オフレポからの簡易考察(レモネード編その1)

オフレポからの考察。


対象とするレポートはレモネードさんのもの。
なお、今回の考察の発端は私が立てた仮説が正しいか検証するところにあり、その仮説が妥当っぽいか検証して納得してしまったため、考察自体はあまり深いものにはならずに終わっています。加えてタイトルで「レモネード編その1」としましたが、次回の予定は全くありません()


考察対象としたオフレポは以下の2つです。
合わせて18-5と優秀な戦績を収められています。


★第69回POKeDEXオフ:予選6-2 決勝3-1
http://blog.livedoor.jp/bdrm023/archives/43016780.html
★第7回しゃでオフ:予選9-1 決勝0-1
http://blog.livedoor.jp/bdrm023/archives/43495391.html



まず、なぜこの2回を選んだのかですが、


★第69回POKeDEXオフ
ユキノオーレジアイス、FCランドロス、Wロトムファイアローキノガッサ
★第7回しゃでオフ
ユキノオー、グレイシア、FCランドロス、Wロトムファイアローキノガッサ


とこの2回のパーティが非常に類似して(レジアイスとグレイシアが違うだけ)いて、オフレポ1回では考察対象として母数が足りないかもしれないと考えたからです。
では、2回で足りるのかと言えば、そうではなくそれ以上は手間に感じたからですが((


初手にユキノオー+氷タイプで並ぶ選出を「霰」「霰選出」と呼ぶことにします。
これは実際の選出パターンを整理した結果、先発ユキノオー率が高い割には氷タイプ以外のポケモンと並べて繰り出すことが少ないため、特徴のある選出パターンの一つだと考えたからです。


◆第7回しゃでオフ(予選9-1 決勝0-1)

ポケモン 選出回数 先発 後発
ユキノオー 8/11 6 2
グレイシア 6/11 6 0
FCランドロス 9/11 4 5
ロトム 8/11 4 4
ファイアロー 8/11 2 6
キノガッサ 5/11 0 5
初手 勝ち数/試合数 (勝率) 相手先発の氷耐性の数 相手後発の氷耐性の数
霰選出 5/6 (83.3%) 2(※1) 4(※2)
霰選出以外 4/5 (80.0%) 5(※3) 8(※4)
備考
(※1) ゲッコウガエンテイ
(※2) エンテイ×3、ギルガルド
(※3) メタグロスゴウカザルヒードランカポエラーゲッコウガ
(※4) リザードン×2、カビゴンキリキザンギルガルドクチートマグカルゴスイクン
霰以外の先発 FCランドロスロトム×3、FCランドロスファイアローファイアローロトム
後発ユキノオー 2/5


◆第69回POKeDEXオフ(予選6-2 決勝3-1)

ポケモン 選出回数 先発 後発
ユキノオー 8/12 7 1
レジアイス 8/12 8 0
FCランドロス 8/12 5 3
ロトム 9/12 4 5
ファイアロー 8/12 0 8
キノガッサ 7/12 0 7
初手 勝ち数/試合数 (勝率) 相手先発の氷耐性の数 相手後発の氷耐性の数
霰選出 6/7 (85.7%) 2(※1) 7(※2)
霰選出以外 3/5 (60.0%) 4(※3) 4(※4)
備考
(※1) エンテイゴウカザル
(※2) ヒードラン×3、Wロトムエンテイクチートスイクン
(※3) ヒードランエンテイリザードンマニューラ
(※4) ロトムヒードランギルガルド×2
霰以外の先発 FCランドロスロトム×4、FCランドロスレジアイス
後発ユキノオー 1/5


◆考察
・霰選出は全体の5割強
・(数字が少ないため僅差ではあるが)勝率は霰選出の方が高い
・霰選出をするときは相手の氷耐性のあるポケモンの数は平均で1〜2匹
・霰選出をしないときに相手の氷耐性のあるポケモンの数は平均で2〜3匹
・霰選出をするときに相手が選出している氷耐性のあるポケモンは先発よりも後発に多い
・霰選出をしない10試合のうち7試合は相手のパーティに地面タイプがいるが1試合でしか選出されていない
・相手が選出しているギルガルドがすべて後発
リザードンがいる場合は霰選出をしない
・今回はニョロトノキュウコンカバルドンバンギラスとの試合はない


