第1回だいオフ使用パーティ〜瞑想スイクン軸霰スイッチトリパ〜

4/6開催の第1回だいオフに参加してきました。
ルールはランダムマッチ準拠のトリプルバトルダークホールは当然使えませんが、ペラップも使用はできません((


予選は5人の黒ブロックで3-1でえっくすさんと同率1位になり直接対決に勝っていたことから1位通過。4人の決勝トーナメントで2連勝して優勝することができました。
前日に巡り合わせの悪い出来事がいくつか起こっていたことが関連しているのか分かりませんが、非常に運が良かったです。
トリプルバトルの対戦は昨年8月末の東京トリプルオフ以来だと、フレンド対戦を一度した以外全く触れていなかったことと少人数ながら猛者が集まっていたことから全敗だけは避けたいと思っていましたが、運の良さで解決してしまいました。


〜パーティ〜
クレセリアローブシン、FCランドロスユキノオースイクンライコウ



クレセリア おだやか ふゆう
226-×-155-113-166-106 H.244 B.116 C.140 D.4 S.4
サイコキネシストリックルーム、てだすけ、スキルスワップ@たべのこし


ローブシン ゆうかん てつのこぶし
189-205-115-×-115-45 H.68 A.212 D.236
アームハンマードレインパンチマッハパンチいわなだれ@こだわりハチマキ


○FCランドロス ようき いかく
164-197-110-×-101-157 A.252 D.4 S.252
じしん、いわなだれ、とんぼがえり、まもる@オボンのみ


ユキノオー れいせい ゆきふらし
189-124-95-154-106-58 H.188 A.92 C.224 D.4
ふぶき、ウッドハンマー、めざめるパワー(炎)、まもる@いのちのたま


スイクン ひかえめ プレッシャー
207-×-135-154-138-105 H.252 C.236 D.20
ハイドロポンプ、ふぶき、めいそう、ねむる@カゴのみ


ライコウ おくびょう プレッシャー
184-×-96-139-130-183 H.148 B.4 C.28 D.76 S.252
10まんボルト、リフレクター、ひかりのかべ、まもる@でんきのジュエル


構築研究・個体準備・対戦調整などをしている時間がなかったので、思いつきだけで組んだ6匹をそのまま使うことにしました((
BW2発売以降のトリプルバトルではバンギラスが間違いなく強いです。BW時代にダークホールが禁止になってから、それに抑制されていたジャンルのパーティも増加して、すべてのパーティに対応できるようなパーティを作ることは非常に難易度が高くなりました。そんな中で対応範囲を広くしようとすると、種族値の高いポケモンで数値によるゴリ押しをすることが最も理に適っているように思います。バンギラスは自身の数値が高いだけでなく、取り巻きにも数値の高いポケモンが揃えやすいので、数値による対応範囲の広さを備えた構築を作りやすいと言えるでしょう。
バンギラス構築でミラーマッチをするのは面倒だったので、今回はバンギラス構築へのマークを厚くした構築を考えることにしました。


まず、バンギラスの取り巻きを見てみると、水耐性や氷耐性のないポケモンが揃いやすいということが分かります。しかし、水技を中心に使う雨パーティは全体的に数値が低くバンギラス構築に勝つためにさえ画期的な何かが求められるように思えたので没、氷技を中心に使う霰パーティは重力を使用することで天候の奪い合いこそなくなりますがバンギラス構築に光の壁が採用されていると結局数値で押し負けてしまうのでこれも没になりました。
そこで考えたのが数値の高い水ポケモンであるスイクンで瞑想を積むことです。瞑想を積んで火力を上げることで疑似的に雨パーティの水ポケモンの火力や氷タイプと同程度の火力を確保することができます。その上、スイクンは弱点も少なく耐久力にも優れるので相手も数値による対策が取りづらいといえるでしょう。
しかし、トリプルバトルでは場に3匹もポケモンがいるおかげで積み技を使って相手に崩されにくい体勢を整えることができたとしても、取り巻きから順々に崩されて最後に積んだポケモンだけが残り、そのまま押し切られてしまう可能性が高いです。スイクンも基本的には単体攻撃を主力としているので特にそういう傾向にありましたが、それを解消するためにサブの攻撃技として範囲攻撃の吹雪を採用することにしました。


