2/17開催の第11回伝説厨オフに参加して来ました。
今回のルールは4世代GSルールの見せ合いありバージョン。
2グループのうちカイオーガブロック。予選は3連勝でスタートしたものの3連敗して3-3で同率3位ながら直接対決負けで予選4位・・・しかし、主催であるミーサさんがグラードンブロックで予選4位だったために主催者権限で予選4位までが決勝トーナメントに進出できるという変則トーナメントを作成したおかげで予選を抜けることになりました。
各予選の3位と4位が対戦して勝った方が予選2位通過の方と対戦、更に勝った方が予選1位通過の方と対戦して、最後が決勝というトーナメントで3連勝して決勝まで進みましたが、決勝戦で敗れてしまい準優勝(?)という結果に終わりました。
伝説厨オフで2回優勝していたのは私とFONさんだけで今回の優勝でFONさんに優勝回数を抜かれてしまいましたが、それよりもこんな形でありながら第9回から11回まででFONさんに3連覇を許してしまったのが悔しくてしょうがありません。
見せ合いありのGSルールで対戦する機会は何回かありましたが、乱数調整を利用したポケモンだけでパーティを組むことができたのは初めてでした。
〜使用パーティ〜
ルギア、バンギラス、ルンパッパ、カイオーガ、ラティオス、ディアルガ
○ルンパッパ おくびょう すいすい
177-81-91-114-137-123 H.172 B.4 C.28 D.132 S.172
くさむすび、ねこだまし、やどりぎのタネ、まもる@たべのこし
○ディアルガ ひかえめ プレッシャー
189-×-141-222-121-128 H.108 B.4 C.252 D.4 S.140
りゅうせいぐん、りゅうのはどう、オーバーヒート、はどうだん@こだわりメガネ
○ルギア おくびょう プレッシャー
212-×-152-110-174-178 H.244 B.12 S.252
エアロブラスト、でんじは、ひかりのかべ、はねやすめ@ラムのみ
○バンギラス いじっぱり すなおこし
207-171-135-×-144-84 H.252 A.12 B.36 D.188 S.20
いわなだれ、かみくだく、けたぐり、まもる@ヨプのみ
○カイオーガ おくびょう あめふらし
175-×-110-200-163-156 C.236 D.20 S.252
しおふき、だくりゅう、かみなり、ふぶき@こだわりスカーフ
○ラティオス おくびょう ふゆう
156-×-100-182-130-178 H.4 C.252 S.252
りゅうせいぐん、くさむすび、てだすけ、まもる@いのちのたま
まず、昨年の12月ごろに「ルンパッパディアルガ+ルギアバンギラス」というパーティを見せ合いなし44のルールで作成しようとしてました。このパーティの概要を説明すると、破壊力抜群の拘り眼鏡ディアルガと耐久力抜群のルギアの縦の相性の良さを活かしてルギアで電磁波を撒いてディアルガの足りない素早さを補佐しながらディアルガでルギアを突破できそうなポケモンを潰していくことで、最終的にはルギアで詰ませる戦い方をするかディアルガを受けられなくするかが勝ち筋になります。この2匹で不安の残るカイオーガやユキノオーに対してバンギラスとルンパッパを投入して、力負けしないように初手にルンパッパとディアルガを置いて猫騙しをしながら攻撃してアドバンテージを取りつつ、分の悪い場合にはルギアに交代することで体勢を建て直しやすいように組んだつもりです。しかし、どうしてもグラードンに対する耐性がついているとは言えません。特に、トリックルームクレセリア+黒い鉄球グラードン程度ならなんとかなるのではないかと思っていましたが、電磁波クレセリアや威張るラムコンボのグラードンを相手にするならば相当厳しいものがあり、これらを改善しながら他への汎用性を保つのは難しく感じたので構築案として放置していました。
しかし、見せ合いあり64では相手のパーティにグラードンがいるかどうかの判断をすることができるので、今回はこの4匹のパーティをベースに構築を組むことにしました。その方針で一旦考えた補完の2匹はパルキアとカポエラーだったのですが、カイオーガを採用しないパーティでルンパッパを採用するのはあまり好きではなく受けに回り過ぎなような気がしたので没。代わりに、ルンパッパと相性の良いカイオーガを投入しました。最後はカイオーガとグラードンへの耐性をつけたいことから拘り眼鏡ディアルガとの相性も良いラティオスを採用しました。
