wi-fi大会「ハロウィンパーティー」使用可能ポケモンと簡易考察

10/24〜26にかけてwi-fi大会「ハロウィンパーティー」が開催されるそうです。


ルールはカロスマーク付きゴーストタイプ限定で特大サイズパンプジンを必ず選出しなくてはいけないシングルバトル(ロトムは使用できないようです)。レベルは自動的に50になるので低レベルのポケモンは使えませんが、25や30レベルでないところが個人的にはかなり嬉しく思います。
9月に行われた「フェアリーガーデン」同様に使えるポケモンの数はかなり少ないので、まとめてみました。


○選出必須なポケモン(1匹)
パンプジン(とくだいサイズ)


メガシンカできるポケモン(2匹)
ゲンガー、ジュペッタ


○その他最終進化系・進化なし(13匹)
ヤミラミヌケニンムウマージ、フワライド、ミカルゲ
ノワールユキメノコブルンゲルシャンデラデスカーン
ゴルーグギルガルドオーロット


○進化前のポケモン(16匹)
ゴース、ゴースト、ムウマヨマワルサマヨール
カゲボウズフワンテプルリルヒトモシランプラー
デスマスゴビットヒトツキニダンギルボクレー
バケッチャ


○「ふういん」をおぼえるポケモン(16匹)
ムウマヤミラミカゲボウズジュペッタヨマワル
サマヨールムウマージミカルゲ、ヨノワールデスマス
デスカーンヒトモシランプラーシャンデラボクレー
オーロット


以下、気になったポケモンだけ簡易考察。




パンプジン(85-100-122-58-75-54)
今大会で選出が必須となるポケモン。特性がお見通しなので、繰り出したときに相手の持ち物を判別して型を推測できるのは優秀なところです。
ゴーストタイプの打点として期待が持てる技は影打ち、ゴーストダイブシャドーボールの3つでしょうか。ゴーストダイブに関しては威力はそこそこあるものの。特に身代わりで本体への攻撃を防がれてしまいそうなところが気になります。草タイプであることからシャンデラには炎技で倒されてしまうのでカシブの実のような半減アイテムは持たせにくく、打ち合いやトリックルームの起動を安定させる気合いの襷やお見通しで相手の持ち物を見てからのトリックできるアイテムなどを持たせることになるでしょうか。特大サイズだと最速にして拘りスカーフを持たせてもゲンガーを抜けないのがやや残念なところです。
パンプジンが選出必須でありますが、交代で受けに出すような立ち回りはできないので先発で繰り出すか後発で繰り出すかの使い方も考えておく必要がありそうです。


ミカルゲ(50-92-108-92-108-35)
悪タイプを併せ持つおかげでゴーストタイプの技が弱点にならずに済むポケモン。更に特性のすりぬけが優秀でリフレクター光の壁身代わりをすべて貫通することができるので、小細工を仕掛けてくる相手にも強くなれます。
メイン技はシャドーボールと悪の波動どちらかで封印されやすそうなのはシャドーボールですが追加効果以外にあまり大きな違いはなさそうです。突撃チョッキを持たせたときは技スペースにも余裕ができるので金縛り対策に両方持たせるのも手だと思います。先制技だけでも影打ちと不意打ちを両方覚えることができるので、
タイプも技も優秀そうですが数値が抜群に高いわけではないのが弱点でしょうか。拘り眼鏡を持たせても悪の波動でHP振りギルガルドを一撃で倒せる火力にはならないのでパンプジンミカルゲと選出した際に数値負けしないかが気になります。


○ゲンガー(60-65-60-130-75-110 ⇒ 60-65-80-170-95-130)
メガゲンガーを除き、ユキメノコと並んでゴーストタイプ最速のポケモン。お互いに弱点を突けるタイプだけあって素早さが高いことはタイマン性能の高さに繋がります。メガシンカすると文字通り最速のポケモンとなりますが、メガゲンガーの特性である影踏みはこのルールでは意味をなしません。
気合いの襷を持たせてシャドーボールで素直に打ち合う型が最も単純な型だと言えるでしょうか。相手に攻撃を耐えられてもゲンガーには不意打ちという技があるので、影打ちに先手を取ってダメージを与えることが可能です(ただしギルガルドには勝てない)。使う側としては技スペースに困りそうですが、守る金縛りでシャドーボールを封じられたり挑発道連れで1:1交換されたりするところにも気を付けたいです。また、突然の催眠術の対策も練っておきたいですね。
メガゲンガーとして使うのならばゲンガーの同速を避けるために守るが欲しかったりします。重力ヤミラミはいないのですが、ヨノワールがいるので重力催眠には気を付けたいところです。素直な攻撃役としては後発の気合いの襷をケアする手段がユキメノコの撒き菱しかなさそうなので気合いの襷ゲンガーに勝てないところが残念ですね。。


ギルガルド(60-50-150-50-150-60 ⇔ 60-150-50-150-50-60)
シールドフォルム時の耐久が驚異的なポケモン。特殊耐久に少し配分するだけで拘り眼鏡ゲンガーのシャドーボールを耐える程度には耐久が高いので持ち物の自由度が高いところが良いです。
パンプジンと一緒に選出するとシャンデラが辛いように思えますが、拘り鉢巻の場合は影打ちで返り討ちにできますし、剣の舞を使ってしまえば関係は簡単に逆転してしまいます。剣の舞から物の怪プレートシャドークローでHP振りミカルゲを1発にできるので、物理型が安定しているように思えますが、キングシールドギルガルドに対して接触してしまうのでシャドーボールを持たせる方が良いかもしれません。
バトルスイッチと身代わりの相性は良いですが、シャンデラミカルゲのすりぬけは注意しておきたいです。


