第2回とりおふ!使用パーティ〜バンギラスクレセリアローブシン〜

7/13開催の第2回とりおふ!に参加してきました。


ルールはシングルバトル2名とダブルバトル1名の3人1組チーム戦。
開催発表当初は4世代のシングル・ダブル・4世代GSルールで1名ずつという組み合わせで、GSルール担当として声を掛けていただきましたが、ルール変更に伴い私はシングルを担当することになりました。
4世代までは普通にシングルバトルにも取り組んでいたのですが、それまで好きだったライコウスイクンメタグロスのようなポケモンナットレイブルンゲルランクルス辺りで止められてしまうようになってからやめてしまい、それでも情報収集だけはしていたもののBW2以降はそれすらきっぱりやめてしまっていました。


というわけで、ほぼ3年ぶりのシングルバトルの挑戦になりましたが、個人成績は2-3でチームも1-4と成績は奮いませんでした。そのあと2試合してどちらも勝つことはできて事前の練習試合含めて総合的には5-4だったので絶望的な大敗にはならずに済んで最低限よかったです。


〜パーティ〜
バンギラスガブリアスクレセリアローブシンヒードランスイクン



バンギラス いじっぱり すなおこし
207-200-130-×-125-81 H.252 A.220 D.36
ストーンエッジかみくだく、おいうち、ばかぢから@こだわりハチマキ


ガブリアス ようき さめはだ
183-182-116-×-105-169 A.252 B.4 S.252
げきりん、ダブルチョップ、じしん、ねごと@こだわりスカーフ


クレセリア ずぶとい ふゆう
214-×-155-109-151-136 H.148 B.4 C.108 D.4 S.244
サイコキネシスれいとうビームみかづきのまいトリックルーム@ラムのみ


ローブシン いじっぱり てつのこぶし
183-209-142-×-86-70 H.20 A.236 B.212 D.4 S.36
ドレインパンチマッハパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ@いのちのたま


ヒードラン おくびょう もらいび
191-×-127-157-127-141 H.196 B.4 C.52 D.4 S.252
ふんえん、りゅうのはどうステルスロック、ほえる@ふうせん


スイクン おくびょう プレッシャー
207-×-135-110-136-150 H.252 D.4 S.252
ねっとう、れいとうビーム、めいそう、ねむる@カゴのみ


しばらくやっていないルールだっただけに様々なジャンルのパーティを見ているとどれにも興味を持ってしまいそうで困りましたが、
スイクンが強そうなのでスイクンを使いたい
・勝ち筋が分かりやすいパーティがいい
・数値で誤魔化せる可能性の高いスタンダードチックなパーティがいい
といった希望からこのようなパーティを組むことにしました。スイクンからスタートするつもりでしたが、うまく考えられなかったのでクレセリアローブシンという組み合わせを付け加えました。クレセリアローブシンとも相性が良いバンギラスを加えて、電気の一貫性を止めるためや受けループを見るためにガブリアス、最後の1匹はラティオスハッサムウルガモスが辛すぎることから解決策としてあやしい面があるもののヒードランを採用しました。


>バンギラス(選出:5/5)
天候変化特性のため相手の天候利用パーティの対策となることができるポケモンの中でも最も単体でのスペックが高いポケモン。格闘タイプのポケモンに非常に弱いことや追い打ちで役割を果たしたとしてもバンギラスを起点にされてしまうことが多々あるのではないかと思ったのですが、それよりも単体の性能を十分に発揮できそうなことから拘り鉢巻を持たせることにしました。
持ち物は拘り鉢巻としたので技はすべて攻撃技で埋めました。岩の一貫性ができているときに非常に強力な技になるストーンエッジ、安定した打点になりこちらも案外受けづらい噛み砕く、ラティオスボルトロスなどと有利な対面を作れたときに相手の交代に対して非常に強く出られる追い打ち、まではほぼ確定です。最後の技は悪技と攻撃範囲の相性が良い格闘技でヒードランを連続して殴れるけたぐりの方がいいのではないかと思っていましたが、ニョロトノキングドラナットレイの並びに一貫していて打ち逃げができる馬鹿力の方が良いと思いそちらを採用しました。
努力値の配分に関しては、まずラティオスが交代しなかった場合にも追い打ちで倒せるように攻撃を追い打ち+砂ダメージ2回で最低乱数以外で倒せるように設定。HBブルンゲルに対する噛み砕く、HP振りナットレイに対する馬鹿力、なども考えていくとこの程度の値はやはり必須だと思いました。努力値はあまり残っていないので残りをHP中心に配分。HP振りだけではラティオスの拘り眼鏡流星群を1.5発耐えることができず受け出ししづらいのでそれを意識してなるべく耐えられる確率が上がるようにしました。


