10/12〜10/15にかけてwi-fi大会「ホウエンポケモン ニコニコマッチ」が開催されるそうです。
ルールは図鑑No.252〜386のポケモンが使用可能でカイオーガ・グラードン・レックウザからはどれか1匹しか採用ができないダブルバトル。
あまり研究ができていないのですが、使用可能ポケモンの中から強そうなものをピックアップしてみました。
〜メガシンカできるポケモン〜
バシャーモ、サーナイト、クチート、ボスゴドラ、チャーレム
ライボルト、ジュペッタ、アブソル
〜つよそうなポケモン〜
ルンパッパ、ダーテング、テッカニン、キノガッサ、ヌケニン
ハリテヤマ、ヤミラミ、イルミーゼ、サマヨール、ボーマンダ
メタグロス、ラティアス、ラティオス
〜そこそこつよそうなポケモン〜
ジュカイン、バルビート、アノプス、アーマルド、ユレイドル
ノクタス、ヨマワル、サクラビス、レジアイス、レジスチル
〜刺さる可能性がありそうなポケモン〜
マッスグマ、アメモース、バクオング、プラスル、マイナン
サメハダー、パッチール、チルタリス、フライゴン、シザリガー
ミロカロス、カクレオン、パールル
〜何かしら頭に入れておいた方が良いポケモン〜
ラグラージ、グラエナ、オオスバメ、ペリッパー、ノズパス
エネコロロ、ザングース、ホエルオー、バクーダ、コータス
ブーピッグ、シザリガー、ネンドール、ソーナノ、ハンテール
トドゼルガ、ジーランス
〜未研究ポケモン〜
アゲハント、ドクケイル、ケッキング、ロゼリア、マルノーム
ハブネーク、ルナトーン、ソルロック、ナマズン、ポワルン
トロピウス、チリーン、オニゴーリ、レジロック
○ねこだましを覚えるポケモン(8匹)
ルンパッパ、ダーテング、ハリテヤマ、エネコロロ、ヤミラミ
チャーレム、パッチール、カクレオン、
○ファストガードを覚えるポケモン(2匹)
チャーレム、ザングース
○ワイドガードを覚えるポケモン(4匹)
ラグラージ、ペリッパー、ハリテヤマ、ノズパス
○いかりのこなを覚えるポケモン(0匹)
該当なし
○おいかぜを覚えるポケモン(16匹)
アゲハント、ドクケイル、ダーテング、オオスバメ、ペリッパー
アメモース、バルビート、イルミーゼ、フライゴン、チルタリス
ポワルン、トロピウス、ボーマンダ、ラティアス、ラティオス
レックウザ
○トリックルームを覚えるポケモン(11匹)
サーナイト、ブーピッグ、パッチール、ルナトーン、ソルロック
ネンドール、カクレオン、ジュペッタ、ヨマワル、サマヨール
チリーン、
以下、一部のポケモンを個別考察。
ダメージ計算はレベル50の値でおおまかな計算をしているのでレベル25に換算すると多少のズレがあります。
○カイオーガ
伝説ポケモンの中でも圧倒的火力を持つポケモン。雨の最大威力のしおふきはサザンドラの拘り眼鏡流星群と同程度の火力があり、それが1ターンに2匹に飛んでくるほどの火力を誇ります。今回のルールでは技を使わずに天候を雨以外にできるのはグラードンレックウザチルタリスの3匹しかいないので水技がさらに一貫しやすいと言えるでしょう。
今回のルールではワイドガードを使えるポケモンがそれほど多くないので範囲攻撃技のしおふきがやはり強力です。対策していないとすぐに負けるのでまず一番に対策をするべきポケモンだと言えるでしょう。
持ち物の選択は難しいでしょうか。ファストガードを覚えるポケモンが少ないのでメガクチートの不意打ちに簡単に縛られる拘りアイテムは使いづらそうな気はしますが、カイオーガに先手をとって大きなダメージを与えられる拘りスカーフ持ちはそう多くもないのでミラーとルンパッパさえうまくすれば拘りスカーフも強力だと言えるでしょう。6世代の伝説戦にしては珍しく冷凍ビームの優先度がかなり高くなるように思えます。
カイオーガを使えるルールで毎回言及している気がしますが、水技の火力もさながら水タイプの優秀なタイプと高い特殊耐久を活かした型も強力だと思います。
○グラードン
