「MINORI CHIHARA LIVE 2015 SUMMER DREAM3」 1日目

MINORI CHIHARA LIVE 2015 SUMMER DREAM3」
8/1の茅原実里のライブで河口湖ステラシアターまで行って来ました。


茅原実里のライブは昨年の10周年Live SUNCTUARY以来で7回目になります。
・・・とここまで形式は昨年のレポートの引用です。昨年は「(茅原実里のライブが)意外とまだ5回目なんですね」と書いていましたが、河口湖に行くのが今年で4回目だということに気付くと「4年も連続で通ってるのか」と感じました。この差はいったい何でしょうか((


○セットリスト
1.「危ないくらいに熱くなれ」
2.「向かい風に打たれながら

  • MC1

3.「Paradise Lost

  • MC2

4.「青空のナミダ」
5.「God knows…」
6.「Planet patrol」(ROCK.ver)

  • MC3

7.「ピエロ」

  • Instrumental

8.「Prism in the name of hope」

  • MC4

9.「ありがとう、だいすき
10.「凛の花」
11.「会いたかった空
12.「NEO FANTASIA」

13.「TERMINATED」
14.「Lush march!!」

  • MC6

15.「ミラクルバング!」
16.「Sunshine flower」
17.「Freedom Dreamer
〜アンコール〜
18.「生まれる明日のメロディ」

  • MC

19. 「純白サンクチュアリィ

  • MC

20.「SUMMER DREAM」
〜Wアンコール〜
21.「夢のmirage



河口湖4回目ということもあって、毎年の要領で行けば問題はないだろうと考えて電車に乗りました。
ランチはこれも定番になった大月駅の駅前にある月Cafe。これまでオムライスしか頼んだことがなかったのでビーフシチューを頼んでみることにしました。おいしかったですが、オムライスの倍の値段がすることを考えると効用的にはオムライスの方が上回ります。更に、デザートもケーキではなくパフェを頼んでみました。フレークの上にバニラアイスが2つ重なって、カットしたバナナが四方向からアイスに立て掛けられていて、合間をホイップクリームで埋めてチョコレートムースをかける・・・というなかなかボリュームのある仕上がりです。ホイップが体には重いので個人的にはそこまで好きでないこと・室内とはいえ夏なので溶けるスピードもあり素早く食べる必要があること、などから落ち着いて食べることができなかったので個人的にはケーキのほうが良いということが分かりました。
ケーキの選択が「モンブラン・ショートケーキ・チーズケーキ・ショコラ・抹茶・シフォンケーキ」と非常に選択が悩ましいのです。


大月駅からは富士急行に乗って河口湖駅まで。そこから徒歩でステラシアターまで。因みに、富士急行SuicaPASMOといったICカードが使用できなかったのですが、今年の3月から対応できるようになったみたいです。切符を買うよりも往復券を買う方が30円だけ安く、そちらを購入したので結局使っておりませんが((
開演は16:30だったのですが、意外と到着が遅れて10分前程度に滑り込んだ気がします。昨年同様に座席は1F、今年はそれも前よりだったの昨年よりも更に距離が近い位置でした。


SUMMER DREAMは野球・列車をテーマに来たので3回目のテーマは何なのかと考えていたのですが、分からないまま「危ないくらいに熱くなれ」で開幕。この曲は6月リリースのシングル「ありがとう、だいすき」のc/w曲となっており、茅原実里が夏前にリリースする曲のc/wは夏ライブを意識した曲が組み込まれていることが多く、それに該当する曲であったため1曲目はこれだろうと思いました。
とはいえ、CDを開封したのは当日の朝でそこで初めて音源を聴きました。「90年代」「00年代の夕方アニメのED」といったような印象を受けるメロディラインで、個人的には結構好みでした。


向かい風に打たれながら」「Paradice Lost」と熱い曲が続きます。「Paradice Lost」は編曲アレンジが入っていたのかいつもよりテンポがやや遅いように感じました(気のせいなだけの可能性が高い)。
スペシャルコーナーで明かされましたが今年のテーマは「ロック」みたいです。ロック系の曲をカバーするということで高橋瞳の「青空のナミダ」・平野綾演じる涼宮ハルヒがアニメの劇中で歌う「God knows…」と続きます。
「God knows…」は絶対にやるだろうしやるべきだと思ったのでそれが聴けて良かったです。「かさなるよいま♪」の歌い方に彼女の歌い方の上手さを感じました。


