WCS2010ルール構築~ユキノオーミュウツー+ドクロッグカイオーガ~

 

ミュウツー おくびょう プレッシャー
181-×-110-206-111-200 C.252 D.4 S.252
ふぶき、かみなり、だいもんじ、まもる@いのちのたま

 

ユキノオー れいせい ゆきふらし
195-112-98-158-105-66 H.236 B.20 C.252
ふぶき、くさむすびいわなだれ、まもる@きあいのタスキ

 

ドクロッグ いじっぱり かんそうはだ
189-143-96-×-104-106 H. A.244 A.28 B.84 D.148 S.4
けたぐり、ふいうち、ねこだまし、まもる@くろいヘドロ

 

カイオーガ ひかえめ あめふらし
191-×-115-200-161-142 H.124 B.36 C.92 D.4 S.252 
しおふき、だくりゅう、かみなり、れいとうビームこだわりスカーフ

 

2022.9.3の帰ってきたバトレボオフの4thGS神決定戦で使用。
予選5-1の1位抜けから決勝トーナメント0-1で3位決定戦も負けて4位でした。

 

【構築概要】

いわゆる「ノオツー」構築。ユキノオーで天候を霰状態にして範囲攻撃の吹雪でダメージレースを優位に戦っていくのが基本的な戦術になります。
WCS2010ルールにおけるテンプレ筆頭の組み合わせですが、後発にドクロッグを採用しているのが少し珍しい形になっています。他の3匹だと少し戦いづらい対バンギラス・対トリルへの強さをある程度維持しつつ、相手カイオーガへの耐性を強めることを目的としています。

 

【構築解説】

「先発ユキノオーミュウツー+後発カイオーガ」の組み合わせは今となっては非常に有名ですが、その構築の本質は「相手の先発カイオーガをいなしつつ自身の後発カイオーガを通す」だと考えています。

 

主にルンパッパ+カイオーガのような初手から雨状態で攻め込んでくる構築に対して、素早さの高くないユキノオーを初手に出すことで、天候を雨にさせず一方的な展開を防ぐことができます。そして、その霰を活用した範囲攻撃の吹雪で相手を満遍なく削ることによって後発カイオーガのしおふき圏内へと押し込みます。伝説ポケモンで氷技を半減できるのはカイオーガのみと技の一貫性も高く、水技に耐性を持つ草・ドラゴンは氷技が弱点ということもあって、相手のカイオーガ対策ポケモンがその役割を全うできない状態に持ち込めるケースも少なくないです。
先発でユキノオーと並べる伝説ポケモンミュウツーが採用されることが多いのは、そういったカイオーガを通す背景の元でパルキアに先制できる点が評価されているためでしょう。

 

この組み合わせの最後の1匹としてはメタグロスが採用されることが多いです。
先発2匹が苦手とするバンギラスに強いこと、パーティで耐性がない大爆発に対する受けができること、素早さが高い伝説2匹が苦手なトリックルームに時間を稼げること、などパーティに不足している部分を補完できます。

ただ、個人的にはこの4匹の組み合わせには懐疑的です。最も不安視しているのは相手の後発カイオーガへの対策が甘いことです。ユキノオーミュウツーに対するカイオーガ後投げは高い特殊耐久・氷耐性の2点から比較的安全に行えることが多く、吹雪による攻め手を和らげることができるので、対策手段としては有効です。この場合は、一度ユキノオーを交代することで立て直したいですが、後発がメタグロスカイオーガだと雨下の攻撃で痛手を負ってしまいます。

 

この課題を解決するために白羽の矢が立ったのがドクロッグです。
ドクロッグは特性の乾燥肌で水技を無効にできるので、カイオーガに天候を奪われた場合の交代先として機能します。また、タイプ的にバンギラスから致命傷を受けることが少ない上に有効打点を持ち、猫騙しを絡めることで対トリックルームでの時間稼ぎができるのでメタグロスが受け持っていた役割をある程度担うことができます。
メタグロスに比べると瞑想ギラティナクレセリアへの打点が不足したり大爆発への耐性が落ちる点が気になりますが、カイオーガの使用率からもそこへの安定感を高めることが勝率を高めることに繋がると考えていて、猫騙しを絡めることで前のめりな味方伝説を守る動きができる点も魅力に感じました。