カイオーガと対をなす位置の伝説ポケモン。特性の日照りでカイオーガから天候を雨から奪える唯一のポケモン。また、攻撃種族値が高く地面タイプの技は一貫性がとりやすくなっているので強力です。反面、地面の一貫性は味方にも言えることであり、自由に地震を打てるポケモンを置けるかどうかが難しいです。
カイオーガの拘りスカーフのような単体の動きやすさはないので、味方の素早さ操作技を使ってから動くという使い方がやはり主流になるでしょうか。トリックルームができて地震を無効化できるポケモンはサーナイト・ソルロック・ルナトーン・ネンドール・ヨマワル・チリーンしかいないのが気になります。追い風ができるポケモンは浮いているポケモンが多いのでグラードンと相性は良さそうです。
持ち物は命の珠や突撃チョッキやラムの実などが候補になるでしょうか。守るが使えないのはかなり痛いですが、突撃チョッキはカイオーガへの交代がしやすい上にタイマン性能を格段に高める持ち物なので良さそうです。命の珠は手助けを重ねることで無振りカイオーガを一撃で倒せる火力にはなります。ラムの実は威張るとのコンボも強力ですが、どちらかというとサマヨールやヤミラミの鬼火を恐れて持たせたい感じです。
○レックウザ
伝説ポケモンの中でも素早さが少し速いためカイオーガとグラードンにやや有利であり、特性のエアロックによって。エアロックの発動でカイオーガとの素早さ関係が分かるのが良いところでしょうか。
このポケモンを使う際は持ち物は気合いの襷以外ありえないと個人的には考えています。貴重な伝説ポケモンが不意の氷技で倒されてしまうのはいただけなく、相手が氷技を持っているか見極めるまで動けないのは立ち回りを窮屈にしてしまいます。
レックウザの戦い方の基本はエアロックで天候を掌握しながら隣のポケモンでガンガン攻撃を仕掛けて手負いの相手を流星群や神速で処理しながら場に居座って天候を掌握し続けることだと思うので、まず相性の良い味方を探すところから始まりそうですが、分かりやすいところだとサーナイトでしょうか。レックウザの苦手な素早いドラゴンタイプをフェアリー技で処理することができて、ハイパーボイスの一貫を止める鋼タイプに対してはレックウザの高い数値から繰り出す炎技で対処することができます。
カイオーガやグラードンに比べるとパワーが落ちるポケモンではあるので、構築や立ち回りの難易度は高くなりそうですが、トップメタのカイオーガ入りに対するメタ構築は作ることができそうです。
○クチート
特性の力持ちによる圧倒的火力、フェアリー技の一貫性の高さ、鋼タイプの耐性の良さ、先制技の不意打ち、これだけの高性能に加えて威嚇要員を無理なく入れることができる点で伝説戦においても圧倒的な性能を誇るメガシンカポケモン。
威嚇がグラードンに刺さり、不意打ちでカイオーガのしおふきの威力を落として味方のサポートができるという点で弱い理由がほとんどありません。強い炎ポケモンがいないのでフェアリーの一貫性のとりやすさも上がっています。
素早さ操作なし、追い風、電磁波、トリックルーム・・・どれで使っても繰り出せば仕事をせずに倒されることがほとんどないので、状態異常に弱いことと交代での繰り出しがしづらいことを除けば文句のつけどころがないです。
相手のメガクチートへの打点となるアイアンヘッドと不意打ちは持っておきたいので、そうすると残りはじゃれつくや叩き落とすになるのでしょうか。カイオーガと組ませる場合はドラゴンや格闘が厄介になることも多いので、じゃれつくは入れておきたいですね。
○チャーレム
猫騙しを使えるポケモンの中でスペックが高そうなポケモンを探していった結果、候補に挙がるポケモン。メガシンカすることもできますが、他のメガシンカを使うことができなくなるので普通に戦うのも強そうです。このルールでファストガードを使えるかなり貴重なポケモンなのでトリックルームなどに重宝するでしょうか。
