見せ合いあり64構築〜眼鏡ルンパッパ+メガクチート雨〜


ニョロトノ おくびょう あめふらし
167-×-96-140-121-134 H.12 B.4 C.236 D.4 S.252
ねっとう、なみのりれいとうビーム、あまごい@こだわりスカーフ


○ルンパッパ ひかえめ すいすい
155-×-90-156-121-122 C.252 D.4 S.252
ハイドロポンプ、ねっとう、エナジーボールれいとうビーム@こだわりメガネ


○FCボルトロス おくびょう ちくでん
155-×-90-197-100-168 H.4 C.252 S.252
10まんボルトサイコキネシスきあいだま、まもる@いのちのたま


クチート いじっぱり いかく
143-132-105-×-75-102 H.140 A.116 S.252
(143-154-145-×-115-102)
アイアンヘッド、ふいうち、いわなだれ、まもる@クチートナイト


クレセリア ひかえめ ふゆう
223-×-148-135-151-106 H.220 B.60 C.220 D.4 S.4
サイコキネシスれいとうビーム、でんじは、トリックルーム@ラムのみ


ローブシン いじっぱり てつのこぶし
207-176-132-×-106-57 H.212 B.132 D.164
ドレインパンチマッハパンチ、どくづき、はたきおとす@とつげきチョッキ



2月に中本オフと呼ばれる対戦調整会で使用したパーティのハリテヤマローブシンに変更。その対戦会でハリテヤマは一度も選出する機会がありませんでしたが、5-2とまずまずの戦績でした。
3/15のDEXオフでも雨パーティを使用しましたが、どちらも結局メガリザードンY+瞑想クレセリアに勝てる雨パーティができませんでした。


構築動機は1月の中本オフで「雨パーティは何が強いのか?」という話が挙がったことです。水技の通りが良いことが真っ先に挙げられるのですが、数値の低さから相手に展開を許すとそのまま数値でひっくり返されやすいところが雨パーティの弱いところだと思ったので、初手から展開を許す前に水技でガンガン攻める形を意識しました。


ということで、コンセプトは猫騙しを打たれにくい拘り眼鏡ルンパッパで相手を奇襲することでメガガルーラは初手で一撃で倒しにいきます。これならば相手に展開を許しても相手のメガシンカを1匹倒すことができているのでアドバンテージをとれていると言えそうです。
隣に置くニョロトノの型が難しいのですが、水技で展開を許さずに押していくことを考えると拘りスカーフが良さそうだと思いました。拘りスカーフを持たせない型にしても素早さを上げて中速以下のポケモンを先手で攻撃できるようにした方が良さそうですね。
後発には相性補完を意識しつつニョロトノルンパッパで倒せなかった相手を倒せるポケモンを置くことを意識。トリパに対してある程度強く先制技のあるメガクチートを使うことにして、4匹目は後発で出てくるメガガルーラに先手をとることとリザードンスイクンへの打点を意識して霊獣ボルトロス
5,6匹目は雨選出をしないときにランドロスに強いポケモンとしてクレセリアと炎耐性を確保しつつここまでで攻撃が加えにくいポケモンを意識してハリテヤマを採用していました。しかし、ハリテヤマは遅くて使いづらさが目立つので先制技があったり攻撃しながら回復できるローブシンの方が良さそうです。


>ニョロトノ
特性の雨降らしで天候を変える役割。せっかく自身の特性で火力を上げられるので殴れる型にするために拘りスカーフで採用。ルンパッパをすぐに失っても素早い駒がもう1匹残るというのは良いことです。
技は主力の水技に加えてドラゴンタイプへダメージを与えられる冷凍ビームとリザードンに対して申し訳程度ながら有効な雨乞いを採用。ルンパッパとの並びで1匹ずつしか攻撃できないのが不便に感じたので波乗りを採用しましたが、波乗りは味方を巻き込んで使いづらい技なので熱湯も合わせて採用。単体攻撃の水技は相手の弱点を狙っていくときに使うと思ったので確実性を求めて命中の高い熱湯を選んでいます。
努力値配分はほぼ特攻と素早さに振り切っています。素早さはメガゲンガーに先手のとれるポケモンという意味で落とす余地がなく、特攻も冷凍ビームでガブリアスを1発で倒せる値を確保しています。耐久へ按分したおかげでA133ファイアローの拘り鉢巻ブレイブバードを耐えます。


