wi-fi大会「メガランブル」使用パーティ〜地球投げガルーラ軸6メガ構築〜

9/23〜25に開催されていたwi-i大会「メガランブル」に参加しました。


ルールは「メガシンカ可能なポケモンのみ使用可能なシングル61(ミュウツーレックウザディアンシーは禁止)」です。あくまでメガシンカ可能なポケモンであり、持ち物がメガストーンである必要はありません。


1日目:13-2
2日目:11-4
3日目:10-1


ということで、34-7のR1808で4位でした。一応、2つ目のロムも34-9のR1800で6位だったので、ある程度安定して勝てることを示せる結果になったのではないかと思います。
スペシャルレートでシングル61対戦をした際は勝率が70%前後でR1900を越える程度だったので、大会前は1750越えを目安にしていました。なので、目標以上に勝つことはできましたが、大会中の内容を振り返るともう少し勝てたのではないかという思いもあります。


〜パーティ〜
ガルーラ、バシャーモプテラカメックスヤミラミサーナイト


○ガルーラ わんぱく きもったま
211-116-133-54-102-121 H.244 A.4 B.164 D.12 S.84
(211-146-155-72-122-131)
ギガインパクトねこだまし、ちきゅうなげ、こごえるかぜ@ガルーラナイト


バシャーモ いじっぱり もうか
175-167-104-×-91-119 H.156 A.92 B.108 D.4 S.148
(175-211-114-×-101-139)
フレアドライブとびひざげり、ビルドアップ、まもる@バシャーモナイト


プテラ ようき プレッシャー
161-156-95-×-96-184 H.44 A.244 B.76 D.4 S.140
(161-186-115-×-116-206)
がんせきふうじ、そらをとぶかみくだく、こおりのキバ@プテラナイト


カメックス ひかえめ げきりゅう
182-×-121-143-111-104 H.220 B.4 C.196 D.44 S.44
(182-×-141-198-141-104)
ハイドロカノンあくのはどう、あくび、まもる@カメックスナイト


ヤミラミ おだやか いたずらごころ
157-×-106-86-110-77 H.252 B.84 C.4 D.116 S.52
(157-×-156-106-165-47)
あくのはどう、おにび、めいそう、じこさいせいヤミラミナイト


サーナイト ずぶとい トレース
175-×-128-145-135-101 H.252 B.252 S.4
(175-×-128-185-155-121)
はかいこうせんハイパーボイス、こごえるかぜ、まもる@サーナイトナイト



【構築概要】
メガシンカの中でもトップクラスの性能を持つメガガルーラを軸に対応範囲の広い6匹を揃えた構築。
メガガルーラが中心になるルールであることは間違いないので、「想定されるメガガルーラの型の少なくともどれか一つには勝てること」を条件に最低限の補完を意識して取り巻きのポケモンを選びました。特に意図したつもりはないのですが、結果的にはシングル61ならではの6メガ構築という形になりました。


【構築経緯】
私がシングル61の構築方針として掲げているのは「軸となるポケモンを1匹決めて、対応範囲の広いポケモンを多く取り揃える」ことです。
勝負を分ける要素が「選出」であることは間違いなく、相手の選出するポケモンは当然相手依存であり、対応範囲の狭いポケモンや選出誘導に成功した場合にのみ勝てるポケモンは相手に左右されやすいため安定しません。そのため、ある程度読み合いに持ち込みつつ選出負けする数を減らせるように対応範囲の広いポケモンを取り揃えた方がいいと考えています。


ということで、対応範囲の広い軸となるポケモンを最初に決めることになりますが、ギガインパクトと地球投げを両立したメガガルーラのタイマン性能が高いと思ったので、このポケモンから構築をスタートしました。
メガガルーラの強さはシングル61でも健在で、特性の親子愛が気合の襷に強く、メインウエポンを威力の高いギガインパクトにできることから倒せる範囲が広がります。また、地球投げは定数ダメージ100を与えられる上、親子愛の地球投げをカウンターされても親ダメージのみ倍返しする仕様なので、カウンター持ちに対しても強く出ることができます。
つまり、これらの技を両立すれば「ギガインパクトで中耐久のポケモンを対処」「地球投げで低速高耐久を対処」を同時にできるので対応範囲がとても広くなります。
取り巻きのポケモンは、先述の通り対応範囲の広さを重視して採用しますが、参加できるポケモンの数が極端に少なく補完が難しいルールであるため、普通の(?)シングル61に比べて「見せ合いによる圧力を掛ける」ことも重視しています。


