9/15に開催されたドラフトダブルの対戦会に参加してきました。
ドラフトのルールは「参加者が自分が使いたいポケモンを1匹指名、重複した場合は抽選で決定、抽選に負けた参加者で再びポケモンを指名して全員が1匹のポケモンを選択する・・・これを6回繰り返して出来上がったパーティで対戦を行う」というもので、対戦ルールは前解禁ノーマルルールのダブルバトル。なお、ドラフト自体は1ヵ月前に行っています。
17人で総当たりを行い、14-2で優勝しました。ドラフトも含めて運が良かった部分は正直大きいですが、それでも運が良いときにしっかり勝てるような形にできたのは非常に良かったです。
~パーティ~
グラードン、パルキア、トゲキッス、ズガドーン、クロバット、ダーテング
○グラードン ゆうかん ひでり
183-207-160-134-129-103 H.60 A.156 C.108 D.148 S.36
(183-242-180-184-129-103)
だんがいのつるぎ、ふんか、かえんほうしゃ、まもる@べにいろのたま
○パルキア れいせい テレパシー
197-×-131-189-150-94 H.252 B.84 C.92 D.76
あくうせつだん、かみなり、トリックルーム、じゅうりょく@デンキZ
○トゲキッス ひかえめ きょううん
191-×-119-176-145-102 H.244 B.28 C.156 D.76 S.12
マジカルシャイン、おいかぜ、このゆびとまれ、まもる@きあいのタスキ
○ズガドーン うっかりや ビーストブースト
131-148-103-199-89-149 H.20 A.4 B.236 C.76 S.172
ねっぷう、シャドーボール、だいばくはつ、おにび@こだわりスカーフ
○クロバット ようき せいしんりょく
191-111-101-×-101-200 H.244 A.4 B.4 D.4 S.252
ブレイブバード、さいみんじゅつ、おいかぜ、くろいきり@ラムのみ
○ダーテング ようりょくそ さみしがり
165-148-72-110-104-126 A.116 D.188 S.204
はたきおとす、リーフストーム、だいばくはつ、ねこだまし@クサZ
長くなってしまうので、下記の順序で書きます。
【対戦相手のパーティ】
【構築経緯】
【個別解説】
【構築総評】
【対戦レポート】
【おまけ:ドラフト経緯】
【対戦相手のパーティ】
HN | ポケモン1 | ポケモン2 | ポケモン3 | ポケモン4 | ポケモン5 | ポケモン6 |
---|---|---|---|---|---|---|
アクア | ネクロズマ(日) | カプ・コケコ | ゲンガー | マニューラ | ジャラランガ | バシャーモ |
きの | ディアルガ | ホウオウ | ギラティナA | ルカリオ | Nキュレム | ヌケニン |
サン | ゼルネアス | シェイミS | ドーブル | ミミロップ | ピッピ | ワルビアル |
シャンディ | ミュウツー | クチート | ボルケニオン | ミュウ | リザードン | コジョンド |
ショコラ | レックウザ | ガオガエン | ジラーチ | デオキシスA | アマージョ | カビゴン |
セリュー | イベルタル | カプ・レヒレ | ウインディ | ディアンシー | トゲデマル | ガブリアス |
なちゅ | ネクロズマ(月) | カプ・テテフ | テラキオン | サザンドラ | サンダー | ヒードラン |
ばっど | ボーマンダ | ゼラオラ | バンギラス | ゴチルゼル | メタモン | ドリュウズ |
ひまり | Wキュレム | メタグロス | FCランドロス | ペルシアンR | ゲッコウガ | キュウコンR |
ぷらずま | カイオーガ | ゼクロム | ルギア | ウツロイド | ハッサム | ルンパッパ |
冬 | マーシャドー | ギラティナO | ギルガルド | ミミッキュ | ヤミラミ | シャンデラ |
ポール | ソルガレオ | ガルーラ | ジガルデ | アシレーヌ | バルジーナ | カプ・ブルル |
ぽけむら | マギアナ | ビクティニ | モロバレル | ハリテヤマ | バクーダ | アーゴヨン |
マイケル | アルセウス | ズルズキン | ゲノセクト | エルフーン | ラティアス | ランドロス |
みんてぃあ | ルナアーラ | ツンデツンデ | カポエラー | ライボルト | トリトドン | メロエッタ |
ワトソン | レシラム | ダークライ | Bキュレム | カミツルギ | カメックス | ニャオニクス♂ |
【構築経緯】
まずドラフトについては1巡目でグラードンを獲得することに成功。そこに甘えて下位指名の選択がよろしくなかったとは思いますが、3巡目を終えた時点でトリックルームを組み込むことを決めていました。
グラードンの性能は破格で、ドラフトの性質から強い天候に対応できるカイオーガの使用者が1人しかいなかったりそもそもミラーが発生しないことも含めてグラードンを倒すこと自体が困難です。その上で物理特殊の両方に強力な範囲攻撃を持つ崩し性能まで兼ね備えています。なのでグラードンが先制できる状況さえ整えられればパワーでねじ伏せられる相手は多いと考えて、トリックルームを絡めることにしました。
ドラフトにおけるトリックルームは挑発や吹き飛ばしなど露骨な対策をされやすいですが、6匹のうち追い風を使えるポケモンが3匹、もう1匹採用できた伝説ポケモンのパルキアも素早さが高いので、トリックルームを考慮はされてもその対策に全神経を注ぐような選出はされづらいので、そこまで気にならないと考えました。
