第12回伝説厨オフ使用パーティ〜Wキュレムユキノオー〜

第12回伝説厨オフに参加してきました。


6人ブロックのうち前回の伝説厨オフで同じ予選ブロックだった方が私含めて4人という偏り具合でしたが、ルールが違うのでたいした違和感はありませんでした。
予選を5-0で1位通過。予選通過者8人のうち、3-2が6人、4-1が1人、5-0が1人、という状況で主催のミーサさんが予選を抜けられなかった腹いせ(?)に変則トーナメントを作成して、最も予選の成績が良かった私はシードを引いたことになりいきなりベスト4でした。準決勝に勝利したものの、決勝戦で負けてしまったので結果は準優勝でした。
前回参加したときにも書いたように伝説厨オフの優勝回数1位タイという記録を破られてしまい、それに追いつくチャンスでしたが非常に残念でした。


なぜか適度に勝ってしまいましたが、今回のパーティの出来は相当悪いと思います((


〜パーティ〜
キュレムユキノオーズルズキンミュウツートゲキッスカイオーガ



○Wキュレム おくびょう ターボブレイズ
201-×-110-222-120-161 H.4 C.252 S.252
りゅうせいぐん、ふぶき、れいとうビーム、だいちのちから@こだわりスカーフ


ミュウツー ひかえめ プレッシャー
181-×-111-226-110-182 B.4 C.252 S.252
サイコブレイクはどうだんシャドーボール、まもる@エスパージュエル


ユキノオー ひかえめ ゆきふらし
197-101-102-137-115-84 H.252 B.52 C.100 D.76 S.28
ふぶき、くさむすびこおりのつぶて、まもる@きあいのタスキ


ズルズキン しんちょう いかく
171-141-136-×-150-79 H.244 A.244 B.4 D.12 S.4
かみくだく、けたぐり、ねこだまし、みきり@かくとうジュエル


トゲキッス おだやか てんのめぐみ
190-×-118-141-177-106 H.236 B.20 C.4 D.204 S.44
エアスラッシュ、おいかぜ、アンコール、このゆびとまれ@オボンのみ


カイオーガ おくびょう あめふらし
175-×-111-202-160-156 B.4 C.252 S.252
しおふき、かみなり、ふぶき、まもる@いのちのたま


前回参加したときにテレパシードラゴン+グラードンのパーティが蔓延しているようだったので、ホワイトキュレムを使ってそれを駆逐したいと思ったこととまだキュレムを使用したことがなかったということで、ホワイトキュレム(以下Wキュレム)を使用するというところから構築を始めることにしました。
今回のWキュレムは特攻が高く素早さが一歩高いドラゴンとして採用する意味合いよりもグラードン+ドラゴンポケモンのパーティに氷技の一貫性を取ることにあるので甘いパーティに対しては積極的に範囲攻撃の吹雪で攻めていけるようにユキノオーを採用することにしました。また、Wキュレムユキノオーの入ったパーティをホウオウバンギラスメタグロスで対策しようとする傾向があることもよく見ていたので3匹目はこれらすべてに強めなカイオーガを採用することにしました。
この3匹で構築をスタートすると、非常に辛い相手となるのがパルキアミュウツーコジョンドになります。これらに対する対策を考えていたところミュウツーがあてはまるように見えますが、実際には伝説枠のポケモンを3匹選出することはできません・・・と言った辺りから構築方針は上手く定まらず。
結局、時間がなくまとめることができなかったのですが、新たにパーティを考える時間もなく今回はそれっぽい形にするだけで参加することにしました。そういうわけで、ミュウツーを採用します。そして、カイオーガを動かしやすいようにこの指止まれ要員が欲しかったということからトゲキッスを採用しました。最後に格闘ポケモンを採用してもバンギラスが重いくらいなので、確実に格闘ポケモンが欲しいです。特性が威嚇でバンギラスに後出ししやすい格闘ポケモンの中で手助けの使えるカポエラーの方が非常にパーティに向いているようですが、クレセリアへの打点が薄いことがかなり気になったので仕方なくズルズキンを採用することにしました。


>Wキュレム(選出:先発3+後発1=4)
構築のスタートになったポケモン。吹雪を積極的に打つために採用しながらドラゴンタイプとしての特攻の高さも光るのでドラゴンジュエルか拘り眼鏡を持たせる予定でいましたが、コジョンドテラキオンラティオスなど一般ポケモンからも簡単に縛られてしまうのが難しく思いました。そういうわけで、今回は拘りスカーフを持たせて攻撃できる回数を増やす方針にしました。
技構成は今回の採用理由にもある吹雪、相手のカイオーガに対して最も打点を稼げる流星群は必須。残り2つですが、天候が霰状態じゃないときにも氷技で確実な削りができるように命中100の冷凍ビームを採用。最後の1つはメタグロスに対する有効打が欲しかったのでバンギラスにもダメージを取りやすい大地の力としました。
努力値配分はやや耐久に回してC226ミュウツーのジュエルサイコブレイクなどを耐えるようにしたかったのですが、振り直す時間がなく特攻と素早さに特化しています。あまり特攻を落としすぎると流星群1.5発で倒せるポケモンが少なくなってしまうことには気を付けたいです。