メガチャーレムとなると素早さ種族値が上がってカイオーガに先手がとれるようになり、攻撃に振ったけたぐりであれば無振りカイオーガを一撃で倒すことができます。天候が雨状態でなくてもHPに振らなければ75%しおふきを耐えることができない点が気になってしまいます。素直にチャーレムとして使用するのはありですが、けたぐりでないとカイオーガにいいダメージが与えられない、けたぐりだとクチートに打点がない、けたぐりはファストガードと同時に習得できない、という問題点があります。
因みに、チャーレムの夢特性はテレパシーであるので、グラードンと組み合わせて猫騙し+ロックカットから手助け+地震を連打するようなこともできます。
○サーナイト
豊富な補助技が目立つフェアリータイプのポケモン。カイオーガより素早さが遅い点が気になりますが、メガシンカするとカイオーガに先手をとることもできます。特にこのルールではフェアリー技が一貫しやすくなっているのでムーンフォースやハイパーボイスの通りの良さにも期待ができます。
メガサーナイトの場合はカイオーガの雨しおふきを耐えるようにケアはしておきたいのでやはり耐久に努力値を振ることにはなります。素早さはレックウザを抜いたついでにボーマンダなどを意識して最速にしておくのが良さそうなので残りを特攻に配分する形になるでしょうか。しかし、それではハイパーボイスでカイオーガがようやく3発、サイコショックを使っても乱数2発と意外と火力が足りません。草結びを覚えさせると、そこを解消できますが、どれか技を切って補助技1つくらいは入れたいことを考えると難しい選択になります。
トリックルーム要員として考えたときもメガサーナイトが拘り眼鏡雨75%しおふきを特殊耐久に特化してようやく高乱数で耐えることができる程度で物理耐久が疎かになっていることやサーナイトのテレパシーを有効活用したいことを考えると数値は足りていない印象を受けます。
全体的に特殊技に偏っている傾向があるのでカイオーガさえケアできれば意外と動きやすくフェアリー技でガンガン攻めたり補助技を撒いたりと仕事ができそうです。地震を受けないこともあってグラードン入りで候補に挙がります。
○ライボルト
カイオーガに先制できてタイプ一致で弱点を突くことができる貴重なポケモン。メガシンカすることもできて特性の威嚇と合わせてクチートに強めなのは良いところですが、天候が雨状態だとしおふきで普通に倒れてしまうので扱い方はやはり難しいでしょうか。
特性の避雷針が優秀で、相手の電気技や電磁波を吸うことができるのでカイオーガとの相性は悪くないです。メガシンカ後は特性が威嚇になったり炎技を打てるのでクチートや晴れグラードンに打点を持てる点も良さそうです。メガライボルトでなくても気合いの襷を持たせたりしてバークアウトなどとともに使用できますし、すりかえを覚えるので拘りスカーフとの相性も良いですが当然ライボルトの雷程度では無振りのカイオーガすら一撃で倒すことはできないので濁流やハイドロポンプであっさり返り討ちに遭うことになるでしょう。
○ジュペッタ
メガシンカ後に特性が悪戯心となり。メガシンカ前の特性であるお見通しとメガシンカ後の金縛りの相性が良く、相手の拘りポケモンに対して睨みを利かせることができます。悪戯心を利用して鬼火を撒いたり天候を変えたりすることができる点でも優秀です。
メガストーンを持つ関係でカイオーガの雨75%しおふきを耐えるために配分はほとんどHDベースになるでしょうか。拘り眼鏡カイオーガに対してはお見通しが働きますし、守るから金縛りをすればダメージを受けずに済むのでそのように対処がしたいです。
○バシャーモ
貴重な炎ポケモン。特性は加速なのですが、一度加速してもスカーフカイオーガを抜くことができません。メガバシャーモになればスカーフカイオーガも抜くことはできますが、カイオーガを一撃で倒せるわけではない上にすいすいルンパッパにも先手をとられているので動きづらいことは間違いないです。
けたぐりはBWでの教え技になるのですが、BWの加速バシャーモは過去のシリアル限定になるので、個体入手の難易度も高いと言えます。一応、格闘技としては飛び膝蹴りがありますが、守るを使われて反動を受けることを考えると扱いづらいです。