トリックルームの補佐役としては「メインは猫騙しダーテング、速い猫騙し持ちがいるなどの場合は両方守るでやり過ごしつつこの指止まれトゲキッス」という形で比較的安全に戦える・・・と考えていたのですが、パルキアに採用する予定だった技が「亜空切断・雷・トリックルーム・重力」で埋まっていて守るを採用する枠がないことにドラフト終了後に気付きました。これによって素早い猫騙しが採用されているパーティへのそれぞれへの対応を考えなくてはいけなくなります。
結果として採用されたのが大爆発ズガドーンです。ズガドーンは猫騙しを受けずに大爆発でスムーズな退場が可能なので、相手の猫騙しをやり過ごしつつトゲキッスパルキアの並びを安全に作ることができます。また、ダーテングパルキアで繰り出して不利対面になった場合も一度パルキアを交代しつつ、ダーテングが大爆発で退場することでトゲキッスパルキアの並びを作ることができます。普通であれば1匹を失うディスアドバンテージの方が大きいのですが、グラードンの圧倒的性能があれば取り返せると思えたので、このような立ち回りを狙っていきます。
・・・ということで「トリックルームからグラードンを展開、倒しきれなくても相手もグラードンを倒しづらいので、トリルが切れる頃に追い風を使うことで失速を防ぐ」という勝ち筋に向けて細部を調整。その中で「不利な盤面を立て直す交代ができないので大爆発で対面を作り直す」というコンセプトのパーティとなったので表題のような名称をつけました。
【個別解説】
★グラードン(選出:16/16 先発7+後発9)
<持ち物:紅色の玉>
ゲンシカイキのため必須。
天候を大日照りから奪えるポケモンがかなり限定的であるため実質的に弱点が地面タイプのみとなり、種族値も大幅に上昇することから特に持たせない理由がありませんでした。
<技構成:断崖の剣、噴火、火炎放射、守る>
ホウオウやカイオーガを崩すための断崖の剣、必ずしも重力を合わせられるわけではないので特殊範囲攻撃となる噴火、素早さ操作を待つなど大事に扱うための守る。最後の1枠はワイドガードをかいくぐれる技が欲しく、火炎放射を採用しました。
ドラフトの性質上、グラードンのミラーは発生しないので単体攻撃技は大地の力よりも天候補正で火力を出せる炎技を選択。天候を維持できている場面の方が圧倒的に多いので、威嚇で弱体化する炎のパンチよりも火炎放射の方が使い勝手が良いと考えました。
<実数値:183-242-180-184-129-103 H.60 A.156 C.108 D.148 S.36>
A189アルセウスのランク+2命の珠75%地震耐え。C222ギルガルドのZシャドーボール耐え。追い風で最速メガミミロップ抜き。75%断崖の剣でH175-B141ゼクロム1発(15/16)。残り特攻で目安は晴れ火炎放射でH167-D171ギルガルド1発。
ACベースの配分も候補でしたが「噴火で倒したいポケモンが明確にいない」「グラードンでしか特定のポケモンを倒せない」状況が多かったので場に残ることを意識して耐久振り。防御特防共に下げられなかったので素早さに下降補正を掛けつつ、追い風を意識して素早さに振りました。
★パルキア(選出:14/16 先発7+後発7)
<持ち物:デンキZ>
グラードンで崩しづらいカイオーガ・イベルタルを主に想定してデンキZ。
晴れ状態の関係で雷の命中率は不安定なのですが、Z技であれば関係なく打つことができます。
<技構成:亜空切断、雷、トリックルーム、重力>
コンセプトからトリックルームと重力を確定。グラードンの苦手な相手はドラゴンタイプとカイオーガが主になるので亜空切断と雷を採用して技枠が埋まってしまいました。電気技を雷にしたのはZ技の威力を上げるためですが、重力を使えば晴れ状態でもある程度の命中率にして使えます。
守るは先述の通りあるとトリックルームを決める場面で重宝するのですが、重力・亜空切断・雷のどれかがないとトリックルームを決めても勝てない試合が発生すると考えたので、守るを切った分立ち回りを工夫する方が最終的な勝率は高くなると判断して採用を諦めました。
<実数値:197-×-131-189-150-94 H.252 B.84 C.92 D.76>
A189アルセウスのランク+2命の珠神速耐え(15/16)。C172メガボーマンダの流星群耐え(14/16)。亜空切断でH181-D120メガレックウザ1発(15/16)。
トリックルーム発動が主な役割のため耐久振り。攻撃面は周りのポケモンと合わせて倒す機会が多いので火力には最低限の配分。素早さはもう少し速い方が追い風との相性が良かったのですが、テレパシーパルキアの乱数調整ができず個体が用意できなかったため最遅(5世代のARサーチャーから送る個体は厳選ができず6世代の配信個体は性格が固定でボールのエフェクトで判別されてしまうため乱数調整を行う必要があった)。
★トゲキッス(選出:15/16 先発4+後発11)
<持ち物:気合の襷>
パルキアのトリックルームを成功させるために先発させるケースが想定されたので、あらゆる攻撃を1発耐えるようにする気合の襷。
後発から繰り出す機会の方が多いですが、その場合でも単純にこの指止まれで技を吸い寄せられる機会が保障されているので強力です。
<技構成:マジカルシャイン、この指止まれ、追い風、守る>
採用理由からこの指止まれと追い風を採用。安全に並びを作り直すために守るも採用します。攻撃技についてはグラードンやパルキアが苦手となるドラゴンタイプに刺さるマジカルシャインとしました。特性を強運にできるのでバークアウトにも強く出ることができます。
普段なら不採用にした技などを書くのですが、本当にこれ以上考察の余地がある技がありませんでした。