2匹目のポケモンとして着目したのはメガバシャーモ。まず格闘タイプであることからルールの中心であるガルーラに強いです。そして、格闘タイプでありながら鬼火が無効なので、ガルーラが苦手とするヤミラミを苦にしません。また、特性の加速は「1発耐えて2回攻撃する」動きをしやすいことからタイマン向きであり、対応範囲を広く取ることができます。


この2匹から紆余曲折を経つつ考察を進める中で、全体的にメガリザードンに安定して勝てるポケモンが少ないように感じました。なので、先にメガリザードンに強いポケモンを採用してから残りを補完する方針を取ることにして、3匹目にはメガプテラを選択。リザードンがXYどちらにメガシンカしても勝てるポケモンであることも重要なのですが、ガルーラやバシャーモでは勝てないメガリザードンYに対する選出圧力が大きいことが重要です。
リザードンに選出圧力を掛けられるようになりましたが、プテラが「勝てない相手には勝てない」タイプのポケモンであるため、リザードンに勝てるポケモンはもう1匹必要です。特にメガリザードンに強いポケモンのほとんどが鋼タイプに弱いことから、リザードンと鋼タイプをある程度見れるポケモンということでメガカメックスを4匹目に採用しました。メガカメックスはあくび守る型で採用することにしましたが、正直リザードンに安定して勝てるとは言い難いです。しかし、有利な確率で戦いつつ取り巻きのポケモンまで広く見ることができるため、リザードンに勝てるポケモンをピンポイントでぶつけるよりも勝率は高くなると考えました。


このあくび守る型のメガカメックスですが、眠りターンが最短でなければ勝てる相手が非常に多いため、こちらもあくび戦術に強いポケモンを用意したいです。ということで、5匹目にはメガヤミラミを採用しました。メガヤミラミは特性がマジックミラーなので眠らせている間に相手を倒そうとする魂胆のポケモンに強く、催眠術ゲンガー・眠り粉宿り木フシギバナ・地球投げガルーラの牽制ができるため、あまり選出できなくてもメンバーに入れるだけの価値はあると考えました。
最後の1匹ですが、メガバシャーモ以外にもヤミラミに対抗する手段を持っておきたかったことからメガサーナイトを採用。ガルーラ以外で勝ちにくいギャラドスへの対抗手段を増やせる他、格闘タイプへのマークをより厚くすることで困ったときにもガルーラを選出しやすくすることを意識しました。


【個別解説】

★ガルーラ
<持ち物:ガルーラナイト>
メガシンカのため必須。
<技構成:ギガインパクト猫騙し、地球投げ、凍える風>
構築経緯でも書いた通り、耐久並以下のポケモンを対処するギガインパクト、低速高耐久を対処する地球投げ、は確定。残る2つの枠には猫騙しと凍える風を採用。
猫騙しはギガインパクトや地球投げの火力が足りない場面で必要で、この技でダメージを押し込むことができるため火力を落として耐久を厚くした型を採用することができます。また、凍える風は素早さを2段階下げるので素早さの高いポケモンにも有利に戦いやすくなります。攻撃に努力値を配分しない型にしたため、岩石封じではメガボーマンダへのダメージが足りず凍える風を採用しています。
因みに、ヤミラミを倒せるようになる見破るを使えることには大会中に気付きましたが、ライボルトチルタリスバンギラスなどを相手にすると猫騙しの押し込みは重要だと思っていたので用意できても採用しなかったと思います。
<実数値:211-146-155-72-122-131 H.244 A.4 B.164 D.12 S.84>
A189バシャーモの飛び膝蹴り耐え(15/16)。C217メガサーナイトの破壊光線耐え(15/16)。ギガインパクトでH155B100ラティオス1発。残り素早さ。
A172メガクチートのじゃれつく+不意打ちを耐えて地球投げで返り討ちにするため物理耐久を重視して配分。素早さは凍える風を使って竜の舞を使ったメガボーマンダを抜いたりメガシンカ前にゲンガーを抜けるようにしつつ、耐久重視ガルーラのミラーを意識してなるべく速めにしました。
「A194メガガルーラ猫騙し+ギガインパクト」「A197メガメタグロスのコメットパンチ2発」「A207メガギャラドスの+1滝登り2発」などは耐えることができるので、ゴーストタイプ・火力の高い格闘タイプ以外には有利に戦えそうです。


