2/7開催の第31回伝説厨オフに参加してきました。
今回のルールは2016年の公式ルールとなった伝説ダブル。
予選は5-2で2位通過。決勝トーナメント1回戦で優勝者のふぉんでゅさんに負けてベスト6でした。
予選で負けた2試合は悪い不確定要素を複数引いたことが原因ではありますが、全体的に相手との噛み合いが良かったから勝てただけだったと思います。決勝トーナメントは結果的に選出ミスで負けてしまったので、その見通しをもう少ししっかり持てるようにしたいですね。
○使用パーティ
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 捨て身タックル | 不意打ち | けたぐり | 猫騙し | ガルーラナイト |
ボーマンダ | ハイパーボイス | 流星群 | 捨て身タックル | 守る | ボーマンダナイト |
カイオーガ | 根源の波動 | 雷 | 冷凍ビーム | 守る | 藍色の玉 |
グラードン | 断崖の剣 | オーバーヒート | ドラゴンクロー | 守る | 紅色の玉 |
クレセリア | 冷凍ビーム | トリックルーム | 重力 | 手助け | メンタルハーブ |
ファイアロー | フレアドライブ | ブレイブバード | 追い風 | ファストガード | 命の珠 |
○選出回数
★ガルーラ:3/8(先発2+後発1)
★ボーマンダ:5/8(先発5+後発0)
★カイオーガ:5/8(先発2+後発3)
★グラードン:8/8(先発2+後発6)
★クレセリア:5/8(先発2+後発3)
★ファイアロー:6/8(先発3+後発3)
誰でも思いつきそうなスイッチトリパ。
ちょうど1年前の伝説厨オフをカイオーガレックウザで優勝していたので、その系統の構築を使うつもりでいたのですが、うまくまとまらずに断念。いわゆるマークなしを伝説ポケモンのみ使っても良いルールだったので、代わりにまだ個体を持っていないポケモンを試す機会として使うことにしました。
というわけで、コンセプトは「重力+断崖の剣」だったのですが、重力を決めた試合が2試合、重力を決めて断崖の剣を打った試合が1試合という結果でした。コンセプトが崩壊しているようにも見えますが、ある意味予想通りでした(うまく事が運べる想定ができていたなら「試す機会」という言葉は使っていない)。
戦い方の理想としては「猫騙しガルーラor威嚇ボーマンダ+トリックルーム→重力して制圧」となるのでしょうが、クレセリアを先発で出せた試合はたったの2回。先発で出していない試合の理由は「ゲンガークロバット、モロバレル×2、ドーブル×2、スイッチトリパのミラー」という内訳になっていますが、これらのポケモンを見て初手からトリックルーム展開に持ち込めないことは稀なことではありません。トリックルーム展開でなくても高い耐久で打ち合えるのがグラードンカイオーガの魅力的なポイントではありますが、後手の姿勢なので中盤以降でトリックルームに持ち込めても余裕があるとは言い難いです。
次に断崖の剣の火力ですが、この技は威力が高く2発耐えることは難しいものの1発耐えるだけであればそれほど難しくはありません。重力+断崖の剣という展開をするターンは確実に当たる断崖の剣を打っているだけで火力的な脅威はないので、グラードンやガルーラに対しては予め削っておかないと反撃でこちらのグラードンが痛手を負うことになってしまいます。因みに、手助け断崖の剣ではカイオーガを倒すことができないのでカイオーガも予め削っておかないとグラードンでは有利に戦えません。
今回はそれも考慮して雑に扱って削るためにカイオーガを採用しましたが、クレセリアにスキルスワップを採用するスペースがなかったので相手のグラードン入り構築には選出しづらく感じました(重力を不採用にした方が強いと思っていた)。
そういうわけで、きれいにトリックルーム+重力と選択できる場面はなく、トリックルームを決めても重力を使うほど余裕がないことも多いので、そのまま命中不安定な断崖の剣や根源の波動を連発しなくてはならず、たまたま当たったから勝てたというような感じでした。
「予想通り」を実際に確認できたのが収穫でしょうか。重力+断崖の剣が強いコンセプトなのは間違いないので別の方向性から考えてみたいものではあります。
以下が当日の簡単な対戦レポートです。
○1戦目 vs ズマノスケ さん 負け 0-1
自分:ボーマンダ グラードン ファイアロー カイオーガ
相手:ファイアロー ゼルネアス ガルーラ グラードン (モロバレル ボルトロス)
追い風を使われてからボーマンダ方向にはブレイブバードが来ないと思いファイアローを投げるもそちらに打たれて追い風による切り返しはできず。ただ、ファイアローには威嚇が入っていたのでその間にグラードンを動かしてゼルネアスを処理。2回目の追い風を許したもののファイアローを処理したので勝てると思いきや、満タンのボーマンダが捨て身タックル急所で倒されて、グラードンのオーバーヒートがメガガルーラにはずれて処理ができず。カイオーガを繰り出すも捨て身タックル+断崖の剣で2匹まとめて倒されて負け。
○2戦目 vs ミーサ さん 勝ち 3-0
自分:ファイアロー カイオーガ ガルーラ グラードン
相手:ファイアロー ガルーラ カイオーガ ドータクン (グラードン エルフーン)
選出の理由は・・・よく覚えてないです。1ターン目に追い風+根源の波動でガルーラを削り、2ターン目にカイオーガが交代で出てきたことでグラードンがいないことを確信。ファイアローを倒して削れたガルーラを猫騙しで処理しながらグラードンを投げてドータクンをオーバーヒートで倒して勝ち。
