バンギラス 岩雪崩、噛み砕く、大文字、守る＠黒い鉄球
ガブリアス ドラゴンクロー、地震、岩雪崩、毒突き＠拘り鉢巻き
トゲキッス マジカルシャイン、エアスラッシュ、火炎放射、波動弾＠拘り眼鏡
サマヨール ナイトヘッド、鬼火、睨み付ける、トリックルーム＠進化の輝石
クチート じゃれつく、アイアンヘッド、不意打ち、守る＠クチートナイト
ニャオニクス サイコショック、ファストガード、リフレクター、光の壁＠光の粘土
BWで初登場したトリプルバトルのパーティは腹太鼓暗示トリパから作成したので、XYでもそこから始めようかと思いましたが、腹太鼓もトリックルームも厳しく感じたので一旦放置。
おそらく実際に対戦する段階までは持っていけなさそうなので、それまでに使ってみたいと思った案だけ投げておきます。
トリプルバトルはバンギラスが非常に強いルールであり、XYになって攻防に優れるフェアリータイプが参入しました。そのどちらにも強いポケモンであるメガクチートを使ってパーティを組みたいと思ったのがスタートラインです。メガクチートは特性力持ちのおかげで火力がかなり高いポケモンですが素早さが速くないため何かしらのサポートはつけたく、場全体に影響のあるトリックルームを絡めることにしました。しかし、相手も万全である初手からトリックルームを狙うにはサポート役が必要であり、サポート役のポケモンを採用しなくてはならない制約とそれを乗り越えてトリックルームを決めてからとれるアドバンテージの大きさが見合っていない気がします。なので、後発からトリックルームを仕掛けていくパーティとすることにしました。
クチートをトリックルームで運用すると素早さではなく耐久に努力値を回すことができます。しかし、トリックルームがない状態で不意打ちを打ちたい場面はありそうで、その際に同じ優先度での素早さに負けて不発に終わることは避けたいのでわざわざ素早さを落とすことまでする必要はないでしょう。
技は一貫のとりやすいタイプ一致技2つに加えてトリックルーム状態でなくても先制して攻撃ができるように不意打ちを採用した一般的な構成となっています。試合の途中でトリックルームを使うのは相手の素早い攻撃展開に対する切り替えしの手段の一つであることが多いですが、不意打ちで素早い相手を縛りながらトリックルームを使うことで切り替えしの際に受ける被害を減らすことができそうです。
トリックルームを使うポケモンにはサマヨールを選択。進化の輝石を持たせることで耐久力を上げることができて耐性も悪くはないため、挑発を打たれやすいこと以外は安定しています。
技は攻撃技のナイトヘッドと苦手な物理ポケモンを無理やり抑えるための鬼火の採用。残る枠には睨み付けるを採用してトリル下でのアタッカーの制圧力を高めつつトリルが切れた際にも不意打ちの縛り範囲を広げることで再度トリルを貼り直す立ち回りに繋げられそうです。というよりは睨み付けるを持たせておかないとトリックルームを決めてからも全く決定力を持つことができずに置物になりやすそうだからです。決定力のあるトリックルーム要員を採用したいところですが、ある程度信用できる耐久を持つポケモンがサマヨールしかいないと個人的には思っているので、こういう形になってしまいました。
クチートが単体攻撃技しか持っていないため、トリックルーム状態でサマヨールの睨み付けるを合わせても効率良く攻めることができません。そこでタイプ一致の範囲攻撃を持ち合わせてトリックルーム状態でなくても高めのスペックで戦えるバンギラスを採用します。バンギラスは単体でも性能が高いポケモンであり対天候パーティへの対策という意味でもやはり重宝します。黒い鉄球を持たせたのはトリル下でパンプジンやモロバレルといった相手に先手をとっていくためで特にメガシンカするユキノオーに先手をとる意味が大きいです。ハッサムやクチートが重たいことも考慮して3つ目の技には大文字を採用していますが、ユキノオーを倒すには特攻に努力値を回さなくてはいけないのが難しいところです。
ここまでが後発から仕掛けるトリパ要員です。残りの3匹は先発で出して暴れやすいタイプにしたいです。拘りアイテムを持たせて雑に削る展開が良さそうで、その際に障害になるのは相手の猫騙し展開なので、まずはどの猫騙しよりも優先度が高いファストガードを使えるニャオニクスを採用。ニャオニクスは悪戯心で壁技を使うこともできるので拘り要員との相性に優れますし、個人的にクチートの耐久がやや不安であったため壁技があると便利だと思っていたのでマッチしていたと思います。
しかし、要望を叶えるニャオニクスの構成は「ファストガード、リフレクター、光の壁」となり、相手に全く干渉することができない型になってしまいました。壁を貼ってから暇しないようにする技を最後に入れたかったのですが、威張ると手助けと攻撃技しか思いつかず、無難に攻撃技として一応睨み付けるとのシナジーがあるサイコショックを入れておきました。
ニャオニクスのサポート込みで殴る拘り要員としてはまずトゲキッスを採用。フェアリータイプが追加されたことで攻撃的なポケモンとして扱うこともできます。特に、マジカルシャインは半減されづらい技であり今まで苦手なポケモンであったバンギラスに対して非常に強くなったのが大きいでしょうか。特性を強運にすれば範囲攻撃で試行回数を上げやすいので急所を狙ってよりダメージを稼げるかもしれません。また、苦手なバレットパンチはニャオニクスのファストガードで防ぐことができて耐久が高めなのも壁技との相性に優れる点でしょうか。クチートとフェアリータイプは被っていますが弱点が全く被っていないのが優秀です。
最後に採用したのはそこそこ高速で耐久もあるガブリアス。拘り鉢巻きを持たせて積極的に攻撃を仕掛けていきます。素早さとしては物足りないのですが、これより素早いポケモンでそこそこ耐久もあるポケモンはなかなか見つかっていません。逆に言えば、試合の終盤でトリックルームが切れてもガブリアスより速い低耐久はポケモンはクチートの不意打ちで縛りつつガブリアスで残った相手にトドメを刺していくという立ち回りも可能でしょうか。