吹雪を覚えた瞑想スイクンを軸にパーティを組むということを決めてからは、雨パーティの猛攻を緩和することができてスイクンで自然に吹雪を打ちやすくすることができるユキノオーバンギラス・格闘技に対して安定して繰り出しやすい霊獣ランドロススイクンより素早く強力な攻撃を叩きこんでくるポケモンの攻撃を壁技で緩和でき、霊獣ランドロスを入れたことで対処が難しくなるトルネロスに対して強いライコウ、と決まりました。
残る2匹でナットレイバンギラスに強めなポケモンスイクンの中途半端な素早さを補うための技が欲しかったのですが、電磁波や凍える風では展開が遅くイマイチであり追い風もお互いに使用すると無駄打ちになりやすいので、ここではトリックルームを使うことにしました。格闘に強めなポケモンが欲しかったこともありトリックルームは数値が高いクレセリアで決定。最後の1匹はローブシンズルズキンが良かったのですが、ドリュウズキリキザンに先制技を打てるという理由でローブシンを採用しました。


>クレセリア
あまり積極的な理由ではないのですが、トリックルームをすることができるという理由で採用しました。他のトリックルーム要員を見渡してみても交代から繰り出せて電気格闘炎を一貫させない役として数値の高いクレセリアしかいませんでした。
技構成としてはトリックルームが確定。また、クレセリアが置物になりやすいのを防ぐために手助けを持たせておきます。残りの2つの枠のうち、1つは攻撃技を入れるとしてもう1つの枠に何を入れるかなのですが、周りの技構成などを確定させていったところ特性が影踏みのゴチルゼルの入った滅びの唄パーティや天候利用パーティなどに対して全く対抗手段がないことに気が付いたので気休め程度ではありますが、スキルスワップを採用しておきます。最後の1つはカポエラートリトドンにダメージの取りやすいサイコショックにしました。結果的にはスキルスワップよりも冷凍ビームの方が欲しい場面は多かったです。
ボックスにいた個体でまともそうなものを流用したので努力値配分は最適ではないでしょう。オボンの実を持たせてC216シャンデラシャドーボールを2発耐えるために特殊耐久に配分して、冷凍ビームでボーマンダを1発にできる特攻を確保して残りを防御に配分したものだと思われます。
そして、持ち物はオボンの実の予定だったのですが、直前にランドロスにオボンの実を渡してしまったので食べ残しを持たせることにしました。トリックルームを決めてからのクレセリアが退くに退けず放置される可能性もあることを考えると定数ダメージでHPを減らさないことで2回目以降のトリックルーム展開も狙えるようになるのでそれなりに恩恵はあるように思いました。とはいえ、予想通りオボンの実の方が強かったでしょう((


