2018年春ドラマの感想。
広告で見た吉高由里子になんとなく惹かれて「正義のセ」も観ようと思ったのですが、内容があまり面白くなかったので結局今シーズンも1本しか観ませんでした。普段はながら作業で観ることが多いですが、ポケモンの大会などもあったので、のんびり観ていられる時間がそもそもあまりなかったですね。
「やれたかも委員会」
○「やれたかも委員会」
【主演】
佐藤二郎、山田孝之、白石麻衣
【あらすじ】
「あのとき、もしかしたら、あの娘とやれていたのかもしれない・・・」という誰しも一度は経験がありそうな「やれたかも」なエピソード。そして、語り手のそんな話を聞いた通称・やれたかも委員会のメンバーが「やれた」のか「やれたとはいえないのか」を判定・検証する1話完結型のストーリー。
【感想】
設定のくだらなさが気に入ったので視聴しようと思いました。「勇者ヨシヒコ」シリーズを思い出させる山田孝之と佐藤二郎の組み合わせからすごく狙ってきてる感がありますよね。余談ですが、この文章を書いてる際に「白石麻衣」が「白井姉妹」と変換されたのが個人的にツボでした((
「やれたかも」は「やれそうだったのにやれなかった」と言い換えることができて、やることが目的なのであれば失敗談とも言えます。しかし、男女の関係において必ずしもやることが目的というわけではなく、単純に二人で仲良くして盛り上がる高揚感はまるで恋のようとも言えます。つまり、「やれたかも」は「もっと上手くできたかもという心残り」と「恋のように甘く切ない良い思い出」という要素を併せ持って心に強く残りやすいところが魅力でしょうか。少なくとも、私は視聴していてそのように感じました。
そういうわけで、視聴しながら「やれたかも」の魅力に気付いていったわけですが、好みの問題なのかエピソードによって波が大きいように感じました。個人的に印象に残ったのはゲストが武田玲奈の回と森川葵の回です。個人的にこの2人の女優が好きというのもあるのですが、他のエピソードに比べると「仲の良い2人の関係から一線を越えるか」という点で先に挙げた「やれたかも」の魅力を体現していたと思います。
気になったのは、委員会の判定がワンパターンなところ。語り手のエピソードを聞いた委員長は基本的に肯定、それに対して女性委員は男性主観をばっさり切るように否定、そしてもう1人の委員が折り合いをつけながらも肯定…というのがお決まり。あらすじだけ聞いたときは判定するための議論を楽しむものだと思っていましたが、劇中での委員会の役割は語り手の背中を押してあげることだったので、この御約束パターンになるようです。
因みに、この物語は委員会にエピソードを持ち込む語り手がいることから成り立っているのですが、そういうエピソード持っていたとして肯定・共感してもらいたいものなのですかね・・・?