見せ合いあり64構築〜大楽勝(?)グラードンゼルネアス〜

○ガルーラ ようき せいしんりょく
181-137-110-×-101-156 H.4 A.172 B.76 D.4 S.252
(181-167-130-×-121-167)
すてみタックル、ふいうち、ねこだまし、まもる@ガルーラナイト


ボーマンダ むじゃき いかく
170-165-100-153-90-167 A.76 C.180 S.252
(170-175-150-163-99-189)
ハイパーボイスりゅうせいぐんすてみタックル、まもる@ボーマンダナイト


グラードン おくびょう ひでり
171-144-160-151-111-156 C.252 D.4 S.252
(171-171-180-201-111-156)
ふんか、だいちのちから、ほのおのパンチ、まもる@べにいろのたま


○ゼルネアス おくびょう フェアリーオーラ
207-×-118-174-118-166 H.44 B.32 C.180 S.252
ムーンフォースマジカルシャイン、ジオコントロール、まもる@パワフルハーブ


エルフーン おくびょう いたずらごころ
135-×-137-×-96-184 B.252 D.4 S.252
がむしゃら、ちょうはつ、アンコール、おいかぜ@きあいのタスキ


トゲキッス なまいき てんのめぐみ
191-×-134-140-165-84 H.244 B.148 D.116
エアスラッシュ、でんじは、このゆびとまれ、おさきにどうぞ@メンタルハーブ


グラードン・ゼルネアスは非理想個体


1/17開催の第36回あんぐらオフのダブルバトルで使用。
予選を8-0で1位通過、決勝トーナメント1回戦敗退でベスト8。



ナコさんに渡すために考えていた構築。
そのため、厳しい相手の対策を厚くすることはある程度までで諦めて(?)、とにかく自分がやりたい展開を分かりやすい形で作って圧力を押し付けることを意識しています。あんぐらオフでは環境一発目ということもあって目論見通りに勝つことができましたが、もはや簡単に通用しないでしょう。


選んだ伝説の組み合わせはグラードン+ゼルネアス。この2匹は攻撃面での相性補完が良くほとんどの試合で選出できるので、自分の選出パターンを歪まされることが少ないです。
この2匹をうまく展開するために追い風をベースに置きます。追い風要員としては悪戯心で確実性の高いエルフーン、追い風補助要員として猫騙しを使えるメガガルーラを選択。追い風展開で戦う上で、相手のゼルネアスにジオコントロールを積む隙を与えてしまうことが気になりますが、エルフーンであれば悪戯心の挑発・アンコールを駆使してジオコントロールを事前・事後で防ぐことができます。
これで基本選出は「ガルーラエルフーン+グラードンゼルネアス」で完成。猫騙し+追い風から展開してエルフーンで相手の展開を防ぎつつガルーラやグラードンの強力な攻撃を通して、隙を見てゼルネアスで積んで詰めていきます。


この基本選出ではレックウザ絡みとトリパが辛いので、それを解消するために残り2匹にはボーマンダトゲキッスを採用しました。トリパ対策としてはこちらの伝説ポケモンの攻撃を通せるこの指止まれと奇襲をするお先にどうぞを使えるポケモンが良く、対クロバットでメンタルハーブを持たせたい要請と交代で出したときに即死しない能力からトゲキッスを選びました。
こちらの選出は「ボーマンダゼルネアス+トゲキッスグラードン」という形で、威嚇を掛けてからトゲキッスゼルネアスの並びでジオコントロールトゲキッスが倒れたところにもう一度ボーマンダを繰り出して高速から畳みかける展開をします。トリックルームが絡む場合はトゲキッスのお先にどうぞで奇襲を仕掛けつつ、トリックルームが切れるころに伝説メガシンカの並びを作り制圧することを目指します。


★ガルーラ
<持ち物:ガルーラナイト>
メガシンカのため一択。
<技構成:捨て身タックル、不意打ち、猫騙し、守る>
タイプ一致の捨て身タックル。合わせて縛り範囲を広げられる先制技の不意打ち、ゼルネアスやエルフーンのサポートとなり中盤には時間稼ぎにも便利な猫騙し、スカーフドーブル+ファストガードの並びに守る+追い風で対応するための守る。捨て身タックルを選んだ理由はグラードンを半分削って積んだゼルネアスとの連携で倒せるようにすることとエルフーンのがむしゃらとのダメージを見てです。
<実数値:181-167-130-×-121-167 H.4 A.172 B.76 D.4 S.252>
最速ゼルネアスに先手をとるため最速。初手でガルーラファイアローなどを迎えた場合にはガルーラが相手ガルーラのけたぐりを耐えてファイアローを処理したいのでA177メガガルーラのけたぐり耐えを施して残り攻撃。等倍の捨て身タックルでB127のポケモンに最低135ダメージ程度入るので、HP満タンのエルフーンのがむしゃらと合わせて多くのポケモンを倒せます。


