ドラフトダブル2021使用パーティ~この指+ポリゴンZビートダウン~

9/26に開催された「ドラフトダブル2021」に参加しました。


ルールは「シリーズ7ルールにおけるポケモンHOMEでの使用率ランキングで少なくとも1回以上20位以内に入ったポケモンを禁止」にしたダイマックスありのダブルバトル(禁止ポケモンは後述します)。


9/4に事前にドラフトを行い、当日は15人の総当たり。結果は9-5で同率1位、ただタイが5人並んでいて直接対決を加味して4位でした。
あと一つ勝てば単独優勝でしたが、運が良かった試合もありますし、前年はドラフト大失敗により不振だったので、それを考えるとまずまずの戦績だと思いました。


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〇ポリゴンZ ひかえめ てきおうりょく
175-×-91-198-96-134 H.116 B.4 C.196 D.4 S.188
はかいこうせんあくのはどう、かみなり、トリックルーム@シルクのスカーフ


エンテイ いじっぱり せいしんりょく
191-182-106×-113-135 H.4 A.244 B.4 D.140 S.116
せいなるほのお、しんそくアイアンヘッド、じだんだ@こだわりハチマキ


〇インテレオン おくびょう げきりゅう(※キョダイマックス)
146-×-85-177-85-189 H.4 C.252 S.252
ねらいうち、ふぶき、あくのはどう、まもる@いのちのたま


キュウコンR おくびょう ゆきふらし
149-×-98-129-121-177 H.4 B.28 C.220 D.4 S.252
ふぶき、こごえるかぜ、うそなき、まもる@とけないこおり


ギルガルド ひかえめ バトルスイッチ
161-63-161-99-162-97 H.204 B.4 C.156 D.12 S.132
(161-146-71-198-72-97)
シャドーボールせいなるつるぎ、みがわり、キングシールド@たべのこし


〇ピクシー おくびょう マジックガード
202-×-93-116-115-123 H.252 C.4 S.252
マジカルシャイン、こごえるかぜ、このゆびとまれ、てだすけ@きあいのタスキ


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【禁止ポケモンについて】
【対戦相手のパーティメンバー】
【構築経緯】
【個別解説】
【構築総評】
【対戦レポート】
【おまけ:ドラフト経緯】



【禁止ポケモンについて】
フシギバナ、サンダー、ファイヤーR、ポリゴン2、バンギラスコータスサマヨールメタグロス、Hロトムトゲキッスクレセリアエルフーン、FCランドロスボルトロストルネロスガオガエンカプ・レヒレカミツルギテッカグヤ、ゴリランダー、エースバーン、イエッサン♀、オーロンゲ、ドラパルト、ウーラオス(一撃)、ウーラオス(連撃)、レジエレキ
ロトムランドロス・ファイヤーなどフォルムや姿の異なるものは禁止されていないが、同じ種族を同時に採用することはできない


【対戦相手のパーティメンバー】

HN ポケモン1 ポケモン2 ポケモン3 ポケモン4 ポケモン5 ポケモン6
あきら セキタンザン ウオノラゴン カイリュー イエッサン♂ ルチャブル ガマゲロゲ
きの ボーマンダ ヒードラン ドサイドン トリトドン ドータクン ライコウ
シャンディ ニョロトノ ナットレイ ウォーグル サンダース カポエラー カジリガメ
ショコラ ラプラス ウインディ カプ・ブルル デスバーン ラティオス レジロック
セリュー キングドラ ペリッパー ゴチルゼル ガラガラR ズルズキン カプ・テテフ
てるるん レジギガス アイアント ピッピ マタドガス フェローチェ ズガドーン
ばっど リザードン アシレーヌ ヤミラミ カビゴン ツンデツンデ ローブシン
ぷらずま ロトム マンムー ニンフィア シャンデラ ラティアス ペルシアン
ポール レジドラゴ スイクン ウツロイド レジスチル ランドロス アマージョ
ぽけむら テラキオン ミミッキュ シュバルゴ マニューラ ヌメルゴン ウルガモス
マイケル パッチラゴン ファイアロー マリルリ サンダーR リオル ホルード
みんてぃあ ドリュウズ カバルドン ロトム ファイヤー ヒヒダルマ アーマーガア
ワトソン カプ・コケコ カメックス サザンドラ コバルドン バイバニラ エンニュート
732 ギャラドス モロバレル ブリムオン FCボルトロス ガブリアス ダダリン


【構築経緯】
まずドラフトについてですが、1巡目でポリゴンZを獲得できました。この時点でこの指止まれ要員+初手ダイマックスの形を取って序盤からアドバンテージを稼いで逃げ切る方針で構築を組むと決めていました。
2巡目でエンテイを選択、ダイマックスで削りきれなかったポケモンを仕留める優秀な先制技持ちです。3巡目はインテレオンを選択、ポリゴンZの攻撃が通りづらい岩・鋼タイプに強い2枚目のダイマックス要員として期待します。そして、個人的にとても評価が高かったキュウコンRを4巡目で無事に獲得に成功。5巡目のギルガルドは正解か分かりませんでしたが、詰め性能は高いので序盤からアドバンテージを稼ぐ構築との相性は悪くないでしょう。そして、6巡目にはこの指止まれ要員としてピクシーを獲得できました。


これで無事に6匹が決定。ドラフトの参加は4回目になりますが、初めて1巡目から6巡目まで一度も競合することなく予定していた通りの方針で指名できました。なので、基本的に獲得したときに想定していた役割を実行できるような型を当てはめていきました。少し頭を悩ませる必要があったのはパーティ内での持ち物競合で、ポリゴンZとインテレオンが命の珠を、キュウコンとピクシーが気合の襷をそれぞれに持てる状態が理想です。


まず、命の珠は最終的にインテレオンに優先することにしました。一番明解な理由はインテレオンの仮想敵への火力が他のアイテムでは不十分だったことなのですが、ポリゴンZに手助けを重ねる動きがフレンドガードのないピクシーとの組み合わせだとリスクになるので、ポリゴンZの耐久を大事にする意味でも反動ダメージのある命の珠はマッチしていないと考えたからです。また、ポリゴンZの場合は相手を倒しきれなかったとしてもダイアタックの追加効果で素早さを下げられるので、後続のポケモンで処理する動きを取りやすいことから火力不足をカバーしやすいと思いました。逆にインテレオンはポリゴンZを選出できない(自身が有利な)相手にだけ選出するので、命の珠があれば弱点を突いて相手を倒しきることができます。その場合、手助けを必要としないのでこの指止まれを選んで安全な運用がしやすいです。


