7月〜8月にかけて開催されていた極湧泉杯(きわみゆうせんはい)に参加しました。
ルールはVCを含む過去作使用可能の7世代シングル66で、予選の湧泉杯で上位入賞した方々と6世代以降のシングル66の対戦会で上位入賞した方を招待する形でメンバーを募った大会です。私も過去に夜空杯というオフ会で優勝した実績があったので参加権利を持っていたため、出場することにしました。
しかし、結果は奮わず3-3で予選敗退。予選通過者2人に勝っていれば直接対決で予選抜けもあったのですが、見事にどちらにも負けています。。
【パーティ構成】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
リザードン | 火炎放射 | ニトロチャージ | めざめるパワー氷 | 羽休め | リザードナイトY |
ガブリアス | ドラゴンクロー | 地震 | 炎の牙 | 剣の舞 | ビビリ玉 |
FCトルネロス | アクロバット | 凍える風 | 挑発 | 霧払い | 脱出ボタン |
ダグトリオ | 地震 | 不意打ち | ステルスロック | 置き土産 | 命の珠 |
ミミッキュ | じゃれつく | シャドークロー | 影打ち | 剣の舞 | ミミッキュZ |
ポリゴン2 | 恩返し | 放電 | 鈍い | 自己再生 | 進化の輝石 |
【詳細】
ポケモン | 実数値 | 努力値 |
---|---|---|
リザードン | 175-×-106-182-136-167 | H.172 B.60 C.20 D.4 S>252 |
ガブリアス | 183-182-115-×-106-169 | A.252 D.4 S.252 |
FCトルネロス | 181-121-105-117-111-190 | H.212 A.4 B.36 D.4 S.252 |
ダグトリオ | 111-149-71-×-93-189 | H.4 A.228 B.4 D.20 S.252 |
ミミッキュ | 131-142-100-×-125-162 | H.4 A.252 S.252 |
ポリゴン2 | 191-101-156-126-116-72 | H.244 A.4 B.252 C.4 D.4 |
【パーティ説明】
・しんめーさんの案をもらっただけなので理解度は高くないです(配分は全部自分で考えました)
・主軸はリザードンY、「相手を崩す高火力」「羽休めによるサイクル」「ニトロチャージで全抜き」が魅力です
・シングル66で飛び交うステルスロックが苦手なのでトルネロスの霧払いを使ってサポート
・トルネロスに脱出ボタンを持たせることで再生力で消耗を抑えつつ、対面をコントロールしやすくするギミックを採用
・そのギミックを活かしてリザードンの苦手なバンギラスやドヒドイデを逃さずに狩れるダグトリオ
・ダグトリオが電気対策としては機能しないので地面対策枠となるガブリアスを投入
・残り色々誤魔化すミミッキュとポリゴン2
・リザードン。ニトロチャージで素早さを上げて制圧する、原案は竜の波動でしたがボーマンダをより意識してめざめるパワー氷
・トルネロス。脱出ボタンとアクロバットの相性が良い、凍える風でボーマンダの起点にならずに済む
・ダグトリオ。7世代で攻撃種族値が100に上がっているが火力不足の命の珠、ステルスロックは霧払いで両者消えるので基本的には打たない
・ガブリアス。霊獣ランドロスを起点にできるビビリだま、持ち物がなくてもある程度強い
・ミミッキュ。崩し要員の1匹としても考えてミミッキュZ、レッドカードの使い方は上手くイメージできませんでした
・ポリゴン2.鈍いの採用理由をあまり分かっていないが、使われた際に剣の舞ミミッキュが起点にされて強さを感じたのでそのまま使用
【対戦レポート】
○1戦目 vs ユウキ さん 勝ち 2-0
自分:ガブリアス FCトルネロス ミミッキュ リザードン ポリゴン2 ダグトリオ
相手:カプ・コケコ ライチュウR ナットレイ ニョロトノ ラグラージ テッカグヤ
初手有利対面でマジカルシャインを受けて素直に地震で倒す。ライチュウが出てきますが電気技を選ばないと思うのでトルネロスでサイコキネシスを受けて脱出ボタンでミミッキュに繋ぐ。ばけのかわを剥ぐために攻撃してきたのでそのまま倒す。ナットレイを出されたのでリザードンに交代、そのタイミングでステルスロックを撒かれる。メガシンカしない火炎放射をニョロトノに受けられて脱出ボタンでラグラージが登場、相手からしたらソーラービームが怖く岩雪崩がない限りはリザードンも積極的に動けるので火炎放射を選ぶと、テッカグヤが出てきてそのまま倒す。
