5/1〜5/5に開催されていたwi-fi大会「PGLジャパンカップ2015」に参加しました。
上位入賞者は全国大会の出場権利を得られるため、この大会はその予選大会にあたります。
2本のロムを登録して参加しましたが、以下のような残念な戦績で終わりました。
・6-6(回線エラー負け2)
・1-4(回線エラー負け3、降参1)
以前から何度か書いているのですが手持ちの回線が不安定で、3月のwi-fi大会ではエラーなく乗り越えることができたからと淡い期待を掛けましたが、酷い結果で終わってしまいました。
1日目は眠さんのお家を借りて対戦しましたが6-4。帰宅してから2日目に潜ったところ2連続でエラー。そこで対戦することは諦めたのですが、4日目に時間があったので景品のマスターボールが手に入る5戦を消化するために2本目のロムで対戦をしつつ調子が良いなら上を目指そうと思いましたが3連続エラーだったので最後は降参して終わりました。
回線を言い訳にする形となってしまい見栄えが悪いだけでなく、負けるにしても自分の実力がどの程度なのかをしっかり計り次に繋げられるようにした方が良さそうであるため、対戦できずに消化不良な感じがとても否めません。。
使ったパーティは以下の2つです。
・ボーマンダ、ゴチルゼル、ヒードラン、ニンフィア、キノガッサ、マリルリ
・ガルーラ、ニンフィア、ボルトロス、FCランドロス、スイクン、エンテイ
ひとつはメガボーマンダ。取り巻きを考えると遅いポケモンが入ることが多かったので、トリックルームとの相性が良いのではないかと考えていたときに出会ったじーんさん原案の構築。
ひとつはメガガルーラ。どんな組み合わせでパーティを考えるときにも通る仮想敵であるメガガルーラ+ニンフィアの組み合わせは、裏を返せば数多くの相手に対して五分程度を保てるということであり、巷でよく聞く「イージーウィン」という言葉に踊らされ過ぎずに1戦ずつ戦う方が良いのではないかと思って使用することにした数値ベースなスタンダード。
高火力を一貫させやすいニンフィアを採用するだけで相手の悠長な展開戦術を牽制することもできるので、どちらのパーティにもニンフィアを採用できたことは良かったです。
傍から見ればただの言い訳ですが、私は「言い訳をすることは大事」だと考えているので、今年始まってからのアプローチを書き記しておくことにします。
(参考までに昔の記事:「言い訳はさせてあげるべき」)
1月。
ORAS環境の始まりということもあって、XY末期にあった追い風+メガガルーラをコンセプトとした構築で様子を見るところからスタート。満足はいっていないものの、レーティングでもそこそこ勝てた。この形でオフ会は2回参加して、1回目は構築ミスが目立ち5-5という戦績だったが2回目は6-2と良い戦績に修正できた。ひとつ納得はできたが、ある程度噛み合いが大事だと感じる面が大きかった。
また、XY末期より興味のあったメガサーナイトに着手。ナコさんのパーティを使って中本オフという対戦調整会で4-1という戦績ではあったが、メガガルーラよりも紙一重になる場面が多く不安を残すことに。月末のオフ会で追い風+メガガルーラにメガサーナイトを差し込む形で使用して予選は抜けたが、ほとんどがメガガルーラの選出だった。しかし、唯一メガサーナイトを選出した試合は非常に刺さっていた(プレイングミスで負けている)ので、追い風+メガガルーラの安定感とメガサーナイトを使う理由があることを収穫とできた。
2月。
ダブルバトルのオフ会には参加しておらず、レーティングバトルもやっていない。伝説ポケモンを全く持っていなかったので、厳選をしながらジャパンカップまでに使っておくべきポケモンと構築案の整理をしていた気がする。
月末に再び中本オフを開催していただき、そこでは雨パーティを使用。5-2という結果が残ったが、一点読みの立ち回りが必要で綱渡りをする場面が多かったり2敗の内訳がメガガルーラだったり、といった理由から環境に刺さってやっと五分ちょっとの有利が保てるジャンルのポケモンだと認識。また、この回でトリルメガサーナイトや最速眼鏡ニンフィアという発想をもらう。
3月。
2月末の中本オフでのれてぃあさんの案を盗んでアリーナオフでリザードン+ヒードランという晴れパーティを使用してベスト8。自分の未着手構築案の一つにあったジャンルなので、タイミングを逃してはいけないと感じて行動できたのは良かった。しかし、オフでの2敗の内訳はどちらもメガガルーラ入り。
アリーナオフでの対戦経験を経て、中旬のDEXオフはトリパだと悟られないトリパが強いのではないかと思い、1月のDEXオフで対戦したアルカナさんのパーティを参考に追い風っぽく見せながらゲンガーやクレセリアでトリックルームを使おうと考えましたが、クレセリアを借りることはできたものの素早さの遅いヒードランを借りることはできず。結局、DEXオフではトリパに見えないトリパが上位入賞していたので、少し悔しかったですが、方向性は間違っていないとプラスに捉えることに。