>ローブシン
ライコウユキノオークレセリアバンギラスに弱く、ランドロス地震を打ちづらくバンギラスを殴ることができなかったのでバンギラスを殴れるポケモンの存在は貴重です。更に、スイクンが苦手なナットレイを処理することができるという意味でも格闘ポケモンであることが重要です。
この構築案をある方にお話したときに、「鉢巻ローブシン!壁あるし強い!」と言われて疑問を抱きながらもそのまま採用してしまいました。というわけで、持ち物は拘り鉢巻です。このチョイスが最適とは言えませんが、ここで拘り鉢巻を持たせなければランドロスに拘り鉢巻を持たせていたかもしれず、ランドロスには守るがないと困る場面が実戦では多かったので、ランドロスに拘り鉢巻を渡さないという意味では良い選択だったのかもしれません()
拘り鉢巻ということですべて攻撃技で技を埋めました。一撃の火力が強力でトリックルーム展開からのアタッカーとしての期待が持てるアームハンマートリックルームがなくても壁を貼っていれば粘り強く戦えそうなドレインパンチトリックルームが切れてしまっていても縛り関係を逆転させることができるマッハパンチ、拘り鉢巻の攻撃の高さを活かせるように範囲攻撃技として格闘技と相性の良い岩雪崩、という構成になっています。
アームハンマーの火力を重視した結果、努力値配分は攻撃を重視することになりました。アームハンマーでHP振りハッサムまで一撃に仕留めることができるので、トリトドンニョロトノなどにも相当なダメージが期待できます。残りは特殊耐久を中心に按分しました。
第11回アリーナオフでも同じように壁を貼りながら攻撃重視のローブシンを採用してみましたが、そういった制約を取り払ってからでないと場に出すことのできない拘り鉢巻ローブシンはイマイチだったように思えます。拘り鉢巻を持たせて採用するならばクレセリアラティオスにも繰り出して戦うことのできたズルズキンの方が良かったでしょう。ズルズキンは格闘弱点が気になるものの、どうせローブシンも格闘を等倍で通してしまうことを考えると威嚇込みで見たときにズルズキンにちょっと大きいダメージが入る程度だと捉えることもできますし、霊獣ランドロスを雑に扱いたかった割にはバンギラスに投げれるポケモンが多くないせいでランドロスを大事にしなくてはいけなかったという問題を解消することができたでしょう。キリキザンが辛くはなりますが、威嚇が2匹になったことでライコウのリフレクターを別の技に変えることもできたかもしれません。マッハパンチの存在を評価してローブシンを採用するにしても、食べ残しが余っていたのでそれを持たせて採用する方が良かったでしょう。


>FCランドロス
パーティの物理耐久を補う威嚇が強力なポケモンスイクンとの縦の相性も悪くないので蜻蛉帰りからスイクンを繰り出すことも狙っていくことはできます。
技構成はかなり一般的なものだと言えるでしょう。トゲキッス+テラキオンの並びの袋叩きを止めるためには範囲攻撃の地震を打つしかなかったので仕方なく地震を採用。しかし、このパーティには浮いているポケモンクレセリアしかいないため地震自体が相当打ちづらいものになっています。地震が打ちづらいとランドロスの取れる行動が少なかったので行動不能の怯みを狙っていける岩雪崩を採用、真ん中に配置することも多くなるので有効な技になりやすいです。初手で猫騙しなどを絡められた場合に身を守ることができるように守るも必須。最後の技を蜻蛉帰りにしたのは影踏みから逃げるためが一番の理由ですが、それだけではなくトリックルーム中に後攻蜻蛉帰りなどをして有利な対面を作りやすくなると思ったからです。
最速シャンデラに先制するために陽気の素早さは確保したかったので素早さは最速まで引き上げました。これで雨状態でないキングドラにも先制できるようになっています。残りは地震でなるべくテラキオンを倒せるように攻撃にすべて振りました。
持ち物はオボンの実。霊獣ランドロスを他のポケモンのために乱雑に扱いたい要望と対バンギラスのために大事にしたい要望で迷走した結果の持ち物です。オボンの実を持たせてもHP振りと同等の耐久にしかならないので、耐久に振って地面のジュエルを持たせる方がまだ良かったでしょうか。