早い段階で相手を3匹倒してこちらのサイクルに余裕が生まれたので、トルネロスの霧払いでステルスロックを除去しながらニョロトノを削り、温存したリザードンでラグラージナットレイを倒して勝ち。
○2戦目 vs こばると さん 負け 0-2
自分:リザードン ポリゴン2 ガブリアス ダグトリオ ミミッキュ FCトルネロス
相手:ミミロップ カプ・レヒレ FCボルトロス ゲッコウガ エアームド マンムー
バトルビデオを撮り損ねたので中盤の展開があやふやです・・・。
猫騙しで蓄積だけ入れられて、リザードンをカプレヒレで受けられる。ポリゴン2に交代したところ相手もボルトロスに交代しており、カクトウZでポリゴン2が大きく削れて機能しなくなったので恩返しで蓄積だけ入れてそのまま倒される。死に出しガブリアスで強気の剣の舞を使ってカプレヒレを倒すもののゲッコウガに縛り返される。ただ、相手はカプレヒレを失ったことでリザードンが受からないので、一番役割の薄いダグトリオを切って死に出しリザードンからゲッコウガを処理(やや違う気がする)。
終盤。リザードンvsマンムーの対面で相手が蓄積を与えるために氷の礫を打ったターンに羽休め、羽休め読み地震読みでニトロチャージを使ってマンムーを倒す。こちらの控えがミミッキュ、相手の控えがエアームドと削れている霊獣ボルトロスと少し削れたメガミミロップ。ミミロップ死に出しから猫騙しで蓄積を入れられて晴れが最終ターン。ここで交代読み羽休めと羽休め読み居座りに対する火炎放射で選択を迷って、火炎放射を打ちましたが素直に霊獣ボルトロスに交代されてしまい、晴れターンが切れたためミミロップを倒し切れず負け。
最後の局面ですが、リザードンのHPが「恩返しは耐えるが猫騙し込みだと耐えない」程度だったはずなので、火炎放射でボルトロスを倒した後はミミッキュに交代して倒してもらい、再度リザードンを出してニトロチャージを使うのが正解でした。即ち、記憶が正しいならプレイングミスによる負けです。
○3戦目 vs パゲ さん 負け 0-5
自分:ポリゴン2 FCトルネロス ガブリアス リザードン ダグトリオ ミミッキュ
相手:ラティアス カプ・ブルル ギルガルド ガルーラ FCランドロス アーゴヨン
恩返しをカプブルルに受けられてトルネロスを繰り出すと宿り木の種。挑発を使うとギルガルドを繰り出されたのでポリゴン2で受けに行くと拘り鉢巻き持ちであることがわかる。しばらくサイクルが続いた中で、カプブルルがリフレクター光の壁持ちであることが分かり、トルネロスの霧払いから脱出ギミックを使ってギルガルドの処理を図るものの、ギルガルドがダグトリオの蟻地獄から逃れられることを忘れている痛恨のミス。更に、ラティアスの願い事で削れていたメガガルーラを回復されて非常に辛い。終盤にダグトリオvs削れたアーゴヨンで不意打ち勝負を仕掛けるも2回目で攻撃技を選ばれて負けてしまい、そのまま全抜きされて負け。
こちらの主な決定力であるリザードンがラティアスを突破することができないため苦しい戦いを強いられました。また、メガガルーラが地球投げだったのでポリゴン2の鈍いでの打開も難しく、勝てるビジョンを想像することができませんでした。
○4戦目 vs SHOW さん 勝ち 2-0
自分:リザードン ポリゴン2 FCトルネロス ダグトリオ ミミッキュ ガブリアス
相手:マンムー ボーマンダ カプ・レヒレ フェローチェ ボルトロス ギルガルド
火炎放射から入るとステルスロック。ニトロチャージで倒すと出てきたのはボーマンダ。めざ氷で1発で倒すには少し火力が足りなかったのでポリゴン2に退くと相手もカプレヒレに交代。自然の怒りを打たれてから恩返しを打つと半分弱入ってCSベースなことが分かる。トルネロスを繰り出すと相手は瞑想、霧払いでステルスロックを除去した後にハイドロポンプを打たれるも耐えて脱出、ダグトリオに繋いで地震でカプレヒレを倒す。フェローチェを死に出しされたのでダグトリオを切ってミミッキュで流す。