シャンデラ(60-55-90-145-90-80)
炎タイプなので高い威力の技でギルガルドの弱点を突いて倒すことができるポケモン。特に、C197オーバーヒートでHP振りギルガルドがちょうど1発になるのは覚えておいた方がよいでしょう。また、拘り眼鏡を持たせたオーバーヒートはHP振りミカルゲを一撃にできる唯一の攻撃技と言っても良いでしょう。
特性はすりぬけと貰い火と炎の体がありますが、このルールでは不意の身代わりにも強いすりぬけが特に強力でしょうか。選出必須であるパンプジンもカシブの実を持っていたとしても炎技で倒すことができるところが強力で、シャンデラより遅いポケモンばかりで構成されていると対処に困りそうです。とはいえ、シャンデラは先制技を覚えないので影打ちがあれば止めることはできそうです。
地味に小さくなるや溶ける瞑想などを覚えることができるので、先制技での処理を目論む場合は不意打ちは避けるようにしたいですね。


ジュペッタ(64-115-65-83-63-65 ⇒64-165-75-93-83-75)
このルールでメガシンカができるポケモンのうちの1匹。パンプジン同様にお見通しで相手の持ち物を判別して型を推測しつつ、メガジュペッタへとメガシンカしてから悪戯心の補助技を中心に相手を妨害していくことができます。
通常時のルールでは高い攻撃力を生かしてシャドークロー+影打ちでタイマンで1匹倒しつつ、2匹目に対して先制道連れを仕掛けるといった芸当をこなすことができますが、ゴーストタイプの打ち合いとなりやすいこのルールでは相手のゴーストタイプの攻撃を被弾しても耐える耐久を確保しつつ、影打ちで素早さ負けすることを防げるかどうかが分かりにくいです。また、相手の展開を妨害できるようにも思えますが、悪戯心になるのは2ターン目からなので守るを挟む必要があり、その一手で相手の展開を許してしまうことは十分に考えられます。
相手にすると嫌なポケモンのトップなのは間違いないですが、自分で使うと技スペースも配分も限られているので、どこまでメガジュペッタに負担を押し付けるかを考えておく必要がありそうです。


ヤミラミ(50-75-75-65-65-50)
ミカルゲ同様にゴーストタイプの技が弱手にならないポケモン。しかし、元の数値がかなり低いので、耐久に多くの努力値を割くことになりそうです。特性の悪戯心が補助技展開を防ぐのにはやはり有用だと言えるのではないでしょうか。
挑発、トリック、威張る・・・辺りの技が面倒なので素早く攻撃して処理しようとすると、メタルバーストという技を持っていて、安易に攻め込むと逆に返り討ちに遭う可能性もあります。
弱点が突けないとなると悪の波動鬼火瞑想自己再生という型でも普通に強いのでなにかしら止める手段は持っておきたいところです。それと初手で封印をしてくる型に打点がなくて困ることはないようにしておきたいです。


○フワライド(150-80-44-90-54-80)
小さくなるバトンタッチのコンボが有名なポケモン。ゴーストタイプの技ばかりなのでバトンタッチ先にも攻撃が一貫していますが、金縛りなどで動きを封じれば逆に簡単に起点を作れるともいえるかもしれません。
また、このルールでは唯一追い風を覚えるポケモンで、追い風を使っても影打ちなどの先制技が多いと動きづらさがありますが、覚えておいて良さそうです。


ユキメノコ(70-80-70-80-70-110)
メガゲンガーを除き、ゲンガーと並んで最速のゴーストタイプ。ゲンガーと違って先制技の氷の礫を覚えるので補助技を選ばれて処理できなくて困ることはないものの、そもそもの火力が低いせいでシャドーボール+氷の礫としてもあまりタイマン性能が高くはなりません。
個人的に気になったのは撒き菱で、ステルスロックが使えないルールで後発の気合いの襷削ることができる技は貴重だと思いました。しかし、ゲンガーが浮遊なのでダメージがなかったり、そのためにユキメノコ1匹に枠を割いてしまうのは勿体ないような気もします。


○ヨノワール(45-100-135-65-135-45)
攻撃の値はパンプジンと変わらない程度なのでアタッカーとしての期待はそこまでできなさそうです。重力を覚える唯一のポケモンなのでメガゲンガーとの催眠術祟り目コンボでの組み合わせを考えたいです。特殊耐久に特化するとギルガルドの命の珠シャドーボール耐え。とりあえず、物の怪プレート辺りまでは耐えるように配分したいですね。


ゴルーグ(89-124-80-55-80-55)
トリックルーム下でギルガルドに先制できる。命の珠地震でHP振りシールドギルガルドを1発にできる。先制技は覚えない。



簡単に考察はしてみたものの、どのポケモンが強いかがイマイチ見えてきていません。
とりあえず、パンプジンが火力に優れるわけでもなく挑発などが使えるというわけでもなく…と起点になりやすいイメージがあるので、強いパンプジンの型を考えて採用するのが良いように思えます。