そして、気合の襷はピクシーに持たせることにしました。これも一番明解な理由はピクシーの耐久が足りていないと思ったからですが、そもそもキュウコンの主な役割は「後発から選出する範囲攻撃持ちのスイーパー」であって、スイーパーとしては特攻種族値の低さが目立つので、持ち物で火力を強化する必要があると考えていました。また、キュウコンの役割には「先発で選出するポリゴンZの補佐」もあり、この場合に気合の襷を持たせたいケースがあるかもしれないと考えていましたが、実際に選出したい試合を想定するとキュウコンが上から何もできずに一撃で倒されて困ることはほとんどなかったので、気合の襷がなくても活躍できると考えました。因みに、ピクシーは特性がマジックガードなので砂嵐やキョダイゴクエンなどの定数ダメージでHPを削られません。倒されるまでに少なくとも2回以上の攻撃を強要する意味で気合の襷との相性は良いです。


これで細部を詰めていったのですが、事前の準備不足もあってピクシーだけ配分が決まらないまま当日を迎えてしまい雑に育成したので技構成や努力値配分に一考の余地が残ります。


【個別解説】

★ポリゴンZ(選出回数:10/14 先発10+後発0 ダイマックス回数:7/14)
<持ち物:シルクのスカーフ>
メインウエポンであるダイアタックの火力を引き上げるためにシルクのスカーフ。
命の珠は準エースであるインテレオンに優先。また、手助けを重ねる際の行動保障が欲しかったので、反動ダメージは痛手と感じていたことも理由になります。
<技構成:破壊光線、悪の波動、雷、トリックルーム>
ダイマックス時に最も火力を出せるメインウエポンの破壊光線。ノーマル技を無効化するゴーストタイプに強いサブウエポン。イエッサン入りの構築にどうしてもフィールドを奪い返す必要があったので、同居するルチャブルに大きいダメージを与えられるダイサンダー媒体の雷。最後の技はダイウォール媒体になる技としてトリックルームを採用。
後発にギルガルドを置く機会も多かったのでサブウエポンはダイホロウになるシャドーボールではなくダイアークになる悪の波動。電気技は電磁砲も候補でしたが、雨構築に選出するしたときに使い勝手が良い雷を優先(ダイサンダーの威力は同じ)。ダイウォール枠は守るにすると立ち回りに柔軟性を生み出せますが、レジギガス+ズガドーンの構築と普通に殴り合ったら負けるため、この1試合のためにトリックルームにしました。
<実数値:175-×-91-198-96-134 H.116 B.4 C.196 D.4 S.188>
素早さランク-1の最速カプ・コケコ抜き、性格補正のないギャラドス抜き。残りを特攻と耐久に按分。
火力要員なので特攻を中心に配分。耐久に明確な目安はないですが、C161キングドラの雨命の珠DMハイドロポンプやA142コバルオンの命の珠インファイトを受けた後に猫騙しや霰ダメージなどで倒れないことを意識しています。もう少し耐久が欲しい気持ちはありましたが、素早さ関係がはっきりしている方が安定して立ち回りを決められるので、この程度で妥協しました。


エンテイ(選出回数:11/14 先発1+後発10 ダイマックス回数:2/14)
<持ち物:拘り鉢巻き>
神速の縛り範囲を大きく広げるために拘り鉢巻き。
その他ドータクンライコウを聖なる炎で一撃にしたりDMウツロイドを地団駄で一撃で倒すなど重宝します。
<技構成:聖なる炎、神速、アイアンヘッド、地団駄>
ダイマックスで倒しきれなかったポケモンを仕留める先制技の神速、ポリゴンZの攻撃が通しづらい鋼タイプへの打点となる聖なる炎、ウツロイドヒードランへの打点を意識した地団駄、緊急的にダイマックスした場合に味方(特にギルガルド)を強化できるアイアンヘッド
アイアンヘッドの枠は特別欲しいものを思いついておらず、ダイウォール用に守るを入れても良いかもしれないと思っていましたが、結局この枠を使うことも使いたい場面も発生しませんでした。
<実数値:191-182-106-×-113-135 H.4 A.244 B.4 D.140 S.116>
C177ファイヤーの命の珠DM暴風耐え(15/16)。ランク-1カプコケコ抜き(味方ポリゴンZと同速を避けるため+1)。残り攻撃。
神速を選ぶことが大半なので素早さを落として攻撃とやや不足する特殊耐久を補う方針。聖なる炎や地団駄で拘る試合も予想されたので素早さを引き上げましたが、もう少し落としてリザードンのサンパワーDM暴風まで耐えるようにするのが正解だった気がします。


★インテレオン(選出回数:5/14 先発4+後発1 ダイマックス回数:4/14)
<持ち物:命の珠>
ダイマックス時の攻撃性能を高めるために命の珠。
メインエースのポリゴンZより選出回数は少ない想定でしたが、1.2倍アイテムではキョダイソゲキの火力が足りなかったので、こちらに命の珠を優先しました。
<技構成:狙い撃ち、吹雪、悪の波動、守る>
キョダイソゲキの媒体となり特段デメリットのない狙い撃ち、ボーマンダ+ヒードラン+ドサイドンの構築に選出した場合に全員に打点を持ち続けられるようダイアイス媒体の吹雪、ニンフィアロトムの構築を特殊攻撃で崩すためにダイアーク媒体となる悪の波動、最後の技は初手でダイマックスを切らない選択肢を作るために守るとしました。
1試合だけキュウコンを出さずに非ダイマックスのインテレオンを選出する想定の試合があり、隣にエンテイを並べてウオノラゴンカイリューを相手にすることになるため、冷凍ビームでは遂行が間に合わないと思い命中に目を瞑って氷技は吹雪にしました。単純にダイマックスが切れた後の技としても強いです。
<実数値:146-×-85-177-85-189 H.4 B.252 S.252>
素早さ最速のCS振り切り。残りHP。
C174近辺でHP振りミミッキュ・無振りライコウ・HP振りDMテラキオンなどを命の珠キョダイソゲキで1発にできるラインで、多少火力を落としても特に意味のある耐久調整ができないことから素直に振り切りました。
キュウコンの嘘泣きから攻撃できるように素早さを下げる選択肢もありましたが、テラキオンエンニュートペルシアンなど厄介な素早さのポケモンがいて、これらの多くにインテレオンを選出することになっていたので、素直に最速としました。