○3戦目 vs シグルド さん 勝ち 3-0
自分:ガルーラ クレセリア グラードン ファイアロー
相手:ゲンガー ゼルネアス ナットレイ グラードン (ドーブル ファイアロー)
猫騙し+トリル。手助け捨て身タックルでゼルネアスを処理。けたぐり急所でナットレイを処理。ゲンガーの催眠術でガルーラが眠らされてグラードンに倒されるもグラードンでゲンガーを処理しながらトリックルームの切れるころに追い風を決めて相手のグラードンに先手をとって勝ち。
○4戦目 vs アカヌマ さん 負け 0-2
自分:ボーマンダ ファイアロー グラードン クレセリア
相手:ガルーラ ドーブル ゼルネアス グラードン (ファイアロー メタモン)
ダークホール耐性が全然ない選出をしたので、眠らされた上で起点になりにくい選択を考えてハイパーボイス+追い風から入るとニードルガード+グロウパンチだったので有利になる。ファイアローを倒されるもブレイブバード+ハイパーボイスでドーブルはしっかり処理して追い風からグラードンを展開。ハイパーボイス+オーバーヒートでゼルネアスを縛っている場面でしたが、2連守るで追い風ターンが終わってしまう。それでも手助け捨て身タックルでゼルネアスを処理できる可能性があったのですが、下1,2くらいの悪い乱数を引いたらしく耐えられてしまい負け。
○5戦目 vs ほこ さん 勝ち 4-0
自分:ガルーラ クレセリア カイオーガ グラードン
相手:ヤミラミ グラードン Wキュレム ドーブル (ジュカイン ファイアロー)
グラードンに猫騙しを打ちながらクレセリアをカイオーガに交代。グラードンは動かすとカイオーガに倒されるので交代か守るが濃厚ですが、こちらとしてはグラードンキュレムの並びを作られるのが面倒だったので、それを防ぐためにヤミラミにけたぐりを打つとグラードン守る+ヤミラミをキュレムに交代だったのでキュレムが即死。その後グラードンに剣の舞を使われますが、ガルーラの捨て身タックルで削りカイオーガの方が素早さが高いことも分かったので先送りに構わずグラードンを処理して勝ち。
○6戦目 vs ウォーター さん 勝ち 1-0
自分:ボーマンダ グラードン クレセリア カイオーガ
相手:ガルーラ レアコイル グラードン ゼルネアス (サザンドラ プテラ)
ボーマンダ交代でクレセリアを投げてグラードンを雑に動かしながらトリル。ここで交代で出てきた相手グラードンに断崖の剣をはずし、次のターンにはレアコイルから電磁波を受けていたクレセリアが痺れて動けず相手グラードンにグラードンを処理される。カイオーガを死に出しして手助け根源の波動を打つとレアコイルは頑丈じゃなかったらしく倒せたものの、グラードンから交代で出てきたゼルネアスには回避されてしまい、グラードンに天候を取り返されて無償でジオコントロールを積まれてしまう。ただ、最後はHP6割ほどのクレセリアと満タンのボーマンダで守るトリル読みムーンフォース読み手助け捨て身タックルを決めてゼルネアスを処理できたので勝ち。
○7戦目 vs コウ さん 勝ち 2-0
自分:ボーマンダ ファイアロー クレセリア グラードン
相手:ファイアロー ガルーラ ゼルネアス グラードン (ドーブル モロバレル)
お互いに追い風を打ち合い、威嚇の入ったファイアローを無視してブレイブバード+捨て身タックルでガルーラを処理。ゼルネアスもフレアドライブ+捨て身タックルで処理してファイアローが倒れたところにトリックルームからグラードンを展開。この日唯一の重力+断崖の剣を決めて勝ち。
○準々決勝 vs ふぉんでゅ さん 負け 0-3
自分:ボーマンダ カイオーガ グラードン ファイアロー
相手:ボルトロス クチート レックウザ カイオーガ (クロバット ゲンガー)
クロバットゲンガーにより初手からトリックルームを狙うのは難しいと判断。相手はカイオーガが受からないのでボーマンダ+カイオーガで出していくのが良さそう。クチート対策としてグラードンを選出して最後にファイアローとクレセリアのどちらを出すかですが、グラードンはカイオーガレックウザには強くないのでこれに対しては先制技で無理やり縛る動きをする方が良いと思い、ファイアローを選出。
試合は初手からボルトロスクチートと強気の初手を置かれてしまいましたが、雑に扱う予定で選出したカイオーガを初手で守らせてしまったのがミス。ボーマンダを犠牲にレックウザをサクッと倒したもののグラードンは噴火ではないので気合いの襷ボルトロスをなかなか倒せず、負け。最後に打たれためざめるパワー水を見て初手の強気な選出ができる理由が分かりました。
レックウザをサクッと倒せてしまったので、ファイアローでなくクレセリアを出していればトリックルーム展開に持ち込み重力+断崖の剣で全て制圧できて勝負できたと思います。
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というわけで、上までは進めませんでしたが構築を考えるとまずまずの出来でした。
先にも書いた通りですが、今回のパーティにおける重力は「勝てる相手に勝てる確率を上げるための技」で「勝てる相手の数を多くする技」ではないように感じていて、「勝てる相手の数を多くする技」であるスキルスワップを抜いてまで採用する技ではない・・・という認識を確かめる形になりました。
主催のミーサさん、参加者の皆さま、お疲れ様でしたー♪