>ルンパッパ
雨の恩恵を受けるポケモンとして採用。特性がすいすいのポケモンだとキングドラは炎技に耐性があったり範囲攻撃技があるなど優秀なのですが、相手の初手メガガルーラ猫騙しと合わせて展開を許しやすいことからそれを制御する猫騙しを習得できるルンパッパを採用しています。相手に展開を許してもメガガルーラを倒せるように拘り眼鏡を持たせて採用。
拘り眼鏡を持たせたので技はすべて攻撃技にしました。威力の高いハイドロポンプ、タイプ一致で水タイプを攻撃できるエナジーボール、命中率を重視して熱湯、ドラゴンタイプを攻撃する冷凍ビームとしました。
努力値メガガルーラを拘り眼鏡雨ハイドロポンプで一撃にするためには特攻を最大まで上げる必要があり、素早さも拘りスカーフを持った霊獣ランドロスやそれを追い風で抜くスイクンを考えるとほとんどの努力値を割くことになるので捻らずにすべて振り切りました。


>FCボルトロス
ルンパッパが水技で拘るので水タイプに大きなダメージを与えられるポケモンが欲しいこと、後発から出てくるメガガルーラに先手をとれるポケモンを用意したいこと、ボルトロスに強いポケモンが欲しいこと、など様々な要請に見合うポケモンとして採用。火力を引き出しつつ打ち分けをしたいので命の珠を持たせて採用します。
技はタイプ一致の10万ボルト、モロバレルやメガフシギバナへの打点となるサイコキネシスナットレイ対策の気合い玉、大事に扱うための守るで決まりました。ルンパッパの雨ハイドロポンプ+10万ボルトでHP振りニンフィアを倒せるのでヘドロ爆弾は無理に採用せず。初手でボルトロス+クチートと出したいこともあるので雷ではなく10万ボルトを採用しています。
努力値は命の珠でHPを削っていくこともあって耐久は考えずに特攻と素早さに振り切りました。


>クチート
ニンフィアに強いメガシンカポケモンとして採用。雨パーティに対しては炎・地面タイプが出てきにくいので、初手から出して圧力を掛けていくこともできそうです。持ち物はメガシンカするためにクチートナイト。
技はニンフィアを倒すためのアイアンヘッド、取り巻きでの削りと合わせて相手を縛りやすい不意打ち、大事に扱うための守る、が必須。最後は範囲攻撃の岩雪崩を採用しました。メガクチートの攻撃としては非接触であることが地味に重要になっています。じゃれつくを採用しておけばロトムトリトドンに対してかなり楽にはなります。
努力値ボルトロスの10万ボルト+不意打ちでH191B121D122メガガルーラを倒せる火力を確保しつつ素早さに全振り、残りを耐久に回しています。素早さはニンフィアに極力先手をとることが目的で、ニンフィア抜きという意味では素早さ102程度ではかなりあやしいのですが、その他素早さ80〜90程度のポケモンを抜き去ることができるのは便利です。


>クレセリア
モロバレルランドロスに強いポケモンとして採用。素早さ操作技を使って取り巻きのサポートもこなします。モロバレルに強くする目的ですが、状態異常技を打たれやすいポケモンでもあるのでそれを一度回復するためのラムの実。
技はメガクチートと相性の良い電磁波、モロバレルへの打点となるサイコキネシスランドロスへの打点となる冷凍ビーム、で3つ埋まりました。最後は1ターンで関係を逆転させられるトリックルームを採用することにしました。この形では相手のクレセリアトリトドンが重たいので毒々が採用できればよかったのですが。。
努力値配分は置物にならないように火力を重視。耐久は最低限A194キリキザンの命の珠叩き落とすを耐えるようにして、残りを特攻に振りました。冷凍ビームでH171D110メガボーマンダを一撃で倒す程度の特攻は確保できています。


>ローブシン
当初はハリテヤマだった枠。モロバレルを意識して防塵ゴーグルを持たせることを考えていた結果、リザードンへの耐性を求めてハリテヤマとしましたが、モロバレルに対してはボルトロスクレセリアでそこそこ意識できていたので、過度に意識するよりも汎用性をとった方が良かったです。特殊耐久を高められる突撃チョッキを持たせて動かしやすさを上げます。
技は主力のドレインパンチに加えて先制技でキリキザンサザンドラに強くなるマッハパンチギルガルドへの打点として叩き落とすを採用して、最後は毒突きとしました。突撃チョッキを持たせたことでルンパッパに強くなりミラーでも戦える点が嬉しいです。リザードンに強いポケモンなので岩雪崩を持たせた方が良いかもしれません。
攻撃には性格補正を掛けるだけで努力値はすべて耐久に配分。C232リザードンの晴れ75%熱風2発耐え、A112マリルリのじゃれつく耐えとしています。また、素早さは最遅ギルガルド-1に設定して叩き落とすでの処理をしやすくしています。


ベースとなる4匹での対戦は他でも行いそこそこ勝つことはできていましたが、命の珠を持ったボルトロスと素早さを高めたメガクチートなどで耐久に不安のあるポケモンしかいなくて読み合いなどをうまく制して勝つことが多かったです。なので、一歩間違えれば負けていた試合も多いということはあまり納得のいかない部分でもあるのですが、雨パーティを使う上ではそれは避けられないことのようにも思えました。