 

【個別解説】

ミュウツー

<持ち物:命の珠>
パーティで重たいメタグロスを一撃で倒せることを評価して命の珠。
ダークホールが脅威なのでラムの実も候補になりそうなものの、ドーブルを一撃で倒せる技があるわけでもないので持たせても対策としては不十分です。電磁波に対しても耐性はつきますが、クレセリアのような高耐久相手には対策になっておらず、そうでない相手にはドクロッグ交代+守るから猫騙しで切り返すような動きも取れるので不採用としました。

<技構成:吹雪、雷、大文字、守る>
ユキノオーと並べることで扱いやすく吹雪、メタグロスを一撃で処理するための大文字。初手の猫騙しや死に出しカイオーガに縛られた場合などで大事に扱うための守る。最後の技はカイオーガを攻撃する技として雷を採用しました。
カイオーガを削る技はホウオウに対する最低限の打点でもあってほしいので電気技。メタグロス採用時はカイオーガの処理速度が課題になるため霰状態でも安定して削りにいける10万ボルトの方が使いやすい印象ですが、ドクロッグを採用して対処に余裕があることと雷の火力であればドクロッグの先制技圏内に押し込めることから雷を優先しています。

<実数値:181-×-110-206-111-200 C.252 D.4 S.252>
CS振り切り。素早さ最速。
火力重視の性格控え目も候補にはなりますが、大爆発に耐性のないパーティでアグノムに先制できないのはまずいので、ミラーまで考慮して最速にしました。

 

ユキノオー

<持ち物:気合の襷>
弱点が多く行動保障を持たせるために気合の襷。
隣に並べるミュウツーは単体火力が高いポケモンではないため「ユキノオーで削ってミュウツー圏内に入れる」ような動きが必要になる場面があります。気合の襷を持てば集中攻撃以外では倒されないため、その動きを狙いやすくなります。

<技構成:吹雪、草結び、岩雪崩、守る>
カイオーガへの役割遂行技となる草結び、天候を霰状態にできている場合に最もリターンを得られる攻撃技として吹雪。天候要員として温存するなど大事に扱う必要があるため守る。最後の技は対ホウオウと日本晴れヌケニンを意識して岩雪崩を採用しました。
最後の技枠は比較的自由度が高めで、霰ダメージと合わせて微弱な削りで攻撃圏内への後押しができる氷の礫が採用されることが多いです。ただ、ホウオウを相手にするときに75%吹雪で身代わりを壊せないことから起点になってしまうことが多く、不利な相手を減らす目的で岩雪崩を優先しました。

<実数値:195-112-98-158-105-66 H.236 B.20 C.252>
特攻振り切り。C206ミュウツーの命の珠75%吹雪+C158ユキノオーの75%吹雪耐え。A222グラードンの75%岩雪崩+手助け75%地震耐え(249/256)。
基本的には気合の襷による行動保障に頼っているので、HCベースの配分。素早さは初手で天候を奪い合うために遅い方が良いもののミラーでは速い方が良いので、トリックルーム下でメタグロスとの素早さ関係がはっきりするラインに設定しました。

 

ドクロッグ

<持ち物:黒いヘドロ>
耐久振りで場持ち性能を引き上げるために黒いヘドロ。
後発から交代で繰り出す使い方を想定していて、乾燥肌による回復も重ねればディアルガパルキアにもタイマンで勝てる可能性が出てきます。

<技構成:けたぐり、不意打ち、猫騙し、守る>
バンギラスへの役割遂行打点となり一貫性の高いけたぐり、トリックルームの時間稼ぎを中心に前のめりな伝説2匹の行動保障を作るのに相性が良い猫騙し、大事に扱うための守る。最後の技は、ミュウツーの足りない火力を補う目的で先制技の不意打ちを採用しました。
乾燥肌と黒いヘドロによる回復量が大きいので守るを採用していると終盤のタイマンを非常に優位に戦えます。瞑想ギラティナクレセリアを考えると挑発も候補になりますが、不意打ちと同時に採用していないとドクロッグ自身で強いダメージを与えられるわけではないので有効には働きづらいです。

