KAELA presents GO!GO! KAELAND 2014 -10years anniversary-「Poppin'PARK」

「KAELA presents GO!GO! KAELAND 2014 -10years anniversary-「Poppin'PARK」」
10/26の木村カエラのライブで横浜アリーナに行ってきました。


横浜アリーナに行くのは2010年の水樹奈々の「LIVE ACADEMY」のライブ以来。
木村カエラのライブに行くのは2009年の「GO! 5! KAELAND」以来でした。


○セットリスト
1.「Butterfly」
2.「リルラ リルハ
3.「Ring a Ding Dong

  • MC-

4.「L.drunk」
5.「Ground Control」
6.「Twinkle」

  • MC-

7.「OLE! OH!」
8.「Jasper」
9.「リリアン

  • MC-

10.「You」
11.「ワニと小鳥」
12.「A winter faily is melting a snowman

  • MC-

13.「sweetie」
14.「Snowdome」
15.「キミニアイタイ」
16.「Whatever are you lokking for?」

  • MC-

17.「STARs」
18.「マミレル」
19.「make my day!」
20.「BANZAI

21.「Magic Music」
〜アンコール〜
22.「TODAY IS A NEW DAY」

  • MC-

23.「sonicmanic」
24.「Super girl」
〜Wアンコール〜

  • MC-

25.「hapiness!!!」



まず、なぜ今回のライブに行こうと思ったかというところから、を綴ろうと思いましたが経緯から話していくことにします。
彼女を知ったのは05年、彼女を知名度をぐっと引き上げることになったボーダフォンのCMとそのタイアップソングである「リルラ リルハ」。そのCMを観て「変な髪形しててかわいくない」と思ったのが第一印象でしたが、当時仲が良かった友人が木村カエラのファンであり「hapiness!!!」のPVのキャプチャを見せてもらったところ、それがまるで別人のようにかわいく思えました。
当時の私にとっての情報メディアはテレビしかないので音楽番組でよく見るアーティストしか知りませんでしたが、その友人に対しては「この人が良いと思うということは、それは本当に良いものなのだろう」というくらいに思えていたので、初めて購入したiPodに入れる曲としてアルバム「KAELA」を友人から借りたのが始まりでした。
そんな思い入れのある彼女が5周年を迎えた際には「GO! 5! KAELAND」にも行きましたが、彼女が結婚をして産休に入っていた間にほとんど離れてしまいました。そして、いつのまにか「5years」から5年も経って10周年を迎えたということで、今はどういう風にしているのかを観に行きたいと思ったのが今回のきっかけでした。
まるで同窓会で久しぶりに会うような気分ですね。


ライブだというのに販売されるグッズもチェックしていない、6年目以降の曲をほとんど知らないのに予習もしていない、2日目のライブなのに1日目のセットリストも見ていない、そんな状態で横浜アリーナへと向かいました。


開場は15時からですが14時半に新横浜に到着。会場に着いたらせっかくなので物販コーナーを訪問しようとしたところ見当たらず。「Poppin'PARK」というパネルを見ながら1日目と2日目でコンセプトが違うということに気付きました。因みに、少しぶらぶらしてから入場しましたが、物販コーナーは建物の中にありました。せっかくなのでパンフレットとセカンドバッグを購入。ここで買い物するまで5年前にトートバッグを購入していたことを忘れていました。


座席はいわゆるアリーナ席の一つ上にあたる席(ライブ中の彼女風に言うと2階)、ステージから見ると正面に近い右寄りというところでしょうか。2階席の一番後ろのコーナー席だったので落ち着いて見れそうです。
意外とステージが小さいようにも感じましたが、それはたぶん高さがステージと近いからだと思いました。3階席じゃなくて非常に良かったですね。
この辺りでようやく前日のセットリストを見てみました。5年離れていたので半分くらい分かればいいなと思っていましたが、意外にも8割くらいは分かる内容だったので期待が持てます。