メガバシャーモ
<持ち物:バシャーモナイト>
メガシンカのため必須。先述の通り「1発耐えて2回攻撃する」動きを考えており、メガシンカすると攻撃や素早さに割く努力値が少なくて済むため、耐久を底上げしやすくなります。
<技構成:フレアドライブ、飛び膝蹴り、ビルドアップ、守る>
瞑想を持つメガヤミラミを倒すためメインウエポンは物理技のフレアドライブメガガルーラへの打点となりミラーでの打点にもなる格闘技の飛び膝蹴りを採用、勝てる相手に安全に加速を発動させるための守る。最後の技はメガヤミラミを突破する手段としてビルドアップを採用。フレアドライブは反動ダメージがある技なので、積み技がないと自己再生メガヤミラミを突破することはできません。
ビルドアップはメガエルレイドメガクチートなど普通なら一撃で倒せないポケモンからの攻撃を1発耐えながら一撃で相手を倒せる火力を確保する手段として有用で、加速後に先制して使える点が優秀です。
<実数値:175-211-114-×-101-139 H.156 A.92 B.108 D.4 S.148>
A233メガバシャーモの飛び膝蹴り耐え(15/16)。タイプ一致イカサマをほぼ3発耐え。飛び膝蹴りでH155B101メガバシャーモ1発。C182ゲンガーのヘドロ爆弾+毒ダメージ1回+フレアドライブの反動(45ダメージ)耐え。
ガリザードンXの逆鱗やメガミミロップギガインパクトも耐えることができるので加速が発動していない状態でも初手から積極的に動かすことができます。ヤミラミに対してはビルドアップを3回使ってからフレアドライブを打つので、メタルバーストに対してもじゃんけんができます(毒々身代わり守るみたいな型には勝てない)。


プテラ
<持ち物:プテラナイト>
メガシンカのため必須。メガシンカと硬い爪で火力を引き上げることで、高速・広範囲のアタッカーとして扱うことができます。
<技構成:岩石封じ、空を飛ぶ、噛み砕く、氷の牙>
ガリザードンへの役割を考えて岩石封じ、メガガルーラに最もダメージが出る空を飛ぶ、ボーマンダガブリアスを上から倒すことができる氷の牙。最後の1枠はメガゲンガーメガフーディンラティオスを意識して噛み砕くを採用しました。
広範囲に打点を持てるものの、勝てる範囲を広げられる技は他にほとんどありません。噛み砕くは一応範囲を広げるための技でしたが、フシギバナサーナイトに勝つ可能性を残せる身代わりを採用しても良かったかもしれません(鬼火メガリザードンXにも有効そうですが、ニトロチャージ2回で身代わりを破壊されて上から逆鱗で倒されるため対面しても選びづらいと思いました)。
<実数値:161-186-115-×-116-206 H.44 A.244 B.76 D.4 S.140>
最速メガミミロップ抜き。空を飛ぶでB120メガガルーラに最低102ダメージ。A182メガリザードンXの逆鱗耐え(14/16)。C182ゲンガーの凍える風+シャドーボールほぼ耐え。
安定して勝てる駒が少ないメガミミロップを意識した素早さを確保(猫騙し+飛び膝蹴りはほぼ耐えるものの、先制できるようにしないと身代わりミミロップに勝てない)。攻撃は全振りしてギリギリ足りるかどうかという火力なのでほとんど削ることができず、残った努力値で勝てる相手に勝つための最低限の耐久を何とか確保しました。