ルギアとラティオスは同速な上に求められる試合展開速度が違っていますが、これは眼鏡ディアルガを高速展開で運用していくのか電磁波から持久展開で運用していくのかを選べるようになっていて柔軟性がそれなりにあるように思えたので問題ないと判断しました。気になるのは相手のメタグロスに対する打点が無さすぎるということで、メタグロスが想像以上に強いポケモンだったことを思い出したのがオフ1週間前の第2.5回しゃでオフ時であり、新規でパーティを考えて育成する余裕もなかったのでこのまま参加することにしました。
構築動機は上に書いた通りですが、この6匹で行こうと思った経緯は第2.5回しゃでオフで使用するために東大ゲーム研究会様が販売していた冊子を読んでいたからということにあったりします((
>ラティオス(選出:先発5+後発0=5)
第2.5回しゃでオフで使用したものと同一の個体です。そのときのKPは2でしたが、ラティオスを使って予選を抜けたもう一人の方が使っていらしたのは拘りスカーフカイオーガと共に初手に並べる組み合わせでした。命の珠ラティオスは拘りスカーフカイオーガとも相性が良く、しおふきを耐えてくるパルキアなどをラティオスの攻撃と合わせて倒すことができるようになっています。
技はサイコキネシスを手助けに変更しました。流星群を打ったラティオスは暇になりやすいので手助けで隣の伝説ポケモンのサポートができるようになるだけでも十分です。手助けで攻撃を強化する手法は最近のBWダブルでも見られることですが、2匹分の行動で強化した攻撃を打ち込むので守るなどで凌がれてしまいやすい単体攻撃よりも範囲攻撃の方が相性が良いです。今回はカイオーガという範囲攻撃をメイン技としたポケモンを採用していて手助けが扱いやすそうで、拘りスカーフの素早さから拘り眼鏡の火力を繰り出す奇襲にもなります。
PPを増やしていたサイコキネシスを泣く泣く消してしまったので個体は2匹用意しておきたいですね((
>ディアルガ(選出:先発1+後発9=10)
第2.5回しゃでオフで使用したものと同一の個体です。耐性が優秀な上に火力が凄まじい拘り眼鏡ディアルガが強力なのは言うまでもありませんが、初手でラティオスと並べて流星群+流星群を打ち込んで相手の耐久の高いポケモンを1ターンで落とす使い方、ルンパッパと並べて猫騙し+流星群から相手のポケモンに手痛いダメージを与えてからルギアに交代して電磁波で展開してから再度場に出して制圧する使い方、ラティオスカイオーガなどの後発に控えさせておいて苦手なポケモンを排除して残ったポケモンをディアルガで仕留めていく使い方、などその攻撃性能を様々な使い方で活かせるようになっています。
技構成・努力値配分の変更はしていません。主軸ポケモンなだけあって全試合で選出することになりました。
>カイオーガ(選出:先発6+後発1=7)
当時使用していた拘りスカーフカイオーガをそのまま使用しました。ディアルガとカイオーガを同時採用した構築では拘り眼鏡を2匹に持たせたいことが多数あるので少し困っていたのですが、カイオーガはルンパッパがいるパーティに対して選出はやや渋りたくなるのでディアルガの方が選出機会は多くなるということとディアルガに持たせる持ち物がなくなってしまうという理由からカイオーガの拘り眼鏡は諦めました。代わりに、採用を決めていたラティオスと相性が良く対策が薄めである拘りスカーフドーブルに対しても強くなれるので拘りスカーフを持たせることにしました。
技はメイン攻撃技のしおふき、サブ技の濁流、相手カイオーガパルキアへの打点になる雷、範囲攻撃でカイオーガにユキノオーが出てきたときに打てる吹雪の4つでPPを増やしてあったのでこのまま出ることにしました。控えめ個体であれば絶対零度を覚えていたのですが、拘りスカーフカイオーガのミラーが起こりそうな気がしていて、カイオーガを選出した際に相手のカイオーガに交代で出せるポケモンがルンパッパしかおらず、ルンパッパ自体はあまり選出回数を増やしたくなかったのでミラーで五分の勝負が望める臆病個体を使用しました。
努力値配分は、特攻と素早さに・・・全振りしていると思いきや、ルール発表当初に考えた配分だったということもあり、C202パルキアの拘り眼鏡流星群を耐えるように耐久調整がされているようです。
>ルンパッパ(選出:先発2+後発4=6)