バトンタッチが面白そうなのですが、先制でバトンタッチするので相手からバトン先が相手の攻撃を受けてしまう点が気になります。
○ボスゴドラ
一応メガシンカができるポケモン。異様な物理耐久の高さでグラードンやクチートには強いもののカイオーガに対しては安定していません。
ワイドガードなどの補助技を覚えるわけではなく、むしろボスゴドラの頑丈メタルバーストに気を付けるくらいの意識で問題ない気がします。
因みに、レベルは25になるのでLv.1ココドラは使えません。
○アブソル
メガシンカすると素早さ種族値が跳ね上がり叩き落とすでラティオスなどを倒すことができるようになります。また、不意打ちという先制技があるので拘りスカーフ持ちにも一定の打点を持つことはできます。しかし、耐久が上がっていないのがかなり痛手です。
因みに、正義の心に対して有効な袋叩きコンボができるのはダーテングだけです。
○ルンパッパ
10年以上前から続くカイオーガキラーの筆頭候補。特性のすいすいでカイオーガに難なく先手をとることができてタイプ一致の草結びで大きく削りを入れることができます。雨が降っていない状態で使うと心許ないので、自身がタイプ一致の水技を打てることも加味してカイオーガとともに使用しても強力です。草タイプなのでグラードンとも戦える点が高評価で、通常の伝説戦と違って数値の高いドラゴンタイプなどがいないことから非常に評価は高めです。
持ち物は突撃チョッキや命の珠が主流となるでしょうか。命の珠はカイオーガを一撃で葬ることができますが性格を控えめにしなくてはいけないところがルンパッパミラーで不利だと言えるでしょうか。控えめの雨珠ハイドロポンプはカイオーガに匹敵する火力を出せるので侮ることはできません。突撃チョッキはミラーに強くなる他にもラティオスやボーマンダといったドラゴンタイプと打ち合う能力が高くなる点が優秀です。個人的にはボーマンダやラティオスが厄介なので冷凍ビームの需要は高くなっている気がしますが、突撃チョッキなら凍える風を持たせる型も面白そうです。突撃チョッキでないなら悪戯心日本晴れのあとに繰り出せる雨乞いも候補に入ります。
カイオーガを一緒に採用しないと使いづらいことの多いルンパッパですが、このルールでは伝説ポケモンは1匹しか採用できないのでカイオーガ入りにだけ選出するということができるのも使いやすさを上げていると思います。雨ルンパッパを安定して受けられるポケモンがいないのをどうするかがカイオーガ入り構築の課題になると思います。
○ボーマンダ
カイオーガより素早さが高く、なんといっても特性の威嚇が優秀なポケモン。おかげでカイオーガやグラードンの持ち物を判別することができてレックウザを流星群で縛ることができます。威嚇のおかげでグラードン絡みに対して強く、晴れていれば炎技でそこそこダメージを与えていくことができます。
ダーテングやクチートへの打点として炎技は絶対入れておきたくて、流星群でドラゴンとの打ち合いもできるようにしたいです。特攻を下げてしまった場合に置物になってしまいがちと思いきや竜の怒りを覚えるので固定40ダメージで安定して打点を稼ぐことができます。このルールではカイオーガかグラードンのどちらかしか採用できないので、グラードン入りにだけ選出すると決めておけばカイオーガに打点がないことはあまり気にならないでしょうか。
地味に追い風を覚えることができるので、自身の殴る能力が低い面を素早さ操作でカバーするのは良さそうに思えます。
○ラティオス
カイオーガの水技とグラードンの地面技に耐性があってボーマンダやチャーレムより素早さが速いポケモン。特攻の数値がそこそこ高いのでカイオーガに先手がとれたり耐性があるだけで採用されるようなポケモンを流星群などで薙ぎ倒すことができます。