<実数値:191-×-119-176-145-102 H.244 B.28 C.156 D.76 S.12>
A226ネクロズマのフィールドフォトンゲイザー耐え。C172アルセウスのプレート裁きの礫2発耐え(255/256)。追い風で最速カプコケコ抜き+1。残り特攻。
気合の襷を持たせましたが、ネクロズマ+カプテテフの並びでマジックルームを絡められるとトゲキッスが1発で倒されてしまうため耐久振り。相手の火力が高いので攻撃を何度も耐える機会は多くなく、2発耐える程度であれば気合の襷で十分であるため攻撃面で貢献できるよう特攻を重視しました。
★ズガドーン(選出:9/16 先発8+後発1)
<持ち物:拘りスカーフ>
ガオガエンやカビゴンを採用していて初手トリックルームでは攻めづらい上にデオキシスを採用しているショコラさんのパーティに対抗する目的で先制してダメージを与えられるよう拘りスカーフ。
結果的に役割対象への行動保障を意識した耐久振りになりましたが、終盤まで残した場合はビーストブーストを発動させて全抜き要員にもなれるので悪くはないです。
<技構成:熱風、シャドーボール、大爆発、鬼火>
トゲキッスとの並びでジャラランガZを不発に終わらせるなど対面整理の退場技となる大爆発。崩しづらいジガルデやメガレックウザに刺さる鬼火。ルナアーラやゴースト統一の相手を安定して削れるシャドーボール、最後の技は終盤の仕留め役をこなすのに便利な範囲攻撃の熱風を採用しました。
グラードンと合わせるとオーバーヒートも強力ですが、鬼火や大爆発で序盤の展開を作るのが主な役割になったので終盤まで残った場合を考えると範囲攻撃の熱風の方が優先度が高いと思い不採用。トリックはゼルネアスに刺さると思っていましたがメガミミロップを絡められると機能しないため不採用。催眠対策のマジックコートも拘りアイテムで打つ技ではなかったので不採用。
<実数値:131-148-103-199-90-149 H.20 A.4 B.236 C.76 S.172>
最速デオキシスA抜き。シャドーボールでH165-D110マーシャドー1発。A232メガレックウザの火傷拘り鉢巻きガリョウテンセイ耐え(13/16)。
鬼火を当てただけで出落ちすることを避けたかったり、ゴースト統一から飛んでくる影打ちを耐える必要があるため物理耐久を補うように配分。下降補正を攻撃に掛けるか特防にかけるか迷いどころでしたが、特殊攻撃を受ける機会が少ないと感じたので特防を下げる選択をしました。
★クロバット(選出:4/16 先発1+後発3)
<持ち物:ラムの実>
選出する試合がワトソンさんのダークライとサンさんのドーブルゼルネアスと催眠対策を目的としているので、状態異常対策のラムの実。
その他にもいくつか選出する試合はありますが、その試合はクロバットを出さずとも有利が取れていることが多かったのでラムの実が機能しなくても問題ないと考えました。
<技構成:ブレイブバード、催眠術、追い風、黒い霧>
対ゼルネアスを考えて黒い霧が必須。ダークライ対策として重力にタダ乗りする催眠術も必須。また、対ゼルネアスを有利に戦う上でグラードンが先制できる展開を作るために追い風を採用。最後に攻撃技としてブレイブバードを選択しました。ゼルネアス入りのパーティにいるメガミミロップやシェイミを一発で倒すことができたり、きのさんのヌケニンにグラードン以外で打点を持つために必要でした。
クロバットを選出する機会は対ゼルネアスダークライが主ですが「先発でトゲキッスを消費した後の後発追い風要員」として選出する試合もいくつかあり、その際はグラードンのために使った重力の恩恵を受けることもあるので催眠術は自然と採用することができました。
<実数値:191-111-101-×-101-200 H.244 B.4 D.4 S.252>
素早さ最速。場持ちを考えて残りはHPに配分。ダウンロードのポケモンはゲノセクトしか存在せず選出する予定もなかったので意識せず。
素早さはダークライやシェイミを抜いていれば最低限問題ないですが、ネクロズマ入りにも一度選出する予定があったので一応最速に設定。残りは対ゼルネアスの場持ちを考えて耐久が最も上がるようにHPに配分しました(ゼルネアスの攻撃を耐えるだけなら特防ベースで配分すべきですがメガミミロップの攻撃も耐えてほしいため)。
★ダーテング(選出:6/16 先発5+後発1)
<持ち物:クサZ>
みんてぃあさんのルナアーラ+トリトドンのパーティが重く、特にトリトドンはダーテング以外では集中攻撃をする以外に処理手段がなかったので、ダーテングが攻撃できる少ないチャンスに守るを合わせられたとしても、貫通ダメージで味方の攻撃圏内に入れておけるようにできるクサZ。
他にクサZを当てたい相手はゼルネアスのパーティにいるワルビアルだったのですが、この2試合はどちらもパルキアを選出しない予定だったので、Z技持ちがパーティで重複することは気になりませんでした。
<技構成:叩き落とす、リーフストーム、大爆発、猫騙し>
採用理由である猫騙し、死に出しで盤面を作るのに便利な大爆発、残りは先述の通りワルビアルに打つために威嚇が気にならずに打てるクサZ媒体のリーフストーム、最も汎用性のある打点となる叩き落とすを採用しました。基本的には大爆発で退場した方が強いですが、ゼルネアスやルナアーラ入りに選出するので叩き落とすが便利な場面は存在するだろうと思いました。
<実数値:165-148-72-90-104-126 A.116 D.188 S.204>
葉緑素で最速スカーフビクティニ抜き。C172シェイミのエアスラッシュ耐え(15/16)。残り攻撃。