カメックス
<持ち物:カメックスナイト>
メガシンカのため必須。あくび守るで勝つためには攻撃を1発耐える耐久と眠らせた後に相手を倒す火力が必要であるため、メガシンカで数値を底上げするのが良さそうです。
<技構成:ハイドロカノン、悪の波動、あくび、守る>
コンセプトであるあくびと相手が眠るのを待つための守る。残る2枠に相手を倒す技を採用しますが、火力の高いハイドロカノンと通りが良い悪の波動を選択しました。
波動弾はメガガルーラに大きいダメージを与えられるもののガルーラを倒すには2回の攻撃が必要なのでハイドロカノンで代用できます。ハイドロカノンを採用するとメガサーナイトにも殴り勝てるようになるので、もう一つのウエポンはメガサーナイトに等倍でダメージを稼げる悪の波動。メタグロス・ヤドランなどに強く出ることができる点も優れています。
<実数値:182-×-141-198-141-104 H.220 B.4 C.196 D.44 S.44>
A216メガボーマンダギガインパクト耐え(15/16)。C217メガサーナイトの破壊光線耐え(15/16)、悪の波動+ハイドロカノンでH211D122メガガルーラを1発ずつ。残り素早さ。
弱点を突くZ技などが来ない限りはほとんどの攻撃を1発耐えることができます。メガカメックスに明確に強いポケモンヤミラミしか用意できなかったので、ミラーで少しでも有利になれるよう素早さを上げることを重視しました。



ヤミラミ
<持ち物:ヤミラミナイト>
メガシンカのため必須。自分で使うメガヤミラミが強いとあまり思っていなかったので、当初は見せ合い圧力だけ掛けてメガストーン以外の持ち物を考えていたものの、メガシンカなしで強いと思える型を考案できなかったため、せめて本来の役割対象には最低限勝てるようメガシンカさせることにしました。
<技構成:悪の波動、鬼火、瞑想、自己再生>
メガフシギバナに打ち勝つための瞑想、何かしらの攻撃技、自己再生、まで必須。この3つがあればメガカメックスにも勝てるようになります。最後の1枠には無難に物理主体のポケモンと対面した場合にも勝ち筋を残せる鬼火を採用しました。
攻撃技はメガガルーラにダメージを与えられる悪技が良かったのでイカサマ・バークアウト辺りも候補になりますが、悪の波動を選択。度忘れHDヤドランと積み合いになっても悪の波動なら3発で倒せること、怯みや急所まで含めるとミラーに強いこと、などが理由になります。
<実数値:157-×-156-106-165-47 H.252 B.84 C.4 D.116 S.52>
C205メガカメックスハイドロポンプを通常時に受けた後Dランク+1時に耐える調整。メガシンカ前にA216メガメタグロスのコメットパンチ耐え(15/16)。ミラー意識で残り素早さ。
メガカメックスの悪の波動+ハイドロカノンは耐えるので、連射できる最高打点であるハイドロポンプ型に負けないよう特殊耐久重視の配分(厳密にはしおふきが最高打点だが、このルールでは少ないと考えた)。役割対象は特殊相手なので、物理相手には鬼火を当てて勝てたらラッキーくらいにしか考えておらず、タイプ相性的に有利なメタグロスを意識する程度に留めました。素早さはミラーを意識した配分で、自分で考えたメガバクーダが素早さ45まで伸ばせたので、それを上回ることを意識しました。


サーナイト
<持ち物:サーナイトナイト>
メガシンカのため必須。メガシンカしない型も考えたのですが、カクトウZを持たないとメガガルーラに勝てる可能性がほぼない割にはメインのフェアリー技の火力が低くて困る場面の方が多いと感じたことから無難にメガシンカに落ち着きました(カクトウZだとメガミミロップ猫騙しを守るで防いだ後にアンコールをZ技で回避して倒せる)。
<技構成:破壊光線、ハイパーボイス、凍える風、守る>
メガガルーラに勝てる可能性を作るため守る・凍える風・破壊光線を採用。守るで猫騙しのダメージを防いでから、攻撃を1発耐えつつ凍える風で素早さ関係を逆転させて、破壊光線で倒しにいきます。残りの技はヤミラミメガボーマンダを安定して倒せるようハイパーボイスとしました。
ハイパーボイスの枠にサイコキネシスを採用してもフシギバナに強くなれるくらいで、ヤミラミが身代わりを持っていた場合などに取りこぼしを起こさないハイパーボイスの方が優れていると判断しました。サイコキネシスや影打ちがなくても、無振りゲンガーに対しては凍える風+破壊光線で勝てます。
<実数値:175-×-128-185-155-121 H.252 B.252 S.4>
HB振り切り。残り素早さでランク-1のメガルカリオ抜き。
A177メガガルーラギガインパクトやA182ガブリアスのZ地震を耐えるように物理耐久に特化した配分。その耐久調整をするだけであれば数値を1落とすことができますが、メガミミロップ猫騙し+ギガインパクトを耐える乱数が変わるため振り切りました。残りを素早さに振ったのは同じ調整のメガサーナイトに一方的に不利にならないようにするためです(実際にサーナイトのミラーで先制し続けて勝った試合があったので意味はあったと思います)。