どちらの選出も先発の範囲攻撃で相手を万遍なく削り、後発に配置するファイアローキノガッサの先制技で仕留めていくというシンプルながら基本に則った戦術をとることができそうです。
その範囲攻撃も吹雪・岩雪崩・放電と後手に回ったら追加効果による事故を起こしやすいものですが、実際に相手の選出と見比べてみると霰選出をするときには氷耐性のあるポケモンが先発に出されることが少なく、霰選出をしないときは放電・岩雪崩に強い地面タイプのポケモンが選出されることが少ない傾向があります。範囲攻撃であればワイドガードによる対策も有効ですが、使い手の代表であるギルガルドはすべて後発で選出されていて、これもキノガッサのキノコの胞子を嫌った結果であると考えられるでしょうか。
不確定要素の押し付けは、有利な相手に対して有利な運をぶつけるので安定して勝ちやすく、不利な相手に対しても運次第で逆転が見込めるところが強力だと考えていて、いかに有利な相手を増やせるかが重要になるのですが、相手の選出をうまく誘導している様が伺えますね。


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今回はここまで。
本当なら立ち回りや別のパーティなども掘り下げていく必要があるのですが、冒頭に書いたように「私の確かめたかったことが確認できた」ので、これ以上は手間が大きく感じます。


最後に、今回参考にした対戦レポートにある実際の選出を勝ち試合と負け試合ごとに記しておきます。


〜しゃでオフ勝ち試合〜


自分:FCランドロスロトム ファイアロー ユキノオー
相手:ラティオス メタグロス リザードン カビゴンゴウカザル サンダー)


自分:グレイシア ユキノオーロトム FCランドロス
相手:サーナイト ゲッコウガ エンテイ サンダー (ガブリアス ゲンガー)
 

自分:FCランドロス ファイアローロトム キノガッサ
相手:エルフーン テラキオン リザードン キリキザン (ゲンガー マリルリ


自分:FCランドロスロトム ファイアロー キノガッサ
相手:ゴウカザル サンダー ギルガルド クチートサザンドラ トリトドン


自分:グレイシア ユキノオー ファイアロー FCランドロス
相手:フシギバナ FCランドロス エンテイ サザンドラ (ボルトロス クチート)


自分:グレイシア ユキノオーロトム FCランドロス
相手:ガルーラ エンテイ FCランドロス モロバレル (ボルトロス ギルガルド)


自分:グレイシア ユキノオーロトム FCランドロス
相手:ボルトロス ガルーラ FCランドロス ギルガルド (ゲンガー スイクン)


自分:Wロトム ファイアロー キノガッサ ユキノオー
相手:カポエラー ユキノオー クレセリア マグカルゴ (ラグラージ ギルガルド)


自分:グレイシア ユキノオー ファイアロー キノガッサ
相手:ゲッコウガ ゴチルゼル バクーダ ユキノオー (ガルーラ ギャラドス)


〜しゃでオフ負け試合〜


自分:グレイシア ユキノオー ファイアロー FCランドロス
相手:ガルーラ ボルトロス エンテイ クレセリア (マリルリ モロバレル)


自分:FCランドロスロトム ファイアロー キノガッサ
相手:ヒードラン ガルーラ FCランドロス スイクン (ボルトロス モロバレル)


〜DEXオフ勝ち試合〜


自分:FCランドロスロトム ファイアロー キノガッサ
相手:ゲンガー ヒードランロトム エルフーン (FCランドロス ニンフィア)


自分:レジアイス ユキノオーロトム ファイアロー
相手:フシギバナ FCランドロス ボルトロス ヒードラン (ゲンガー マリルリ)


自分:レジアイス ユキノオー キノガッサロトム
相手:ガルーラ FCランドロス ヒードラン ボルトロス (スイクン モロバレル)


自分:FCランドロスロトム ファイアロー キノガッサ
相手:ニンフィア ボルトロス ガルーラ ヒードラン (FCランドロス スイクン)


自分:レジアイス ユキノオー FCランドロスロトム
相手:ガルーラ エンテイ クレセリア サンダー (FCランドロス ニンフィア)


自分:FCランドロスロトム ファイアロー ユキノオー
相手:ボルトロス エンテイ ギルガルド ボーマンダ (キノガッサ サザンドラ)


自分:レジアイス ユキノオー ファイアロー キノガッサ
相手:ゴウカザル ユキノオーロトム ガルーラ (ガブリアス ギルガルド)


自分:レジアイス ユキノオー FCランドロスロトム
相手:ガルーラ FCランドロス エンテイ ギルガルド (ボルトロス ニンフィア)


自分:レジアイス ユキノオーロトム FCランドロス
相手:ガルーラ ニンフィア ヒードラン FCランドロス (ボルトロス スイクン)


〜DEXオフ負け試合〜


自分:FCランドロスロトム ファイアロー キノガッサ
相手:クレセリア ガルーラ ニンフィア ファイアロー (スイクン FCランドロス)


自分:レジアイス ユキノオー ファイアロー キノガッサ
相手:ゲンガー サザンドラ スイクン クチート (ガブリアス キノガッサ)


自分:FCランドロス レジアイス ファイアロー キノガッサ
相手:マニューラ リザードン ボルトロス ギルガルド (ガルーラ FCランドロス)