>ガブリアス(選出:0/5)
見せ合いの段階で相手に圧力を掛けられるポケモンバンギラスガブリアスクレセリアとなっていると電磁波と砂嵐状態からガブリアスで積むいわゆる砂ガブパーティにも見せることができそうです。それは意図していなくても受けループと呼ばれるようなパーティに対して強くありたかったので最初は食べ残しを持たせていましたが、ラティオスに先制できるポケモンが1匹もいないことが気になったので拘りスカーフを持たせることにしました。
拘りスカーフを持たせることにしたので、攻撃技を中心に構成しています。終盤の削りにも便利な逆鱗と安定した打点を持てる地震が確定。逆鱗を打ちづらいときに打つドラゴン技がもう一つ欲しいのでここでは身代わりなどにも強いダブルチョップを採用。最後の技は寝言として眠り技に対する対策を僅かながら意識することにしました。
努力値配分はあまり考えている時間がありませんでしたが、素早さは最速でないとウルガモスやFCボルトロスなどに抜かれてしまい不便に思うこともありそうだったので最速まで引き上げました。そうすると明らかに火力が足りていないので攻撃にすべて振り切っています。足りない火力は先制技や乱数に空気を読んで誤魔化してもらいます((
結局、予選後の対戦1試合でしか選出しなかったので拘りスカーフで使うならば取り巻きを変える必要がありそうでした。


>クレセリア(選出:4/5)
バンギラスが苦手な格闘タイプに受けに出すことができてトリックルームを使ってバンギラスローブシンを補佐できるポケモンです。特にバンギラスローブシンが苦手なキノガッサに対して先制できる素早さを確保することができます。
まず最初に持ち物と努力値配分を決めました。バンギラスローブシンキノガッサに圧倒的に弱いためクレセリアキノガッサに勝てるようにラムの実を持たせて素早さもキノガッサに先手のとれるところまで伸ばします。また、ローブシンに対しても後出しできるポケモンであってほしかったので後出しから空元気やしっぺ返しなどのないローブシンに勝てるようにA211ローブシンの命の珠力ずく冷凍パンチを3発耐えるように物理耐久を設定。残りを特攻に振って無振り付近のキノガッササイコキネシスで倒せるようにしました。
技構成はキノガッサに一番ダメージがとれるサイコキネシスバンギラスローブシンのサポートになるトリックルームが確定。クレセリアは素早さに最も努力値を割いたため火力も耐久も中途半端なポケモンになったので残る技は電磁波と三日月の舞として食べ残しガブリアスともシナジーを生めるようにしていたのですが、ラティオスガブリアスに打点がない方が痛くガブリアスと同時選出する機会も薄かったので電磁波を冷凍ビームに変更しました。
トリックルームからの勝ち筋はかなり分かりやすかったのですが、クレセリア自体は火力がなく相手に隙を見せてしまいやすいためトリックルームをするしか役割がなかったりローブシンに後出しできるポケモンを用意しておかないといけないため仕方なく出さなきゃいけないような場面がありお荷物になっている感じが結構しました。クッションとして投げるにも通常のクレセリアに比べるとかなり耐久が薄いのもよろしくありません。