【選出回数(勝敗数)】
※勝敗1がR1808、勝敗2がR1800

ポケモン 勝敗1 勝敗2 通算 通算勝率
ガルーラ 20-2 21-3 41-5 89.1%
バシャーモ 2-1 1-1 3-2 60.0%
プテラ 4-0 0-1 4-1 80.0%
カメックス 1-1 7-2 8-3 72.7%
ヤミラミ 1-0 4-0 5-0 100.0%
サーナイト 6-3 1-2 7-5 58.3%


【構築総評】
そこそこ納得感を持てる構築が用意できたと思います。最低限の相性補完は取りつつもそれを意識しすぎないことで、相手の特定のポケモンを誘い出しやすくできていたのが良かったと思います。
選出回数に現れている通り、一番の立役者はガルーラです。既に説明した通り、高速・低速の両方のポケモンに対応が利くおかげで選出しやすく高い勝率を収めることができました。また、取り巻きのポケモンも重要で、プテラヤミラミサーナイト辺りでガルーラの苦手なポケモンに圧力をかけていたおかげか、ガルーラが格闘タイプまたはガルーラと対面したのは40回以上選出して3回しかありませんでした。逆に、クチートギャラドスボスゴドラなどが選出されやすかったのですが、これらはガルーラでカモにできたので労せず勝てる試合が多かったです。
とはいえ、やはりメガリザードンYに対するマークは甘かったのが勝ち切れなかった要因だと思います。エアスラッシュブラストバーンまで考慮すると、勝てる可能性があるのはプテラカメックスの2匹しかいません。相手からするとガルーラの同速や気合いの襷バシャーモも警戒しなくてはいけないとはいえ、リザードンは使用率トップのポケモンであり実際にメガリザードンY相手に4回も負けているため、もう少しメンバーを見直してより良い編成にすべきかもしれません。
また、大会中は再戦が何度か発生しましたが、1戦目の勝敗に関わらず2戦目以降はすべて勝利しました。いわゆる択ゲー以上の勝負に持ち込める構築であることの表れだと思うので、良かったです。


【大会で負けた相手】
○1ロム目

○2ロム目

【余談:考察したけど使わなかったポケモン
※他人が考案して自分が考察した型も含んでいます


★ガルーラ…ギガインパクト猫騙し、岩石封じ、地球投げ@ガルーラナイト
「206-176-137-×-101-127」が実数値。最初に考えたミラーを強く意識した地球投げガルーラ。精神力で猫騙しの怯みをかいくぐりながら岩石封じを打ち、次のターンにメガシンカして先制ギガインパクトを打てるようにしています(メガシンカ前にA194メガガルーラギガインパクト耐え)。この型を使うか考えていましたが、「岩石封じ+ギガインパクトが無振りメガガルーラまでしか倒せないこと」「6匹がメガガルーラ以外のポケモンを誘いやすいように感じたこと」から別の型を採用しました。因みに、夢特性の精神力と地球投げを両立できるのは初代VC産のみ。


フシギバナ…ヘドロ爆弾、宿り木の種、守る、光合成フシギバナイト
「187-×-183-143-144-105」が実数値。あくびメガカメックスに安定して勝てる駒を探す中で白羽の矢が立ちました(宿り木の種を入れればメガカメックスの悪の波動を3発耐えることができるので最長眠りでも回復が間に合う)。守るを採用することで猫騙しを防いだり宿り木の回復を稼ぐことができるので、メガガルーラと渡り合うこともできます。採用するとしたらヤミラミの枠だったのですが、メタグロスが重たくなることやヤミラミに弱いポケモンを増やしたくなかったので不採用にしました。素早さが105なのは自分で考えたメガカメックスが素早さ104だったため。