<実数値:189-143-96-×-104-106 H. A.244 A.28 B.84 D.148 S.4>
A178カビゴンの命の珠捨て身タックル耐え(14/16)。乾燥肌回復1回+黒いヘドロ回復1回込みでC222カイオーガの雷2発耐え(244/256)。けたぐりでH175-B111カイオーガを2発。
交代で繰り出す動きが多くなるので最低限の火力を確保して耐久振り。素早さはトリックルーム状態で動きやすいように敢えて個体値を下げる考え方もありますが、大爆発に対する耐性がないことからメタグロスを倒しやすくする方が重要だと考えて特に操作はしませんでした(素早さを落とすと影打ちヌケニンに対して不意打ちを当てられないデメリットもある)。

 

カイオーガ

<持ち物:拘りスカーフ>
先発で削ったポケモンを仕留める役割なので素早さを引き上げる拘りスカーフ。
特に先発2匹が苦手なドーブルゴウカザルに先制できるのが大きいです。

<技構成:しおふき、濁流、雷、冷凍ビーム>
メインウエポンのしおふき、HPが削れてしまったときのサブウエポンとしての濁流、カイオーガミラーでの打点となる雷。最後の技はドラゴンタイプを安定して削る技として冷凍ビームを採用しました(※バトレボオフでは吹雪で使っていました)。
パーティにユキノオーを採用していることから氷技は吹雪も選択肢にはなりますが、基本的には水技を選びたい場面が多いです(特に構築コンセプトが水技半減のポケモンを他で削ることで水技の一貫性を取るものなので)。カイオーガの氷技の使いどころは晴れグラードンレックウザなど終盤の詰めのタイミングで打つ技であるため、その場面では安定感を重視した冷凍ビームの方が好ましいでしょう。

<実数値:191-×-115-200-161-142 H.124 B.36 C.92 D.4 S.252>
素早さ振り切り。C222ディアルガの拘り眼鏡流星群耐え(15/16)。A222グラードンの75%地震2発耐え(255/256)。残り特攻。
素早さ最速を諦めることで、臆病カイオーガと同等の火力を確保した耐久振り。しおふきをメインウエポンとしたスイーパーでありつつも交代での繰り出しやトリックルーム下で守るが使えない分の行動保障が欲しかったので、このような配分にしました。

 

【構築総評】

先発2匹で吹雪を打ち続けて倒れたところからカイオーガを出すという一見シンプルな構築に見えますが、実際のところはとても繊細な構築だと思っています。
特にミュウツーは相手を一撃で倒す能力が低いので打ち合いがあまり強くない上に、隣に置くユキノオーも低速なので2匹の攻撃で相手を縛ってミュウツーを守るような動きに期待できません。今回はその課題をドクロッグ採用で解決しようとしていて、いるか分からないカイオーガのためにユキノオーを温存する必要性が薄くなったことで、初手ミュウツー守る+ユキノオー吹雪のような積極的な攻撃展開がしやすくなりました。他にも一度ミュウツーを守らせながらドクロッグに交代して猫騙しから切り返すなど、扱いがシビアなミュウツーを安全に動かせる場面を増やせて立ち回りが安定したと感じます。
もちろんドクロッグを採用したことでの弊害もいくつかありますが、この並びはWCS2010初期にカイオーガルンパッパのメタ構築として頭角を現して以降は数を減らしていると思っているので、どこか弱点を抱えながら勝率を高める方法を考えなくてはいけない厳しい立ち位置なのかなと思っています。

 

【おまけ:バトレボオフでの対戦レポート】

○1戦目 vs yasu さん 負け 2-1
自分:ミュウツー ユキノオー ドクロッグ カイオーガ
相手:ギラティナ カポエラー メタグロス カイオーガ

ミュウツーで守るを選びながら吹雪を打つとギラティナ守るからカポエラーけたぐりでユキノオーを削られる。ギラティナメタグロスに交代してカポエラーが見切り、カポエラーカイオーガ交代という形で上手く雨状態で動けるメタグロスを作られて大爆発を回避するために仕方なくユキノオーを捨てる。そのため最終的な天候が雨状態となってしまい、相手の瞑想ギラティナに安定したダメージを与えられず突破できずに負け。

 