>ローブシン(選出:4/5)
火力が高く攻撃範囲も優秀なアタッカー。素早さの遅いポケモンですが、トリックルームを使用することでかなり多くのポケモンに優位に立つことができます。その性能を十分に生かすべく持ち物はサブ技の火力も引き上げられて打ち分けができて便利な命の珠を持たせます。
技構成はメインの格闘技、トリックルームが貼られてなくても使えるマッハパンチラティオスカイリューを一撃で倒すことができる冷凍パンチまではほぼ確定。最後の一つの技は格闘技の数を増やすという選択肢もありましたが、ブルンゲルギャラドスなどに安定した打点となる雷パンチを無難に採用しました。エアームドに対しても打点を稼ぐことができます。格闘技に関してはドレインパンチを選択しました。アームハンマーにするとキングドラも一撃で倒せるので、ニョロトノキングドラナットレイなどに対してアームハンマーだけで対策することができます。しかし、トリックルームがない状況で繰り出すときのことを考えるとドレインパンチの回復がかなり魅力的なのでこちらをメインウエポンに選択しました。
努力値配分はハッサムカイリューを意識して攻撃をかなり高めに設定。ドレインパンチ+マッハパンチでHP振りのハッサムがほぼ倒せるようになっています。素早さは当初電磁波を採用していたこともありましたが、ローブシンミラーになったときに少しでも有利に立てるようにやや振りました。残りを特殊防御に振ってもラティオスの攻撃などを耐えてくれるわけではないので防御を重視して配分。C120ヤドランのサイコキネシス+珠ダメージ耐えを保ちながらA200ガブリアスの拘り鉢巻逆鱗+珠ダメージ耐えを意識した防御の数値としています。


>ヒードラン(選出:1/5)
ガブリアスバンギラスクレセリアに一貫している虫ポケモンに強いポケモン。このパーティでドラゴン技を半減できる唯一のポケモンでもあります。鋼タイプであることを意識すると食べ残しを持たせて身代わり守る型にするのが良さそうですが、当初ガブリアスが食べ残しを持っていたこととウルガモスがどうしようもなかったことから持ち物はウルガモスに強くなるように風船にしました。ガブリアスを拘りスカーフに変えたときに持ち物を変えるチャンスはあり、風船・食べ残し・拘り眼鏡のどれがいいかで拘り眼鏡で攻め込むのが良さそうだと思いましたが、いわゆる受けループと呼ばれるパーティにヒードランを出さざるをえなさそうだったため拘り眼鏡は諦めて風船のままにすることにしました。
技はウルガモスに強くするためのステルスロック+吠えるが確定。炎技ともう一つ自由な技の枠がありましたが、ドラゴンに出しても無抵抗なのはまずいと思ったので竜の波動を採用しました。あまり火力は高くならなさそうなので相手に負荷を掛けやすくするために炎技は追加効果の期待値が高い噴煙としました。
素早さはキノガッサを抜きたいのでそのまま最速を確保。最低限拘りアイテムを持ったガブリアスに繰り出せるように鉢巻逆鱗耐えを意識していたところ火力は全く高くならなかったため、C204ウルガモスの+1命の珠めざめるパワーなどがきても耐えるように耐久重視で振りました。


>スイクン(選出:1/5)
個人的に4世代のころから好んで使っていてナットレイランクルスの登場で瞑想型や毒々守る型などはやや弱体化してしまったものの環境が進んでいる間に別の強さも手に入れていました。今回は雨パーティに対して出せる駒であることと受けループを誤魔化しきれないものの無抵抗にならないポケモンとして採用したくキノガッサにも隙を見せない型が良かったので瞑想型で採用することにしました。
瞑想型にすることにしたので、瞑想と回復手段となる眠るが確定。攻撃技は当初ハイドロポンプを予定していましたが、火傷で誤魔化さなくてはいけない相手の方が多そうだったので熱湯に変更。ドラゴンに隙を見せたくないので残る技は冷凍ビームとしました。
努力値は特に考えることなくHPと素早さに振り切りました。最低限キノガッサは抜けるようにしたくて、そこまで振るならばマンムーヒードランにも先制できる方が便利なので素早い方が使いやすそうです。


対戦していた感想としては、経験の少ないプレイヤーが経験値のあるプレイヤーに勝つためには相手に深読みしてもらったターンで一気に大きなアドバンテージをとることが大事そうに感じたこと(初心者でなくても一手の形勢変化を次の一手で取り返しにくいルールなので奇襲が刺さりやすい)やバンギラスローブシンのサポートで攻撃性能が低めなクレセリアを選出してもパーティのパワーを落とさないようにするためにガブリアスヒードランスイクン辺りも前のめりな攻撃的な型にしてみてもよかったかもしれません。


パーティの構想をくれてアドバイスをくれたトルンさん、しんめーさんありがとうございました。
新作発売までに一度はシングルオフに参加してみたいと思ったのでこれを糧にしたいと思います。