「MINORI CHIHARA LIVE 2014 SUMMER DREAM2」
8/2の茅原実里のライブで河口湖ステラシアターまで行って来ました。
茅原実里のライブは昨年のSUMMER DREAM以来で5回目でした。
ここまでほぼ昨年のレポートの引用なのですが、なんだかすごく通ってるような気がしたのに、意外とまだ5回目なんですね。
○セットリスト
1.「ピーカンVACATION☆」
2.「詩人の旅」
3.「雨上がりの花よ咲け」
- MC1-
4.「夏を忘れたら」
- MC2-
5. 「FLAGSHIP FANFARE」
- メンバー紹介-
6.「なごり雪」
- MC3-
7.「TRAIN TRAIN」
- MC4-
8.「Borderless Journey」
- MC5-
9.「Voyager Train」
- Instrumental-
10.「Last Arden」
11.「純白サンクチュアリィ」
- MC6-
12.「向かい風に打たれながら」
13.「赤い棘のギルティ」
14.「NO LINE」
15.「書きかけのDestiney」
- MC7-
16.「Freedom Dreamer」
〜アンコール〜
17.「そのとき僕は髪飾りを買う」
- MC-
18.「Contact 13th」
- MC-
19.「Sunshine Flower」
〜Wアンコール〜
20.「Peace of mind〜人魚のささやき」
実は今年は最初は行く予定がありませんでした。8/3の水樹奈々の横浜スタジアムにすごく興味があって、チケット購入を試みたものの残念ながら売り切れ・・・ということで、その代わりにはならないと思いつつも代わりとして今年も河口湖に行こうと思った次第です。
行くとなれば今年も大月駅でランチをしたかったので、昨年と同じような感覚で東京を出発しました。河口湖に行くのももう3回目になるので目新しいことはあまりなかったのですが、富士急行線の往復特急券が面白かったです。往復で買うと片道ずつで買うよりも30円安いだけでそこまでお得な感じがないと思ったのですが、よく説明を見てみると「富士急行線区間の乗り降り自由」「発行日より2日間有効」とあって圧倒的にお得な券でした。ただ、都心とは違って運行本数が少ないので間の駅で降りると次の電車がしばらく来ないんですよね・・・(
そういえば、大月駅には山中湖である私立恵比寿中学のライブに向かう方々がいらっしゃいましたね。帰りの電車が大変なのではないかと心配しましたが、結局は杞憂でした。
そんなこんなで河口湖駅到着。モールでゆっくりしてから会場入りしようと考えてたものの、気付けば開演まで1時間くらいしかなかったようで全くそんな余裕はありませんでした。
会場は今年は1階。過去2年が2階席の最後尾だっただけに意外と距離が近いように感じました(これが意外と大事だということには後々気付く)。「昨年のコンセプトは野球だったけど、今年のコンセプトは何でしょう」と思っていましたが、注意事項を説明する方の設定を聞く限りは列車がコンセプトだったみたいです。言われてみれば、告知ポスターなどの背景には列車が描かれていましたね。
列車がコンセプトということは1曲目は「Voyager Train」かと思いましたが、「ピーカンVACATION☆」でスタート。7/23発売の「向かい風に打たれながら」のc/w曲の一つなのですが、実はあまり予習ができていなくて「c/wこんな曲だったな…」と。今聴くと結構良い曲ですね。
続いて「詩人の旅」が来て涼しくも一気に熱くなる。茅原実里にハマるきっかけはこの曲だったので聴けて良かったです。3曲目の「雨上がりの花よ咲け」も時期的には結構前の曲にあたり、昔の曲を大事にしていると感じました。
ギターがアコースティックギターに持ち替えている様子を見ながら次は「夏を忘れたら」辺りだと思っていたら的中。風も涼しく、会場と非常にマッチしていたように思えます。
そして、「FLAGSHIP FANFARE」というタイトルからも分かりそうな新しい旗曲。旗振りの練習を最初にしていたのですが、通してでも3回くらいはやっていた気がするのでスケジュールに支障がないか心配でした((
これもCD音源をしっかり聴く機会を設けましたが、なんというかちゃっちい(?)感じを受けました。