○2戦目 vs きゅうり さん 勝ち 1-0
自分:ミュウツー ユキノオー カイオーガ ドクロッグ
相手:アブソル ドーブル レックウザ カイオーガ

ドーブル猫騙しをユキノオーが守ってミュウツーがアブソルの不意打ちで倒される。死に出しカイオーガの濁流で霰ダメージが入った2匹の処理を目論むものの、ドーブルに攻撃を回避されてしまう。不意打ちで削られていたカイオーガが死に出しレックウザに縛られてドーブルの処理がきつい状態になるが、ユキノオーダークホールを回避して吹雪でレックウザを倒すことに成功。相手のラストがカイオーガだったので雨状態のドクロッグが強く、眠りから覚めてドーブルカイオーガと処理して勝ち。

 

○3戦目 vs ふぉんでゅ さん 勝ち 2-0
自分:ミュウツー ユキノオー ドクロッグ カイオーガ
相手:カイオーガ ゴウカザル ユキノオー パルキア

ミュウツー守るからユキノオードクロッグに交代。猫騙しのある場面でカイオーガの強気な行動を警戒していなかったものの、手助けしおふきが飛んできてミュウツーを倒されてしまう。しかし、ここで持ち物が拘り眼鏡だと分かったので、不意打ちとしおふきでHPを削って敢えて放置。たまらずパルキアに交代するところにドクロッグのけたぐりを当てて、不意打ち圏内に持ち込む。こうなるとドクロッグが非常に強く、そのまま相手を詰めて勝ち。

 

○4戦目 vs わそー さん 勝ち 3-0
自分:ミュウツー ユキノオー カイオーガドクロッグ
相手:ミュウツー ムクホーク メタグロス ギラティナ

ムクホークの蜻蛉帰りをミュウツーが守って大文字をユキノオーが受けた後の吹雪でムクホークを処理してミュウツーは凍り。死に出しメタグロスを大文字で処理すると相手のラストはギラティナユキノオーを切ってしまったため瞑想型だった場合に不安が残るが、そうではなかったのでスカーフカイオーガと合わせて一掃して勝ち。

 

○5戦目 vs neos さん 勝ち 4-0
自分:ミュウツー ユキノオー ドクロッグカイオーガ
相手:ディアルガ ガルーラ パラセクト カイオーガ

ミュウツーがガルーラの猫騙しを守ってユキノオーの吹雪で削りを入れて相手ディアルガトリックルームミュウツー側はノーマル技+ドラゴン技が一貫していて受からないので2連守るを選ぶと、最初に動いたのがユキノオーで吹雪急所でガルーラを倒しつつディアルガを凍らせたためミュウツーが生存。死に出しパラセクトミュウツーの大文字で処理してディアルガの凍りが4ターン溶けなかったこともあり勝ち。

 

○6戦目 vs ぷりずむ さん 勝ち 2-0
自分:ミュウツー ユキノオー カイオーガ ドクロッグ
相手:グラードン ワタッコ ルンパッパ ホウオウ

カイオーガ交代+吹雪で動くものの、ワタッコの眠り粉でユキノオーが眠りグラードンの投げつけるでカイオーガが痛手を負う展開。ここでグラードン交代読み雷を打つと交代で出てきたルンパッパを麻痺させることに成功。その後、ドクロッグも眠り粉を受けるものの、肝心のミュウツーは眠り粉を回避。目を覚ましたユキノオーが岩雪崩でホウオウを削っていたことで五分の状況が続き、相手が何とかルンパッパ猫騙し+ホウオウ身代わりが通る場面を作ったものの、ルンパッパが麻痺して動けずホウオウを処理。これが大きくてそのまま勝ち。

 

○準決勝 vs スナドリ さん 負け 0-2
自分:ミュウツー ユキノオー カイオーガ ドクロッグ
相手:ギラティナ ゴウカザル カイオーガ ルンパッパ

猫騙し+電磁波に怯えてミュウツー守るから入ると相手はゴウカザルカイオーガに交代しながらシャドーダイブシャドーダイブユキノオー側に打たれていそうな気配はあるものの、相手カイオーガが拘りスカーフだった場合はミュウツーが縛られているので、仕方なくそちらをドクロッグに交代。しおふき+シャドーダイブユキノオーが倒されてカイオーガの拘り眼鏡が確定する。ここからカイオーガでひたすら濁流を打ち続けて、ドクロッグミュウツーが倒される間にカイオーガゴウカザルを処理するものの、相手のラストがルンパッパだったのでカイオーガで突破する術なく負け。