その後サイクルが回ってリザードンvsギルガルドの局面を作り、ニトロチャ−ジで素早さを上げながら突破。捨て身反動で削れていたボーマンダをめざめるパワーで倒して、そのまま残りのボルトロス・フェローチェを倒して勝ち。
○5戦目 vs ぐーたら さん 負け 0-4
自分:リザードン FCトルネロス ミミッキュ ポリゴン2 ガブリアス ダグトリオ
相手:ゲッコウガ ボーマンダ ミロカロス ポリゴン2 カバルドン ミミッキュ
初手悪の波動だったので火炎放射でそのまま倒す。死に出しボーマンダの恩返しをトルネロスで受けて脱出してミミッキュ。剣の舞を積むチャンスでもありましたが、ボーマンダが身代わりなどを持っていると殴り負けるため素直にミミッキュZを選択するとミロカロスが6割程度削れて火炎玉発動。放電ポリゴン2で自己再生のPPを削りにいくも途中で毒々を盛られてこちらが不利、ガブリアスに交代して剣の舞を使うと熱湯1発目で火傷した上に黒い霧を使われて完全に劣勢。リザードンでどうにか崩そうと図るものの、回復技で晴れターンを凌がれてポリゴン2までも毒々を所持していたため、受け回しができなくなって負け。
構築相性が悪かったです。ミミッキュを温存しましたがゲッコウガを素早く処理できていたので、ストッパーと位置付けることが多かったミミッキュを崩しに使うプランに切り替えるのが正解だったと思います。
○6戦目 vs ひまり さん 勝ち 2-0
自分:ガブリアス リザードン ポリゴン2 ダグトリオ FCトルネロス 【ミミッキュ】
相手:ナットレイ FCランドロス ニョロトノ ハッサム カプ・コケコ オムスター
初手はステルスロックかランドロスへの交代が濃厚だと考えて剣の舞、ランドロスが出てきて威嚇でビビリ玉が発動する。相手としては威嚇を回したいはずなので、もう一度剣の舞を選ぶとナットレイが交代で出てくる。これを炎の牙で倒して迎えたランドロスにドラゴンクローを打つとニョロトノが出てきて赤ゲージ付近まで削れて脱出ボタンで再びランドロス。地震を1発受けても死なないため再び剣の舞を使い、その間に地震を受ける。相手としてはハッサムでドラゴン技を受けながらバレットパンチでガブリアスを処理したいはずなので、炎の牙を選択すると交代でハッサムが出てきて一撃で沈める。再びランドロスを死に出しされてドラゴンクローで削ったところでガブリアスが地震で倒されてお役御免。
リザードンの死に出しから火炎放射でランドロスを処理。相手のカプコケコをポリゴン2を犠牲にしてダグトリオでキャッチして処理。ニョロトノをダグトリオで処理した後はトルネロス脱出からリザードンに繋いで天候を奪って、オムスターをダグトリオで処理して勝利。
【使用感】
・リザードン。使い慣れてたボーマンダと期待できる動きが同じなので感触は良かった。ただ、5ターンしか火力が続かないのが少し残念。
・トルネロス。霧払いや脱出ギミックの動きが面白かったが、火力がなく中盤以降の扱いが難しい。挑発より蜻蛉帰りが欲しかった。
・ダグトリオ。脱出ボタンを絡めたギミックが面白かった。一方負け試合はほとんど活躍の機会がなかった
・ガブリアス。特に最後の試合で存在感を発揮したが、ゲッコウガやフェローチェなど受けるのが難しいポケモンを死に出しされやすいのが辛い
・ミミッキュ。すごく強いとは感じなかった。Z技を使えた試合が1試合しかなかった。
・ポリゴン2.すごく強いとは感じなかった。疲弊していることが多いので鈍いを使う機会が全然ない
・回復技を持ったポケモンが3匹程度入ったような構築ばかり好んで使っていたので扱いは難しかった
・定数ダメージ技がないので積み技でしか高耐久を崩せず、硬い布陣を敷かれていると非常に辛かった
・脱出ギミックは面白かったので、より耐久耐性に優れるモロバレルなどでも試してみたい
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大会のレポートは以上になります。
シングル66は6世代までは結構やっていたのですが、7世代は「簡単に役割破壊できるZ技の登場」「ビーストブーストによる死に出しからの切り返しの難しさ」が従来の66と大きく違っていて、まだそこに適用できていない中での対戦だったので勉強の良い機会になりました。
主催のわいたろうさん、パーティ案をくれたしんめーさん、対戦していただいた方々、ありがとうございました…!