ビクティニの命がけに対して上から叩き落とすを打てるように素早さ振り。特防はカイオーガ入りのパーティにいるゼクロムの流星群などを耐える目的での配分で、残りは攻撃に振って申し訳程度に大爆発の火力を上げることを意識しました。特攻は無振りでもHP振り程度のワルビアルであれば倒せることは確認できたので特に配分せず。下降の性格補正は物理攻撃を受ける機会が少ない防御に掛けました。
【構築総評】
「カイオーガとレックウザが1匹しかいない環境で自分だけゲンシグラードンを使える」ということがどれだけ凶悪なことかを実感しました(( ドラフトの下位指名もあまり良くはないと書きましたが、その上で勝つための創意工夫を凝らしてちゃんと結果に繋がったのは良かったです。
グラードンの強さは言うまでもないのですが、最も良かった点はトゲキッスを獲得していたことだと思います。攻撃面での相性や追い風を使えることなども理由にはありますが、最も大きかったのは「ジメンZを無効にできるこの指止まれ要員」という部分です。ほとんどのパーティが天候を絡める手段を持たないことからグラードンの対策をZ技に頼る必要がありますが、トゲキッスがそれを躊躇わせることでグラードンの運用を安定化させることができていたと思います。グラードンだけでなくパルキアのドラゴン弱点も無効にできて、選出の多くが「グラードンパルキアトゲキッス+何か」で完結していたことから、立ち回りプランを実行する上での潤滑油として非常に機能していたと思います。
負けた試合は、その相性の良さに甘えてこの指止まれを打たなかったことでトリックルームが不発になった2試合。振り返るとプレイングミスだと思うので、この部分は反省したいです。
【対戦レポート】
○1戦目 vs ぽけむら さん 勝ち 3-0
自分:ダーテング グラードン トゲキッス パルキア
相手:マギアナ ビクティニ ハリテヤマ バクーダ (モロバレル アーゴヨン)
<事前の想定>
アーゴヨン以外遅いポケモンが多く、可能性としてはほぼトリックルームパーティ。マギアナとビクティニでしかトリックルームができないので、グラードンと何かを並べて圧力を掛ける形を基本とします。とはいえ、完全にトリックルームを防ぐことはできないので、どこかでトリックルームを返せるパルキアと伝説の行動保障を作るトゲキッスを選出。先発は命がけビクティニにも対応できるよう猫騙し持ちのダーテング。
<実際の試合>
ビクティニに猫騙しをしながら噴火を打つとマギアナが守る。次のターンに叩き落とすでビクティニを倒して交代で出てきたハリテヤマが厚い脂肪ではなかったので噴火でそのまま倒す。相手のラストはバクーダがクサZ+噴火で高乱数だったので甘えて動いたところ攻撃を耐えられてしまうのですが、マギアナを倒すことに成功していたので勝ち。
○2戦目 vs サン さん 勝ち 1-0
自分:ダーテング グラードン クロバット ズガドーン
相手:ミミロップ ワルビアル ドーブル ゼルネアス (シェイミ ピッピ)
<事前の想定>
ゼルネアス以外に決定力がないので、ジオコントロールを見てから後発クロバットの黒い霧を決めることに。グラードンに圧力を掛けられるワルビアルが厄介なので葉緑素ダーテングで縛ることを狙います。グラードンがドーブルより遅いせいでキノコの胞子が厄介になるため、ドーブルに先制できるズガドーンを4匹目に選出。
<実際の試合>
グラードンを放置できない状況で猫騙しを打ち合うと見せかけて意気揚々とクサZを打つとワルビアルに守られてメガミミロップから飛び膝蹴りが飛んでくる・・・がこれをダーテングがかわす。グラードンをズガドーンに交代していたため2ターン目のダーテングは葉緑素が発動していないのですが、グラードンを出しながらの熱風でミミロップとワルビアルを倒して特攻が2段階上がったズガドーンが完成する。相手の後発はドーブルゼルネアスだったのでワイドガードやキノコの胞子をケアしてグラードンをクロバットに交代するも、ジオコントロール+変身と強気の行動を選ばれてしまう。しかし、熱風が2匹に通って両者赤ゲージまで削っていたことに加えて、グラードンクロバットというムーンフォースを集中しないとどちらも落とせない並びを作れたので、グラードンを犠牲に黒い霧を決めて2匹のゼルネアスを満タンクロバットで仕留めて勝ち。
○3戦目 vs ワトソン さん 勝ち 3-0
自分:クロバット パルキア グラードン トゲキッス
相手:ニャオニクス Bキュレム レシラム ダークライ (カミツルギ カメックス)
<事前の想定>
まずダークライの拘りスカーフについては諦めます。重力役がニャオニクスしかいない中でスカーフダークホールを当てても次のターンに攻めきれずに眠りターンを稼がれることから相手として旨味が少ないからです。ということで、通常ダークライの対策を考えるのですが、相手が重力を使ってくれるのだからこちらはそれに乗っかって催眠術を打てば良いと考えました(挑発をケアしたZダークホールにも強い)。ということで先発にはクロバット。相手が追い風を使えるポケモンから入ってくる可能性も十分にあるので、それを逆手に取るためにもう1匹の先発はパルキア。パルキアでトリックルームが通らなかった場合も相手の重力を活かして催眠術を入れながら追い風展開を狙います。
<実際の試合>
重力吹雪っぽい予想していた先発。流星群でパルキアが倒されてしまっても特攻ダウンを起点にできると考えていたので問題なしと思い、トリックルーム+催眠術と選ぶと相手のニャオニクスはサイドチェンジ。催眠術を避けられてドラゴンクローをパルキアが耐えてトリックルームが決まる。ひとまずトリックルームが決まったのでクロバット方向からグラードンを繰り出すものの相手のキュレムが最遅だったためパルキアがあっさり倒されてしまう。トゲキッスグラードンvsレシラムBキュレムの並びになってまずトゲキッスを倒さなくてはいけないという心理を利用してトゲキッス守る+グラードン断崖の剣でレシラムを突破。その後は噴火で押して勝ち。
