見せ合いあり64パーティ案〜ゴチルゼルスイッチトリパ〜

ゴチルゼル サイコショック、手助け、トリックルーム、守る@オボンの実
ミュウツー サイコブレイク、波動弾、シャドーボール、守る@命の珠
カイオーガ しおふき、ハイドロポンプ、雷、吹雪@拘りスカーフ
ユキノオー 吹雪、草結び、宿り木の種、守る@氷のジュエル
ズルズキン 噛み砕く、けたぐり、猫騙し、見切り@格闘ジュエル
ディアルガ 流星群、竜の波動、大文字、トリックルーム@ドラゴンジュエル


夢特性・影踏みのゴチルゼルを使ったパーティ。対戦において交代を封じることができるのはやはり強力で相手の取れる選択肢が少なくなっていることから、有利な対面さえ作ることができればそのまま相手の特定のポケモンを倒したり起点にすることでゲームプランが立てやすくなります。ゴチルゼル入りのパーティはゴチルゼル+何かで交代を封じながら相手を1匹ずつ倒していくパーティと決定力の低いポケモンを捕まえて伝説ポケモンの積み技の起点にするパーティとで2つ方針がありますが、今回は前者の方を考えてみました。



まず攻撃役はミュウツーカイオーガにしました。ミュウツーは広い攻撃範囲を活かすべくどの技の火力も引き上げられる命の珠を持たせて、カイオーガは単体でも動きやすいように拘りスカーフを持たせます。ゴチルゼルで交代を封じていても隣の攻撃役のポケモンが後手に回り縛られてしまうのはよろしくないので上から攻撃できるというのは重要になってきます。
この2匹を採用すると雨状態になったルンパッパが止められずゴチルゼル自身も相手の水技を等倍で通してしまうのがかなり痛いのでユキノオーを採用することにしました。また、相手のバンギラスが厳しいこともあるのでズルズキンを採用します。
上から縛ることを意識した構成にはなっていますが、相手の追い風が厄介だったり攻撃役が電磁波や凍える風を受けてしまうと厳しい展開になりがちなので一般ポケモンの3匹が素早さが高くないことを考えると、ゴチルゼルにはトリックルームが欲しくなります。ユキノオーズルズキンも攻撃範囲は広い方なのでトリックルーム下でゴチルゼルと並べることができれば活躍することができるでしょう。
遅い一般ポケモンを活躍させるためのトリックルームですがユキノオーズルズキンをどっちも選出したい場面でゴチルゼルを出すとパワーが落ちてしまうので最後の1匹はトリックルームを使えるディアルガとしました。
最初からトリックルームでスタートしても良さそうですが状況を見てトリックルームをうまく使いつつ、最後はミュウツーカイオーガで高い素早さを持ったポケモンで締めるのが大まかな立ち回りでしょうか。


ゴチルゼルはほぼ特殊耐久に特化をすればC222ディアルガの拘り眼鏡流星群まで耐えることができるようになります。これはつまりカイオーガの拘り眼鏡しおふきを乱数でしか耐えられないということなのでゴチルゼルを守るためにもパーティには雨から天候を奪えるポケモンが必要でしょう。因みに、ゴチミルの方が耐久数値は高くなりますが、サイコショックでホウオウの身代わりを確実に壊せないか高い乱数で壊せるかくらいには違いがあるのでゴチルゼルの方が使いやすそうです。隣のポケモンのサポートができる手助け、場持ちを良くして影踏みを維持するための守る、挑発で詰むのを避けたり気合の襷を削ったり身代わりを破壊したりと便利なサイコショック、最後の技をトリックルームとしたのは相手のカイオーガに対してユキノオーを交代で投げても上から潰されてしまうだけなのでカイオーガ対策としてユキノオーを投げるのならばトリックルームを同時に使ってこちらが先制できるような状況を作らないといけないと思ったからです。トリックルームは肝であるので、持ち物は場持ちを良くするためにオボンの実。


