パワポケ10 甲子園一直線編イベント【彼女イベント・紫杏】「愛とはなんだ?」 より抜粋メモ

パワポケ10 甲子園一直線編イベント【彼女イベント・紫杏】「愛とはなんだ?」・・・よりセリフの抜粋。


個人的に「愛」という言葉は好きでなくて、どうして好きでないのだろうと思っていたときにたまたま出会ったパワポケシリーズの神条紫杏のセリフがかなり共感できてすっきりとしました・・・というのを経験したのはもう何年も前の話になりますが、見返せるように会話をメモすることに。


ネタバレを防ぐために内容は一応続きから。



「・・・ふむ。」
「じゃあ、神条はどう思うんだよ。」
「そうだな、愛は存在する。ただし、尊いものではない。」
「え?それはいいものじゃないってこと?」
「いや、善悪の問題ではないのだ。故郷を愛することも人を好きになることも、お腹がすけばパンを食べるようにごく自然な欲求なのだ。それを尊いことだと勘違いするから世の中の悲劇の半分は生まれる。」
「ええーと?」
「わかりにくいか?たとえば野球に愛をもつ。愛は尊いから、何をしても許されると勘違いして、予算の横取りや相手チームへの妨害をする。発覚すると『野球愛』を言い訳にして罪を逃れようとする。」
「めちゃくちゃだな。」
「ところが、世間にはそういう連中が大勢いるんだ。」
「じゃ、悲劇の残りの半分は?」
「偶然と判断ミス、そして想像力の欠如から生まれる。だから、悲劇はゼロにはならん。・・・悲しいことだな。」
「ええと、そう感じることは愛なんじゃないのか?」
「そうやってなんでもかんでも『愛』の一言で済ませようとする。それがダメだと言っているのに。パワポケは『愛』という単語を今後、使ってはいかん。絶対に禁止だ!」
「えええー?!」