とはいえ、ダーテングが叩き落とすを使えることから簡単に一撃で倒されてしまうことやメガクチートの不意打ちに縛られてしまう点はやはり気になります。また、普通のカイオーガに先制はできるものの雨75%しおふき2発で倒される程度の耐久しかないので交代から繰り出したり猫騙しを絡められるとスカーフカイオーガの対策にはなっていません。スカーフに強いスカーフポケモンとして拘りスカーフを持たせて使うのが良さそうでしょうか。
攻撃性能のある追い風役であり自身が流星群を打った後や不意打ちに縛られたりしても手助けを使って攻める速度を落とすことがありません。
○ラティアス
ラティオスと同じくグラードンとカイオーガに耐性があり、こちらは耐久に優れています。ラティオスと違ってカイオーガの雨しおふきを2発耐えたり威嚇をかければメガクチートの不意打ちを耐えたりすることができます。
基本的にはラティオスと同じような使い方をして持ち物と耐久の兼ね合いでの選択か併用となるのではないでしょうか。たとえば、ラティオスと違ってオオスバメの根性空元気も耐えやすくなっているので強化アイテムを持って負担を掛けていく型としてもラティアスの方が使いやすいように感じます。
○メタグロス
カイオーガやグラードンの対策で投入される草・ドラゴンタイプなどに有利なポケモン。とはいえ、昔のように大爆発があるわけではないのでカイオーガやグラードンに対して全く打点を持てないところで足を引っ張りかねないです。嘘泣きイルミーゼに耐性がああるのが偉いです。
突撃チョッキを持たせてタイマン性能を上げるかラムの実を持たせて取り巻きをしっかりと倒せるようにするのが良いのでしょうか。欲しい技をピックアップすると主力の鋼技(コメットパンチorアイアンヘッド)、先制技のバレットパンチ、グラードンレックウザドラゴン対策の冷凍パンチ、ルンパッパカイオーガへの打点として思念の頭突きになるでしょうか。グラードンに対してもカイオーガに対しても繰り出すので欲張った型になる結果、突撃チョッキになることは多そうです。
○サマヨール
トリックルーム役の候補筆頭ポケモン。進化の輝石を持たせるとカイオーガの拘り眼鏡しおふきまで耐えることができるようになります。また、トリックルームを使う際に特性のお見通しで相手の持ち物を判別できるところも優秀だと言えます。この指止まれ系の技を使えるポケモンがいないので挑発を持ったヤミラミを止める手段がほとんどないのが難点だと言えるでしょうか。
トリックルーム後に自身に火力がないですが、クチートという強力なアタッカーがいるので、まだなんとかなりそうです。相手のクチートやグラードンには鬼火を入れることで対策ができます。また、過去作から手助けを習得したサマヨールを連れてくればより火力を引き出せるとは思いますが、お見通しとの両立はできません。地味に重力を覚えるので、グラードンで巻き込んで地震を打ったりカイオーガで吹雪を打つ戦術ともマッチしています。
因みに、進化前のヨマワルは特性が浮遊なのでグラードンと並べて地震を打てる貴重なトリックルーム要員だと言えます。
○ヌケニン
特性の不思議な守りがカイオーガに対してめっぽう強い地雷ポケモン。水・電気・氷技構成のカイオーガや宿り木の種のないルンパッパ、不意打ちしか打点のないクチートなどを完封することができます。
カイオーガに耐性のある草タイプのポケモンにはシザークロスで打点を持つことができて、影打ちを入れる場合は素早さを上げてメガクチートに不意打ちをされる前に攻撃を出せるようにしたいところです。鬼火や糸を吐くや日本晴れも欲しいので技スペースは圧迫されていて、どこからヌケニン対策攻撃が飛んでくるか分からないので自分で使うには難しいところ。個人的には妖しい光が強いと思っています。
見せ合いで強い圧力を掛けることができますが、見せ合いなしよりは当然警戒されるので使う側としては非常に動かしづらいのではないでしょうか。カイオーガを入れていないパーティで敢えて水浸しヌケニンを作るパーティも考えられますが、水浸しを覚えるポケモンがペリッパーとホエルオーだけなのでパワーはかなり落ちてしまいます。
○テッカニン
