第68回POKeDEXオフ使用パーティ〜ボルトランド水草理論?・・・なガルーラスイクン〜

11/2開催の第68回POKeDEXオフに参加してきました。


今回のチームメイトはエルムさんとおやつさん。5月のチーム戦の優勝賞品としてせっかくいただいた地球投げガルーラを使う機会を作りたいという目的でチームメイトを探していたのですが、チームメイトの目標が優勝であったため結局勝てる構築を用意することになりました。
結果としてはチーム3-2で残念ながら予選落ち。個人戦績は4-1でしたが、私が全勝していれば予選を抜けられるようにチームメイトは勝ってくださっていたので、それができなかった自分の実力が足りませんでした。


悔しい結果に終わってしまいましたが、自分のXYを象徴するような終わり方だったので、この敗北がこれから発売される新作に繋がるように精進したいと思います。


〜パーティ〜
ボルトロス、FCランドロス、ガルーラ、モロバレルスイクンヒードラン


ボルトロス ようき まけんき
155-161-91-×-106-179 H.4 A.204 B.4 D.44 S.252
ワイルドボルト、ばかぢから、はたきおとす、まもる@いのちのたま


○FCランドロス いじっぱり いかく
195-194-111-×-106-127 H.244 A.92 B.4 D.44 S.124
じしん、ばかぢから、いわなだれ、はたきおとす@とつげきチョッキ


○ガルーラ ようき きもったま
191-135-102-×-101-156 H.84 A.156 B.12 D.4 S.252
(191-165-122-×-121-167)
おんがえし、ふいうち、けたぐり、ねこだまし@ガルーラナイト


モロバレル のんき さいせいりょく
220-×-128-105-107-31 H.244 B.212 D.52
ギガドレイン、キノコのほうし、いかりのこな、まもる@オッカのみ


スイクン おくびょう プレッシャー
207-×-135-122-135-138 H.252 C.92 S.164
ねっとう、れいとうビーム、バークアウト、おいかぜ@ゴツゴツメット


ヒードラン れいせい もらいび
167-×-126-200-126-116 H.4 C.252 S.252
ふんか、だいもんじ、だいちのちから、まもる@ぼうじんゴーグル



ひとまず今回使用した構築に関してですが、やすまつさんが大正義オフで使用されていたものをベースに考えました。
(URL:http://d.hatena.ne.jp/yasumatu0714/20141007/1412679629)


URLにある構築と違う点は以下の点です。
ボルトロスの配分(攻撃を落としてC194サザンドラの流星群を14/16耐え)
ランドロスの配分(素早さを落としてC178ニンフィアの75%拘り眼鏡ハイパーボイスを2発耐え)
メガガルーラの技構成(「捨て身タックル、冷凍パンチ」→「恩返し、不意打ち」)
モロバレルの配分(A133ファイアローの命の珠ブレイブバード耐えまで物理耐久寄り、素早さが最遅)
スイクンの配分(特攻を落として素早さを性格補正のないキングドラ抜き)


ボルトロスは先発で繰り出したときに何もできずに倒れてしまう展開は避けたいと思っていたので耐久を調整、火力は振り切っても高い乱数に頼らないといけないくらいには足りないので安心できるように耐久を優先しました。
ランドロスに関しては、メガガルーラの交代先として特殊技相手にも投げやすいように耐久を底上げ。メガガルーラの冷凍パンチを耐える配分で使っていたつもりが物理耐久にはあまり配分していませんでした((
メガガルーラの冷凍パンチは使ってみて強力な場面はありましたが、ボルトロスメガガルーラも火力が足りないと感じる場面が多いため、残った相手を処理する(少なくとも縛る状況ができれば味方を動かしやすくできる)ことから不意打ちが欲しいと感じていました。また、個人的に捨て身タックルという技があまり好きでないので恩返しに変更。恩返しに対してゴツゴツメットを合わせてメガガルーラを削れたら嬉しいと感じる思考なので捨て身タックルの反動で勝手に削れてくれるのも嬉しく感じる思考です。守るが入っていないので「メガガルーラを大事に扱う」という表現とはやや矛盾もありますが、メガガルーラを大事に扱って恩返しや不意打ちで着実な削りを狙う方が個人的には好みです。直前までどちらの型を使うか迷っていましたが、不意打ちがあった方が落ち着いた立ち回りができると思ったのでそちらを選択しました。


○選出回数
ボルトロス(2/5 先発2+後発0)
FCランドロス(3/5 先発1+後発2)
ガルーラ(5/5 先発4+後発1)
モロバレル(3/5 先発0+後発3)
スイクン(3/5 先発1+後発2)
ヒードラン(4/5 先発2+後発2)


