「競馬RUN」 参加レポート

11/17開催の「競馬RUN」に参加してきました。


イベントの概要を簡単に説明すると、競馬場の馬が走るコースを人間が走るというもので「42.195kmリレーマラソン」の部に6人チームで出場しました。
久しぶりに運動したので感想を残しておきます。



知り合いに誘われての参加で、その集まりで2チーム作って時間を競うのでそこそこ真面目に走らなければいけませんでした。競馬場の1周が1.4kmだったので1人あたり5周がノルマ、合計しても7kmしかないためそれほど長い距離ではありませんが、運動をやっていたころからかなり遠ざかっていて身体が訛っているであろうことと元々長めの距離を走るよりも短い距離を走る方が得意ではあったため、簡単にそこそこのタイムを出せる距離ではありません。
事前の練習は「1.6kmをとにかく速く」「4.2kmをゆっくり走って体が温まる時間を把握」「2.1kmをゆっくり走ってから1.6kmを速く走る」という3回の調整のみ。とりあえず、ゆっくり走れば距離は割と長く走れるということとどれくらいのスピードが出せるかを把握できたので、そのスピード基準が速いかどうかというところだけが懸念事項です。


因みに、ランニングウェアは持っていなかったのでイベントの数日前に買いました。紫に黒い模様の入ったジップジャケットをベースに黒のハーフパンツと黒字に青の線が入ったタイツ。本格的に取り組んでいる方でなければ機能性の違いなどによる走りへの影響は実感できなさそうなので、選ぶ基準は見た目の問題だけでした。因みに、メーカーは桐谷美玲がCMで起用されていたことから迷うことなく決まりました((
短い丈のパンツを履くときはレギンスやタイツが必須だと思っていて日常の格好にそれを取り入れるのは難しそうですが、ランニングウェアとしてならば不自然な理由もなく正当に着ることができるので、めったにない機会だと思いレギンスを選びました。というより、好きでない長距離走をするわざわざするための理由付けとしては必須です((
ジャケットは裏ポケットにスマートフォンを入れられるようになっていたものの入れ方が分からず。タイツはデザインで選んだにも関わらず高機能で有名なものだったらしいため、他の参加者の方が全く同じものを着用していることがありました。試着した段階から少し違和感が残っていたのですがおそらくパンツの問題で、ハーフパンツの膝までという丈の長さが微妙に感じたのかもしれません。中途半端な丈の長さに感じてもっと短い方が良いと思ったので、せっかくタイツ着用なのだからショートパンツを選びそれに合わせてタイツも無地にする方が良かった気がします。もしくはハーフパンツでもグレー系のようなちょっと明るめのものにしておけば黒ベースのタイツで締まって見えたでしょうか。
スポーツウェアを選ぶのは初めてだったので良い組み合わせを学びたいし日常への取り入れ方も詳しい方に教えていただきたいですね((


そんなわけで当日。
参加者の数が多い上に会場への到着時間が遅くなってしまったので事前にアップで走ることはできませんでしたが、日中は11月とは思えないくらい気温が高かったので体が冷えることがなかったのは良かったです。ジャケットを脱ぐことを勧められましたが、中はハイネックの長袖インナーなのでそれで走るのもみっともないですし、暑さには並の人より耐性があることや体を温めやすい方が嬉しいことから素直に長袖で走りました。中には半袖の人もそこそこいらっしゃいましたね。
後から確認したところ、気温18℃湿度30%だったそうです。私は気温何度と言われて全くイメージができないのですが((


競馬場を走るのでアスファルトではなくダートコースだと聞いてはいましたが、実際に目にするとそれはさながら砂浜のようでした。一応事前に整備はしたのでしょうが、私の走る競技の前にもいくつかの競技が行われていて既に多くの人が走っていたのでコースはボコボコでした。
実際に走ってみるとアスファルトの偉大さがよく分かります。ポイントとしてはできるだけ凹凸の少ない固いところを探して走ることで、最初のうちは走る人が少ないコースの外側が多少走りやすいのですが、それもそのうち荒れ始めるので大差なくなり外側までわざわざ行くのがタイムロスになります。なので、中盤以降は内側のガードレールのギリギリを走り前のランナーを内側から抜いていく感じでした。また、シューズを脱ぎ捨てて裸足で走るのも策略の一つで、裸足の方が1周あたりの消耗は激しくなるもののコースは走りやすくタイムは良くなるようです。


リレーで渡す襷はわざわざ肩に掛けるのも面倒だったので丸めて持って走っていましたが、その襷の中にICチップが埋め込まれていてそれが1周地点にあるセンサーと反応してタイムを計測してくれるという形式でした。
タイムは1周最速が7分13秒、5周平均が7分22秒。ダートコースなので参加者全員のスピードが遅めでありリレー1位の組がおそらく3時間15分くらいなので1周平均6分30秒程度だと考えると、長距離走が苦手で久々に動いた割にはそこそこ動けたのかなという印象です。
翌日も筋肉痛にはほとんどならず。肩周りとふくらはぎの筋肉を使ったような感覚だけ残っていますが、足の軽い筋肉痛は個人的に好きなんですよね。腹筋をかなり使っていたので筋肉痛になって辛くなると予想していましたが全くなりませんでした。腹筋の回復が早いというのはこういうことでしょうか。


そういえば、最初から違和感を感じていたこととして「コースが時計回り」というものがありました。
人間の心臓は普通は体の左側にあることから(細かい理由を覚えていないですが)反時計回りの方が走りやすくなっているため、コースは反時計回りで作られることが多いです。陸上のトラックや野球のベースランニングを見ると分かるでしょうか。
調べてみたところ、どうも馬は本来左利きのものが多いらしく遠心力が働く外側の脚の方が利き足になるように時計回りのコースになっているようです。馬が走るコースなので馬のことを優先して考えているようですが、中には乗馬する人間優先で反時計回りにできているコースもあるそうです。


運動しているころは運動していない生活がありえなかったのですが、やめてからはきっぱりと動かなくなり室内で過ごすことが多くなりました。このときに「私は一部のスポーツが好きだったたけで、(長距離走が好きじゃなかったことなども含めて)本当は運動することが好きじゃないのではないか」と思ったことがありましたが、やっぱり体を動かすのが好きなのだなと思い直してそれを実感した気がします。
ただ、ここで出場してしまったために今後も似たようなお誘いがかかるのかと思うと・・・(


ポニーテールはつかんで投げたい、そうです((