1/19開催の第69回POKeDEXオフに参加してきました。
ルールは2015年の公式大会に沿って見せ合いありの全国ダブル。
かなり激戦区と思われるブロックの中で6-2という戦績を残すもののスナドリさんレモネードさんも同じく6-2で3人の戦績が並び、直接対決も三つ巴でありオポネントを調べたところスナドリさんが一つ抜けていてレモネードさんと私が同じであったため、そこの直接対決に負けている私が予選落ちという形になりました。
〜パーティ〜
ガルーラ、ニンフィア、クレセリア、エンテイ、サンダー、FCランドロス
○ガルーラ いじっぱり きもったま
181-157-110-×-101-136 H.4 A.220 B.76 D.4 S.124
(181-190-130-×-121-146)
おんがえし、ふいうち、けたぐり、ねこだまし@ガルーラナイト
○ニンフィア ひかえめ フェアリースキン
175-×-102-170-152-96 H.36 B.132 C.196 D.12 S.164
ハイパーボイス、ムーンフォース、はかいこうせん、シャドーボール@こだわりメガネ
○クレセリア ずぶとい ふゆう
223-×-156-96-148-135 H.220 B.48 C.4 S.236
サイコショック、こごえるかぜ、めいそう、つきのひかり@ゴツゴツメット
○エンテイ ようき プレッシャー
209-149-105-91-93-167 H.148 A.108 S.252
せいなるほのお、バークアウト、みがわり、まもる@たべのこし
○サンダー おくびょう プレッシャー
195-×-109-145-126-147 H.244 B.28 D.164 S.128
10まんボルト、めざめるパワー(氷)、おいかぜ、はねやすめ@ラムのみ
○FCランドロス いじっぱり いかく
189-176-126-×-100-131 H.196 B.140 S.156
じしん、ばかぢから、いわなだれ、はたきおとす@とつげきチョッキ
追い風の素早さ操作をベースに置いたスタンダードな構築。先日レーティングで対戦した感想を記事にしたのですが、その延長にあたります。
なので、構築のスタートは追い風+メガガルーラ。追い風役は当初はスイクンでしたが、追い風に対して強い素早さ操作技である電磁波を使ってくるボルトロスが厄介なことから麻痺しないサンダー。サンダーの他には相手を削る能力の高い拘り眼鏡ニンフィア、ガルーラやニンフィアで攻撃しづらい鋼タイプに強くサンダーの性能と相性が良さそうなエンテイ、特性の威嚇が便利で追い風時に麻痺しないアタッカーとしてランドロス、最後は追い風以外の素早さ操作技ということで凍える風を持たせたクレセリアを採用しています。
因みに、1週間前の第34回あんぐらオフでも同様の6匹を使用しましたが、5-5で予選落ち。そのときはメガガルーラに猫騙しがないなど技や持ち物が一部違っており、元々追い風構築として組んでいたはずなのに、途中経過で追い風ベースではなくガルーラニンフィア軸の構築へと変わってしまっていて、残りの4匹の性能がマッチしていなかったのが敗因だと言えます。
>ガルーラ(選出:8/8 先発8+後発0)
猫騙し+追い風という展開をする上で猫騙しを覚えるポケモンの中で最もスペックの高いポケモンとして採用。どのポケモンで猫騙しをするにしても猫騙しだけして倒されて頭数が減るのはよろしくないので、1発は耐える耐久が求められます。また、追い風は発動ターンを含めて4ターンしかなく、その間に有利に試合を進めるためには追い風を発動したターンに場に出ているポケモンが次のターンからスムーズに攻撃に参加できる方が良く攻撃能力も求められます。その点でメガガルーラは優れていると言えるでしょう。
技は採用理由である猫騙しに加えて、主力攻撃の恩返し、対メガガルーラを意識してけたぐり、先制技の不意打ちという構成にしています。恩返しでなく捨て身タックルを採用すれば一撃で倒せるポケモンも増えますが、タイプ相性的な耐性の少ないメガガルーラは等倍で通る攻撃を蓄積させて処理を狙うことが多いので、反動ダメージで自ら蓄積を重ねてしまうのはよろしくないです。また、特に生き残って欲しい場面で捨て身タックルの反動で倒れてしまうのは非常にまずく、反動で倒れたせいで隣にシングルダメージの範囲攻撃が飛んだり、対ラッキー・月の光クレセリアといった回復技持ちを倒すのが安定しない・・・などという理由も大きいです。先制技の不意打ちは過信できませんが、削れている相手のメガガルーラに打てば不意打ち以外の技を打たせずに縛ることができるなどやはり便利な技です。