特性の加速により拘りスカーフポケモンを簡単に抜き去ることができます。特に、ルンパッパ・ダーテング・ラティオスに対して先制で縛れるようになるのが優秀です。耐久数値があまりにも低いので気合いの襷を持つことになるでしょうか。
攻撃できない相手に対しても守るで加速を発動させてからバトンタッチで後続に繋ぐことができますし、バトンタッチにだけフォーカスを当てれば剣の舞や身代わりも候補には挙がります。また、特殊技に偏ったポケモンが多い気がするので高速から繰り出す虫の抵抗が役に立つことはありそうです。
ルンパッパを縛れるポケモンではありますが、そのためには加速発動の1ターンを待たなくてはならないのでパワーの高い拘りアイテム持ちカイオーガと同時に出しても対策とはしづらいのが難しいところでしょうか。
○ヤミラミ
特性の悪戯心が優秀なポケモン。他にいるイルミーゼやバルビートと違って相手の妨害を得意にしているという点で相手にすると非常に厄介です。特に、このルールでファストガードを使えるのがチャーレムとザングースしかいなくて、悪戯心で挑発を打てるポケモンもメガジュペッタとヤミラミしかいないという点でも阻止するのが難しくなっています。
採用したい技としてはカイオーガ対策の日本晴れ、物理ポケモン対策の鬼火、挑発があります。これだけで意外と技スペースが埋まってしまい、1ターンに一度しか行動はできないのでなるべく被害を最小限に留められるようにはしたいです。あと重力を使って吹雪や地震を打つのも面白そうですね。
どうせ耐久は気合いの襷に頼ることになるので、ヤミラミでヤミラミを止めるために最速ヤミラミを使うところまで視野に入れていきたいです。
○イルミーゼ
特性の悪戯心が優秀なポケモン。追い風や電磁波などの素早さ操作技に加えて嘘泣きやアンコールや甘えるなど味方サポートに適しているポケモンだといえます。
嘘泣きやおだてるを使えることから特殊攻撃メインのポケモンと組ませる方が強そうです。分かりやすいのはカイオーガとの組み合わせになります。グラードンに天候を奪われても雨乞いで取り返すことができたり、メガクチートに先手で甘えるを打つことで不意打ちのダメージを減らしたりすることができます。
実際に使うとなると耐久が心許ないので持ち物は気合いの襷がほぼ必須、個人的にはサポートとはいえ攻撃技がないのはかなり使いづらいと思っているので、ルンパッパやラティオスの弱点を突ける虫のさざめきは必須となり、残りを追い風嘘泣きアンコールなどから争うことになります。そうすると、初手の猫騙しに安定しなくなり意外と運用は難しい気がします。
○ハリテヤマ
高い攻撃力とそこそこの耐久が優秀な貴重な猫騙しポケモン。他のルールでもそうですが、特にトリックルームの補助役として期待ができます。また、このルールでは貴重なワイドガードを使えるポケモンでもあります。
持ち物は毒々玉を持たせるか突撃チョッキを持たせるかが有効でしょうか。特性は根性にしておくとヤミラミやジュペッタに対しても強く出ることができます。この2匹に対して攻撃できるように叩き落とすは持たせておきたいところです。根性が発動したインファイトは無振りカイオーガを一撃で倒す火力があるので、猫騙し+トリックルームという単純なコンボとの相性が良く、ハリテヤマが倒されても伝説ポケモンやメガシンカポケモンを繰り出すことができるので強力です。
○キノガッサ
キノコの胞子で相手を眠らせるのが非常に強力なポケモン。怒りの粉を覚えるポケモンがいないことから防塵ゴーグルというアイテムが使われることは少なく、キノコの胞子が効かない草タイプでメジャーなポケモンはルンパッパ以外弱点を突くことができますし、マッハパンチがあるのでルンパッパにもタイマンは勝てそうです。草タイプとしての打点も優秀でタネマシンガン3回でカイオーガを1発にできます。
突撃チョッキで使えたらと思いましたがキノコの胞子が使えなくなってしまうので持ち物は気合いの襷でしょうか。カイオーガより素早さが遅いのでしおふき+何かで簡単に倒されてしまいそうなのが気になります。キノガッサの拘りスカーフを持たせるにしてもカイオーガの冷凍ビームが怖いです。気合いの襷でうまく行動回数を稼げるように追い風を利用するパーティに組み込むのが良さそうだとは思っています。