キュウコン(選出回数:8/14 先発3+後発5 ダイマックス回数:0/14)
<持ち物:溶けない氷>
スイーパーとして期待している部分があるので吹雪の火力を強化するために溶けない氷。
性格を控え目にして拘りスカーフを持たせるプランもありましたが、補助技が優秀なのでその使い分けができる型の方が強いと思いました。
<技構成:吹雪、凍える風、嘘泣き、守る>
メインウエポンの吹雪、高耐久に対してポリゴンZの火力を増強できる嘘泣き。ダイジェットとダイアタックを打ち合った相手にポリゴンZが先制するためのサポートになる凍える風、最後は無難に守るを採用しました。
オーロラベールも強力な技ですが、基本的に後発に出して相手を削って試合を終わらせたいので役割と噛み合っていないため不採用。アンコール・金縛り・催眠術などもありますが、守るが一番柔軟に立ち回れると感じました。
<実数値:149-×-99-129-121-177 H.4 B.28 C.220 D.4 S.252>
素早さ最速。C206ブリムオンのDMマジカルシャイン耐え(15/16)。75%吹雪+霰ダメージでH155-D101ボルトロス1発(15/16)。残り防御。
スイーパーとしての役割を考えてCSベースの配分。多少防御に回すことでヒヒダルマが意地っ張り(A211)だった場合も75%岩雪崩を9/16で耐えるようにしています。


ギルガルド(選出回数:11/14 先発0+後発11 ダイマックス回数:1/14)
<持ち物:食べ残し>
身代わりキングシールドと相性が良い食べ残し。
必ずしも食べ残しである必要はないですが、トリックルームの時間稼ぎと単体での詰め性能を考えると最適だと思います。
<技構成:シャドーボール、聖なる剣、身代わり、キングシールド>
当初は「聖なる剣で鉄壁系統の排除」「影打ちでのスイーパー」を想定していたのですが、他人のパーティを眺めているとギルガルドに打点のあるポケモンを上手く残して戦うのが難しそうに思えたので、スイープとは別の勝ち筋として詰ませることを狙いにいきます。
ということで、身代わりキングシールドを採用。キュウコンの嘘泣きと絡めて攻めたい場面があったのでメインウエポンはシャドーボール。最後の1枠はラスターカノン・聖なる剣・影打ちで悩みましたが、万が一レジスチルとタイマンになっても勝てることから聖なる剣を選択しました。
<実数値:161-146-71-198-72-97 H.204 B.4 C.156 D.12 S.132>
実数値はブレードフォルム時のもの。ランク-1のシャンデラ抜き。シールド時にA224マリルリのダイストリーム+身代わり耐え(15/16)。残り特攻。
身代わりキングシールドの性能を考えるとCSベースの配分も候補でしたが、トリックルームを凌ぐ際にDM技を受けても大丈夫な耐久は欲しかったのでHP振りで素早さは最低限としました。特防に12努力値を振ったことにも理由があったのですが、思い出せず。。


★ピクシー(選出回数:12/14 先発7+後発5 ダイマックス回数:0/14)
<持ち物:気合の襷>
マジックガードと相性が良く、倒すまでに少なくとも2回以上の攻撃を強要させる気合の襷。
<技構成:マジカルシャイン、凍える風、この指止まれ、手助け>
採用理由からこの指止まれ、ポリゴンZの火力を補うための手助け、対ペリッパーキングドラでポリゴンZとの集中でペリッパーを倒しつつキングドラをダイアタック圏内に入れられる可能性があるマジカルシャイン。最後の1枠でそれほど必要な技が思いつかず、味方の補助に繋がる凍える風を採用しました。
ダイマックス技を受けて退場してもらうことが多いので、守るやサイドチェンジはあまり相性が良くないと考えていましたが、先制技でピクシーを倒してメインの攻撃を隣のポケモンに当てるパターンに対してはサイドチェンジを有効に使えたので採用しても良かったかもしれません。あとは瓦割りがもう少し考察しがいがあったでしょうか(これがあるとラプラス構築のそれ以外に刺さっていたインテレオンを選出できた可能性が高い)。
<実数値:202-×-93-116-110-123 H.252 C.4 D.4 S.252>
素早さ最速。残りHPに配分。
耐久を気合の襷に依存しているので「2発耐えたい攻撃があるか」「味方の攻撃と合わせたときに確定数が変わらないか」を確認して配分を決めたかったのですが、準備不足でできず。凍える風を採用したこととHP振りならニンフィアの75%プレートハイパーボイスをおおよそ2発耐えするという確認だけしたことでHS振り切りとなりました(一度だけ明確に素早さが活きた)。
瓦割りを採用していたらラプラスのキョダイセンリツ+ダイストリームを耐えるように特殊耐久に配分するでしょうか。


【構築総評】
噛み合いが良かったり運が良かった試合もありましたが、ドラフト時の基本方針を貫いて戦えることが多かったので、それなりに良い戦績になりました。ダイマックスも「50%ポリゴンZ、30%インテレオン、20%その他」とバランス良い内訳だったと思います。
一番良かったことはピクシーの持ち物を気合の襷にしたことでしょうか。手助けダイマックス技や拘り鉢巻き自爆みたいな強力な技を一度耐えることで少なくとも2回の攻撃を強要させることができるので、隣のポケモンが安全に動ける回数を増やせました。マジックガードが活きた試合自体はなかったものの、天然で恩恵を受ける場面もなく、カバルドンドリュウズに安全に出せたりと間違いではなかったと思います。配分と技構成に関しては一考の余地があるでしょうか。
キュウコンの採用も良かったと思います。雪降らし自体を評価していたのでバイバニラでも代用できる範囲はあり、獲得した後は火力が高いバイバニラを選ぶべきだったかとも思いましたが、補助技豊富なキュウコンの方が相手に考えさせる量は多く、火力も持ち物を持たせればある程度補えるので、選択肢が多いキュウコンの方が優秀でした。一方で、ギルガルドは選出機会こそ多かったものの詰めて勝った試合は少なかったです。とはいえ、他にどういう型にできたか今以上のものは思いついていないです。