努力値配分は耐久・火力・素早さの全てに配分しました。H181B121メガガルーラをけたぐりでほぼ1発、A177メガガルーラのけたぐりをほぼ耐えるようになり、素早さは最速フシギバナ抜きとしています。
>ニンフィア(選出:4/8 先発0+後発4)
追い風状態から繰り出すアタッカー。一貫性のとりやすいフェアリータイプの技を使って相手を取り巻きの攻撃圏内に入れるのが役割となるので持ち物は拘り眼鏡とします。ニンフィア単体で見た場合は拘り眼鏡でなくても十分に火力は出せているのですが、取り巻きのポケモンの攻撃圏内に入れることを目的としているので拘り眼鏡の火力が必要になってきます。
技構成は特性を利用した強力な範囲攻撃であるハイパーボイスが必須。他に技を入れずに寝言を覚えさせて眠り技に対して少しでも耐性をつける手もあるとは思いますが、ハイパーボイス以外にも打ちたい技がたくさんあったので、それらを採用しています。まずはタイプ一致のムーンフォース、ワイドガードを考慮しなければいけない場面で打てる技として優秀で、1匹を攻撃するだけなら75%ハイパーボイスよりも火力はやや高いです。また、破壊光線は隙こそ大きい技ですが、特定の1匹さえ倒してしまえば勝てるという場面で便利です。シャドーボールはギルガルドを2発で倒せる技でありヒードランも3発で倒せる程度には火力がある技なのでこれらの相手を見ても選出する選択肢をとれるように必要でした。
味方の攻撃圏内に入れるのが役割であるため努力値配分はまず特攻を大きく引き伸ばします。しかし、耐久と素早さにも配分したいことから、火力は一定のラインで留めることにします。75%ハイパーボイスでH141D90のキリキザンが最低乱数以外1発、C194サザンドラの拘り眼鏡流星群耐えポケモンをほぼ2発、というのを今回のラインとして設定しました。残りは耐久と素早さに按分。素早さは追い風で最速ゲッコウガ抜き、耐久はA177メガガルーラの恩返しを最高乱数以外で耐える物理耐久とC222メガゲンガーのヘドロ爆弾を最高乱数以外耐える特殊耐久を持たせています。物理耐久は最低限A146ファイアローの拘り鉢巻ブレイブバードを耐えられれば良かったので若干削って他に努力値を回しても良かったかもしれません。
>クレセリア(選出:2/8 先発0+後発2)
追い風以外の素早さ操作手段を持つポケモンとして採用。相手の追い風メガガルーラに強いわけではないので追い風ミラーで戦えるようにしたつもりなのですが、あんぐらオフで追い風+グロウパンチメガガルーラに当たって取り巻きから崩されて負けたことから、あまり信用できず選出ができなくなりました(因みに、今回のオフでも2回の選出がどちらも負け試合になっている)。メガガルーラに対してリスクを与えられるように持ち物はゴツゴツメット。
技構成は特殊相手に強くなる瞑想、素早さ操作技の凍える風、タイプ一致のサイコショック、回復技の月の光としました。追い風がミラーしたときに凍える風を使って有利に立てるようにしつつ、置物にならないように瞑想を持たせることで自身が勝ち筋となることもできるようにしたつもりです。
努力値配分は理想個体でないこともあって大雑把にHPと素早さに配分して最速キリキザンを抜けるようにしているので、凍える風1回で最速メガゲンガーも抜けます。
>エンテイ(選出:4/8 先発2+後発2)
ガルーラやニンフィアが強くない鋼タイプに対して強いポケモンとして採用。鋼タイプを対策する目的が強いので、「鋼タイプを倒すまで場持ちする能力」「鋼タイプの取り巻きごと制圧する能力」の少なくともどちらかが求められているので、前者の能力が高い食べ残しエンテイを使います。バークアウトや聖なる炎による火傷はサンダーやクレセリアとも相性が良いです。
メインの攻撃技となる聖なる炎、構築全体の特殊耐久を底上げできるバークアウト、エンテイの場持ち能力を上げるための身代わり守るとしました。
努力値配分はまず素早さを最速にしてメガガルーラとの同速勝負ができるようにしたり最速サザンドラに先制できるようにします。次に、A216ランドロスの75%地震耐えを目安に耐久に配分。身代わりと守るを交互に使用し続けることを考えて身代わりを出せる回数が少なくならないようにHPの値を16n+1に設定。残りを攻撃に振るとちょうどH141B120キリキザンが最低乱数以外で1発になります。