○4戦目 vs ぷらずま さん 勝ち 2-0
自分:パルキア ダーテング グラードン トゲキッス
相手:ルギア ゼクロム ウツロイド カイオーガ (ハッサム ルンパッパ)
<事前の想定>
カイオーガとルギアを同時に崩すためには重力+断崖の剣が必要です。ただし、猫騙し持ちのルンパッパとドラゴンタイプのゼクロムがいるため、この指+トリックルームという展開を狙うのが難しく、先発にはダーテングを置きます。ルンパッパがいる場合は猫騙しを打ち合う形になるので、パルキアとの縦相性を活かしてトゲキッスパルキアの並びを作ることを狙います。
<実際の試合>
ゼクロムに猫騙しを打つと吹き飛ばしでパルキアのトリックルームが不発に終わる。しかし、グラードンダーテングをトゲキッスパルキアに両交代してスカーフゼクロムの大地の力をかわしてトリックルームを決める。重力断崖の剣で良い感じに試合を進める中で相手のカイオーガが雷で麻痺して素早さ関係が変わり詰め筋があやしくなるものの、重力が切れた後の断崖の剣を当てて無事に勝ち。
○5戦目 vs セリュー さん 勝ち 2-0
自分:ダーテング パルキア グラードン トゲキッス
相手:イベルタル ガブリアス カプ・レヒレ ディアンシー (ウインディ トゲデマル)
<事前の想定>
素早い猫騙し持ちのトゲデマルこそいるものの先発で選出する理由がほぼなさそうなので、ダーテング+パルキアの先発。重力はあれば楽なものの必須ではないので、トリックルームのターンが早いうちにグラードンを出して終盤はトゲキッスの追い風を絡めて戦うことを狙います。
<実際の試合>
カプレヒレが退いてイベルタル、ガブリアスは守るを使っていたので無償でトリックルームが決まる。デンキZ+大爆発でイベルタルの処理に成功するも、ダーテングから死に出しでグラードンではなくトゲキッスを投げてしまったためディアンシーを攻めあぐね、トリルが切れた後の追い風展開にカプレヒレの凍える風を合わせられる。ただ、パルキアが凍える風を避けていたことでガブリアスを倒せたので、最後のカプレヒレも倒して勝ち。
死に出しでトゲキッスを出したのは後発ウインディの威嚇を警戒したことでしたが、威嚇が掛かっても十分有利なので素直にグラードンで良かったです。
○6戦目 vs みんてぃあ さん 勝ち 2-0
自分:ズガドーン グラードン ダーテング トゲキッス
相手:ルナアーラ メロエッタ トリトドン ツンデツンデ (カポエラー ライボルト)
<事前の想定>
確実にトリックルームを決められてしまう上にツンデツンデをグラードンでしか処理できないため一番頭を悩ませた相手。猫騙しに関わらずルナアーラを安定して削っておけるズガドーンと圧力を掛けるためのグラードンを並べて、ダーテングの猫騙しとトゲキッスのこの指止まれでどうにかトリックルームをしのぐことを狙います。カポエラーが先発に来た場合は脱出ボタンが濃厚なので敢えてカポエラーには触れないことを意識します。
<実際の試合>
シャドーボール+噴火と打つとメロエッタがサイドチェンジでシャドーボールを避けながら噴火で脱出ボタンが発動してスムーズにトリトドンに繋がれる。仕方なくダーテング交代+守るから対応しようとすると冷凍ビーム+シャドーレイを集中されてダーテングが出落ち。こうなると厳しいのでトゲキッスを死に出ししつつ、冷凍ビーム+ワイドガードを読んでトゲキッス守る+グラードン火炎放射としてルナアーラを倒す。トゲキッスの気合の襷を維持できたのでこの指止まれから無事に断崖の剣を当ててツンデツンデを処理。トリックルームが切れたのでそのままメロエッタとトリトドンを倒して勝ち。
○7戦目 vs ポール さん 勝ち 2-0
自分:ズガドーン グラードン パルキア トゲキッス
相手:ガルーラ ジガルデ バルジーナ ソルガレオ (アシレーヌ カプブルル)
<事前の想定>
素早い猫騙し持ちのガルーラがいてグラードンの攻撃が通りにくいジガルデが厄介なため早い段階でトリックルームを使っても攻めきれないと判断。全体的に鬼火の刺さりが良いことに気付いたので、ズガドーンの鬼火をばら撒いてからのトリックルームを狙います。ズガドーンを動かしやすくするために隣にはより圧力が強いグラードンを配置した先発。
<実際の試合>
初手でガルーラの肝っ玉猫騙しがズガドーンに飛んだため負けを覚悟しましたが、ジガルデは竜の舞。グラードンの噴火が通ってメガシンカしていないガルーラを倒す。死に出しがバルジーナだったのでグラードンをトゲキッスに交代しつつジガルデに鬼火を入れることに成功。トリックルーム展開に持ち込み、何とかジガルデを処理しつつ、トリックルームが切れた後に素早さが102だったバルジーナを晴れ火炎放射で倒しながら再度トリックルームを決めて、最後のソルガレオを処理して勝ち。
○8戦目 vs きの さん 負け 0-3
自分:パルキア トゲキッス グラードン クロバット
相手:ディアルガ Nキュレム ホウオウ 【ギラティナA】 (ルカリオ ヌケニン)
<事前の想定>
伝説ポケモンが多いものの、極端に火力が高いポケモンが多いわけではないので積極的にトリックルームを狙っていきます。ダーテングの猫騙しでもトリックルームが決まる確率は高そうですが、ホウオウを安全に崩すためには重力まで使いたかったので、パルキアのHPに余力を残してトリックルームを使えるように先発はトゲキッスとパルキア。
<実際の試合>
先発を見てトゲキッスの前でドラゴン技を打たないだろうとグラードン圏内に入れるためのマジカルシャインから選択すると、ディアルガが流星群を打っておりパルキアが一撃で倒されてしまう。ホウオウを倒す手段が重力+断崖の剣だったので打ち手がない上に、Zお祝いでクロバットの素催眠にかける選択肢すら取れずに負け。