【対戦レポート】

〇1戦目 vs 732 さん 勝ち 4-0
自分:ポリゴンZ キュウコンギルガルド エンテイ
相手:FCボルトロス ガブリアス ギャラドス モロバレル (ブリムオン ダダリン)
<事前の想定>
ダイマックスで制圧力の高いポケモンギャラドスとブリムオンの2匹。氷技の通りがかなり良いので、ポリゴンZ+キュウコンで圧力をかけます。後発は削り切れなかったギャラドスやブリムオンを神速で倒せるエンテイトリックルームを凌ぐことを考えてギルガルドの選出。
<実際の試合>
初手ボルトロス+ガブリアスを見てスカーフエレキネットを察知。エレキネット+ストーンエッジの集中をキュウコンが守ってダイアタックでガブリアスを倒す有利展開。繰り出されたギャラドスダイマックスに対して吹雪+ダイサンダーと打つとチョッキで攻撃を耐えられるものの吹雪で凍結していたので何もされず。そのまま吹雪で相手を全員倒して勝ち。
比較的事前の想定通りに勝てました。ブリムオンを出される場合の方が苦しく思っていましたが、相手視点だとポリゴンZやインテレオンと並べて吹雪を打つ選択肢もあるので、トリックルーム展開を選びづらいところまで考察できているとなお良かったです。


〇2戦目 vs セリュー さん 勝ち 1-0
自分:ポリゴンZ ピクシー ギルガルド キュウコン
相手:キングドラ ゴチルゼル ガラガラR ペリッパー (ズルズキン カプ・テテフ)
<事前の想定>
1巡目でキングドラを選ぶもニョロトノを指名されてしまい、ペリッパーを採用しつつガラガラ滅び展開に持ち込むタイプの雨パーティ。ガラガラのサイドチェンジが怖いもののノーマル技の通りは良いので基本の初手で戦えそうです。後発は天候を奪い返せるキュウコンとガラガラ・ゴチルゼルに打点のあるギルガルド
<実際の試合>
キングドラゴチルゼルという変わった先発。気合の襷ゴチルゼルをケアしたダイアタックで+マジカルシャインで入るとゴチルゼル守るからのキングドラがガラガラ交代。サイドチェンジされてもいいようにダイアークでゴチルゼルを倒して手助けダイホロウをピクシーが気合の襷で耐える。その後はペリッパーに追い風を打たせないことを意識しながらラガラのダイマックスを凌ぎ、最後は霰状態の吹雪+シャドーボールキングドラガラガラを倒して勝ち。
こちらも比較的想定通りの試合でした。ノーマルZを守った後のペリッパーに破壊光線ではなく悪の波動を打って1ターン動かれる猶予を与えていたので、そこが反省点です。


〇3戦目 vs ばっど さん 勝ち 1-0
自分:ピクシー ポリゴンZ ギルガルド エンテイ
相手:ヤミラミ カビゴン アシレーヌ ツンデツンデ(リザードン ローブシン )
<事前の想定>
制圧力高めのポケモン+ヤミラミヤミラミのサイドチェンジとカビゴンの自爆がこちらのポリゴンZ展開にとって苦しいので、カビゴンを見た場合は自爆を無効化できるギルガルドに交代してから戦うことを考えました。展開によってはポリゴンZにダイマックスを切れないのでリザードンに弱くないエンテイを4匹目に選出。インテレオンはアシレーヌダイマックスした場合に対抗できないので選出できませんでした。
<実際の試合>
予想通りヤミラミカビゴンギルガルドに交代して自爆を無効化して、相手の死に出しリザードンの前でピクシーを切りながら身代わりを決める。ただ、日本晴れを使われていたのでポリゴンZがダイマックスする展開にできず、ギルガルドのダイホロウ+エンテイの神速での処理ルートを狙うことに。リザードンの前でブレードダイマックス状態のギルガルドを動かして神速+ダイホロウで処理できると思いきや、アシレーヌムーンフォースギルガルドの特攻が下がってギリギリ耐えられてしまう。これによってサンパワーで倒れるのを待つためにダイウォールを挟むことになり、ラストは晴れアシレーヌの攻撃をダイマックスが切れたブレードギルガルドが耐えるかの勝負でしたが、ハイドロカノンを避けて勝ち。
自爆を凌ぐところは良かったですが、単純にリザードンを相手にするところまで考えると厳しかったです。ただ、ギルガルドダイマックスさせる発想自体は良かったと思います。


〇4戦目 vs マイケル さん 負け 0-3
自分:ポリゴンZ ピクシー エンテイ キュウコン
相手:ファイアロー ホルード サンダーR 【パッチラゴン】 (リオル マリルリ)
<事前の想定>
ファイアロー+サンダー+地震。もしくはリオルのコーチング+マリルリ展開。相手のダイマックスが読みづらいという厳しい状況。
特殊ダイマックスにコーチングが刺さらないので追い風展開と予想しつつも、インテレオンのダイマックスを見て後発マリルリダイマックスさせる展開を打破できるビジョンがなかったので、負けん気サンダーへの戦いづらさは残しつつもポリゴンZを選出することに。
<実際の試合>
初手からホルード。凍える風+ダイアタックで追い風を無効化する動きを狙いますが、ホルードの命の珠地震で2匹がごっそり削られた状態で死に出しサンダーを迎える。選択時間切れを防ぐためにひとまずダイウォールをするもサンダーが守っており、噛み合わず。更にファイアローダイマックスしてダイバーンでキュウコンが即死、サンダーのインファイトでポリゴンZもあえなくやられて負け。
完敗でしたが、ダイアタック+凍える風でポリゴンZがホルードに先制できる可能性があったので、初手はファイアローを狙うのが正解でした(死に出しサンダーのダイジェットでピクシーを倒されてギガインパクトでポリゴンZがやられるので全く有利と言えない)。