>サンダー(選出:8/8 先発6+後発2)
電磁波で麻痺せず比較的耐久が高い追い風要員として採用。追い風から攻めに転じるにはやや火力が足りていませんが、羽休めという回復手段があるので2回目以降の追い風が狙いやすくなっており、1回目の追い風で相手の主軸に打撃を与えて2回目の追い風は有利展開を保ったまま相手を詰められるように使いたいです。持ち物はドーブル対策を考えてラムの実としましたが、今回の結果だけ見れば安定感を上げるためにオボンの実を持たせるのが良かったでしょう。
技構成は採用理由である追い風と主力攻撃の10万ボルト、サンダーの場持ち性能を上げる羽休めを持たせて、最後の技はランドロスを攻撃できるめざめるパワー氷としました。あんぐらオフではめざめるパワーではなく熱風を採用していましたが、「ガルーラサンダーニンフィア何か」という選出だと何かがエンテイでもランドロスでも相手のランドロスが厄介となるのでサンダーにめざめるパワー氷は必要でした。
努力値配分はまず素早さを最速ギャラドス抜きに設定。残りは全て耐久に振って追い風発動の安定感を上げつつ終盤に詰めも狙えるようにしています。物理耐久はA177メガガルーラの捨て身タックル耐え、特殊耐久はC194サザンドラの拘り眼鏡流星群を上3つの乱数以外で耐えるようにしています。
>FCランドロス(選出:6/8 先発0+後発6)
特性の威嚇で味方の耐久を向上させつつ、追い風の天敵である電磁波を無効化できるアタッカーとして採用。あんぐらオフで使用したときは「追い風ベースでないので素の状態で素早さの高いポケモンが必要になる」ということで拘りスカーフを持たせていましたが、あらためて追い風ベースの構築にしたことと追い風状態で技を打ち分けて的確に攻撃したいいことから拘りスカーフをやめます。欲しい攻撃技が4つあって守るを持たせることができないので、特殊耐久を向上させる突撃チョッキを持たせました。
技は一貫性のとりやすい叩き落とす、ボルトロスやリザードンへの打点となり範囲攻撃が便利な岩雪崩、メガガルーラ対策の馬鹿力、主にテラキオン対策となる地震の4つで埋まりました。
努力値配分は、HPに配分して特殊耐久も高めつつ物理耐久を上げてA177メガガルーラの冷凍パンチを耐えるように配分。残りを素早さに回して凍える風1回で最速マニューラを抜けるようにしています。
以下が簡単な対戦レポートになります。
○1戦目 vs アルカナ さん 勝ち 3-0
自分:ガルーラ サンダー FCランドロス ニンフィア
相手:ガブリアス ゲンガー クチート スイクン (サンダー サザンドラ)
鬼火を2回避けて、岩雪崩を1回避けて、攻撃を急所に当てて・・・勝ちました((
アルカナさんとの戦績はこれまで0-3くらいで、今回も負けムードを運良く盛り返せただけですが、とりあえずひとつ勝てたという事実を作れたのは良かったです。
○2戦目 vs らんぷ さん 勝ち 3-0
自分:ガルーラ サンダー ニンフィア 【FCランドロス】
相手:エンテイ ギルガルド ボーマンダ サザンドラ (ボルトロス キノガッサ)
初手を見て先発の2匹を削ればニンフィアが一貫することが分かる。命の珠ギルガルドを不意打ちで倒せたのが大きく、追い風の素早さ恩恵もあって先手で1匹ずつ倒して勝ち。
○3戦目 vs コウ さん 勝ち 3-0
自分:ガルーラ エンテイ サンダー 【FCランドロス】
相手:ゲンガー Wロトム エルフーン ニンフィア (FCランドロス ヒードラン)
初手でロトムに恩返しを打つと、メガゲンガー守るからロトムをエルフーン交代だったので恩返しでエルフーンを倒す。その後、拘り眼鏡だと分かったロトムをメガガルーラで倒して、ニンフィアにはバークアウトを当てながら死に出しサンダーで勝ち。
○4戦目 vs スナドリ さん 勝ち 1-0
自分:ガルーラ サンダー ニンフィア FCランドロス
相手:ガルーラ クレセリア ニンフィア スイクン (FCランドロス ファイアロー)
凍える風クレセリアに対して追い風を決めてニンフィアを倒して有利な展開。しかし、追い風が切れたタイミングで威嚇をかけたメガガルーラからニンフィアが捨て身タックルを急所に受けてしまいあやしくなりますが、ランドロスの岩雪崩で誰かを一度でも怯ませればという場面で3回ほどの試行回数があったのでスイクンを怯ませることに成功してメガガルーラの不意打ちで縛り返して勝ち。
