ダブルレート シーズン7の経過

レーティングバトルのダブルレート シーズン7をやった感想。
因みに、2014/11/19の9:00から2015/1/13の8:59までがシーズン7だそうです。


ひとまずXY時代の構築の焼き直しみたいな感じで使うポケモン使われるポケモンの使用感を見たいと思って対戦をすることにしました。
この試み自体はレート1570くらいからスタートして、40-15くらい(記憶違いかもしれません)でレート1906に着地しました。レート1570前後だったころは回線エラーが頻繁に起こっていたのですが、日をあらためたからなのかほとんどエラーなく対戦できたことに関しては良かったです。



○その1
ガルーラ 捨て身タックル、冷凍パンチ、けたぐり、猫騙し@ガルーラナイト
スイクン 熱湯、冷凍ビーム、バークアウト、追い風@オボンの実
ニンフィア ハイパーボイスムーンフォースつぶらな瞳、見切り@拘り眼鏡
ウインディ フレアドライブインファイト、神速、守る@命の珠
ボルトロス 10万ボルト、めざめるパワー氷、電磁波、挑発@防塵ゴーグル
FCランドロス 地震、馬鹿力、岩雪崩、叩き落とす@拘りスカーフ


【説明】
XYの追い風ガルーラスイクンをベースにこの6匹でスタート。追い風ガルーラの良いところは「数値で戦うメガガルーラにとって不利な相手はメガガルーラに先制できるポケモンがほとんどなので、その関係性を追い風で逆転できる」「中速を追い風でサポートするような構築に追い風メガガルーラが強い」という2点でしょうか。
メガガルーラを雑に扱いつつ追い風をして後発から強力な範囲攻撃持ちを出して制圧するようなスタイルをイメージしてニンフィアを採用(追い風メガガルーラに弱い「中速+追い風」代表)。ガルーラニンフィアで繰り出すと鋼タイプが辛くなるので炎タイプは採用しておきたくて、基本選出に威嚇を絡めることができるようにウインディを選択。トリパやテラキオンのためにボルトロスランドロスを適当にチョイス。
ニンフィアつぶらな瞳と見切りは技を変えずにそのまま入っているだけですが、ハイパーボイスムーンフォース以外の技が必要かを見るために敢えて技を変えませんでした。


【感想】
まあまあ勝てました。しかし、全く強くないです。
まず特攻の低いニンフィアがあまり強くないです。追い風からハイパーボイスを打てる回数を増やせるようにと耐久と素早さに按分して、メガガルーラを2発で倒せる程度の火力を確保しただけだったのですが、「メガガルーラを倒しきれなくても反撃を耐える安心感はあるが、結局行動回数自体はあまり増えない」「単体で最低限の火力を出すが、味方の攻撃圏内に入らないので相手に行動される回数は増える」「頑張って配分しても命の珠キリキザンにはタイマンで勝てない」という3点が弱かったです。
次にメガガルーラが威嚇に弱いです。メガガルーラ猫騙しで追い風を補助しつつ、雑に扱って相手を削って後続に繋ぐ役割を担わせていましたが、XY時代と違って負けん気ボルトロスの存在がないことから相手が威嚇ポケモンを複数匹選出してくることが多く、雑に扱った割には相手を削り切れない場面が多々見受けられました。また、取り巻きは噴火ヒードランではなくニンフィアを使っていて鋼が重たいことから冷凍パンチを採用している場合ではありませんね。
XY時代に噴火ヒードランを採用した形で使っていたときにも追い風後に繰り出すアタッカーの火力がやや心許なく思っていたので、今回もまたヒードランニンフィアを雑に扱いつつメガガルーラを丁寧に扱う構築の方が強いのではないかと思いました。
スイクンウインディ自体は悪くなかったです。ウインディは炎タイプの中でもトップレベルに評価の高いポケモンなのですが、モロバレルを処理する際に反動ダメージとゴツゴツメットで大ダメージを受けてしまうのが痛手なので型を変えて使ってみたいと思いました。


