試作パーティ ガブリアス+スイクン+ボルトロス withシュバルゴ

ランダムマッチでちょっとですが、ローテーションバトルをやってみました。


構築にアドバイス(ただしその時点で私にはそれがより良い方向へ導くためのものではなく改善点を自分で見つけられるように課題を残した形になるものと思えた)をいただいたので、使ってみた感想を書いてみることにします。
残った戦績はレーティングモードで12-4のR1609でした。


〜パーティ〜
ガブリアススイクン、FCボルトロスコバルオンシュバルゴシャンデラ



ガブリアス いじっぱり さめはだ
183-200-116-×-105-154 A.252 B.4 S.252
げきりん、ダブルチョップ、じしん、ストーンエッジこだわりスカーフ


スイクン のんき プレッシャー
206-×-156-110-135-118 H.244 B.52 S.212
なみのりぜったいれいど、にほんばれ、おいかぜ@オボンのみ


○FCボルトロス ひかえめ ちくでん
155-×-90-216-100-153 H.4 C.252 S.252
10まんボルトきあいだま、めざめるパワー氷、くさむすび@こだわりメガネ


コバルオン ようき せいぎのこころ
167-135-150-×-99-176 H.4 A.196 B.4 D.52 S.252
インファイトせいなるつるぎアイアンヘッドストーンエッジ@こだわりハチマキ


シャンデラ ひかえめ もらいび
137-×-115-215-110-127 H.12 B.36 C.248 S.212
かえんほうしゃシャドーボール、めざめるパワー(地)、トリックルームきあいのタスキ


シュバルゴ ゆうかん むしのしらせ
175-204-126-×-128-22 H.236 A.244 B.4 D,20
メガホーンアイアンヘッド、みがわり、つるぎのまい@むしのジュエル


BW2でローテーションバトルを始めるにあたって、有名な組み合わせの一つであるガブリアススイクンに加えてBW2でフォルムチェンジしたボルトロスを加えた3匹が数値的にも火力素早さ耐久に優れていて使いやすいのではないかと思いここから構築をしたいと思いました。
この3匹だと相手のラティオスが非常に辛いと思っていたのですが、この辺りでいただいたアドバイスで半ば誘導される形で物理の打点となるコバルオンとトリパのモロバレルナットレイを見るシュバルゴトリックルームが使えて追い風ともそこそこ相性の良いシャンデラの6匹と決まりました。


>ガブリアス
ガブリアス+スイクンの組み合わせで組むのであればガブリアスが強化アイテムか剣の舞を持っていないと火力が足りない気がしてなりませんでしたが、相手のラティオスに安易に動かれないように拘りスカーフにしました。技は打点の高い逆鱗地震に加えて身代わりにも強いダブルチョップ。最後の1枠は霊獣ボルトロスを意識してドラゴンクローではなくストーンエッジ
強化アイテムが持てなくなったので少しでも火力を高めるべく性格は意地っ張り。特性を鮫肌にしたことにより相手もスカーフで先に動いてきた場合は鮫肌のダメージを受けて反撃で倒せるようになっています。


>スイクン
ガブリアス+ボルトロスの並びで電気技を打ちにくくさせているので持ち物をソクノの実ではなくオボンの実へ。技は追い風がほぼ必須。メイン技は熱湯ではダメージが足りなかったので波乗り。雨パーティに対する切り替えしとして日本晴れを持たせて、最後の技は相手に隙を見せにくくするために絶対零度としました。
絶対零度を入れたので素早さをカイリキーが抜けるラインまで振り、残りをHPと防御に振ってA204カイリューの竜の舞1回の命の珠逆鱗を耐えるように配分。HPは205でいいのですが、他ルールの癖かオボン持ちのHPは偶数という前提で配分を考えてしまっていたので206となっています((


>FCボルトロス
ガブリアスが火力を持たなくなったので拘り眼鏡で運用することに。技はメイン技の10万ボルトと攻撃相性のいい技を探してめざめるパワー(氷)、気合玉、草結びとなりました。
配分は比較的悩ましかったですが、とりあえず火力に特化して使ってみることにしました。


>コバルオン
ガブリアスが拘りスカーフを持ったことで火力が求められるので拘り鉢巻での運用。技はメインのインファイト聖なる剣が確定。残りはほとんど使わない技になりますが格闘技が打ちにくいときのためにアイアンヘッドストーンエッジを入れました。
努力値配分ですが、まず素早さは最速。ラティオスの前で一度は動けることを意識して拘り眼鏡のサイコキネシスを耐えるように配分した後残りを攻撃に回しました。