相手のディアルガは拘りスカーフだったようで、ドラゴンタイプ以外の技で拘るリスクとトゲキッスにこの指止まれを強制させて動きに制限を掛けることを狙っていたそうです。パルキアはトリックルームと重力さえ決めてくれれば問題なかったので、2ターン目までは大事にしないといけませんでした。あと細かいですが、相手のディアルガがプレシャスボールの特性テレパシーだったので性格が控えめであることを考慮した上で戦うべきでした。
○9戦目 vs ひまり さん 勝ち 2-0
自分:ズガドーン トゲキッス パルキア グラードン
相手:Wキュレム FCランドロス ペルシアンR FCランドロス (ゲッコウガ キュウコンR)
<事前の想定>
メタグロス以外速いポケモンが多くトリックルームが刺さっているものの、素早い猫騙し持ちのペルシアンとドラゴンタイプのキュレムの組み合わせが厄介。とはいえ、スカーフゲッコウガや威嚇ランドロスの存在から初手からズガドーングラードンの並びで崩しを狙うのも難しいので、ズガドーンの大爆発で猫騙しをやり過ごしてからトリル展開に持ち込むことにしました。
<実際の試合>
初手にペルシアンは来ませんでしたが交代できないので迷わず守る+大爆発。キュレムの吹雪とランドロスの岩雪崩を確認して死に出しパルキア。前のターンの動きからこの指止まれではアドバンテージが取れなさそうなのでマジカルシャイン+トリックルームと動くと、相手はランドロス守る+キュレムをペルシアンに交代で安全にトリックルームを決める。トリックルームが決まったので攻撃を重ねつつ、パルキアを倒してもらってグラードンを死に出しできたので、そのまま噴火+マジカルシャインで制圧して勝ち。
○10戦目 vsマイケル さん 負け 0-2
自分:ズガドーン グラードン トゲキッス パルキア
相手:エルフーン ラティアス アルセウス ズルズキン (ゲノセクト ランドロス)
<事前の想定>
アルセウスの型が分からないですが、いずれにせよ初手からトリックルームを狙う動きは安全に積み技を使う隙を与えてしまうため、ズガドーンの鬼火をアルセウスに刺していくのが良いと判断。先発にグラードンを置いておけば否が応でも放置はできないため、そちらに気を取らせてからのトリックルーム展開を狙います。甘えるエルフーン+瞑想アルセウスだった場合は鬼火が刺さらないのでズガドーンは大爆発での退場を狙い、ラティアスで自己暗示される前にトリックルームを狙います。
<実際の試合>
先発にラティアスとエルフーン。ひとまずグラードンをトゲキッスに交代しつつズガドーンのシャドーボールでラティアスを削ると嘘泣き+メガラティアスの竜の波動でズガドーンが倒される。しかし、パルキアを死に出しできたのでトリックルーム展開に持ち込めそう…と思いきやこの指止まれを押してなかったので素直に挑発を打たれてトリックルームが不発。メガラティアスを倒してしまったところにフェアリータイプのアルセウスが死に出しされて瞑想を積まれますが、パルキアのデンキZが急所に当たったおかげで赤ゲージまで持っていく。しかし、エルフーンの追い風退場からズルズキン死に出しと相手の詰めを崩すことができずに負け。
この指止まれを押さなかった理由ですが、トゲキッスのこの指止まれが見えている場面で挑発を押してもトリックルームは阻止できないため後発にいるであろうズルズキンを考えると嘘泣きと合わせてトゲキッスを削ってくるのではないかという思いだったのですが、欲張るべき場面ではありませんでした。
○11戦目 vs ばっど さん 勝ち 2-0
自分:パルキア ダーテング トゲキッス グラードン
相手:メタモン ボーマンダ バンギラス ドリュウズ (ゼラオラ ゴチルゼル)
<事前の想定>
伝説ポケモンが存在しないパーティですが「ボーマンダがパルキアグラードンの両方に強いこと」「グラードン以外でバンギラスを処理しづらいこと」「ゴチルゼル絡みでドリュウズが遅い可能性もあること」など厄介。グラードンを投げてメタモンに変身されるとまずいので、グラードンは後発。初手でゴチルゼルに交代を封じられた際に対ボーマンダでパルキアの行動保障ができて対バンギラスで退場してグラードンに繋げられるダーテングが先発で良いと判断。
<実際の試合>
メタモンはダーテングに変身。地味に猫騙しを打ち合いながらの流星群が厳しい初手となったのでパルキアをトゲキッスに交代すると相手は先発をバンギラスドリュウズに両交代。やることがなくなったダーテングを爆発で退場させてパルキアを繰り出して、トゲキッスへのアイアンヘッドを読んでグラードンを出しながらトリックルームを決める。その間、ドリュウズには身代わりを置かれましたが、パルキアの亜空切断で身代わりを壊して噴火でドリュウズを処理。重力+断崖の剣でバンギラスには急所もあって一撃で倒せたので、守るのないメタモンとボーマンダを最後に詰めて勝ち。
○12戦目 vs シャンディ さん 勝ち 2-0
自分:ズガドーン グラードン トゲキッス パルキア
相手:コジョンド ミュウ ミュウツー リザードン (ボルケニオン クチート)
<事前の想定>
コジョンド+ミュウによるトリックルームを主軸の展開と考える。ダーテングを選出すればミュウZを無効にできますが、的確に行動を読む必要がありはずれた場合にはサイコフィールドを敷かれて猫騙しによる時間稼ぎができなくなるので選出せず。クロバットも全く刺さっていないので残る4匹を選出。ズガドーンで雑に相手を削ってからトゲキッスでグラードンを守って何とか戦います。
<実際の試合>