序盤にメガガルーラでクレセリアに手を出さずにランドロスの叩き落とすから入りアッキの実をドロップさせる立ち回りができたのは良かったです。また、メガガルーラの不意打ちは恩返しより火力が高くクレセリアを倒すのに役立ち、凍える風を受けても相手のメガガルーラスイクンを縛れるという点でやはり便利な技でした。
○5戦目 vs レモネード さん 負け 0-2
自分:ガルーラ エンテイ クレセリア サンダー
相手:レジアイス ユキノオー FCランドロス Wロトム (キノガッサ ファイアロー)
猫騙し+けたぐりでレジアイスは処理。ランドロスロトムの並びに対して凍える風を当てようとするもクレセリアエンテイとも怯んで動けず、エンテイはロトムに倒される。霰が止んだ場面で月の光を使おうとするも放電で麻痺していたクレセリアは痺れて動けず、ガルーラ1匹でロトムユキノオーを相手にすることになり、そもそもユキノオーにけたぐりを耐えられてしまい負け。
結果論ですが、ニンフィアを出していれば有利に戦えたみたいですね。キノガッサファイアローに強くなかったので選出ができませんでした。
○6戦目 vs SORIA さん 勝ち 2-0
自分:ガルーラ サンダー FCランドロス エンテイ
相手:ガルーラ ボルトロス ヒードラン FCランドロス (スイクン モロバレル)
初手でガルーラに電磁波とけたぐりの集中をされるも返しのけたぐりで相手メガガルーラを処理。サンダーで追い風を決めてからはまずヒードランを処理、ランドロスには叩き落とすで突撃チョッキを確認してからのめざめるパワーで処理して、最後のボルトロスを倒して勝ち。
○7戦目 vs にの さん 勝ち 2-0
自分:ガルーラ サンダー FCランドロス ニンフィア
相手:FCランドロス ガルーラ ヒードラン スイクン (ニンフィア ボルトロス)
威嚇を掛けてからスイクンを繰り出されて追い風を決められたので不利な状態。しかし、メガガルーラをけたぐり+不意打ち+捨て身タックル反動で倒して、相手の追い風4ターン目にサンダーがヒードランのオーバーヒート+スイクンの冷凍ビームを耐えて追い風で切り返すことができたので、一転して有利に。素早さ関係が逆転してニンフィアの攻撃が通るようになって勝ち。
1ターン目にサンダーから交代でランドロスを繰り出すあやしいプレイング(冷凍パンチが一貫している)をしていたので、いろいろ反省は必要です。
○8戦目 vs シャンディ さん 負け 0-3
自分:ガルーラ サンダー クレセリア エンテイ
相手:ゲンガー FCランドロス ヒードラン マリルリ (ボルトロス フシギバナ)
勝てば予選1位抜け、負ければ2位で三つ巴となりおそらくオポネント的に予選落ちという試合。
初手で追い風を決めるものの交代でうまく回されてメガガルーラが熱風で火傷を負ってしまう。エンテイはマリルリに対して強気に聖なる炎を打ちつつ腹太鼓を止めようとするも拘り鉢巻アクアジェット+岩雪崩で倒されてしまう。それでもマリルリは処理できたので瞑想を3回積んだクレセリアで勝ちが見込めるという場面でランドロスの岩雪崩で2連続で怯んでしまい回復することができずに負け。
初手でゲンガーに肝っ玉猫騙しをしたときに急所に当たっており、おかげで恩返し+めざめるパワーでもメガゲンガーを倒せそうな場面でしたが、迷った末に10万ボルトを打ったところランドロスへの交代で受けられてしまったのがもったいなかったです。また、マリルリの持ち物に関してもクレセリアへのダメージをちゃんと計算すれば気付けたはずですが、ダメージの少ない計算を怠ったためにエンテイを動かして倒されてしまったので反省が必要です。
・・・・・・・・
というわけで、予選落ちでした。
予選1位の戦績ながら予選落ちするのは初めてのことでした。経験感覚的には同率で並んだときにオポネントを基準にしたときに負けたことがあまりない気がします。当日の戦績だけで強さを判断することはできませんが、ひとまず戦績を強さと置き換えられるものとすると、強い相手から勝ち星を挙げることが多く、逆に弱い相手に負けてしまうことが多いと言えそうです。どちらに勝たなくてはいけないかというとどちらにも勝たなきゃいけないのですが、ひとつ傾向としてあるのではないかと思うと少し面白かったです。
幹事の方々、参加者の皆さま、お疲れ様でしたー♪