〇5戦目 vs てるるん さん 勝ち 1-0
自分:ポリゴンZ ピクシー ギルガルド エンテイ
相手:レジギガス マタドガスズガドーン アイアント (ピッピ フェローチェ)
<事前の想定>
レジギガス+2匹の高速ウルトラビーストという前のめりなパーティ。特にズガドーンはパーティ全体で相性が悪いので、トリックルームを絡めて戦います。トリックルームを決めるためにポリゴンZとピクシーを先発させて、後発はアイアントズガドーンに打点のあるエンテイギルガルド
<実際の試合>
初手は想定通り、マタドガスは守るを使っていてピクシーが襷で耐えながらトリックルームが決まる。相手はマタドガスズガドーンに交代して破壊光線を上手くかわしつつ、スロースタートが発動したレジギガスでダイナックルを積んできて少しあやしい展開。ギルガルドが身代わりを残した状態で死に出しズガドーンを迎えることに成功したので、身代わりを盾にギルガルドのシャドボールでズガドーンを処理。最後は温存していたエンテイダイマックスさせてアイアントマタドガスを倒して勝ち。
おおよそ予定通りだったのですが、マタドガスを交代させて再び場に戻すとスロースタートを解除されることを知らなかったために、2ターン目に破壊光線でマタドガスを狙って攻めあぐねる結果になってしまいました。また、相手のマタドガスはオーバーヒートを持っていて、トリックルーム5ターン目に素早さ関係が分からず守るを使ってきてくれましたが、ここでオーバーヒートを打たれて身代わりを壊されていたらズガドーンの熱風でビーストブーストの餌にされていたため、噛み合いも良かったです。


〇6戦目 vs ワトソン さん 負け 0-2
自分:ポリゴンZ ピクシー エンテイ ギルガルド
相手:サザンドラ コバルオン バイバニラ カプ・コケコ (カメックス エンニュート)
<事前の想定>
袋叩き+コバルオンと嘘泣き+カメックスの二つの軸が強い構築。インテレオンでカメックスを攻めきれるイメージがなかったので、ポリゴンZを選出。袋叩きさえされなければコバルオンは無理やり押し切れると判断しました。後ろの2匹はダイアタック後にコバルオンに強いエンテイ、同じくコバルオンに打点を持ちバイバニラカメックスにもある程度動けるギルガルドサザンドラエンニュートは出てくるなら初手だと思っていたので、終盤にギルガルドでの詰めが狙えそうです。
<実際の試合>
1ターン目が始まって呑気にメモを取っていたら選択時間切れで何も選べず。破壊光線マジカルシャインが出て終わるかと思いきや、サザンドラの悪の波動でポリゴンZが怯み、コバルオンのダイジェット(?)をピクシーが耐えてマジカルシャインサザンドラを削る形で何とか一命を取り留める。悪の波動をこの指止まれで引き寄せながらポリゴンZをギルガルドに交代。ピクシーを倒してもらってエンテイを繰り出し、神速でサザンドラを倒しながらギルガルドで身代わりを残す有利な展開。相手の死に出しはバイバニラだったので、エンテイダイマックスで勝てると思いきや、ダイナックルを1回積んでいたコバルオンインファイトを急所に受けてエンテイが出落ち、ギルガルドもシングルダメージ吹雪を急所に受けて身代わりが壊される。シャドーボールコバルオンを処理するものの、残るバイバニラカプコケコの2匹までは相手にできず負け。
悔やまれる初手の選択時間切れ・・・怯みが発生してくれたおかげでまだ試合になりました。エンテイが急所をもらっていなかったらダイバーンで吹雪の命中を下げてギルガルドの身代わりも残っており、ポリゴンZ捨てからの神速+シャドーボールで詰められたと思います。また、最初からポリゴンZにダイマックスを切るパターンも有利に戦えていたでしょう。


〇7戦目 vs ぷらずま さん 勝ち 1-0
自分:インテレオン ピクシー キュウコンギルガルド
相手:ペルシアンラティアス Wロトム シャンデラ (ニンフィア マンムー)
<事前の想定>
ポリゴンZ展開をしたいですが、ペルシアンのバークアウトが厄介。また、特殊耐久の高いニンフィアに時間を稼がれるのも嫌なので、ピクシーの攻撃でペルシアンの気合の襷をケアしてから戦うことに。この1ターン待つ動きはするには守るが必要なので、守るを採用するスペースのあったインテレオンを軸に選出。この試合でロトムを相手にするためにダイアークを持たせていたので、後発はそれに乗じて押し込める特殊2匹。
<実際の試合>
あまり予想していなかったラティアスを迎える。しかもダイマックス。猫騙しでピクシーが怯んでラティアスのダイジェットをインテレオンが守る。ここで再び時間切れを起こすがダイマックス技までは何とか選べていて、催眠術でピクシーが眠りながらキョダイソゲキでペルシアンを倒す。相手の死に出しはロトムで素早さ上昇を乗せないようにダイウォール+凍える風を選ぶと。ピクシーが即起きして凍える風をロトムにだけ当てる幸運を発揮。これでダイマックスを凌ぎ、この指止まれ+ダイアークでロトムを赤ゲージまで削り、キュウコンの吹雪でラティアスを、ギルガルドのシャドボールでシャンデラを倒して勝ち。
ひどいゲームでした。。ピクシーが時間切れでこの指止まれを選べなかったことにより次のターンに目を覚ます、更に凍える風をロトムにだけ当てました。選んだターンに気付きましたがラティアスは弱点保険だったようで、絶妙にそこに触れないのは運が良かったとしか言えません。反省点は1ターン守る動きから入ろうとしてしまったこと。気合の襷+バークアウトを恐れていましたが、冷静に考えるとシャンデラマンムーなど他にも不安定さが残るポケモンはいるので、素早さがあって行動しやすいペルシアンにわざわざ気合の襷を渡さない可能性はもう少し考察すれば気付けたでしょう。