以下、簡単な対戦レポート。


○1戦目 vs かなたん さん 勝ち 2-0 (チーム:威張る撲滅委員会)
自分:ガルーラ スイクン ヒードラン FCランドロス
相手:ドーブル ガルーラ ニンフィア ヒードラン (ボルトロス FCランドロス)

ドーブル猫騙しをしながら追い風をすると相手はドーブルがキングシールドでガルーラがメガシンカせず身代わり。追い風は決まったので集中攻撃でドーブルを処理、相手のガルーラはメガシンカして捨て身タックルだったので反動とゴツゴツメットと身代わりで一気に赤ゲージに。死に出しされたニンフィアにバークアウトを打ちながらメガガルーラメガガルーラを処理。こちらのヒードランニンフィアに大文字をはずして何もできずに返り討ちに遭うものの、交代で攻撃を元に戻したメガガルーラと突撃チョッキのランドロスで2匹を処理して勝ち。
エルムさんがミミさんに負け、おやつさんがルインさんに負け、でチームは1-2で敗北。


○2戦目 vs コウ さん 勝ち 2-0 (チーム:ポッチャマ系男子)
自分:ボルトロス ガルーラ スイクン モロバレル
相手:アマルルガ ドーブル レパルダス オコリザル (チャーレム メタモン)

猫の手ダークホールのパーティだったので、まずドーブルを処理。レパルダスに眠らされましたが、スイクンが最速で起きつつ威張るをかいくぐって熱湯でレパルダスを削って火傷させる。最終的にはボルトロスが2連守るを決めて火傷ダメージでレパルダスを処理。モロバレルとの並びでアマルルガオコリザルを倒せるので勝ち。2連守るをしなくてはいけなくなったのは難しい選択だったとはいえ選択ミスなので要反省。
因みに、正しい選出はランドロスガルーラスイクンモロバレルだったかと思います。初手でガルーラ→ランドロスの順番で動けばドーブルアマルルガを1ターンで処理できるため非常に有利に戦えたはずです。
エルムさんがまっちさんに勝ち、おやつさんは不戦勝のため、チームは3-0で勝利。


○3戦目 vs TY さん 勝ち 2-0 (チーム:ヒルミーベイベー)
自分:ガルーラ ヒードラン モロバレル FCランドロス
相手:ムシャーナ FCランドロス ドサイドンロトム (リザードン フシギバナ)

猫騙し+噴火でランドロスが倒れてトリックルームが決まる。ドサイドンに威張る+ラムコンボを決められるもモロバレルランドロスに両方交代で応戦。ドサイドンの岩雪崩でランドロスが怯む、ムシャーナの催眠術でモロバレルが眠る、などあるもののトリックルームが切れるターンにメガガルーラヒードランを両方死に出し。ドサイドン猫騙しで止め(守るを使われた)ながら赤ゲージまで削っていたムシャーナを倒し、次のターンにドサイドンをけたぐり大地の力の集中で倒して、最後のロトムも2匹で倒して勝ち。
エルムさんがねつくまさんに負け、おやつさんがぱぱるさんに勝ち、でチームは2-1で勝利。


○4戦目 vs いいやぉ さん 勝ち 4-0 (チーム:メガフライゴンは「あります!!」)
自分;ヒードラン FCランドロス ガルーラ モロバレル
相手:サーナイト ボルトロス ハピナス ラッキー (レパルダス ゲンガー)

ヒードランに電磁波を入れられて威張るを打たれますが難なく2回動き、サーナイトは1ターン目守るで2ターン目はランドロスの岩雪崩で怯んでいたのでボルトロスにもメガサーナイトにもほとんど仕事をさせず。ハピナスに小さくなるを積まれて大文字でメガガルーラがすぐに火傷してしまうものの厄介にならないうちにラッキーを処理。ハピナスにはタマゴ産みがなかったようなので、試行回数を稼いで勝ち。
エルムさんがころコロさんに負け、おやつさんがマルクさんに勝ち、でチームは2-1で勝利。


○5戦目 vs アルカナ さん 負け 0-3 (チーム:げんきくんと他2名)
自分:ボルトロス ガルーラ スイクン ヒードラン
相手:サーナイト ボルトロス モロバレル スイクン (ガルーラ ヒードラン)

勝ったチームが予選抜け。構築は5匹被りでランドロスサーナイトが違うのみ。
初手はサーナイトに動かれるのが嫌なら叩き落とす+恩返しの集中で良いですが、守るを使ってきそうなボルトロスに動かれるのも怖くて叩き落とすをボルトロスに打ちながらサーナイト猫騙しをしてしまった結果、サーナイトから交代でゴツゴツメット持ちモロバレルを出されてメガガルーラが相手ボルトロスの馬鹿力圏内に入ってしまう。仕方がないので、スイクンで追い風をすることになりますがヒードランスイクンの並びで相手スイクンにも追い風を許してしまう。メガサーナイトのめざめるパワーを警戒してヒードランを守らせてしまったのがミスで、その間にスイクンを処理されてしまい次のターンにめざめるパワーでヒードランを失ってしまったのが痛手となり負け。ただ、振り返ってみると正しく立ち回れていても負けていた可能性の方が高いです。。
エルムさんがしらぬいさんに勝ち、おやつさんが2好きさんに負け、でチームは1-2で敗北。