コジョンドのサイドチェンジが頭をよぎってミュウではなくコジョンド側に猫騙しを打った結果、コジョンドは脱出ボタンでミュウツーに交代。猫騙しを受けていたグラードンは動けず、ミュウZでズガドーンを倒されながらサイコフィールドを展開されてしまう。こちらの死に出しトゲキッスの追い風で切り返したい立ち回りを読まれることを想定してトゲキッスを守らせて断崖の剣を打つと、ミュウツーがリザードンへの交代でミュウはトゲキッスに変身して見事に断崖の剣をかわされてしまう。こうなると追い風展開に付き合っては勝てないため、トゲキッスをパルキアに交代。トゲキッスに変身したミュウは追い風から入ってきたので、パルキアが交代際の熱風+ソーラービーム+マジカルシャインを耐えて何とかトリックルームを決める。これで一気に有利になったので、重力+断崖の剣で制圧して勝ち。
○13戦目 vs ショコラ さん 勝ち 2-0
自分:ズガドーン パルキア トゲキッス グラードン
相手:レックウザ ガオガエン ジラーチ デオキシス アマージョ カビゴン
<事前の想定>
デオキシスに対応するためにズガドーンを先発。レックウザに対しては鬼火を入れたいのですが、隣にグラードンを置くと露骨に圧力を掛けられないのでパルキアを配置。状況を見て追い風かトリックルームを選んで戦います。
<実際の試合>
パルキアに猫騙しが飛んで鬼火をレックウザに入れつつ鉢巻きガリョウテンセイをズガドーンが耐える。すぐトリックルーム展開に運んだものの相手がカビゴンを選出していたので上手く攻めきれず、最終ターンに追い風に切り替える。何とか断崖の剣を当ててガオガエンを処理して、最後にズガドーンとトゲキッスでデオキシスカビゴンを両縛りできそうな局面を作って勝ち。
相手のカビゴンはカビゴンZだったのですが、特性が厚い脂肪であることが抜けていて噴火を打ってしまった場面があり、そのターンでカビゴンを削れていたら試合展開はもう少し楽になっていたかもしれません。
○14戦目 vs アクア さん 勝ち 1-0
自分:ズガドーン トゲキッス パルキア グラードン
相手:マニューラ ジャラランガ ネクロズマ日 ゲンガー (カプ・コケコ バシャーモ)
<事前の想定>
全体的に素早さの高いポケモンが多くトリックルームがかなり刺さっているものの、初手から猫騙し+ジャラランガの並びを作られると非常に苦しい。なので、初手はズガドーンの大爆発で場にトゲキッスだけ残すことでジャラランガZを不発にさせつつ、後発からパルキアを繰り出してトリックルームを狙っていきます。
<実際の試合>
初手は守る大爆発でジャラランガZを不発に終わらせるスタート。この指トリルからトゲキッスをグラードンに交代してジャラランガを処理するも、マニューラの猫騙しでグラードンを止めている間にトリックルームを返されて更に王者の印投げつけるによりグラードンの動きを封じられてる間にネクロズマの攻撃でパルキアを失う。とはいえ、ネクロズマがZ技を使うことはできないので、死に出しトゲキッスから「グラードン集中読み・グラードン守る+追い風」「追い風読み・攻撃分散読み・トゲキッス守る+断崖の剣」の二択で後者を選んだところ、これが通って断崖の剣でマニューラとジャラランガを倒す。最後のメガゲンガーを火炎放射では落とせないため断崖の剣を打つ必要があるのですが、身代わりを置いてきたところ無事に当てて以降は火炎放射で良くなったので、この指+火炎放射で処理して勝ち。
○15戦目 vs 冬 さん 勝ち 1-0
自分:ズガドーン グラードン トゲキッス パルキア
相手:ヤミラミ シャンデラ ギラティナO ギルガルド (マーシャドー ミミッキュ)
<事前の想定>
ゴースト統一だけに何が出てくるのか分からなくて困りますが、気合の襷は1匹しか持てないので行動保障とダメージ確保ができるズガドーンとグラードンを先発で並べます。後発はトゲキッスパルキアで相手が速い場合にはトリックルーム、遅い場合にはグラードンの補佐とトリックルーム返しを狙います。ミミッキュギルガルドギラティナには道連れがあるので注意が必要です。
<実際の試合>
ズガドーンがシャンデラより速いのでシャドーボール+断崖の剣を選び、ヤミラミの猫騙しがグラードンに飛びシャンデラが気合の襷でシャドーボールを耐えてトリックルームを選択。ヤミラミのイカサマでズガドーンが倒されながらグラードンでシャンデラを倒す。更にヤミラミをマジカルシャインで倒してギルガルドが死に出しされるのですが、このギルガルドのイワZをトゲキッスが気合の襷で耐えてギラティナの攻撃までこの指止まれで引き寄せたことで生存したグラードンがギルガルドをしっかり処理。最後にパルキアグラードンでギラティナを倒して勝ち。
○16戦目 vs なちゅ さん 勝ち 2-0
自分:トゲキッス パルキア グラードン クロバット
相手:サンダー サザンドラ カプ・テテフ ヒードラン (ネクロズマ月 テラキオン)
<事前の想定>
全体的にトリックルームグラードンが刺さっているので初手からトリックルームを狙う動き。カプテテフによって猫騙しが使えないためトゲキッスパルキアを先発に置いて、後発は追い風を使うコンセプトから消去法でクロバット。トリックルーム返しに気を付ける程度でしょうか。
<実際の試合>
この指+トリックルーム。トゲキッスがサンダーの10万ボルトで削られていたのでグラードンを交代で出すと相手もヒードランに交代。このヒードランのジメンZを警戒して一度守るを挟んだところ身代わりを残されてしまい毒々を盛られる苦しい展開。トリックルームが切れた後にヒードランを縛っている場面はできたものの、守る+隣の行動による打開を読んで封じにいった結果ヒードランに素直に動かれてグラードンを失う。この辺りで本当は負けなのですがヒードランの熱風をクロバットが避けていたおかげで生存。パルキアで再び重力を使い、催眠術で動きを止めながら雷で何とかヒードランを削って勝ち。