〇8戦目 vs シャンディ さん 勝ち 3-0
自分:ポリゴンZ ピクシー キュウコンギルガルド
相手:ウォーグル カジリガメ ニョロトノ サンダース (カジリガメ カポエラー)
<事前の想定>
かなりバランスの取れた雨パーティ。負けん気でダイアタック展開に持ち込みづらいウォーグルとこちらのパーティが処理しづらい岩タイプのカジリガメが厄介。幸い電気技の通りは良いので、ダイサンダーで残数を減らしていくことを狙います。初手はウォーグルカジリガメと予想していましたが、カジリガメが気合の襷の可能性もあるのでキュウコンを投げて霰ダメージでの処理を狙います。
<実際の試合>
ウォーグルニョロトノの交代。こちらもピクシーをキュウコンに交代していたので天候が霰になり、ダイサンダーでカジリガメを一撃で倒す。サンダースを死に出しされますが、ダイウォール+凍える風で素早さ関係を逆転させてダイアタック+吹雪で処理。ラストはウォーグルなので吹雪+ダイアタックで押し切って勝ち。
1ターン目の噛み合いが良くて無傷でカジリガメを突破できたのが大きかったです。また、キュウコンが気合の襷を持つ先入観を活かして凍える風を決められたのも勝因でしょうか。一方、ウォーグルとサンダースはどちらかしか出てこない(ダイアタックを受けられるナットレイが優先される)と思っていたので、もしウォーグルダイマックスしていた場合は、こちらがダイサンダーを展開してしまうことで、DMウォーグル+ライジングボルトサンダースの並びを作られていたので、負けていたでしょう。そこまで考慮できていなかったのは詰めが甘かったです。


〇9戦目 vs ぽけむら さん 負け 0-1
自分:インテレオン ピクシー ギルガルド エンテイ
相手:マニューラ テラキオン ミミッキュ シュバルゴ (ヌメルゴン ウルガモス)
<事前の想定>
マニューラテラキオンの袋叩きとミミッキュシュバルゴトリックルームが強力な勝ち筋。どちらもインテレオンが刺さっているので、それを軸に選出して、トリックルーム展開を凌ぐギルガルドテラキオン以外に弱くなくヌメルゴンを物理技で攻められるエンテイを選出。
<実際の試合>
マジカルシャイン+キョダイソゲキで守ったテラキオンを6割とマニューラを半分削り、凍える風を打たれる。次のトリプルアクセルが1回で止まり、岩雪崩をピクシーが回避しながらキョダイソゲキでテラキオンを倒す。ミミッキュが死に出しされますが、バークアウト+トリックルームを恐れて手助け+キョダイソゲキとすると凍える風+ウッドハンマーだったためインテレオンを倒されてしまう。その後トリックルームを決められてダイマックスシュバルゴを止められずに負け。
素直にこの指+キョダイソゲキを選べばトリックルームされなかったのでほぼ勝てていたと言えるでしょう。ミミッキュを出す前の「ちょっと計算します…あー耐えない」という発言が口プレイかと思いましたが、冷静に考えるとマニューラトリプルアクセル・凍える風を見せており、袋叩き猫騙しなど汎用性の高い技を考えるとバークアウトのスペースはないことに気付けました。猛省。


〇10戦目 vs あきら さん 負け 0-2
自分:ポリゴンZ ピクシー エンテイ インテレオン
相手:ルチャブル イエッサン♂ ウオノラゴン ガマゲロゲ (セキタンザン ガマゲロゲ)
<事前の想定>
セキタンザンがエースの構築ですが、こちらにこの指止まれピクシーがいるため刺さりは悪いです(一応波乗りで発動する手段自体はある)。なので、ルチャブル+イエッサンを基軸に攻めてくると予想。実際にその組み合わせはこちらに刺さっています。
ということで、セキタンザンを無視してポリゴンZを主軸に置いて、ダイサンダーでワイドフォースの一貫を下げつつエンテイが神速を連打できる状況を作ります。終盤はウオノラゴンとカイリューで攻めてくると予想していたので、拘りスカーフのエラがみに行動保障のあるインテレオンを選出しました。
<実際の試合>
手助けダイサンダーを選択するとダイジェット+ワイドフォースと打たれており、このイエッサンが命の珠持ちだったのでサイコフィールドを解除してもポリゴンZが縛られる状態。ダイウォール+ピクシー切りから神速でルチャブルは処理するもののポリゴンZを倒されて、謎のガマゲロゲ登場。インテレオンを素直に動かしてイエッサンを処理していればチャンスはあったものの、守るを使ったターンにトリックルームを決められて、ガマゲロゲウオノラゴンを倒しきれずに負け。
完敗。ポリゴンZの耐久が不足していると感じていたのはこの試合で、イエッサンの性格が臆病であるかトリックルームを警戒して封印から入ってくるなら…と思っていましたが命の珠まであってどうしても無理でした。初手で手助けを重ねたのはサイコシードが発動したルチャブルを神速と合わせて処理するためです(特にこのルチャブルは初手ダイマックス要員になると思っていたのでHAベースの配分になると予想していた)。


〇11戦目 vs ポール さん 勝ち 2-0
自分:ポリゴンZ キュウコンギルガルド ピクシー
相手:スイクン ウツロイド ランドロス レジドラゴ (レジスチル アマージョ)
<事前の想定>
伝説ポケモンが多く数値が高いです。レジドラゴの刺さりは悪いのでスイクンの追い風からウツロイドランドロスを通してレジスチルで詰めてくると予想。なので、こちらは嘘泣き+ダイアタックでスイクンを迅速に倒して、どうにかランドロスを倒してからギルガルドウツロイドレジスチルを詰める方向で戦います。ウツロイドトリックルームするパーティだった場合は諦めます。
<実際の試合>
予想通りウツロイドスイクン。嘘泣きダイアタックでスイクンを倒しますが、ダイロックでキュウコンを倒される。お互いにエンテイランドロスを死に出しして、エンテイは素早さが下がっているウツロイドに地団駄を選択。ランドロスに動かれるとエンテイを倒されますがこちらもランドロスを処理できます。相手はランドロスが身代わりを使っていたので、ダイアタックで素早さを下げながら地団駄でウツロイドを処理。相手のラストはレジドラゴ。地団駄で拘ったエンテイギルガルドに交代してレジドラゴにダイアタック。上手くレジドラゴに守られてランドロスギルガルドを処理されますが、技さえ当たれば両縛りの状態になったので、そのまま2匹を倒して勝ち。
ある程度予定していた通りの試合運びができたと思います。もしレジスチルが選出されていて初手でダイアタックを受けられていたら少し苦しいかもしれませんが、エンテイの地団駄でウツロイドを処理できるところまではいけると思うので、頑張ってギルガルドで詰めを狙う形になったでしょうか。