この辺りでジャパンカップに使う構築の軸とするメガシンカはメガガルーラ・メガボーマンダ・メガリザードンY・メガサーナイトのどれかにしようと絞込みをしていて、メガリザードンYはリザードン+ヒードランを越える発想が出せないと判断。メガボーマンダは4月に検討する機会があるので、月末のヴィクトリアリーグはトリルメガサーナイトを温存してメガガルーラでどこまで勝てるのかを試すことにしましたが、この判断が非常に遅く、ヴィクトリアリーグに当日持って行ったメガガルーラ構築が万全ではなかったので、実験としても意味をなさないものになりました。ここでトリルメガサーナイト構築が上位に入賞して、勝手に温存した気になっていた私としては困ったのですが、方向性は間違っていないと再度プラスに捉えることに。
4月。
温存する構築案もなくなり、メガガルーラとメガボーマンダを候補に残す。「メガガルーラは運や巡り合わせが良い人が勝ち上がり、メガボーマンダの強い構築を考えたひとがジャパンカップ予選を勝ち上がれる」と感じていて、ここまで思考の方向性は間違っていなかったことからメガボーマンダの強い構築を考えようと着手を始める。
上旬に開催されたてんのめぐみオフで予選抜けはできたものの、メガボーマンダは攻撃的な性格の構築をした方が良いポケモンだと分かり、メガボーマンダと相性の良い取り巻きを考えると素早さの遅いポケモンが多かったことから、このポケモンはトリックルームと相性が良いのではないかと考えていたところ、眠さんがゴチルゼル+メガボーマンダの案を考えている(原案はじーんさん)ことを知り、一緒に考えながらも煮詰めていくのを彼らに任せることに。
その間に、メガボーマンダ構築に別の方向性はないか考えるもなかなか着手できず。結局、構築を完成させている予定だった4月下旬の中本オフで、門番さんの構築を使って特殊メガボーマンダを試しているという進捗遅れぶり。中本オフでは7-1という戦績だったものの不安が残る相手も多かったので見送り。
色々と考えているうちに原点回帰したメガガルーラ+ニンフィアの組み合わせが強いと改めて感じた。雨やメガリザードンYを試したときも結局メガガルーラ入りに負けたということもある。昨年のカロスダブルを振り返ると、1月時点でメガバンギラスが強いと感じていて、実際にジャパンカップが始まってからメガバンギラスで勝ち上がる人が多かったことから、今年も1月に使ったメガガルーラ+ニンフィアに原点回帰するという意味でも悪くないと考えた。
ということで、眠さん・じーんさんが煮詰めたゴチルゼル+メガボーマンダと運が良ければうまくいくであろう無難なメガガルーラスタンを使うことに決めた。
5月。
ジャパンカップ1日目。メガボーマンダの構築を使用。いきなり拘り眼鏡凍える風エアームド+メガバンギラスの並びにトリックルームができずに負け、苦手なドーブルを2回引いて負け、追い風アーケオスの岩雪崩で怯んでトリルができずニンフィアに制圧されて負け、という4敗。猫騙しもこの指止まれもない構築でゴチルゼルがトリックルームを使うことが大きな不安だったのですが、それが大きく表れた負けとなってしまいました。
ジャパンカップが終わったら、まだ使ったことのないメガシンカを使ってみるなどして楽しみたいと考えていましたが、ジャパンカップが消化不良に終わったこともあり勝つことを強く意識した対戦をしたいという思いもあり・・・。
今年はこれまでヴィクトリアリーグをはじめ各オフ会で試合解説をしたり、バトル奥義の執筆をさせていただいたり・・・と良い経験をさせていただいていたので、そんな役回りに恥じないような戦績を残すべきだと思っていた節もありましたが、他人に評価されることを目的にポケモンをしているわけではないので、そういうことはあまり意識しなくて良いとジャパンカップの直前に気付けた点は良かったです。
とはいえ、それはジャパンカップを戦い抜くには仇となっている部分もあって、勝利に対する執念が足りていないとも言えます。オフに出て優勝した経験から「優勝するためには『優勝する』という志が必要」だと思っているのですが、それで言うと執念が足りないと優勝することはできず、それは現状の結果に繋がっているようにも思います。
また、対戦時の姿勢に関しても、オフに出始めたころも周りに強いと思える人がたくさんいながらも「一番強いのは自分」という気持ちで対戦に取り組めていたのに、最近ではそういう姿勢を持つこともできていないです。
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そんな風にポケモンをどういう目的でどういう姿勢で取り組むかという部分もありますが、これは意識してどうにかする問題ではなく自然と取り組めるのかどうかなので、特にどうすることもできませんが自然に流れていく方向を少し見守りたいと思います。
また、いま対戦消化不良感を味わってとにかく対戦したいと思っているように、私にとってのポケモンは公式大会がすべてというわけではないので、それは忘れずにいたいですね。