・・・・・・・・


さて、ここからは言い訳を含めた反省となります。


勝つための構築を組むにあたって、個人的に必要だと感じた要素は範囲攻撃技でした。
大正義オフで特に感じていたことなのですが、勝った試合を振り返るとほぼすべてが相手の選択との噛み合わせが良かったか運が良かっただけであり紙一重で勝っているだけのように思えました。また、単純ながら「この指止まれ+メガシンカポケモンを中心とした強力なポケモン」という組み合わせは強力であり、この指止まれを使うポケモントゲキッスモロバレルカメックス・ブーバー・・・と多岐に渡っていたのでそれを早期に処理できるような組み合わせを維持するのが難しく思えました。


このようなことから、この指止まれの組み合わせに強い範囲攻撃技を主力にしたく思っており、火力のある範囲攻撃にしておけば相手の交代や守るで不意を突かれたとしてもこちらの攻撃が全く通らないわけではないので計算が立てやすいように思えました。
ということで、範囲攻撃を主力にできるポケモンを探して目に留まったのはメガサーナイトでした。メガサーナイトハイパーボイスの命中と火力と一貫性が強力であり、ハイパーボイスでダメージを稼ぎにくいこの指止まれ要員であるモロバレルに対してもサイコキネシスで早期の処理ができます。
しかし、負けん気ボルトロスメガガルーラに耐久調整を施して使用したことからも分かるように、何もできずに倒れる可能性のあるポケモンを採用することが得意ではなく、物理耐久に大きく不安の残るメガサーナイトを採用することに大きく躊躇いがありました。メガサーナイトを採用した構築で数多くの結果を残しているバルドルさんのブログも研究しましたが、やはり不安を解消することはできず構築に欲しいパーツを6匹の中に収められませんでした。


結局オフ当日を迎えてしまったため、勝てる構築を組めなかったときの保険として用意していた今回の構築をオフで使用することになりました。大正義オフでも結果を残している完成度の高い構築を、理解の浅い私が安心して立ち回れることを重視していじったので、構築の完成度を落とすことになりましたが、それでも「そこそこ」は勝つことができるだろうと思っており、「そこそこ」と甘えた部分はチームメイトにカバーしてもらうことにしました。


実際のオフでは、運の良さも相まって個人4-0で最終戦を残す形となりましたが、最後の試合に勝たなければ予選を抜けられません。その相手は2好きさん・アルカナさん・しらぬいさんと実力者揃いのチームです。
私はアルカナさんと対戦することになりましたが、見せ合いで構築を見てみると5匹が同じで私がランドロスを採用しているところがサーナイトとなっていました。そして、サーナイトを選出されて4匹中3匹をメガサーナイトに倒されて敗戦・・・。
アルカナさんがどのような経緯で構築を組んだかは分かりませんが、同じようにメガサーナイトに着目していながら、それを形にできた者が勝利して、それをできなかった者が敗北するというある意味当然の結果に終わりました。


経緯を書いた結果、長くなったのでまとめたいと思います。
XY対戦オフのほとんどが、「そこそこ勝てる」レベルの構築しか用意できなかった結果、予選抜けできたものの決勝トーナメントで上まで登りつめることができませんでした。「多くの相手の一歩先を行き予選を抜けることはできるけど、その一歩先を行く強者に勝てていない」という状態ですね。
今回も運良く4-0で「そこそこ勝てる」状態でしたが、最終戦でその一歩先を行くアルカナさんに敗北して予選落ち。最後の最後に予選落ちを経験したことで、予選抜け即負けも予選落ちも大差ないことを強く認識させられると同時に、「最低限予選抜けはできてる」状況に甘えていたことを痛感しました。


今回の敗北はそんなXY1年間の総括を表していたと思います。この敗北を無駄にせず、「良い経験だった」と思えるようにするためには「そこそこ勝てる」レベルの構築を脱却して二歩以上先を行くプレイヤーになることが求められています。そのためにはどのような努力をすれば良いのか・・・それはまだ定まっていないのですが、同じ過ちを繰り返さないようにするためにひとまず現状の課題を整理した次第です。


幹事、参加者の方々はお疲れ様でした♪
対戦して、勝利して、敗北して、・・・このように経験を重ねていくことができるため、オフ会で対戦したくださる方々には、これまで以上に感謝をしたいです。
また、チームを組んでくださったエルムさん、おやつさん、に感謝です。