 

○3位決定戦 vs ふぉんでゅ さん 負け0-2
自分:ミュウツー ユキノオー カイオーガ ドクロッグ
相手:カイオーガ ゴウカザル ユキノオー パルキア

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(1ターン目)
自分:ミュウツーの守る
自分:ユキノオーの守る
相手:ゴウカザルインファイト ユキノオー守り
相手:カイオーガの吹雪 ミュウツー守る ユキノオー守り
霰ダメージ:ミュウツー100%→95% ゴウカザル100%→95% カイオーガ100%→95%

(2ターン目)
相手:カイオーガユキノオー
自分:ユキノオーカイオーガ
自分:ミュウツーの雷 ユキノオー100%→70% ミュウツー95%→85%(命の珠)
相手:ゴウカザルインファイト ミュウツー85%→20%(急所)

(3ターン目)
自分:ミュウツードクロッグ
相手:ユキノオーパルキア
相手:ゴウカザルの守る
自分:カイオーガのしおふき ゴウカザル守り パルキア100%→85%

(4ターン目)
相手:ゴウカザルユキノオー
自分:カイオーガのしおふき パルキア 85%→70% ユキノオー70%→40%
相手:パルキアの亜空切断 ドクロッグ100%→30%
自分:ドクロッグのけたぐり パルキア 70%→20%
霰ダメージ:カイオーガ100%→95% パルキア20%→15% ドクロッグ30%→25%
自分:ドクロッグ黒いヘドロ(25%→30%)

(5ターン目)
相手:パルキアの守る
自分:ドクロッグの不意打ち パルキア守り
自分:カイオーガのしおふき ユキノオー40%→20% パルキア守り
相手:ユキノオーの吹雪 カイオーガ 95%→80% ドクロッグ30%→1%
霰ダメージ:カイオーガ80%→75% パルキア15%→10% ドクロッグ1%→0%
自分:ドクロッグユキノオー

(6ターン目):
相手:ユキノオーの草結び(先制の爪) カイオーガ75%→15%
自分:カイオーガのしおふき ユキノオー20%→15% パルキア10%→5%
相手:パルキアの吹雪 カイオーガ15%→5% ユキノオー100%→60%
自分:ユキノオーの岩雪崩:ユキノオーはずれ パルキアはずれ
霰ダメージ:カイオーガ5%→0% パルキア1%→0%
相手:パルキアゴウカザル
自分:カイオーガミュウツー

(7ターン目)
自分:ミュウツー守る
相手:ユキノオー吹雪(先制の爪) ミュウツー守る ユキノオー 60%→35%
相手:ゴウカザルインファイト ユキノオー35%→0%
霰ダメージ:ミュウツー20%→15% ゴウカザル 95%→90%
(8ターン目)
自分:ミュウツーの吹雪 ゴウカザル90%→20% ユキノオー15%→0%
相手:ゴウカザルインファイト ミュウツー 5%→0% 

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再戦だったのでゴウカザルの技構成・カイオーガの拘り眼鏡・ユキノオーの先制の爪は分かっていました。
勝負を大きく分けたのは5ターン目のドクロッグの不意打ち。ユキノオーの先制の爪草結びでカイオーガが削られてパルキアを倒せずにドクロッグが倒されてしまうことを危惧したものの、ユキノオーの選択が吹雪だったのでドクロッグを失ってしまいました。
ただ、このターンに先制の爪が発動するかどうかは実は前のターンで判別ができました。前のターンでのカイオーガのしおふきのダメージ順はパルキアユキノオーとなっていて問題の5ターン目には先制の爪が発動しないことが分かります。それが分かっていれば、不意打ちをパルキアに打つ必要はなかったので、仕様を把握できていなかったことでの敗因と言えます。
6ターン目のユキノオーの岩雪崩は結果的には吹雪だったらどちらも倒せていましたが、カイオーガへの交代で吹雪を避けられてしまう可能性と岩雪崩がユキノオーにだけ当たる確率を考えて後者を選んだものの裏目に出た結果となりました。ここで2匹を倒せていれば、最後の対面で乱数次第の読み合いには持ち込めていたでしょう。