○ダーテング
このルールでの最速の猫騙し使いであり特性の葉緑素によって拘りスカーフポケモンにも先手がとれるようになります。叩き落とすを覚える点が優秀で、ラティオスやラティアスを縛ることができるのはグラードンと相性が良いです。
叩き落とすと草技は確定で入れておきたいと思うのですが、残るスペースが2つしかありません。また、グラードンと組み合わせることを考えると初手で天候を奪うためにグラードンの素早さを遅くしたい要請とダーテングと一緒に畳みかけるために素早さを速くしたい要請が重なるのでどのように構築をするかが難しいです。追い風とバークアウトは頭に入れておきたいところです。
ところで、このルールはグラードン入り構築にカイオーガが入っている可能性がないため、自身がグラードンを使っていなくてもグラードン対策にダーテングを単挿しする選択肢も十分にありえます。猫騙しと不意打ちがあるのが便利ですね。
○ユレイドル
特性が呼び水なので味方をしおふき濁流以外(特にルンパッパのハイドロポンプ)から守れるのが優秀。ユレイドルを置くことで味方が動きやすくなれば打点には困らないとは思います。クチートやメタグロスに大地の力があるので一応打点を持つことはできるみたいです。
因みに、25レベルでの最遅の素早さは黒い鉄球持ち最遅カイオーガ+1となるのが絶妙に残念なところ。
○ノクタス
特性の乾燥肌によってカイオーガの水技を無効化できるポケモン。先制技の不意打ちもあって打点を持つことはできますが、耐久が心許ないので対策で採用するポケモンとしては不安が残ります。
○バルビート
イルミーゼと同じく特性の悪戯心は優秀。しかし、こちらは味方のサポートをする技はあまり覚えられず、どちらかというと自身が展開をしていくことになるので基本的にはイルミーゼの方が優秀なことが多いです。。
○ヨマワル
地震を受けないトリックルーム要員。打点は全くないものの睨み付けるナイトヘッド鬼火手助けなどであまり困りはしないと思います。
○ジュカイン
カイオーガより素早さが高い草タイプ。カイオーガルンパッパに対してはしおふき+冷凍ビームで倒されてしまいそうなので不安が残ります。拘りスカーフは十分にありそうです。
○サクラビス
水タイプの中でもかなり特攻が高いポケモン。素早さが拘りスカーフカイオーガを抜けませんが、拘りスカーフ以外のカイオーガを使うときには脅威になるはず。こういうポケモンを仕留めるためにもカイオーガ入りにはルンパッパをぜひ採用したいですね。
○アノプス
攻撃種族値がテッカニンより高くルンパッパに先制できるポケモン。鋼に打点がないのは痛手ですが、アクアジェットや叩き落とすも習得できるのでチャンスがありそうです。
○アーマルド
アノプスより耐久や攻撃は高いものの、素早さが落ちて拘りスカーフカイオーガを抜けなくなってしまいます。耐久はあってないようなものなので、アノプスの方が評価は高めでしょうか。
○レジスチル
「地球投げ、鉄壁、度忘れ、眠る」。クリアボディなのでイルミーゼの嘘泣きにも強く、ヤミラミの挑発がないと意外と崩すのは難しいかもしれません。
○レジアイス
カイオーガグラードンの弱点を突くことができてドラゴンポケモンやルンパッパに対しても強力なポケモン。メタグロスかクチートを入れていないと対処に時間がかかります。
コメットパンチの威力が下がったことで配分に無理をせずに攻撃を耐えることができるようになったと思います。カイオーガのしおふきを2発耐えるにはオボンの実などの補強が必要そうです。
何度か伝説戦をやっている観点からすると、とにかくメガクチートの安定した対処が難しいです。打点のあるポケモンでも伝説クラスの強力な攻撃+不意打ちであっさり縛り関係が逆転することも多いので、メガクチートに隙を見せるポケモンはなるべく採用したくないというのが一番にあり、このような評価基準となりました。