見せ合いあり64構築〜CHALK+Charizard_Y〜

○ガルーラ ゆうかん きもったま
211-161-102-×-100-85 H.244 A.252 B.12
(211-194-122-×-120-94)
おんがえし、ふいうち、けたぐり、ねこだまし@ガルーラナイト


リザードン ひかえめ もうか
185-×-117-154-105-123 H.252 B.148 C.88 S.20
(185-×-117-209-135-123)
ねっぷう、ソーラービーム、めざめるパワー(地)、まもる@リザードナイトY


クレセリア ずぶとい ふゆう
226-×-154-125-146-106 H.244 C.248 D.4 S.4
サイコキネシスれいとうビーム、めざめるパワー(地)、トリックルーム@オボンのみ


○FCランドロス いじっぱり いかく
189-209-110-×-100-123 H.196 A.212 B.8 S.92
じしん、いわなだれ、ばかぢから、まもる@いのちのたま


モロバレル のんき さいせいりょく
221-×-121-105-113-31 H.252 B.156 D.100
エナジーボール、キノコのほうし、いかりのこな、まもる@ゴツゴツメット


ヒードラン ひかえめ もらいび
197-×-127-200-126-85 H.244 B.8 C.252 D.4
ねっぷう、ラスターカノン、だいちのちから、まもる@シュカのみ


6/18開催のAMALGAME LOUNGEで使用して優勝。
また、複数シーズンでダブルレート1900越え。



【構築概要】
クレセリアヒードランモロバレルランドロス、ガルーラ・・・いわゆるCHALKと呼ばれる組み合わせの最後にメガリザードンYを採用した構築。
ORAS環境のダブルバトルヒードランが非常に強いルールであり、CHALKと呼ばれる組み合わせはヒードランを中心とした組み合わせだと考えています。最後の1匹に採用されるポケモンは様々ですが、リザードンを採用することによってヒードランを尖った形で扱うことも可能になる点が魅力的なところでしょうか。リザードンヒードランとも炎タイプでありながら水タイプ以外の弱点が被らない点で優れています。


【個別解説】

★ガルーラ
<持ち物:ガルーラナイト>
メガシンカのため必須。
<技構成:恩返し、不意打ち、けたぐり、猫騙し>
受け回しをする中で相手に負担を掛けていきたいので、攻撃範囲を重視した技構成。攻撃に振り切っているので捨て身タックルを採用する価値もありそうですが、反動ダメージで相手の攻撃圏内に入ってしまうことを個人的に嫌っているため恩返し。攻撃に振り切れば恩返しでも火力が見込めるという見方もできます。
<実数値:211-194-122-×-120-94 H.244 A.252 B.12>
A194メガガルーラのけたぐりほぼ耐え、C194サザンドラの拘り眼鏡流星群耐え。素早さに努力値を振っていないので相手との素早さ関係が分かりやすい最遅で採用。
メガガルーラは耐性がなく交代で繰り出しにくい点が扱いづらいですが、耐久を厚めに配分しておくとピンポイントな技に繰り出しを行う際に保険がかかっているように思えるので、幾分扱いやすいイメージがあります。


リザードン
<持ち物:リザードナイトY>
メガシンカのため必須。
<技構成:熱風、ソーラービーム、めざめるパワー地面、守る>
ダメージ効率の良い範囲攻撃の熱風、水タイプへの打点となるソーラービーム、はほぼ必須。個人的にヒードランに隙を見せるのが嫌だったことから最後の枠にはめざめるパワー地面を採用していますが、ギルガルドを意識して火炎放射を採用するのが良いかもしれません。ヒードランに打点を持ちつつサザンドラバンギラスにも手が届く気合い玉を使ったこともありました。
<実数値:185-×-117-209-135-123 H.252 B.148 C.88 S.20>
C194サザンドラの拘り眼鏡流星群最高乱数意外耐え、A216ランドロスの75%岩雪崩耐え。性格補正のないキリキザンルンパッパ抜き、残り特攻。
リザードン単体の性能としては素早さが高い方が強いと思っていますが、ヒードランを活かす補完の役割でもあるので耐久に配分した個体の方が使いやすい印象です。


クレセリア
<持ち物:オボンの実>
唯一の素早さ操作技持ちであり、それが肝心となっているので集中攻撃による対策に強くするため回復量の多いオボンの実。終盤までトリックルームは選ばずに戦うことも多いので場持ちを良くしたいです。
<技構成:サイコキネシス、冷凍ビーム、めざめるパワー地面、トリックルーム>
メガガルーラを削るタイプ一致技のサイコキネシスランドロスに強く出るための冷凍ビーム、ヒードランを活かすための素早さ操作技としてトリックルーム。個人的にヒードランに隙を見せるのが嫌だったことから最後の枠にはめざめるパワー地面を採用しています(2回目)。
めざめるパワー地面の個体を持っていないときには最後の枠を守る・スキルスワップ・電磁波などで使用していました。スキルスワップリザードンと合わせて雨パーティに安定感が増して、電磁波はボーマンダバンギラス+モロバレルのようなトリックルーム展開を渋る組み合わせに有効です。
<実数値:226-×-155-125-146-106 H.244 C.248 D.4 S.4>
HCベース。めざめるパワー地面の個体がこれしかいなかったので。無振りメガガルーラを1/3削れないので、性格は控えめにして火力を上げたいです。