そして、開幕。前日同様の「Level42」スタートを期待していましたが、「Butterfly」で始まりました。代表曲ではありますが、この曲から始まったのでコンセプトとして銘打たれている「Poppin'PARK」というのはこういう路線になるのかなと。
「ラララ ラララ ラララーララ♪」と歌う部分は会場全体で歌うのかと思っていましたが、彼女が「今日は来てくれてありがとう!」みたいな簡単な挨拶をする場面になっていたのがおもしろかったです。あと観察してて面白かったのは、サビの部分は手を横に振っているのを見て「うんめいのはーなをみーつけた♪」となったら手の位置はどこに収束するんだろうというところでしょうか。


続いてブレイクのきっかけにもなった「リルラ リルハ」。カラオケとかで木村カエラを歌うときはこの2曲じゃないと分かってもらえないんじゃないだろうかと思っています。ステージの両端に彼女の顔をモチーフにした形のモニターが2つあったのですが、そこの表情がコロコロと変わっていて楽しい。バックに流れている映像も含めてPVを彷彿させるような映像に仕上がっていました。
「いまできるでしょう? 今しかないこの時間を♪」という歌詞は1番にも2番にもありますが、その間のドラム演奏が違うから1番か2番か違いが分かる・・・という話を昔々したことを思い出しました。


Ring a Ding Dong」は「5years」以降ですがギリギリ分かる曲でした。これを挟んでMCで話をしていたのですが、何の話をしたかをあまり覚えていないです((
「Poppin'PARK」だけど激しい曲もやるよ…と言って登場したのが「L.drunk」、アルバム「Scratch」の1曲目であり結構好きな曲です。Cメロのところでちゃんと家の映像が出てきたあたりがいいですね。
「Ground Control」は伴奏があってアルバムバージョンでしたね。「みんなの声が聴きたいなー!」と言っていた割には、伴奏と間奏の「Hey!」だけなのでちょっとさみしいような気もしました。因みに、私はどちらも好きですがiPodには「Snowdome」のc/w曲として入れています。
「Twinkle」、みんな知らないかもしれないけど…って言ってましたが知ってます。このコーナーは比較的 万人受けしそうな曲が集められたという印象でした。


「Twinkle」知らなさそうの流れを受けて、知らなくても楽しめる曲ということで登場したのが「OLE! OH!」、なにかのタイアップだったらどこかで聴いたことあるかもなというくらいの感想でした。「オレッオー♪」の部分で振りがあったけれど一部分だけであんまりおもしろくはないんじゃないかなとか思っていました。
テクノ系の「Jasper」と続きましたが、ライブで聴くと音の聞こえ方がまた違いますね。「リリアン」については知らない曲だなという感想しかなかったものの調べてみたら「5years」の楽曲で普通に忘れてしまっていただけでした。。


ここからちょっと切ないゾーン。「You」からスタートしたので「Snowdome」「What ever are you lokking for?」などを期待しましたが、「ワニと小鳥」「A winter faily is melting a snowman」という構成でした。
むかし「歌詞を書いてみた」と友人が言って見せてくれたものに色々ツッコミを入れてたらそれが発売前の「You」だったという思い出があります() ツッコミは色々入れましたが、今では彼女の楽曲の中でもトップレベルに好きな曲です。
「ワニと小鳥」はiPodに入れなかった程度の印象しかなかったところ5年前のKAELANDで聴いて良く思えた曲です。「A winter…」に関しては、この楽曲を境にしばらく彼女の曲を聴かなくなったという事情はあります。一つ前のシングルである「Ring a Ding Dong」と構成が同じようなところが当時から気になりましたね。


