6世代を簡単に振り返る。


■よかったこと
メガシンカのシステムが楽しかった
構築テーマとして分かりやすい。メガシンカの中でも大きく格差があったが、「このメガシンカをどうやって使おうか」とマイナーポケモン考察をするような感覚で構築を考える楽しみが増えた。結局半分以上は使うことができなかったので、そこは少々残念。


○「ガルーラスタンがきれいな構築」の考え方ができるようになった
「きれいな構築」という表現はさておき、「数値が正義」「倒される前に倒す」という感覚があらためて身に着いた。BW2以降はこの感覚が足りておらず、思考が受け身になりがちで苦戦していたので、そこは成長したように思える。
また、これはポケモン以外でもそうだが、天邪鬼な性格が少し丸くなったのか流行り物への許容が広くなった気がしていて、良いと思ったものを素直に取り入れられるようになった。
これらの思考は今後の世代を戦うのにも過去の世代で戦うのにも活かせるはず。


wi-fi環境が安定した
フレンド戦・レーティング・オンライン大会・wi-fi大会、とオフ以外で対戦する機会が多くなった(5世代は回線がかなり不安定だった)。特に、wi-fi大会は様々なルールで開催されていて、ちゃんと取り組めた大会は楽しむことができた。


○執筆・実況解説
対戦の話ではないが、2015年のバトル奥義の執筆をさせてもらったり、オフ会の対戦の解説をさせてもらうことが多くなった。結構貴重な経験だと思っている。
執筆は機会があればまたやってみたいと思うので、依頼されるようなプレイヤーになる必要がある。解説に関しては、「準備が不十分なときの対応が悪い」「プレイヤーを持ち上げるのが下手(この点はシャロンさんが上手いので見習いたい)」ので、向上させたい。一方、オフ会に行くと解説ばかり期待されてプレイヤーとしては悲しい側面はある((


■よくなかったこと
○勝利欲が欠けていた
5世代のころから「優勝するには『優勝する!』という志が必要」と言っておきながら、その志を揺るぎなく持てた瞬間があまりなかった。特に、多くの人が取り組んでいるであろうレーティング準拠ルールに関しては「上を目指しながらもまずは予選抜け」というように目標が最低ラインの位置になっていることが多かった。


○良くも悪くもメガシンカ軸の思考にとらわれていた
分かりやすい構築テーマがあることでポケモンを続けるモチベーションにはなったが、「メガシンカを主軸に」という固定概念があった。それがどう悪かったか具体的に説明できるものではないが、勝つ構築を考えるという目的に沿うなら邪魔な考え方だと思う。


ORASで1匹も理想値の伝説ポケモンを使えなかった
ORAS以降はいわゆるマークありポケモンしか使えないため、伝説ポケモンの厳選が求められた。しかし、理想個体を引くまで粘る気力もなく妥協ラインを決めて厳選に臨み、結局最後までその個体を使い続けた。これは仕方ないことだが、「個体を妥協しても対戦には妥協しない!」ような姿勢がなかなか取れなかった。


■優勝実績(大会規模問わず)
・第18回伝説厨オフ(2013.12.22)
・第65回POKeDEXオフ(2014.3.30)
・第20回伝説厨オフ(2014.4.20)
・第21回伝説厨オフ(2014.6.22)
・第13回夜空杯(2014.11.8)
・第2回UNION SPOT シングル61トーナメント(2014.11.16)
・第25回伝説厨オフ(2014.12.23)
・第14回夜空杯(2015.1.17)
・第26回伝説厨オフ(2015.2.8)
・第27回伝説厨オフ(2015.5.31)
wi-fi大会「戦う!ピカチュウ大会チュウ!」(2015.8.21〜2015.8.23)
・第一回ローテアティオフ(2016.1.16)
・第3回AMALGAME LOUNGE(2016.6.18)
・第2回タガヤシスト杯(2016.7)
・第75回POKeDEXオフ(2016.8.27)


■総括
6世代はメガシンカという分かりやすい構築テーマがあるおかげで非常に楽しんでポケモンをすることができた。ただ、上に並べた優勝実績もレーティング準拠ルールの個人戦のものはたったの2つしかない。どのルールでも勝てるプレイヤーを目指したいが、開拓者の少ないルールは自ら考察に時間を割く必要がある。限られた時間の中で実行しようとすると、プレイヤーの多いレーティング準拠ルールは疎かになりがちというのが結果に表れているだろうか(その意味では考察したルールではそれなりに勝てている点は評価できる)。
ポケモンを続けることも大事だが、続けるためには楽しむことが大事で、楽しむためには勝つことが大事になってくる。勝つ努力を怠っている状態でも6世代はなんとかポケモンを楽しむことができたが、環境が変わればそれも変わることは十分にあり得る。良くも悪くも第7世代ではルールの数も減るので、まずはもう少し勝つために努力できるようにしていきたい。


対戦していただいた方、交流していただいた方、ありがとうございました。
第7世代でもよろしくお願いいたします・・・!