★FCランドロス
<持ち物:命の珠>
威嚇のために選出するランドロスを攻撃役としてしっかり活かすための持ち物。
<技構成:地震、岩雪崩、馬鹿力、守る>
リザードンクレセリアと並べた際に強力な地震、浮いている相手への打点になる岩雪崩、ランドロスを攻撃役として扱える守る。最後は威嚇では追いつかないグロウパンチガルーラを一撃で倒せるよう馬鹿力を採用。ランドロスが苦手とするクレセリアの処理が遅いパーティなのでクレセリアへの打点になる叩き落とすも欲しいところではあります。
<実数値:189-209-110-×-100-123 H.196 A.212 B.8 S.92>
A146ファイアローの命の珠ブレイブバードを威嚇込みで2発耐え、C177ボルトロスのめざめるパワー氷最高乱数以外耐え、性格補正のないキリキザン抜き。
低速相手に地震で負担を掛けていけるように少し素早さに振りつつ、一撃死しない程度に耐久にも配分しています。


モロバレル
<持ち物:ゴツゴツメット>
怒りの粉と相性が良い定番の持ち物。負けん気で且つクレセリアに高い打点のあるキリキザンの気合いの襷を削れるのが優秀です。
<技構成:エナジーボール、キノコの胞子、怒りの粉、守る>
キノコの胞子、怒りの粉は必須。水タイプに打点が乏しい構築なので攻撃技は草技。最後はモロバレル+守りたいポケモンの並びを作る上で守るがはずせませんでした。
草の攻撃技は一長一短あるものの、トリックルーム時の削りで周りの攻撃圏内に入れたいことが多いので草技はエナジーボール、乱数次第ではブレードフォルムのギルガルドの身代わりを破壊できます。
<実数値:221-×-121-105-113-31 H.252 B.156 D.100>
A112マリルリの+6じゃれつく最高乱数以外耐え、C194サザンドラの拘り眼鏡流星群最高乱数以外耐え、C155ゲッコウガの命の珠冷凍ビーム耐え、C200ヒードランの命の珠75%熱風耐え、C156ルンパッパの冷凍ビームをほぼ2発耐え。
ファイアローの命の珠ブレイブバードは耐えられませんが、特殊方向で耐えて欲しい攻撃も多いので、物理特殊にバランス良く配分するのが使いやすいように思えます。


ヒードラン
<持ち物:シュカの実>
地面技の威力を軽減できるシュカの実。不意の一撃で倒れてしまうようでは立ち回りが窮屈になるので、保険をかけることで立ち回りプランを立てやすくします。
<技構成:熱風、ラスターカノン、大地の力、守る>
大地の力、守る、はほぼ必須。炎技は雑に相手を削る能力が高い範囲攻撃の熱風を採用。また、飛行技に耐性のあるヒードランメガボーマンダを削りたかったので、最後の枠はラスターカノン。テラキオンバンギラスマリルリ辺りにしっかりダメージが入る点でも個人的には評価は高いです。
<実数値:197-×-127-200-126-85 H.244 B.8 C.252 D.4>
75%熱風でH165D100ランドロスをほぼ2発。A156ゴウカザルインファイト耐え、C232メガリザードンYの気合い玉最高乱数以外耐え。
ヒードランを軸に戦うにあたって耐久・耐性・削りを活かすためのHCベース配分。素早さはミラーを意識して少し配分することもありましたが、トリックルーム要素がないパーティの相手ヒードランの方が素早さが遅い状況に何回か出会ったので、対戦会では素早さを少し落とした個体を使用しました。


【構築総評】
いわゆるCHALKという組み合わせが既に様々なところで結果を残しているように、無難に強い形になりました。ガルーラとは別にリザードンという攻撃性能の高いメガシンカを加えたことで構築パワーを高めることはできています。
懸念点としては、最も素早さが高いポケモンがS123のリザードンランドロスであることです。耐久と火力を高く設定できるものの、ポケモン対戦において重要な要素である「先手をとって攻撃する」を実現するためには素早さ操作のトリックルームを使う必要があるので、スタートがどうしても後手に回りがちです。
AMALGAME LOUNGEでは巡り合わせも良く優勝できましたが、適当にレートを1900台まで上げるときに使っていた感じなので、より高みを目指すためにはもう少し創意工夫が必要かもしれません。