今度は胸アツゾーンらしいです。「最近の若者は胸キュンのことを胸アツというらしい」とのことで「個人的に胸アツだと思うことを集めてみたから、みんなの認識と合ってるといいな」と述べていましたが、胸アツという表現を使ったことがないので感覚が合ってるかがまず不安でした。
結果的には4曲のうち2曲は「胸アツ」だと思う曲が入っていました。「sweetie」はタイトルを思い出すことができなくて苦戦していましたが、切ないゾーンで聴けなかった「Snowdome」「Whatever are you looking for?」の2曲をこちらで聴くことができたので良かったです。
「キミニアイタイ」を拾ってくれていたのが嬉しかったです。緑のレーザーがすごききれいでした。


これまで「○○ゾーン」という表現をしていたように、MCを挟んでテーマパークが変わるかのような作りになっていて、最後ははじける系ゾーン。
「マミレル」は聴いたことあるけど思い出せない曲、「make my day!」は知らない曲、でした。特に「make my day!」は演奏の音が大きかったこともあり歌詞はおろか音程を聞き取ることも難しかったです。
BANZAI」は一番聴きたかった曲で、これまで曲が終わって会場が暗くなる度に青い光が見えていたことから「BANZAI」の布石なのかと思ったのにそんなことはなかった・・・という流れをずっと経験していたので、この曲を最後の最後に置いてきてもらえて嬉しかったです。


「Magic Music」で「たかくーたかくーじゃんぷして♪」締めてアンコールのコール・・・と思っていましたが、「アンコール!アンコール!」というわけでも「カエラカエラ!」という呼びかけでもなく、すごくバラバラだったような印象を受けます。「アンコール!」と呼びかける人が少ない中で、彼女も戻ってきて「アンコールありがとう!」(あいまい)と言うのはなんだかちょっと・・・。


アンコールで登場して歌ったのがちょうど発売したばかりの新曲「TODAY IS A NEW DAY」。雰囲気は違うものの曲の構成は「Ring A Ding Dong」や「A winter faily is melting a snowman」などと似ているものを感じたので、6年目以降は新しいことに挑戦するよりも一つ築いたスタイルを崩さず安定した道を進む方針なのかなと思う瞬間でした。
アルバム「MIETA」を発売することを発表して、そこに収録される「sonicmanic」を続けて歌いましたが、そこでも目新しさのようなものは得られませんでした。


そして、なぜか「Super girl」を挟んで一旦退場。「Super girl」も好きな曲なのですが、なぜアンコールのこの位置にこの曲を持ってきたのか意図が掴みにくく、しかも一度退いてダブルアンコールという形になってしまいました。


ダブルアンコールでは当然「hapiness!!!」です。歌う前に感謝の言葉をということで10周年の想いについて語り始めましたが、泣かないで話を続けていたのがすごくかっこよかったです。
彼女自身が「歌で気持ちを伝えられることができる幸せな立場にある」(曖昧?)というようなことを話していましたが、「気持ちを伝えるのが下手で歌を歌うことは好き・・・じゃあ、歌で気持ちを伝えられればいいじゃん」と思う人はたくさんいると思いますが、それを行動に起こして叶えられる人間となると本当に一握りの存在しかいないため、そう在れたことが幸せだなと噛みしめました。


そういう感じで、私の懐かしい時代を彩った楽曲を聴きながら懐かしいことを考えさせられたりしているうちに、ライブは終わってしまいました。5年も前に比べるとかなり大人になり変わった様子が見受けられたと思います。
そういう時間を経た感情を味わうことができた面もあって、個人的には満足度の高いライブになりました。「super girl」の後にそのまま話を始めて「hapiness!!!」で締めていれば、より良かったと思います。


「進むべき人生がまだ見つからなかったとしても 君のためにずっと歌うから 君のためにいつも歌うから 君のためにずっといつづけるから♪」
・・・彼女が歌い始めて10年。10年も生きていたら色んな事を経て価値観はどんどん変わっていくはずのに、そうやってお互いに変わった10年後も変わらず応援をしてあげられるということはすごいことで、たぶん同じようにそう思った人々が集まる機会でもあり貴重な時間でした。