採用。続いて、エアロブラストと攻撃範囲の相性が良い大地の力を採用。トリックルームなどを逃げ切るために守るを持たせて最後は無難に回復技を持たせました。霊獣ランドロスを一撃にできる冷凍ビームか霊獣ランドロスを2発で倒せてドクロッグと特に相性が良くなる凍える風も採用したいのですが、回復技を切ったルギアを採用することに不安が残り、より重要性の高い守るを切るわけにはいかなかったので仕方なく諦めました。
後発から繰り出したら相手を削って先発で出していたポケモンを再度繰り出すまでに攻撃範囲に入れるという扱い方をするということが見えているので、努力値配分は特攻重視です。エアロブラスト2発で霊獣ランドロスを倒そうと思った結果、振り切ってようやくほぼ倒せるというラインだったので最速を維持しながら伸ばせるところまで伸ばしました。残りを特防に振ったのはカイオーガの雷のダメージが変わるからです。
持ち物は残っていたこともあり無難に食べ残しとしました。食べ残しを持たせたことで回復技を使う回数をなるべく減らして攻撃回数を増やせるということと定数の回復手段を持たせておくことで疑似的に耐久振りルギアを再現したいという意味合いもあります。命の珠とどちらにするかを考えていたというと極端なように思えますが、結局命の珠はドクロッグに渡してしまったということも要因にあります。
全試合に選出していますが、裏を返せば全試合にこのルギアを選出せざるをえなかったということです。最初の4匹のバランスが悪すぎるとは思わないので補完の仕方を間違えたように思えます。あまり強い型のルギアだとは思えなかったので再考の余地があります。


>バンギラス(選出:先発4+後発2=6)
防御的な役割を果たす3匹目のポケモン。天候を利用した戦術に対して天候を取り返すことができないと一方的にアドバンテージを握られてしまいます。特に、対霰パーティの場合が顕著になるのでそれの対策として採用。特性の砂起こしで自身の特殊耐久を引き上げることができ五分で戦える伝説ポケモンも多いので汎用性は高いです。パルキアのハバンの実と同じように霰パーティ対策ができて且つ他への汎用性も落とさないという要請にバンギラスの採用という形でしか回答を用意できなくなってしまっているので、本来ならば何かしら新しい霰パーティ対策を見つけなければいけないでしょう。
性格を見ると分かる通り、おそらく珍しい努力値配分になっていると思います。一般枠のポケモンを見たときに対雨のドクロッグ、対砂のガブリアス、対霰のバンギラスとバランスが揃っているように見えますが、実際にはここから2匹選出しなければいけません。たとえば、相手がグラードンを軸にしたパーティであった場合、ドクロッグは足を引っ張りかねないので選出できず一般枠の選出はガブリアスバンギラスというように自動的に決まってしまいます。そうすると、元々の汎用性が抜群なバンギラスを選出せざるをえない場面も増えるだろうと予測できたので、バンギラスが本来苦手な相手に対しても行動の選択肢を広げるために物理耐久を重視した配分にしてA222グラードンのジュエル75%地震を耐えるようにしています。残りの努力値は対霰パーティを見据えてC222キュレムの命の珠流星群耐え、砂嵐状態で拘り眼鏡75%吹雪2発耐えと設定しています。すると、残された努力値は僅かになってしまいましたが、素早さを最遅ディアルガより遅く設定して残りを攻撃に配分しました。
技構成で求められるものは基本的に変わりなく、ホウオウ対策の岩雪崩とミュウツールギアギラティナ対策の悪技とディアルガ対策のけたぐりの3つになってきます。しかし、今回は攻撃にほとんど努力値を割かなかったので火力が若干物足りない気がしました。そこで、悪技はしっぺ返しを選びました。しっぺ返しはBW以降で仕様が変わったせいでほとんど使われることのなかった技ですが、このパーティには素早さ操作手段がなく自分より速い相手と遅い相手を見極めることができるので速い相手に対してしっぺ返しを選択すればよく、最悪けたぐりで威力120が出る相手には噛み砕くを打つのと同程度の火力になるのでそれで誤魔化すことにしました。
持ち物は定番のヨプの実です。今回物理耐久に厚く努力値を割いたことでHP振りディアルガを1発で倒す格闘技を高確率で耐えることができるようになっています。
当然分かってはいたのですが、グラードンの地面ジュエル地震を耐えるように設定しても先に岩雪崩などでダメージを受けていることがほとんどなのでうまく耐久調整が活きる場面はそうそうなさそうですね。実際の試合でもコジョンドには格闘ジュエルけたぐりを打たれてしまったので耐久調整も虚しく倒されてしまいました。