全体的にヒードランに強気に動かれてしまったところが反省点。ジメンZなど警戒せずに素直に断崖の剣を打っていればあっさり試合は終わっていたかもしれません。
【おまけ:ドラフト経緯】
○1巡目
全解禁ということで強力な伝説ポケモンが使用可能ですが、その中でもカイオーガ・グラードン・ゼルネアス・アルセウスの4匹は性能がずば抜けていると感じました。当然この4匹への指名競合は予想されますが、1巡目は何を選んでも競合になる可能性が高いので、素直にその4匹から最も欲しいポケモンを指名することにしました。
グラードンを選択した理由は「瞬発的に火力を発揮することができる」「ゲンシカイキの天候奪取が他天候に強く自身も天候を活かせる」「伝説ポケモンで苦手を補完しやすいので選出のパワーが自然と高くなる」「相手グラードンの対策をしなくて良い(物理特殊の型が分からない、葉緑素ポケモンの眠り粉が厄介)」など。5人競合したものの見事に引き当てることができたので、かなり余裕を持つことができました。
因みに、はずれ指名の候補として良さそうだと考えていたのはレックウザとディアルガの2匹。レックウザはトリックルームと相性が良く、その場合はメガシンカを使わずとも火力を発揮できるポケモンが多いため、レックウザでメガシンカを消費することをそれほど気にせず単体性能の高いメガレックウザを運用できます。ディアルガには強い範囲攻撃はないものの優秀な耐性と特性のテレパシーが優秀で、隣に置くポケモンで気兼ねなく範囲攻撃を使えることから攻撃的な並びを維持しやすいところを評価していました。
○2巡目
グラードンは物理特殊の両方で強い範囲攻撃を持ち、中途半端な素早さのおかげで多様な素早さ操作技で運用しやすいため、2匹目の候補も幅広く考えることができます。つまり、何度か競合に負けても余裕があるため、この回も最も欲しいポケモンを素直に選択することにしました。
そこでまず選択したのがホウオウです。グラードンの苦手な地面技に耐性があり、苦手な電気タイプ・岩タイプにはグラードンが強く、水技が弱点にならない上にメインの炎技が強化されるということで、非常に相性は良いです。ただ、指名が重複して抽選に敗れてしまったため次のポケモンを考えることになりました。
次に選んだのはパルキア。パルキアはグラードンが苦手なカイオーガや同速となる多くの伝説に一歩上の素早さを持てる部分が強力で、場合によってはトリックルーム役も兼ねられる点が優秀です。パルキアの競合にも勝ててしまったので、まだだいぶ余裕があります。
○3巡目
催眠対策と放電の相性の良さからカプコケコが欲しかったのですが2巡目で消えていたため、トゲキッスを選択。グラードンパルキア両者の弱点を無効にできるこの指止まれが強力で、追い風による素早さ操作とトリックルームを発動するためのこの指止まれによる補佐と両方の役割を兼ねられる点が優秀です。
ぷらずまさんのカイオーガのパーティにルギアが入ってしまい、パルキアや電気タイプでカイオーガを対策するつもりがルギアが安定的に素早さ操作を行えるとなると話が別なので、トリックルームを絡めないと勝てるビジョンがなさそうだと判断しました。
○4巡目
ゼルネアス対策ができていなかったのでグラードンと相性の良い炎タイプのアタッカーとしてズガドーンが欲しい気持ちはありました。普通であればズガドーンはもっと下位でも指名できるのですが、冬さんがゴーストタイプ統一でパーティを組んでいたのでズガドーンは早めに獲得しておかないと残らないと思って選択。
他に欲しかったポケモンとしてはライボルトでした(威嚇バークアウトによる耐久補佐、放電の攻撃範囲の良さ、手動エレキフィールドによる催眠対策、など)。ただ、ライボルトは4巡目でみんてぃあさんが選択してしまったので、残念ながら獲得できませんでした。
○5巡目
ズガドーンでサンさんのゼルネアスを対策しようと思ったいたのですが、サンさんが4巡目でメガミミロップを選択していたので話が変わってしまう。ここで頭を悩ませますが指名までの時間もだいぶかけてしまったので、一番分かりやすい対策であるクロバットを選択。これがポールさんと競合したのですが、これまた競合勝ち。はずしたら何を選ぶつもりだったかは考えられていませんでした・・・。
競合勝ち直後は「クロバットを選ぶべきでへなかったかも…」と思っていましたが、結果的にはダークライを催眠で対策する役割も持たせることができたので悪くはなかったです。
○6巡目
トリックルームを発動させるための猫騙し要員が欲しかったので迷わずダーテングを選択。ダーテングは大爆発がパルキアのテレパシーと相性が良いこと、素早さを遅めにしていてもグラードンと並べれば葉緑素で速いポケモンとして動かせること、の動きの柔軟さが面白いと思って採用しました。
○振り返り
結果的には勝てたから良かったのですが、もっと分かりやすくクレセリアなどを選んでも良かったかもしれません。クレセリアは相手に掛けられる圧力が低いことやある程度トリックルームを想定させてしまう部分が痛手だと感じていたのですが、相方がゲンシグラードン(且つ相手にはそれがいない)となると話は別で、これはもはや「分かっていても強すぎてどうしようもない」部類だとドラフトを終えた後に気付きました。おかげで不利対面を交代で立て直すのではなく大爆発で対面を作り直すパーティになってしまい、残数を1匹減らして行動選択肢を狭めてしまうことが安定した戦いとは少し遠ざかる形となってしまいました。
因みに、最初は「グラードン獲得できたらリーフガードワタッコで催眠対策する!」と意気込んでいましたが、ドラフト直前でリーフガードは特性を持つポケモンにしか効果がないことが分かりました()