ミュウツーはメイン技のサイコブレイクとそれが効かない悪・鋼タイプへの波動弾とエスパー対策のシャドーボールで攻撃範囲を広く取れています。守るがないと初手の猫騙しの打ち合いや温存してトリックルーム5ターン目に出てしまった場合にトリックルームが切れるのを待つため守るを持たせます。持ち物の命の珠はゴチルゼルの手助けと非常に相性が良く、C226拘り眼鏡ミュウツーの攻撃を耐えるポケモンをC206命の珠手助けで崩せるようになっているので取りこぼして反撃を受けることが少なくなっています。


カイオーガはいたって普通の構成なので特に語ることはなく。ユキノオーを出しつつ高い素早さから吹雪を打つだけのポケモンとしても活躍できるのがこのポケモンの強さでしょうか。ゴチルゼルと並べてる局面で氷技を打たなくてはならない場合は冷凍ビームで1匹ずつ攻撃するのでは間に合わなさそうな局面が多いと思ったので2匹に当たる吹雪を選んでいます。相手のミュウツーが厳しいのでサブの水技はハイドロポンプにしていますが、終盤の締めを考えると濁流も欲しいのでいっそ吹雪を切ってもいいかもしれません。


ユキノオートリックルーム状態から1匹で制圧力を持てるように特攻に大きく努力値を割く配分にします。ゴチルゼルの影踏みで相手が交代で天候を書き換えることができないため吹雪を2匹に当てることができるので、氷のジュエルや手助けと非常に相性が良いです。草のジュエルがない分、手助け草結びとしないとカイオーガグラードンは倒れてくれませんが、吹雪で数多くの相手を削れる方が使いやすいと思っているので氷のジュエルです。ルンパッパカイオーガという並びであれば初手両方守るから入りユキノオーを投げてトリックルームを使い、手助けジュエル吹雪でルンパッパを倒しながら次のターンには草結びでカイオーガを倒せたらいいなと思っています。最後の技を宿り木の種にしたのは攻撃手段があまりない相手を迎えたときに使いたい技で、ゴチルゼルの影踏みで交換を封じているので霰ダメージと合わせて1ターンに相手を3/16も削れる定数ダメージは大きいのではないでしょうか。


ズルズキンは特性の威嚇でゴチルゼルを守りつつ猫騙しを使用することでトリックルームの成功率を上げることができます。ダメージを稼ぎやすいように通りが良い格闘技を強化する格闘ジュエルを持たせました。これにより噛み砕くでミュウツーを倒すためにはゴチルゼルの手助けが必要になってきますが、手助けジュエルけたぐりはよくある耐久調整パルキアを一撃にできるようになります。ホウオウが辛いようにも思えるので見切りの枠はストーンエッジでもいいかもしれません。


ディアルガは耐久にほとんどの努力値を割いて行動回数を稼ぎやすいようにします。耐久に振っているとかなり安定感はあるので拘り眼鏡を持たせて使おうかと思いましたが、ゴチルゼルしかトリックルームを使えないのが非常に不安だったのでトリックルームを持たせるために強化アイテムをドラゴンジュエルに変更。手助けジュエルと重ねればC222拘り眼鏡ディアルガの攻撃を耐えるようにしている調整を崩すことがでくるのでこちらも取りこぼしがなくなるのが嬉しいところです。竜の波動と両立することでジュエル流星群という一発の火力を出すことができ、竜の波動・流星群と打つことで疑似的な流星群を2発連続で打つこともできます。一応、手助け大文字でメタグロスも倒せます。


手助けジュエルなどで一気に畳み掛けていくことを目標としている中、ミュウツーズルズキンディアルガは単体にしか攻撃できないため相手に守るを使われたりするとうまく凌がれるようにも思えますが、ゴチルゼルが交代を封じているのである程度リスク管理はできそうです。
ゴチルゼルでない側に格闘が一貫しがちな点が気になりますがそこそこには戦えそうな気がするので、あとはどこをいじるかですね。