4世代のGSルールで乱数調整産を入手できたので初めて使用しました。上に書いた通り、当初は見せ合いのない44を想定して組んでいたので努力値配分や技構成に関してはそれを意識している側面が大きいです。
技はカイオーガを攻撃するための草結び、不利な状況からでも体勢を整えるための猫騙し、どの相手へも汎用性が高くルギアと並んでいる際にはルギアの展開速度に合わせて場持ちを良くするための宿り木の種、立ち回りの選択を増やすための守るで埋まりました。
努力値配分は、ルンパッパの猫騙しミラーになるべく勝てるように素早さに振り切ります。残りはトリックルームを逃げ切れるようにディアルガの竜の波動とカイオーガの雷の集中攻撃を耐えるように設定したいのですが、種族値があまり高くないのでC222ディアルガまでは想定できません。ここで性格を臆病にすると特防実数値を2下げてしまう代わりに素早さを1上げることができるので、数多くないであろう臆病ルンパッパ以外のミラーには先手を取れる方が大きいように思えたので、そのようにしました。耐久の目安としてはC202ディアルガの竜の波動とC222カイオーガの雷を集中されてどちらか最大乱数を引かない限り耐える程度です。
持ち物はただでさえ足りない耐久を補い場持ちを少しでも良くするために食べ残しを持たせました。宿り木の種を打って守るで時間を稼ぐことも多くなると予想されるので一度きりの回復のオボンの実よりも効果を発揮しやすいように思います。
今回初めてルンパッパを使用しましたが、予想していたよりもさらに貧弱でした。そもそも種族値は相当低いポケモンであり雨が降っている状態でようやく特性が活きて活躍するポケモンだと思っていましたが、相手がカイオーガを選出してこなかった場合は特にそういう風になりやすくルンパッパを選出せざるをえない試合が多かったことが良くなかったと思います。
>バンギラス(選出:先発3+後発6=9)
場に繰り出した際には雨状態から天候を上書きしてしまうもののカイオーガの得意でないドラゴンポケモンや霰系統に対して砂嵐状態での特殊耐久の高さを活かして戦っていけるので相性は悪くありません。ルギアと並べた際にもルギアの展開速度に合わせた場持ちが求められるのでその特殊耐久が活きることになりますし、ルギアの苦手な必中雷吹雪を天候を変えて対策できるのも強みであります。
技構成はいたって普通のものが4つ揃っています。悪技にはしっぺ返しという強力な技もありますが、今回はルギアの電磁波があるので無難に噛み砕くを選んでいます。
努力値配分は、C202カイオーガのシングルダメージしおふきを砂状態で耐える特殊耐久とA173ドクロッグのけたぐりをヨプの実込みで耐える物理耐久を確保して攻撃と素早さに按分しています。
持ち物も定番のヨプの実です。
>ルギア(選出:先発3+後発0=3)
見せ合いなし44構築では主軸に置いていたポケモンでしたが、見せ合いあり64となって完全に補完要員になりました。ディアルガとの縦の相性が良いので、受け回しがしやすいところも魅力的です。
技構成はディアルガをサポートするための電磁波が必須。また、プレッシャーと相性が良くルギアのタイマン性能を活かすこともできる羽休めも必須。攻撃技は神通力で考えていたのですが、カイオーガと一緒に選出する場面が来た場合に相手ルンパッパを攻撃できた方が良さそうに思えたのでエアロブラストを選択しました。最後の技は守るや身代わりなども欲しいのですが、ルギアを軸にしているパーティではないことから別の補助技を入れた方が汎用性が高そうでリフレクターと光の壁の選択になったのですが、ルンパッパを選出せずにカイオーガを見る場面を増やしたいことから光の壁を入れました。この技の選択は会場で予選が開始してから考えていたのですが、やはりメタグロスやバンギラスが重たいパーティだったので結果的にはリフレクターの方が良かったと思います。
努力値配分はHPと素早さを中心に配分。当初はオボンの実を持たせる予定だったのでHPは偶数で大きくさせています。残りを防御に振ったことでA182メタグロスの75%大爆発+砂ダメージを最大乱数以外で耐えるようになっていますが持ち物をオボンから変えたので役立つ場面があったかもしれません。
持ち物は補助を展開するルギアが事故して動けない状況を防ぐためにラムの実を持たせました。吹雪や雷などを受けやすかったり不意の電磁波や毒々にも強いので元々相性が良いアイテムだと思います。