ボーマンダ
<持ち物:ボーマンダナイト>
メガシンカのため一択。
<技構成:ハイパーボイス、流星群、捨て身タックル、守る>
最も使用頻度が高くなるであろうハイパーボイスレックウザを縛る流星群、ゼルネアスに大きな打点を稼げる捨て身タックル、大事に扱うための守る、の4つ。ハイパーボイスは1発の火力は低いものの等倍で通ることが多く、気合いの襷を持ったポケモンや相手の耐久調整を崩して攻撃圏内に入れる削り技として優秀です。火力で言えば捨て身タックルの方が圧倒的に高く死に際に相手に負担を掛けられるので強力ですが、いきなり捨て身タックルを打っても確定数が変わるポケモンはあまりいないので、メガボーマンダが場に残る見込みがあるならハイパーボイスで削ってから攻撃圏内に入ったところを捨て身タックルで倒す動きができる方が高い素早さをしっかり活かせているように思います。
<実数値:170-175-150-163-99-189 A.76 C.180 S.252>
最速ゼルネアスに先手をとるため最速。捨て身タックル+ゼルネアスのマジカルシャインでH202B115D118ゼルネアスを倒せるように攻撃に配分して残りをハイパーボイスの火力を上げるために特攻に配分。流星群でH201D120WキュレムやH165D140パルキアを一撃で倒せるようになります。性格の下降補正が特防なのは、当時の自分がメガボーマンダハイパーボイスを評価し始めたころでメガボーマンダミラーをそれほど考慮していなかったためです。


グラードン
<持ち物:紅色の玉>
ゲンシカイキのため一択。
<技構成:噴火、大地の力、炎のパンチ、守る>
威嚇を受けて制圧力が下がる展開に困らないよう特殊メインの構成。命中安定で強力な範囲攻撃の噴火。グラードンに大きいダメージをとれる大地の力、ゼルネアスに対する打点となる炎のパンチ、大事に扱うための守る。もう1匹の伝説枠であるゼルネアスと特殊メインであることが被りますが、物理打点はガルーラボーマンダでも確保できていることから偏っても大きく問題にならないと思いました。
<実数値:171-171-180-201-111-156 C.252 D.4 S.252>
追い風がない状態で相手のグラードンと向かい合うこともあるはずなのでミラーを意識して最速。グラードンの大地の力を耐える耐久調整もありますが、猫騙しやマジカルシャインなどで削れてしまうことは多そうなので、常に五分とれる最速の方がグラードンに強いと思いました。実際に使った個体は個体値をかなり妥協していますが、「H175D111でC183ゼルネアスの+2草結び耐え」「A180晴れ炎のパンチでH201B115ゼルネアスが2発」ということを考えると本当は妥協できません。


★ゼルネアス
<持ち物:パワフルハーブ>
ジオコントロール型なので一択。
<技構成:ムーンフォースマジカルシャイン、ジオコントロール、守る>
ジオコントロール型の完成された技構成。基本はムーンフォースで相手を一撃で葬り去ることができるようにしつつ、隣のポケモンの攻撃と合わせてマジカルシャインで万遍なく削る動きが強い。
<実数値:207-×-118-174-118-166 H.44 B.32 C.180 S.252>
XY時代からの名残。素早さ最速、A205メタグロスのコメットパンチ耐え、C222カイオーガの雨75%しおふき耐え、+2ムーンフォースでH201D118ゼルネアスを1発。特に困ったことがないつもりでしたが、C255カイオーガの雨75%しおふき+雨75%根源の波動をジオコントロール前提で耐えるためには特防122程度必要だそうです。


エルフーン
<持ち物:気合いの襷>
悪戯心で仕事ができるとはいえ1ターンで倒れてしまっては困るので、行動回数の保証になる気合いの襷。
<技構成:がむしゃら、挑発、アンコール、追い風>
採用理由の追い風。挑発は相手のジオコントロールトリックルーム追い風などの切り替えしを防ぐために必要です。アンコールはこの指止まれ+ゼルネアスに挑発+アンコールで動きを止められるようにするため採用。相手の展開を封じられるとはいえ、攻撃打点が全くないのは嫌だったので最後の技は気合いの襷との相性が良いがむしゃら。
<実数値:135-×-137-×-96-184 B.252 D.4 S.252>
素早さはミラーを考慮して最速。攻撃も特攻も必要ないので残りはすべて防御に配分してA172命の珠マニューラ猫騙し+氷の礫やメガガルーラの恩返しを耐えられるようにします。


トゲキッス
<持ち物:メンタルハーブ>
補助技を使う目的で選出するのに不意に挑発を受けて置物になることを嫌ったための持ち物。トリパ対策として選出することも多いのでモロバレルを意識した防塵ゴーグル、ドーブル絡みにも繰り出せるようにラムの実、クチートの攻撃で即死しないためのリリバの実、など他の持ち物を持たせても良いかもしれません。
<技構成:エアスラッシュ、電磁波、この指止とまれ、お先にどうぞ>
採用理由であるこの指止まれとトリックルーム対策として機能させるためのお先にどうぞ。残る2つは隣のポケモンが守るを使わなきゃいけない場面でトゲキッスで展開を変えられそうな技を持たせておきたいということで電磁波。電磁波と相性が良く最悪6割で行動を止められるエアスラッシュを攻撃技として採用しました。
<実数値:191-×-134-140-165-84 H.244 B.148 D.116>
C183ゼルネアスの+2ムーンフォース耐え。サポート役なので特攻には期待しておらず素早さも努力値不要なので残りはすべて防御に配分してA255グラードンの75%岩雪崩2発耐え。当然A232メガレックウザの命の珠ガリョウテンセイも耐えます(拘り鉢巻はちょうど50%)。素早さは最遅グラードンカイオーガトリックルーム中に先制するために敢えて遅く設定しますが、ジオコントロールを使ったゼルネアスに電磁波を使って先制できればエアスラッシュ連打で強制的に動きを止めることも狙えそうなので、それができる素早さ84に設定しました。