〇12戦目 vs きの さん 勝ち 4-0
自分:インテレオン エンテイ ピクシー ギルガルド
相手:ライコウ ドータクン ボーマンダ ドサイドン (ヒードラン トリトドン)
<事前の想定>
これがメガボーマンダだったら非常にバランスの良いパーティ。ノーマル技の通りが悪く逆に水技の通りが良いのでインテレオンを主軸に選出します。どうにかインテレオンを処理してからトリックルーム展開に持ち込んでくると予想して、ドータクンを縛れるエンテイを先発。後発は何を出してもヒードランには弱いのでそこは諦めて、インテレオンを守れるピクシーと時間稼ぎ用のギルガルド。スカーフライコウのエレキネット+ボーマンダ展開には気を付けたいです。
<実際の試合>
ある程度予想通りの先発。ライコウの様子を見るためインテレオンは守るを選び、エンテイの聖なる炎をぶつける。ドータクンボーマンダに交代しており、ライコウの10万ボルトをインテレオンが守る。気合の襷ライコウまで考慮してダイアイス+聖なる炎として、ボーマンダライコウをそれぞれ処理。ドータクンドサイドンを並べられますが、サイドチェンジされてもドータクンをキョダイソゲキで一撃。返しのダイロックをインテレオンが普通に耐えており、そのままドサイドンを倒して勝ち。
刺さっているインテレオンで大暴れできました。エンテイの拘り鉢巻きがドータクンライコウを1発にできる点でかなり活きていた試合と言えるでしょう。ライコウダイマックスが厳しいとは感じていましたが、相手は試合途中でその選択肢に気付いたようなのが幸いでした。因みに、ライコウはエレキネットを覚えないみたいです(


〇13戦目 vs みんてぃあ さん 勝ち 2-0
自分:インテレオン ピクシー キュウコンエンテイ
相手:ドリュウズ ファイヤー Cロトム ヒヒダルマR (カバルドン アーマーガア)
<事前の想定>
カバルドン+ドリュウズ+ファイヤーなのでインテレオンがとても有利に戦えます。初手は無難にピクシーと並べて安全に動かせるようにしつつ、後発は天候を奪えるキュウコンロトムヒヒダルマに弱くないエンテイを選出。ギルガルドはあまり刺さっておらず出す理由がありませんでした。
<実際の試合>
初手は予想通り。水技が受かっていないと思ったので、カバルドン交代もケアしてピクシーは凍える風を選択。ダイマックスファイヤーにキョダイソゲキを残り3割程度耐えられて、ドリュウズにだけ凍える風が当たり、最後にファイヤーが動いてダイジェット。死に出しエンテイの神速とインテレオンの攻撃でドリュウズを倒して…と思いきやファイヤーが神速まで耐えてきてダイジェット。次のターンに神速をロトムに受けられて、ドリュウズから死に出しされていたヒヒダルマのスカーフ馬鹿力でインテレオンが倒される。ただ、馬鹿力で拘っているので神速+死に出しキュウコンの吹雪が通る状態。相手の勝ち筋はファイヤーを捨ててからの死に出し岩雪崩ヒヒダルマで、それをキュウコンが怯まずに動けるかが勝負でしたが、そもそも神速がヒヒダルマの急所に当たって一撃で倒せたので勝ち。
概ね予想通りでしたが、初手でインテレオンをそのまま動かしたことのは少しリスキーだったでしょうか(意地っ張りドリュウズに凍える風が1回入ると砂下でもインテレオンが先制できるようになるので打った)。キュウコンヒヒダルマの岩雪崩を耐えるように配分していたので神速が急所に当たらなくても怯まなければしっかり勝てていたでしょう。


〇14戦目 vs ショコラ さん 負け 0-2
自分:ポリゴンZ キュウコンギルガルド エンテイ
相手:ラティオス レジロック ウインディ ラプラス (カプ・ブルル デスバーン)
<事前の想定>
インテレオンの刺さりが非常に良いものの、ラプラスが厳しい。カプ・ブルルの拘りスカーフまで考慮するとインテレオン展開では勝てないと思い、ポリゴンZを投げます。初手ウインディ+ラプラスでバークアウトor守る+キョダイセンリツor守るに備えて凍える風や嘘泣きのあるキュウコンを置いて攻撃的に戦います。後発はレジロックに弱くないギルガルドと無難にエンテイギルガルドが安全に身代わりを残せば戦えるビジョンもあったのでピクシーを後発で選出するかは迷いました。
因みに、この時点で勝てば単独優勝が確定。負けたら同率1位が並ぶという状況でした。
<実際の試合>
初手ラティオスレジロックと迎える厳しい展開。集中攻撃+砂ダメージまで耐えると思っていたのでポリゴンZにダイマックスを切るものの、流星群+命の珠ダイロックだったのでラティオスを倒すだけでポリゴンZが退場してしまう。相手の後発はウインディギルガルドが身代わりを残す前に鬼火を受けてしまい更に苦しい。ラプラスは嘘泣きを使って倒せたものの、熱風ウインディ+レジロックを倒しきれず負け。
相手はインテレオンを割り切った選出だったので、結果的にはインテレオンが正解でした。ピクシーに瓦割りを採用していたらインテレオン+ピクシーみたいな初手を投げられたので、そこがまず考察不足でした。また、レジロックを出されるにも初手展開や命の珠を想定できていなくて、この辺りも通常ルールの経験不足がありますが考えに至らなかったので反省点です。更に、その想定ができていなかったり流星群+ダイロックを耐える感覚があったとして、一度ギルガルドに交代してレジロックダイマックスをやり過ごしてからポリゴンZをダイマックスさせるのが正解でした。
この試合に勝てば単独優勝でしたが、この程度の立ち回りも思いつかないくらいでは当然優勝はできませんね。


