2017年秋ドラマの感想。
ドラマ放映開始時は、ながらでできるゲームをやってなかったということもありますが、そもそもあまり興味の湧くものがなかったので30分ドラマを2作品しか観てませんでした(どことなく感想文も手抜き感がある)。
「パパ活」
「僕は麻里のなか」
○「パパ活」
【主演】
飯豊まりえ、渡部篤郎
【あらすじ】
母親に彼氏ができたからという理由で主人公は家から追い出されてしまう。ネットカフェで寝泊まりしながら大学に通う生活を送っていたが、生活費の問題もあり、友人から話を聞いていた「パパ活」をすることに。そして、そこで出会った男性に1日宿を貸してもらい、ようやく安眠に辿り着く主人公だったが、翌日に大学の講義に非常勤講師としてやって来たのは、まさに昨日出会ったパパだった。
【感想】
FODで放送されていたドラマの地上波放送。飯豊まりえ自体に興味があったのと当時同時期に放映されていた「警視庁いきもの係」での渡部篤郎が魅力的だったこともあり、視聴することにしました。
感想としてはイマイチ。「パパ活」は「金銭援助とデートだけ、で体の関係のない交際」で、なんとなく現代感のあるこの関係をどう活かすかが楽しみであったのに、パパ活で出会っただけの年の離れた2人がなんだかんだ恋愛関係に発展していくようなストーリーに思いました。
「10年以上前に娘を亡くした哀しみに囚われたまま娘を重ねて見るために同じ生年月日の女の子を探していた」というのがパパ側の事情であり、これを課題に2人の出会いがどう影響していくかを見る設定自体は結構面白そうでした。ただ、そういう事情を知って情が移った主人公が想いを寄せていく展開になると後は特に物珍しい部分もなく。主人公が序盤に言う「おじさんはタイプじゃないし」みたいな台詞はフラグでしかないことが再確認できましたね()
ラストも結局二人でフランスに行くことになるのですが、どちらも「君以外考えられない」という類の発言をしており、素敵な話ではあるもののフィクション感の強さを感じてしまいました。
○「ぼくは麻里のなか」
【主演】
池田エライザ、吉沢亮
【あらすじ】
大学デビューに失敗して友人もいない主人公は引きこもるだけの一人暮らしを送っていたが、ある日コンビニで見かけた可憐な女子高生に惹かれる。彼女はいつも決まった時間にそのコンビニに現れ、またある日彼女の後をつけて帰る途中で主人公は気を失ってしまう。そして、目が覚めると、主人公は憧れていたその女子高生の姿になっていた。
【感想】
原作は漫画。主演の2人が好きなこと、どこか意味深なタイトルに興味を持ったこと、を理由に視聴しました。
特につまらなかったという感じはなかったのですが、あまり印象に残ったことがなかった…というのが全体的な感想でしょうか。彼らがそれぞれ抱える問題や痛みをあまり理解できなかったのが大きな要因だと思っていて、それは「合わなかった」もしくは「自分の解釈能力不足」というところでしょうか。
あらすじだけ見ると主人公と女子高生が入れ替わったように思いますが、実は入れ替わりではないという設定には物珍しさがありました。女子高生・麻里のなかにいた主人公の人格は麻里が作り出したものであり、毎日を自堕落ながら自由に生きる主人公に麻里は憧れていた(それに憧れるほどの境遇で生きていた)というお話でした。そうだとすると、初めてやるゲームを主人公と同じレベルでこなす描写などは不自然に想ったりしたのですが、もう少し描写が分かりやすい方が良かったです。
「女の身体を手に入れた男がその身体で遊ぶ」というのは男女入れ替わり系のあるあるであり、実際にそういうシーンを池田エライザが演じているわけですが、こういう役柄は池田エライザにやらせておけばいい(彼女しかやってくれそうな役者がいない)風潮を感じるようになりましたね(