○その2
ガルーラ 捨て身タックル、不意打ち、けたぐり、猫騙し@ガルーラナイト
スイクン 熱湯、冷凍ビーム、バークアウト、追い風@オボンの実
ニンフィア ハイパーボイスムーンフォースつぶらな瞳、見切り@拘り眼鏡
エンテイ 聖なる炎、ストーンエッジ、身代わり、守る@命の珠
FCボルトロス 10万ボルト、めざめるパワー氷、挑発、守る@磁石
FCランドロス 地震、馬鹿力、岩雪崩、叩き落とす@拘りスカーフ


【説明】
ひとまず、ガルーラとニンフィアの個体を変更。ガルーラは素早さを諦めて陽気メガガルーラのけたぐりを耐え調整で猫騙しをしただけで倒されてしまうことがないようにして、ニンフィアは特攻を大きく伸ばした配分に。
また、ギルガルドモロバレルの安定した処理方法を求めるもウインディも型の吟味と用意がまだだったことから、代わりにエンテイを採用。展開速度が電磁波と合わないパーティなのでボルトロスも霊獣フォルムで火力を出せるようにしてガルーラに隙を見せにくいようにします。


【感想】
意外と勝てました。しかし、どの勝負も綱渡りで勝てた気が全くしません。
まずランドロスですが、ほとんど繰り出せません。相手にキリキザンがいて出しづらいこともありましたが、ガルーラスイクンニンフィアの3匹が接地なのに守るを持っていないことから地震を打てないのが大きな理由でしょうか。地震を打てないと不一致技だけで攻めていくことになりますが、ガルーラスイクンランドロス+何かという選出だと攻めあぐねる相手がいることが多く、ランドロスを繰り出すと瞬間的に威嚇が便利であっても試合全体で見るとダメージレースで不利になることが多かったのでランドロスを選出しなくなりました。
ということで、ガルーラスイクンニンフィアエンテイで繰り出すことがほとんどになりますが、威嚇もなく相手のメガガルーラが辛いです。メガガルーラのけたぐり耐えメガガルーラを使ったのですが、スイクンに1ターンで相手を崩すほどの脅威がないせいでメガガルーラスイクンで繰り出したときにメガガルーラからメガガルーラ猫騙しをされることが多く、追い風をうまく凌がれてからけたぐり耐え調整むなしく猫騙し+けたぐりのダメージでこちらのメガガルーラが倒される展開がありました。
「意外と勝てた」なんて言いつつも、日をあらためて対戦したら綱渡りに失敗したので噛み合いが良かっただけだったのがよく分かりました。


○その3
ガルーラ 捨て身タックル、不意打ち、けたぐり、猫騙し@ガルーラナイト
スイクン 熱湯、冷凍ビーム、バークアウト、追い風@オボンの実
ニンフィア ハイパーボイスムーンフォースつぶらな瞳、見切り@拘り眼鏡
エンテイ 聖なる炎、ストーンエッジ、身代わり、守る@命の珠
モロバレル ギガドレイン、キノコの胞子、怒りの粉、守る@ゴツゴツメット
FCランドロス 地震、馬鹿力、岩雪崩、叩き落とす@拘りスカーフ


【説明】
メガガルーラに耐性のない状態で対戦を続けられるほど図太くなかったので、ほとんど選出しなかったボルトロスモロバレルに代えてトリックルーム耐性を確保つつメガガルーラ耐性を上げることに。それ以外はひとまず保留。