【おまけ:ドラフト経緯】

〇方針
通常のドラフトだと1巡目はできることが多いポケモンを選ぶことが多いのですが、上位禁止に伴い下の順位で指名できるポケモンのスペックが落ちてくると思ったので、ある程度構築指針を絞ってから臨んだ方が良いと思いました。
主要な素早さ操作要員が軒並み禁止になっていることからダイジェット・ダイアタックによる素早さ操作が強く、どちらかと言うと前のめりな構築指針が良いと思っていたので、非ダイマックスでの攻撃が強いポケモンを探すことも重要だと考えました。この2点から「素早さ操作に強い先制技」「相手のダイジェット役に負担を掛けてダメージレースを優位に進められる範囲攻撃(吹雪・オーバードライブ)」の評価が高く、幸いその要素を持つポケモンはいくつか選択肢があるので、最初に強力なアタッカー兼素早さ操作役を確保しつつ、後の順位でそれらの要素を埋めていくことにしました。


〇1巡目:ポリゴンZ
強いダイジェット要員とダイアタック要員を洗い出したものの、ダイジェット要員は4倍弱点持ちも多く不安が残りました。対してダイアタック要員はゴーストタイプのサイドチェンジこそ怖いものの弱点が少なく、素早さを下げた恩恵は後から繰り出すポケモンも享受できるので、ダイアタックを中心に考えました。
強い使い手はポリゴンZとレジギガスでしたが、レジギガスは取り巻きを選ぶので、ポリゴンZを1巡目に指名。はずれた場合は特殊カイリュー、もしくは初期の方針をずらして行動保障作りやすい水タイプ+素早さ操作の形を意識してアシレーヌカメックス辺りをはずれ1位で選んでいたと思います。


〇2巡目:エンテイ
強い先制技はエンテイウインディカイリュー辺りに着目していましたが、1巡目でポリゴンZを獲得できたので、鋼タイプに打点があることやゴーストタイプからの鬼火を受けないことを理由に炎タイプのどちらかが良いと考えました。
1巡目で水タイプ・ドラゴンタイプが選択されていて、相性の良い炎タイプは2巡目で消えてもおかしくないことからこの段階でエンテイを指名。この枠は非ダイマックスでの運用になるので、ウインディフレアドライブの反動ダメージが痛手になることが気になりました。無事に競合なしで指名。それと同時にウインディも指名されていなくなりました。はずれていたらカイリューを狙っていたと思います。


〇3巡目:インテレオン
ポリゴンZを全ての試合で選出するのは難しいと思っていたので、2匹目のダイマックスエース自体は欲しいと思っていました。攻撃範囲的には岩・鋼への打点が必要だったので水タイプを中心に考えますが、ダイストリームを打ってしまうと既に採用したエンテイや後に採用を考えている雪降らしポケモンとのシナジーがイマイチです。
ダイマックスの水技がダイストリームにならないポケモンカメックス・インテレオン・キングラー・カジリガメで、カメックスは既に指名されていて、他にまともな性能のポケモンがおらず代替が利かないことから、少し早めですがインテレオンを確保しにいくことに。無事に競合なしで指名できました。次点はダイストリームに目を瞑りつつも先制技のあるマリルリ。または岩・鋼に強くこの指要員と並べて積み技を使いやすいガブリアスを狙い、終盤に雪かきウオチルドンを採用して素早さを補う方針も考えてはいました。


〇4巡目:キュウコン
ダイジェットに負担を掛けられる範囲攻撃として吹雪とオーバードライブに注目していましたが、天候で素早さ操作する構築への対抗手段も考えると雪降らしのポケモンを採用するのが良さそうです。雪降らしのポケモンキュウコンバイバニラアマルルガユキノオーと4匹いますが、この段階では全員まだ残っています。正直意外でした。
代替可能性から指名をもう少し遅らせても良かったのですが、ここまでの指名を順当に進められているので、ここで一番欲しい雪降らし役を獲得しておけば基軸が安定してトータルの勝率確保に繋がると思い、雪降らし役の中で評価の高かったキュウコンを指名。こちらも競合せず無事に指名できました。


〇5巡目:ギルガルド
ダイマックス+範囲攻撃+先制技、を基本選出にするためにこの指止まれ要員が欲しいと思っていました。この指止まれ役は既にピッピが指名されていますが、ピクシーかトゲチック(最悪はトゲピー)が獲得できれば良いと思っていました。指名経過を見てこの指止まれ役が欲しいであろうパーティが1,2程度しかなかったので6巡目でも間に合うと思い、ここではパーティの弱点を補強したいです。
気になっていたのはトリックルーム構築への時間稼ぎと相手の水タイプへの打点です。トリックルームへの時間稼ぎは耐久が高いポケモンで行いたいですが、ある程度攻撃性能もないとパーティ全体の耐久と噛み合いません。当然ナットレイなんかが残っているわけなくて、リストアップできたポケモンの中で一番要望に合いそうだと思ったギルガルドを指名。優秀な耐性に加えて先制技があるのでパーティの方針との噛み合いも悪くないです。こちらも競合なく獲得できましたが、この枠に最適なポケモンが何だったかいまだに分かっていません。ただ、何度か動けるような場持ちがあるポケモンに先制の爪を持たせれば実質的に先制技持ちとして活用することができたかもしれません。
因みに、水タイプに打点があってトリックルームの時間稼ぎと先制技を兼ね備えるポケモンとしてバチンキーが該当しますが、去年ドラフトをミスして大敗した経験があるので信用できず指名しませんでした(


〇6巡目:ピクシー
先述の通り基本的にはピクシーかトゲチックを選択します。トゲチックはダイアースを打たせない点で特殊ダイマックスと相性が良いですが、凍える風がなかったり少し削りを入れるにも火力不足(気合の襷で耐えたポケモンを倒せる神速があればもう少し考えた)。その点ピクシーはマジックガード+気合の襷運用が強みだと感じていたので、迷わずピクシーを指名。無事に競合なく指名できました。
草タイプの強いポケモンが少ないこのルールでは怒りの粉でもある程度代用できたかもしれませんが、怒りの粉と手助けを両立できるポケモンはいないので、それがネックになるでしょうか。今回はダイアタックが軸でしたが、ダイジェットと合わせるなら眠り粉バタフリーは強力だと思っていました。