また、サングラスをするとキャラが変わるというオヤクソク設定で自身のロックでない曲をロックテイストでカバーするというコーナーで「Planet patrol」。サングラスはその性質上、掛けている人間がどこを見ているかが分かりにくいため「視線があった!」と感じるひとが多そうなので、何か戦略に使えないものかと考えて見ていました。
ただ、「Planet Patrol」のロックアレンジは物足りなさを感じました。これはおそらく、私の経験として「White Loveをロックにしてみた」とギターを掻き鳴らしメンズの低いボーカルでハイテンポで歌い上げる知り合いを見たことがあったからだと思います。せっかくなら、「純白サンクチュアリィ」や「Sunshine Flower」をアレンジして欲しかったなと思いました。


ここから「ピエロ」の後にバンドメンバーのパフォーマンスを挟みますが、「Prism in the name of hope」「ありがとう、だいすき」「凛の花」「会いたかった空」「NEO FANTASIA」とロックテイストとは遠い曲が続きます。因みに、「会いたかった空」をリリースしていることを私は当日知りました((
「Prism in the name of hope」で現れたときの衣装が個人的にかなりツボ。好みの話をすると、ワンピースは好きなものとそうでないものの差が結構激しいのですが、襟付きで肩から胸元につけられた羽がアンシンメントリーにできていて、腰部分まではしっかり絞ったデザインでそこから下がふんわりとしていて、色も純白をベースにしつつ腰から下のふんわり広がる部分や肩より先の袖部分にはシャドーレースのようになっていて締りのあるデザイン・・・要するに色々なポイントで好みでした。因みに、OPで現れた衣装も赤ベースでかっこよい出来で、歳を重ねる度にどんどん魅力的になっているように感じました。
新曲放出コーナーという感じになってしまいましたが、ちょうど日が沈んでいく夕方の涼しい感じとこの落ち着いた曲のテイストはマッチしていますね。


というわけで終盤に向かっていきますが、「TERMINATED」以降はあまり激しい曲ではありませんでした。「Lush march!!」は「Prism in the name of hope」と同時に演奏されるイメージがなかったので個人的には聴けて良かったです。「ミラクルバング!」は掛け合いで遊ぶシーンが見られましたが、これをちょっと引き伸ばしすぎだったと思います(というか無計画性が見られた)。「ウルトラソウル!」的なものを感じました。


「Sunshine Flower」「Freedom Dreamer」という2曲を使って本編を終えてしまったのでアンコールで何を歌うのかというのが気になりましたが、「生まれる明日のメロディ」のチョイスは良かったです。
あとは実はそれほど印象に残ったことがなかったのですが、例年より虫がやたら多く飛んでいたような気がします((


そんなこんなでライブが終了すると時間は20時過ぎ。昔は20時半過ぎにライブが終了して、駅まで歩くと30分弱かかり東京まで戻る終電は21:15とかなりギリギリな設定でしたが、かなり余裕ができました。これより時間を早くしてしまうと本編のラストのころに陽が落ち切っていない状態になりそうなので、良い頃合いなのではないでしょうか。


全体を通してみると、赤のサイリウムが目立つような激しい熱い曲を終盤に配置するよくある構成とは作り方が違ったところが面白かったです。「会いたかった空」「凛の花」辺りをしっかり予習できていれば良かったですね・・・。
ただ、そういう構成の割には「テーマはロック」という言葉もあって、そこがちぐはぐしていると言いますか、コンセプトがはっきりしないライブだったのがちょっと勿体なかったかなと思いました。
11年目ということで、それなりに歳も重ねてきているはずなのに歳を重ねるごとにかっこよさに磨きがかかっているように思えたので、今後も楽しみですね。


そういえば、「危ないくらいに熱くなれ」もそうであるように、茅原実里が夏前に出すシングルのc/w曲はその年の夏ライブのテーマソングになるような曲を意識的に入れていると思われます。「灼熱PARADISE」や「ビーカンVacation」などがそうで、「この年はこの曲だったな」と覚えやすい面では良い効果を発揮していますが、それ以降なかなか登場することがなく使い捨てのようになってしまっているのが気になっています。
今後の夏ライブのスペシャルコーナーでこれらの曲を振り返るなどあれば、なんとなく報われた(?)気持ちになるかもしれません。