>シュバルゴ
半減でも押していけるだけの火力がありガブリアスを倒せるため持ち物は虫のジュエルに決定。技はメインのメガホーンと無理な相手でも強引に突破するための剣の舞、トリパに対する時間稼ぎにもなり虫の報せの発動も狙える身代わりが確定。最後はシザークロスかアイアンヘッドで選択肢になりますが、ジュエルを消費したくないときに打つ技としてアイアンヘッドにしました。
努力値配分は、まずガブリアスをジュエルメガホーンで倒せる攻撃を確保。身代わりがA200ガブリアスのダブルチョップを耐えるように防御に配分して残りで霊獣ボルトロスの拘り眼鏡雷を耐える確率を1番高くできるように配分しました。


>シャンデラ
トリックルームを発動させる可能性を高めるために持ち物は気合の襷。技はメインの火炎放射とシャドーボールと追い風などへの切り替えしになるトリックルームが確定。最後はヒードランに対する打点としてめざめるパワー地面を採用しました。
努力値配分は、ローテーションバトルでは有名な配分で、ラティオスシャドーボールで1発にできる特攻(C216でも乱数ですがそれとダメージが変わらないライン)と追い風で拘りスカーフを持ったガブリアスを抜ける素早さを確保して、残りでA200ガブリアスの拘り鉢巻ダブルチョップをほぼ耐えられるように配分してあります。こういう有名な配分を見ると、特に素早さはいじりたくなりますが、ローテーションバトルではシャンデラ同士で技を打ち合う場面は少ないと思ったのでとりあえずこの配分が最良かと思っています。


・・・という具合でパーティを作成しました。ここからは反省会。
基本的には、ガブリアスボルトロスシュバルゴ+スイクンorシャンデラで選出していました。時々スイクンが前に出たり、コバルオンが前に入ったりする感じです。


ガブリアスの拘りスカーフはラティオスカイリューに圧力を掛けられますし行動回数が増えるので相手を削れる量は多くなり強かったのですが、あまり構築とのシナジーがあるようには感じませんでした。ここはやはりガブリアス+スイクンの原型の強さを活かすために拘り鉢巻か気合の襷命の珠+剣の舞の構成が良かったのではないかと思います。後衛にいるヒードランの風船が怖いこととドラゴンに圧力を掛けなければいけない関係で動かすときはほとんどダブルチョップしか選択ができませんでした。


スイクンは並びの関係上か控えで出すことが多くなっていました。ローテーションバトルは交代がしづらく控えに置いているポケモンが出ていくタイミングは多くが死に出しとなるのですが、火力がなく補助の役割が中心になるスイクンが先発の誰かが倒されてから場に出ていくのはやや使いづらい気がしましたし、せっかく消耗を抑えるために持たせたオボンの実もあまり役に立たなかったです。後ろからスイクンを出すのであればスイクンで詰ませられるような型にしたいですね。
先発で出した際に気になったのは対キノガッサカイリキーで追い風を使いたいのに状態異常に対する耐性がなくて使えなかったこと。なので、オボンが役に立たないのならラムの実を持たせる方が賢明だとは思いました。


ボルトロスは火力が高くて強かったです。追い風からの10万ボルトでキングドラが1発だったり少し削ってしまえばバンギラスブルンゲルの並びにも草結びが一貫していたり気合玉でヒードランを1発で倒したりと爽快な感じはありました。ただし、耐久が低いことと拘るリスクの高さは感じました。
元々、ボルトロスは耐性が優秀なので場持ちを重視したいので耐久に大きく配分してオボンの実などを持たせるか動かしたときに相手を仕留めることで反撃を受けないようにするかが良いと思っていて、今回は後者を選んでみたわけですが一度拘ってしまうとその拘った技に耐性を持つポケモンに動かれて反撃で手痛いダメージを負ってしまうのが使いづらく感じました。耐久にも全く振っていないため、そこでダメージを負うとそこからはこちらの並びにボルトロスが半減に抑えられる攻撃でも一貫してしまいやすいのでせっかくの優秀な耐性を活かしきれていないと感じます。