>ミュウツー(選出:先発3+後発1=4)
相手のパルキアコジョンドが厄介だったために仕方なく採用した補完のポケモンです。個人的にミュウツーを主軸に置いて考えるのが非常に難しく感じるので補完の位置で採用できる方が扱いやすく感じました。ミュウツーの基本的な使い方としては先発で出して相手に被害を与えつつ、最後までうまくミュウツーを温存して後発から死に出しして削れたポケモンサイコブレイクでトドメを刺していく使い方が強いように思えるので、後発にミュウツーを温存する方針でキュレムを乱雑に扱うことが多くなりそうです。先発でミュウツーキュレムと出したいのですが、ここでミュウツー夢特性である緊張感が開襟されていれば特性の発動順によってキュレムの拘りスカーフが割れてしまうことがないので良い組み合わせだったように感じます。
技構成はサイコブレイクと波動弾はメイン技との相性もあって採用は確定。身を守るために守るも必須。残り1枠に何を入れたいかで候補に挙がるのはメタグロスを攻撃するための大文字になるのですが、クレセリアに対する打点が足りないことが気になってシャドーボールを選択しました。波動弾で攻撃したい主な相手がディアルガバンギラスであることを考えると大地の力が非常に欲しいのですが残念ながら習得できず。
努力値配分は乱数が絡むような相手に対してもなるべく高い乱数を引いて相手を落とすことで反撃を受けることを防ぎたかったので特攻と素早さにすべて振り切りました。火力を重視して性格も控えめにしています。残りの4は防御に振ることでA167ギラティナのランク-1シャドーダイブ+天候ダメージ2回を最大乱数以外で耐えるように配分しています。因みに、天候ダメージ2回ではなく命の珠の反動ダメージであれば確定で耐えることができるようになります。
持ち物は命の珠を持たせたかったのですが、既にカイオーガに持たせてしまっていました。候補に挙がったのは麻痺を回復できて汎用性も高いラムの実かエスパージュエルになりますが、特攻を最大まで伸ばしても強化アイテムがないと火力が足りないように感じたことからエスパージュエルを持たせることにしました。猫騙しや氷の礫・霰ダメージなどを加算できればミュウツーのジュエルサイコブレイクを耐える調整も崩すことができます。


>ユキノオー(選出:先発1+後発4=5)
キュレムユキノオーという並びで吹雪を打ちたいです。キュレムが素早さが高く上から吹雪を打てるのに対してユキノオーは遅い素早さから吹雪を打つことができるのでトリックルームなどに切り替えしにも強めなのが特に評価できます。
技構成はかなり一般的な構成だと思います。カイオーガグラードンを攻撃するための草結び、カイオーガ以外の伝説ポケモンに等倍以上のダメージをとることができてダメージレースでも有利に立ちやすい吹雪、ユキノオー自身が身を守るために守る。最後の1枠に何を入れるかで分かれることになりそうですが、今回は汎用性から氷の礫を採用しました。パーティ全体でクレセリアメタグロスが重いので宿り木の種や絶対零度を仕込むのも手だったと思いますが、先制技を備えているからできる立ち回りもあったと思うので良かったと思います。
持ち物は当初は草のジュエルを持たせてトリックルームパーティのグラードンやスカーフを持ったカイオーガなどを草結びで一撃で仕留められるようにしていたのですが、相手の拘り眼鏡ディアルガなどに対して攻撃を受けられるポケモンがこの指止まれができるトゲキッスだけだったことが気になったので気合の襷を持たせました。ユキノオーは相手のカイオーガなどを中心に後発から交代で出すことが多くなり気合の襷が意味をなさないことも多いのですが、逆に言えば気合の襷を持たせていれば交代で繰り出した際にどんな大ダメージを受けてもHPを1残して耐えることができると捉えることもできます。
努力値配分はまず耐久を設定。物理耐久はA176ランク-1のバンギラスの75%岩雪崩を2発+砂ダメージ2回耐え、特殊耐久はC202カイオーガの雨75%しおふきを最大乱数2回以外で2発耐えられるように設定。初手でバンギラスが出てきても天候が奪えるようにするという選出の仕方をするとは思わなかったので、トリックルーム下で最遅グラードンに先手を取ることができて追い風下で最速パルキアを抜かせるような素早さである84に設定。残りを特攻に振り切りました。