【感想】
勝てないわけではありませんが・・・5戦もやってないと思います。
モロバレルを交代先として扱えるようになったからかガルーラスイクン以外の出し方ができるようになりました。後発にスイクンを置く出し方もなしではないですが、ガルーラもニンフィアも守るを使うことができないので後発からの追い風による切り替えし展開を作るのも意外と難しいです。ということで、追い風への依存度も下がりスイクンを別のポケモンに変えた方が良いのではないかと思いました。
また、当たり運なのかモロバレルを採用したからなのか耐久振りボルトロスと対面することが増えました。このポケモンは素早く処理しないとこちらに電磁波をばら撒いてきます。電磁波をばら撒かれると追い風をしても先手をとることができないので意味がありません。ものすごく当たり前なことを言っているのですが、XY環境で追い風ガルーラスイクンが強かったのは負けん気ボルトロスがいたからだとあらためて実感しました。
このポケモンは威嚇を牽制する役割を担いつつも、「電磁波が効かない」「凍える風が負けん気発動のトリガーになる」という点も強力でした。おかげで、威嚇を牽制するために採用されることが増えた負けん気ボルトロスの影響で電磁波や凍える風を主軸に置いた構築が環境から身を潜めることになり、追い風構築が環境的に強力だったのだと思います。負けん気ボルトロスのいない今の環境では威嚇+電磁波(凍える風)といった安定感のある戦い方ができるかもしれないので、今後検討していきたいですね。


○その4
ガルーラ 恩返し、不意打ち、けたぐり、守る@ガルーラナイト
ニンフィア ハイパーボイスムーンフォース、破壊光線、シャドーボール@拘り眼鏡
クレセリア サイコショック、凍える風、瞑想、月の光@ゴツゴツメット
エンテイ 聖なる炎、バークアウト、身代わり、守る@食べ残し
サンダー 10万ボルト、熱風、追い風、羽休め@防塵ゴーグル
FCランドロス 地震、馬鹿力、岩雪崩、叩き落とす@拘りスカーフ


【説明】
スイクンの代わりに電磁波に強い追い風サンダーを投入。スイクン同様に火力が足りないという点をカバーできていませんが羽休めという安定した回復手段があり、一度の追い風で勝負を決める必要がないことからエンテイの型を食べ残しにして場持ちの良いものに変更。また、ボルトロスモロバレルなどが入っていた部分を瞑想クレセリアに変更して交代で投げやすいポケモンとして扱いつつ、ランドロス地震を打ちやすいような環境を整えました。
更に、ガルーラとニンフィアの技を変更。ニンフィアには使ってみて必要な場面がありそうな破壊光線とシャドーボールを採用しました。ニンフィアへの依存度は低くなったと思うこととメガガルーラを大事に扱って戦うことからメガガルーラには守るを搭載。


【感想】
あまり負けはしなかった気がします。感触的にも悪くはなかったので、1/12のあんぐらオフでも使用することに決めました。しかし、あんぐらオフでの結果は5-5と奮わず。私のミスなども目立ちましたが、ほぼ間違いなく負けだろうという試合が2つもありました。
一番の反省点はメガガルーラ猫騙しを入れなかったことです。取り巻きのポケモンをスペックの高めなポケモンで固めたこととニンフィアは雑に扱うことから猫騙しでサポートをする必要はあまりないかとも思いましたが、メガガルーラニンフィア以外のポケモンはどうしても火力が並程度のポケモンになってしまうので展開速度がやや遅く、相手のポケモンに隙を見せないようにするために苦手な相手が多くてもニンフィアを先発で出さざるを得ない場面が多く見受けられました。
これを変えるだけでもだいぶ戦いやすさが違うと思ったので、1週間後のPOKeDEXオフで改良して使用したところ、6-2という戦績になりました(残念ながら予選落ち)。


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合計して40戦くらいやった感想がこのような感じでした。
XYで猛威を奮った負けん気ボルトロス・噴火ヒードランなどの強さが偉かったことを噛み締める形となりましたが、XY環境とはまた違う環境になりそうだということでそれはそれで楽しみだと言えますね。


まだ新しいメガシンカや使ったことがないポケモンが多々いるので研究を進めていきたいですが、昨年は研究を続けているうちに迷走することになってしまったので、今年はそうならないように何かしらの対策を立てておく必要がありそうです。