インターネット大会「キタカミプロローグ」参加メモ

10/6~10/8に開催されていたインターネット大会「キタカミプロローグ」に参加しました。
事前の仲間大会には何度か参加したものの、納得いくパーティはできず。大会期間中もあまり考察や対戦をする時間を取れず、結局なんとかそれっぽいパーティを用意して3日目の夜に遊ぶ程度になってしまいました。

 

一応参加したので、メモを残しておきます。
戦績は17-4でレート1703でした。

 

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エンニュート(炎) 143-85-72-163-81-185
…ヘドロ爆弾、熱風、猫騙し、挑発@気合の襷

アブリボン(妖) 135-×-80-147-91-194
ムーンフォースマジカルシャイン、追い風、守る@精霊プレート

ジャラランガ(炎) 152-×-145-166-125-137
スケイルノイズ、波動弾、ソウルビート、守る@食べ残し

★ドドゲザン(飛) 199-189-141-×-124-76
…ダメ押し、不意打ち、けたぐり、テラバースト@突撃チョッキ

★オーガポン(岩) 155-172-104-×-117-178
…ツタ棍棒ウッドホーン、電光石火、ニードルガード@礎の仮面

★ヤバソチャ(悪) 177-×-127-142-145-91
…シャカシャカ砲、シャドーボール、瞑想、怒りの粉@オボンの実

 

 

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【考えたこと】

私の場合、インターネット大会では「環境を見渡してアプローチを決める→アプローチに沿った1匹目のポケモンを選んで構築スタート」と考えているのですが、今回はアプローチを決める段階まで至りませんでした。


ひとまず、ガチグマとドドゲザンが強いと感じていたので、この2匹を主軸にした方針で考えることにしたのですが、この2匹を実際に選出しようとするとテラスタルが競合するケースが多くなると感じました。そのため、どちらかだけを採用することにして、ドドゲザンを選択。ガチグマは非常に強力ですが、周りを攻撃的なポケモンで揃えることで補える余地があると考えました。

 

【個別メモ】

 

>ドドゲザン
・優秀な耐性持ちの中で攻撃性能がある数少ないポケモン
・基本的には後発に置いて交代での立て直しや先制技でのトドメ、耐久を活かした詰めを目指す
・テラスタルは飛行、相手の格闘を素早く処理できるポケモンが少ないので、ヨプの実ではなくテラスタルで対抗すべきと考えた
・ドゲザンは強力だが、味方との連携の合わせやすさを考えてダメ押しを優先して採用
・威力80程度の攻撃はテラバーストを採用することで補う、強いフェアリーより強い格闘の方が多かったのでアイアンヘッドより優先
・追い風で最速ジャラランガ抜き、A172オーガポンの等倍ツタ棍棒2発耐え、C205ガチグマの拘り眼鏡大地の力耐え、残り攻撃

>ジャラランガ
・取り巻きとソウルビートで、ガチグマでやりたかった「範囲での削り」を実現する
・テラスタルは炎、鋼が主流だろうがミラーで弱点を突かれて不利になる点で避けた
・サブウエポンは波動弾、ジャラランガをお膳立てするパーティならフェアリーへの打点は大事だが、たとえばガチグマの処理速度は味方の生存に関わるので、汎用性を重視
・配分はほぼ控えめCS、オボンを検討していた名残でHPが4nになっている
・…が、これによりHPが8nにもなるので、毒ダメージが増えて負けた試合があった(

>エンニュート
ジャラランガでソウルビートを積むには猫騙しが必要と感じていたので
ジャラランガの攻撃が通りにくい鋼・フェアリーに打点があるのが優秀
・オーガポンやドドゲザンと並んだ際にも単体+範囲の並びを維持できるよう熱風を採用
・搦め手対策の挑発、気合の襷で行動保障があるので打ちやすい
・最速CS配分、ヘドロ爆弾で無振りオーガポンに弱点を突けると一撃で倒せる
猫騙しで与えるダメージを考えて攻撃に下降補正をかけていない
・特防は熱風やヘドロ爆弾などを2回受ける可能性があるので下降補正は防御
・テラスタルはほぼ使うことがない中で、範囲での削り役になれる可能性がある炎を選択