コバルオンは一番選出回数が少なかったような気がします。正直、なぜここにコバルオンを採用する必要があったのかアドバイスをいただいたときの言葉を明確に思い出せもしませんし、使って見る前から疑問には思っていました。
優秀な耐性と素早さからインファイトを打っていけるのは非常に優秀でしたが、ヒードランを倒しきるためにはインファイトを選択しなくてはいけない場面が多く、インファイトを選ぶと返しのガブリアス地震で倒されてしまう(カイリュー+コバルオンの並びとは違って地面技が一貫しやすくなっている)のであまり選出はできませんしブルンゲルカイリューにも半減以下で受けられてしまいます。この枠で欲しいと思ったのはヒードランとそれを含む並びに対しても動ける強さだと思ったのでコバルオンでは不十分なように感じました。


シュバルゴはとても強かったです。メガホーンをはずしたり10万ボルトで麻痺して動けなくなったり熱湯で火傷したりなぜここまで事故要素を引きやすいのかとは思いましたが、基本的にまずシュバルゴの攻撃が通るかを中心に選出を考えた方がいいと思えるくらいでした。
一番強かった使い方は死に出し(だいたいガブリアスから)で後ろからシャンデラを出してトリックルームをしてから。ガブリアスが拘りスカーフで何度か動いているので相手が削れていることは多く、トリックルーム状態から半減でもメガホーンで無理やり押し切ることができました。コバルオンの鉢巻インファイトカイリューのマルチスケイルを削っておくと、虫の報せ発動のジュエルメガホーンカイリューを倒せるようになっているのも面白かったです。
唯一、気になった点はスイクンの追い風とのシナジーがないこと。スイクンを4匹目に選出することが多かったと書きましたが、だいたい死に出しで倒れているのはボルトロスガブリアスなので残った3匹で追い風をしても実質的に先手で強力な攻撃を放てるポケモンは1匹しかいないことが多くスイクンシャンデラを出せないために仕方なく出ているということも多かった気がします。
また、最初に事故を起こしやすかったと書きましたが、やはりトリックルームを発動していないと先手で行動を許して追加効果を引く確率はぐっと上がるので、シュバルゴを入れる構築はもっと積極的にトリックルームを使いたいと感じました。


シャンデラシュバルゴが刺さっている構築が多かったので、シュバルゴで詰めるためにトリックルームを使うポケモンとして選出することが多くなりました。つまり、シュバルゴで詰めるためにトリックルームが必要なだけならば他のポケモンで良かったのではないかという気がします。
気合の襷を持ってトリックルームを発動するくらいなので、トリックルームを貼った方がいい場面が考えられる以上は安易にシャンデラを動かすことはできません。また、シュバルゴで詰める展開を考えているとシャンデラが挑発を受けた瞬間に目指していた勝ち筋が途切れてしまうことが考えられます(実際にはそうさせないように立ち回れたので一度しか挑発は受けてないしそれでも勝ち筋を確保できていました)。特に、シュバルゴ+シャンデラの並びではヒードランが低リスクで挑発を選ぶことができるので気を遣う必要があります。
因みに、ヒードランを倒すためのめざめるパワー地面でしたが、ヒードランが風船を持っていることが多いこともありヒードランを削る+めざめるパワー地面と2回攻撃をする必要があるにも関わらず、シャンデラヒードランより遅くしかもトリックルームを貼るために一度は動かないといけないので打てる場面はやって来ませんでした。


パーティ全体としては、ヒードランドリュウズが非常に重たいこと(同時に出てくるとボルトロスの気合玉やコバルオンインファイトが一貫するので助かりますが)。状態異常対策も先制技もないのでキノガッサパルシェンカイリキーなどが重たくなりがちです。この辺りは対戦する時点で分かっていたので誤魔化して対処できましたが、ゴツゴツメットを持った羽休めサンダーは対戦してからそういう存在に気付いてかなり厳しく感じました。


立ち回り的には、序盤の選択で不利になってそれを取り返すために最も可能性の高い行動を読み当てて(当然リスク管理は行っての選択)優勢に持って行って勝つパターンが多かったと思います。ローテーションバトルでは対面が安定せず相手に正確に合わせて行動をすることがしづらいためにこういう対戦が多くなるのかもしれませんね。4-0で勝てたりしても快勝を感じにくい気がします((


以上が感想となります。


来月には影踏みゴチルゼルが解禁されて今考えているダブルやトリプルのパーティは使えなくなってしまうのではないかと思い、ローテーションバトルに手を出していましたが、解禁前にそれらのルールのパーティを考えたいと思ったのでローテはこのパーティを改変するか新規作成をしないとまたしばらく触れないかもしれませんね((