メタグロス…思念の頭突き、アームハンマー、冷凍パンチ、岩石封じ@メタグロスナイト
「167-185-171-×-135-178」が実数値。メガリザードンYに負けないように岩石封じを搭載したメガメタグロス。高速ポケモンには岩石封じから入り2回動くことで疑似的なバレットパンチの動きができるようにしています。ただ、バレットパンチを切ったことで物理耐久特化メガサーナイトの対処ができなくなったり、メガガルーラ地震+不意打ちであっさり倒されてしまうことから扱いづらく感じました。


メタグロス…思念の頭突き、バレットパンチアームハンマー、冷凍パンチ@カクトウZ
メガガルーラに勝てるメタグロスを使うということでカクトウZに着目。そもそもメタグロスで倒したい相手であるサーナイトボーマンダフシギバナなどはタイプ相性から有利であるため、メガシンカしなくても任せたい役割を担うことはできそうです。ただ、素早さが遅い関係からメガリザードンYに弱くなり、他のポケモンとの兼ね合いで採用に至りませんでした。


バクーダ…大地の力、原子の力、あくび、守る@バクーダナイト
「175-×-140-192-126-45」が実数値。メガカメックス同様にあくび+守るで相手を眠らせた後に2発で相手を倒す戦い方をする。カメックスに比べるとリザードンがどちらにメガシンカしても勝てるところやメガサーナイトに打ち負けにくいところがポイント。リザードンの対処に困っていたので採用を検討しましたが、そもそも即起きされたら負けるあくび戦士をあまり信用していなかったことからカメックスと併用する気にはなれず、あくび戦士ミラーに弱くならないカメックスを優先したため不採用となりました。


ジュカインリーフストームエナジーボール、気合玉、めざめるパワー岩@拘り眼鏡
メガカメックスを安定して勝てる駒を探す中で考えたポケモン。性格を控えめにして気合玉を打てば無振りメガガルーラは倒すことができます。また、リザードンに対しても「竜の波動が怖くてXにメガシンカはしないだろう」という期待の元でめざめるパワーを打てば上から一撃で仕留められたり、対サーナイトメガジュカインを考えるとハイパーボイスを打ってくるので等倍で耐えてリーフストーム2発で勝てると踏んでいました。


ギャラドス…アクアテール、噛み砕く、竜の舞、挑発@ギャラドスナイト
ガルーラでは勝ちにくいヤミラミメタグロスバシャーモ辺りに勝てそうだと思い、最初の方に考えていた型。メガシンカで悪タイプになるので悪戯心のヤミラミから変化技を受けることなく、型破り挑発でマジックミラーを無視できます。アクアテールを採用しているのは物理耐久に特化したメガヤミラミを噛み砕く2発+アクアテールで倒せるようになるため。ボーマンダリザードンを考えるとサブウエポンも欲しく、バシャーモも雷パンチまで考えると努力値配分で満たしたいラインを達成できなかったため不採用になりました。


ボーマンダハイパーボイス、流星群、ギガインパクト、身代わり@ボーマンダナイト
リザードンに対して身代わりから入り、どちらにメガシンカするか見極めつつニトロチャージや竜の舞に対しても隙を見せないようにする。流星群はミラーで打つ技として採用しているものの、HP振りメガラティアスが倒せないので逆鱗を候補に入れたくなる。攻撃範囲があまりにも狭いため、リザードンへの圧力も考えるとプテラの方が機能すると考えて不採用となりました。


ヤミラミ…不意打ち、毒々、身代わり、守る@フィラの実
メタルバースト以外でメガリザードンYに負けないヤミラミを考える中で、オーバーヒートやブラストバーンを身代わりで凌げば勝てるのではないかと考案した型。悪戯心の身代わり守るで逃げ切りを図りたいのですが、そもそもメガシンカを相手に耐久数値が低すぎるせいで毒々を撒けないことから不採用となりました。攻撃技は何が良いかよく分からないままでした。