>ユキノオー
雨パーティの攻撃を緩和するため水技に耐性がある天候変化、瞑想を積んだスイクンで必中の吹雪を打つため、という理由で採用したポケモン
採用理由ははっきりしていたものの、ユキノオーを場に出したときに何をさせればいいかが分からなかったので、とりあえず攻撃要員にしました。クレセリアライコウが攻撃範囲が狭いポケモンなのでせめて場に出したときに有効な攻撃ができるようにという意味合いです。なので持ち物は命の珠にします。
ダメージレースで優位に立ちやすいメイン攻撃技の吹雪を必須として、バンギラスを手助け込みで一撃にできるように草技はウッドハンマー。無難に守るは採用しておき、最後の技は攻撃範囲を広げるためにめざめるパワー炎を採用しました。シャンデラヒードランに関してはスイクンローブシンでなんとかなると判断したこと、クレセリアにめざめるパワー炎を仕込めなかったこと、が主な理由です。
さて、めざめるパワーの威力を最も高くしようとすると、最低でも素早さの個体値2になるので実数値は59となります。これは最遅バンギラスと同速になってしまい、黒い鉄球を持っていないバンギラスに対しては手助けウッドハンマーで処理したかったので、素早さが同速だと困ることが多いです。なので、素早さ個体値0でめざめるパワーを採用することにしました。炎が4倍弱点になるポケモンにガッツリとダメージを入れられることが重要なので、威力は誤差の範囲だと考えました。それでも威力64は確保できており、HP振りハッサム程度なら倒すことはできるので悪くはないはずです。
努力値配分は、まず吹雪でラティオスを倒せるくらいの火力は確保したかったので特攻を重視して配分。HP振りというのが目安程度でしかなかったので、霰ダメージ込みのウッドハンマーでH207B118を倒しやすくなるように攻撃に配分。残りをHP・・・というよりは攻撃に振った関係でHPが192程度になり、特に耐えたい攻撃の目安がないのならば定数ダメージを減らせるところまで削ってもいいだろうと考えただけです。育成する時間を確保するので精一杯だったのであまり考えてはいません。


>スイクン
今回の構築の主軸。それと分かりにくいようにエントリーシートや見せ合いの段階ではこの位置に配置してみました。
技構成は当初からほぼ決まっていましたが、「水技、吹雪、瞑想、眠る」で確定です。水技を熱湯にするかハイドロポンプにするかです。今まで水技は熱湯しか試したことがなかったのですが、瞑想を2回積んだスイクンハイドロポンプの火力がC182ラティオスの拘り眼鏡流星群をやや下回る程度の火力だったので、どれくらい強いかを見る目的も兼ねて今回はハイドロポンプを採用してみました。因みに、ハイドロポンプを試したことない背景はレベル50を越える美感の問題であり、現在使用している個体と同様のNNの個体を用意する時間がなかったことからオーバーレベルに踏み切ることができるという経緯がありました。
努力値配分に関しては、ランク+2ハイドロポンプが相当な火力になるということから特攻をあまり落としたくなかったのでHCベースで配分しました。残りの努力値をやや特防に振ることでC177ボルトロスの雷を耐えるようになっています。
持ち物は眠ると相性が良いカゴの実。基本的には周りのサポートを受けながら瞑想を2回積んで眠るで回復をしてから殴り続けるというのが理想的な形でしょうか。


>ライコウ
威嚇では対策ができない負けん気トルネロスを縛ることができて、更にはラティオスなどから攻撃を受ける前にリフレクターや光の壁を貼ることで味方に降りかかるダメージを抑えることができる高速ポケモンとして評価が高いです。
技構成はメイン攻撃技である10万ボルトとリフレクター光の壁がほぼ必須。最後の1つは先送りや吠えるなどが面白そうでしたが、ライコウは初手で出すことが多くなるので相手の猫騙し+攻撃に安定感を持たせるために守るを採用しました。
壁技持ちのポケモンには光の粘土を持たせることもよくありますが、スイクンが瞑想を積む・クレセリアトリックルームを決めるまでにダメージを軽減できれば攻撃体制を作れると考えると、光の粘土を持たせてまでターン数を伸ばす必要性を強く感じませんでした。逆に壁技を使ったライコウが場に残ってしまう方がまずく思えたので火力強化アイテムを持たせることに。トゲキッスの処理速度が遅いこと、ライコウが3回以上10万ボルトを使う機会はそうそうないこと、から持ち物は電気のジュエル。
努力値配分は素早さを最速にするところまでは必須。このパーティの6匹を見てC216シャンデラの晴れ手助け熱風を耐えるポケモンスイクンクレセリアしかいないということが非常に問題だったので、それを耐えるように耐久重視の配分になりました。H155D100トルネロスを10万ボルトで一撃にできる火力を確保できているので、相手に光の壁やフラワーギフトの恩恵が入ってもジュエル10万ボルトでトルネロスが処理できるようになります。