>ズルズキン(選出:先発1+後発4=5)
当初はカポエラーだった枠に代わって入ったポケモン。手助けさえ覚えてくれればズルズキンの方が良かったような気はします。拘りスカーフを持ったキュレムミュウツーが非常に高い素早さを誇っていながらも耐久耐性に不安があります。キュレムミュウツーの素の攻撃を耐えることができるポケモンは比較的多いのですが、ここで隣に並んでいるズルズキンが手助けを使用することができるとキュレムミュウツーの素早さで相手のポケモンを縛ることができるので、反撃を受けることがなくなり結果的に身を守ることに繋がります。
ディアルガバンギラスを攻撃できて一貫性の取りやすいけたぐりとクレセリアへの安定した打点となる噛み砕くは必須。猫騙しでテンポを一つ置くことができるのもこの構築では重要な部分です。最後の1枠ですが、怒りの前歯やバークアウトという候補が上がることもありますが、まず単純にバンギラスに対して強いポケモンが少ないためにズルズキンを安易に失ってしまってはいけないのでズルズキンが身を守ることができる見切りを採用しました。
努力値配分は大まかに言ってしまうとHAベースかHDベースが主流だと思われます。今回のズルズキンは純粋な攻撃技しか覚えておらず、パーティの展開速度も早めなのでズルズキンも積極的に攻撃しにいけるようにHAベースの配分です。素早さは追い風状態で最速カイオーガを抜くことができるように設定して、残りを攻撃重視に配分しています。H207B141ディアルガをジュエルけたぐりで下2つの乱数以外で倒せて、C222ディアルガの拘り眼鏡波動弾を上4つの乱数以外で耐えるというあやしい乱数の調整になっています。
持ち物はバンギラスディアルガを一撃で倒すことができる格闘ジュエルです。ズルズキン自身を長持ちさせるためにオボンの実などを持たせる手もありますが、ジュエルけたぐり+けたぐりでHP振りパルキアを倒せることやメタグロスが重いパーティであるという点からも汎用性は高いと思います。


>トゲキッス(選出:先発3+後発1=4)
カイオーガとの相性を考えて採用したポケモンで選出回数も少なくはなく試合に出して活躍もしてはくれたものの、今回のパーティを貧弱にしてしまったポケモンだと思っています。
技構成は、攻撃技として天の恵みと相性の良いエアスラッシュとこの指止まれが必須。残りは2つスペースがありますが、素早さコントロール技として追い風か電磁波は欲しいです。今回はトゲキッスユキノオーズルズキンと並ぶことも考えて縛りを解除しやすい追い風を選択しました。最後の1枠に電磁波を入れていても良かったのですが、単純に追い風と相性が良いアンコールを持たせて相手の行動を一つに絞ることで読みあいの回数を減らすことを目的としました。
努力値配分は、まず特殊耐久を重視してC202カイオーガのジュエル雨75%しおふきを耐えるようにしつつ、物理耐久もC226ミュウツーのジュエルサイコブレイクを耐えるように調整。オボンの実を持たせるのでHPは偶数にしますが、HP192だとオボンの実の回復量が増える代わりに定数ダメージもわずかながら大きくなってしまいます。耐久調整に影響は出なさそうだったので、今回はHPを少し落とした190に設定。残りは素早さに振ってもっと耐久に特化したトゲキッスや少し速めのユキノオーメタグロスには先制できるようにしておきます。
持ち物は先述したオボンの実。トゲキッスの高めな耐久力との相性が良いことは言うまでもないです。ラムの実の方が安定感は高いのですが、個人的にはトゲキッスを相手にしていてオボンの実を持たれている方が厄介でラムの実ならあまり脅威には感じないことが多かったので、その経験からもオボンの実を持たせました。
4世代から通じてGSルールで初めて使ったポケモンでしたが、適当に扱っていても適度に強さを発揮してくれるためGSルールにあまり慣れていない方でも使いやすいポケモンだと感じました。試合では活躍してくれることは多かったのですが、パーティの穴埋めとしては最適でない印象は強かったです。


>カイオーガ(選出:先発3+後発3=6)
キュレムの苦手な相手に強く、見せ合いでWキュレムの圧力を掛けつつ隙を見て出していく使い方をします。また、カイオーガを受けにきたドラゴンポケモンに対してユキノオーを繰り出しながら攻撃を吹雪にスイッチすることも可能です。
攻撃技はメインのしおふき、カイオーガ対策の雷、範囲攻撃の吹雪、縛り関係などを解除するための守るですべて埋まってしまいました。以前にカイオーガユキノオーのパーティを使用した際には守るを入れずにサブの水技を採用していたのですが、今回のパーティの場合はキュレムが拘りスカーフを持っていてミュウツーは耐久が心許ないことからトリックルームなどを逃げ切るのに不安が残ったのでカイオーガには守るが必須だったと思います。
立ち回りながら守るを使いたいので拘り眼鏡を持たせることはできず、代わりに命の珠で妥協しています。しかし、命の珠では火力が足りないので妥協と言えるラインであるかすらあやしいところではあります。
命の珠を持たせたことにより耐久調整の意味合いも薄くそこそこ特殊耐久も高いことから特攻と素早さにすべて振り切りました。性格を臆病にするか控えめにするかで悩みましたが、水技がしおふきしかない関係でしおふきを打ちたいときに同速などで負けてしまってはまずいと思い最速になる臆病を選びました。