 

>オーガポン
・特性の頑丈を盾に行動する高速高火力のアタッカー
・ツタ棍棒ニードルガードは必須として、電光石火とウッドホーンを採用
アブリボンオンバーンなどの仕事を減らせる電光石火の評価は個人的には高い
・ツタ棍棒を補完するサブウエポンとして馬鹿力けたぐりも候補だったが、イダイトウを重く見てウッドホーンを採用した
・配分は陽気AS、残り4を特防に振ってC205命の珠ガチグマのテラス75%ハイパーボイス+真空波耐え

 

>アブリボン
・ここまでの4匹でどれかが刺さっていないときに選出するイメージ
・火力は不十分だが、追い風によってドドゲザンを強く使える点でカバーできると考えた
・持ち物はアタッカーとしての火力を出すために精霊プレート
・攻撃性能を考えたときにフェアリー技2つが必要だったので花粉団子を不採用、オーガポンに対してエンニュートが上から打点を持てていることで必須でもなくなっている
・花粉団子があるなら後発から繰り出してのトドメ役+追い風も悪くはないと思った
・臆病CS配分、残り特防でガチグマのノーマルテラスタル75%ハイパーボイスを15/16耐え
・耐久はもっと欲しかったが、特攻振り切りで無振りガブリアスムーンフォースで1発な火力なので仕方がない
・テラスタルはフェアリー、後発にテラスタルを温存する必要が薄そうなときは積極的に使う

 

>ヤバソチャ
・雨とトリックルームに選出する、これらは分かりやすさで人気が高い上にそこそこパワーがあるので、厚めに対策しておくことは大事だと考えていた
・役割を考えて配分はほぼ穏やかHD、C149オンバーンの鋭い嘴暴風耐え、A172オーガポンの等倍ツタ棍棒をオボン込み2発耐え
・テラスタルは悪、イダイトウのお墓参りを耐える目的で使う
・怒りの粉とトリックルーム要員に打点を持つシャドーボールが必須
・残り2つはヤバソチャが怒りの粉しかできないようでは弱いと思ったので瞑想とシャカシャカ砲を採用して、場面によっては脅威にもなれるようにした
・おもてなしを意識した交代や怒りの粉を考えて持ち物はオボンの実

 

【負け試合】

・ドドゲザンにアイアンヘッドがない関係できつくなっているキチキギスに負け、キチキギス自体には2回当たってもう1回は勝っている

・フェアリーテラスの物真似ハーブシャンデラに苦戦しつつ勝てる盤面に持っていくものの、最後に満タンドドゲザンが熱風を急所にもらってしまって負け

・ヤバソチャのおもてなしでオーガポンの頑丈が復活すると思って交代で投げたら、計算ミスしていて復活せずそのまま倒されて、取り返せず負け

・壁キラフロルコノヨザル、相手は2連守るでこちらのジャラランガが毒ダメージで落ちるの待つ勝ち筋しかない場面に持っていったつもりが、ジャラランガのHPが8nだったことで毒ダメージが大きく、それによってHPを残せず普通に1回目の守るの後に落ちて負け

 

【反省】

ガチグマとドドゲザンのどちらかを選ぼうとしてドドゲザンを選びましたが、ここでガチグマを選んでドドゲザンの代わりを探す方向でも考えるべきでした。
元々、ガチグマアブリボン+ドドゲザンオーガポンの基本選出を考えている中で、後発のオーガポンとドドゲザンの両方が格闘を苦手とするのがイマイチだと感じていて、ドドゲザンに飛行テラスを回せば解決するという考えから、積極的にテラスタルできないガチグマを不採用にする方向で今回のパーティに至っています。
ドドゲザンの評価点として、耐性の優秀さから交代で繰り出しての立て直しができる点があったものの、構築としては対面寄りでそれを行う機会は多くないため、その要素を捨てて攻撃範囲の要請を満たすポケモンを探すことはできたはずです(実際結果を残したパーティでエルレイドが採用されていて、それは確かに要件を満たしていた)。