突然「用事を思い出した!」みたいな感じでボーカルが去ってバンドメンバー紹介。バンドマスターでもあるドラム担当さんが大真面目。。ベースの方が知り合いになんとなく雰囲気が似てました。背がちょっと低い感じが良いですね。バイオリンの大先生が暴走したり、「(天気が晴れたから『ミス・サンシャインだよー♪』と言っていた茅原のMCの後で少し雨が降り出したことを受けて)何がミス・サンシャインだよ」みたいな煽りを聞けたりといろいろおもしろかったです。
少し雨が降り出したことでステラシアターの天井が閉まりましたが、照明の演出が絶妙で外がまだ明るい割にはステージがきれいでした。
そして、法被を着た茅原実里がステージに戻ってくる。そして、今年のスペシャルコーナーの紹介でいきなり一発ギャグをかます((
…今回のスペシャルは「トレインコーナー」ということで列車に関する楽曲を歌うシリーズになるらしいです。因みに、ここで本人から「去年のサマドリは野球がテーマでした、今年のサマドリは…コンセプトというコンセプトはありませんが…」というお言葉が聞けました。特に列車はコンセプトではなかったようです((
「なごり雪」は私は分からない曲でした。「TRAIN-TRAIN」は聴くだけなら分かる・・・と思っていると突然歌詞を忘れて、ストップをかけてやり直しをする茅原。人様の曲をカバーさせてもらっているので間違えるわけにはいかないというポリシーらしいです。忘れた部分の歌詞を会場にいるお客さんが教えてあげているのを見て暖かい雰囲気を感じつつ、冷静に皆さま詳しいと感じていました。
それにしてもメンバー紹介からトレインコーナーの一発ギャグからここまでの流れを見て今年のテーマはコメディなのではないかと思うくらいにはちょっとぐだぐだした感じになっていました((
「TRAIN-TRAIN」のあとは「Borderless Journey」というアニメのキャラソング。知らない曲でしたが、事前に言っていた通りにかっこよかったですね。そして、自身の楽曲である「Voyager Train」、上の方で「詩人の旅」でハマったと書きましたが追い打ちを掛けたのは「Parade」に収録されていたこの楽曲だったので聴けて良かったですね。
今年でデビュー10周年なので原点回帰、という話が出ていたこともあったのでもしかしたら各アルバムのリード曲を取り入れてくるのではと思いましたが、これ以降はそうではありませんでした。
バンドパフォーマンスを挟んで、衣装を群青色(?)のティアードドレスにガラッとチェンジ。髪も左に流していて非常に大人っぽかったです。そこで歌った曲が「Last Arden」なのですが、分からない曲でした。c/wだったという記憶しかないのですが、そういえばc/wコレクションのアルバムを買ったけど開封していないままであることを思い出しました((
「純白サンクチュアリィ」は人気の定番曲です。「Voyager Train」のときにも思ったのですが、
「せーの、はーい!はーい!はい!はい!はい! みーのりん!へい!・・・」
っていうのがAメロ終わりからBメロにかけてありますよね(いわゆるPPPH?)。カラオケに行ったときに「知らない曲でもこれができそうな曲ならとりあえず盛り上がれる」と聞いたことがあってなるほど確かにと思いましたが、茅原楽曲はメロディの音程が低めの楽曲が多いことから掛け声にボーカルの低音が飲まれている傾向は前々から感じていて、今回もそのような感じだったので何にでも合うわけではないのになぁと思っていました。
ここまでのしっとりとした雰囲気から急に熱い展開へと移行します。ティアードドレスの背中をばっさりと開いて出てきたのは黄色のドレス。新曲である「向かい風に打たれながら」をはじめ、たしか間を挟まずに4曲歌い続けた気がします。
「書きかけのDestiny」を結構久しぶりに聴いた気がしましたが、この位置に持ってきても違和感ない曲で、そういう曲が増えるのは良いことだと感じていた気がします。
本編ラストは「Freedom Dreamer」、正直これがラストだという実感が全くなくていつもより曲数が少ないように感じていました。これまでに通った茅原実里のライブは終盤の熱い展開を作るために「ZONE//ALONE」「Paradise Lost」「TARMINATED」辺りの曲を必ず取り入れていました。良く言えば盛り上がる定番の曲をはずさないことで長く応援し続けているファンを大事にしている、悪く言えばそれらの楽曲でないと終盤の盛り上げる展開を作ることができない、という風に個人的には感じていて、それらの楽曲を使わずに終盤を作り上げるときが来ないかと待っていただけになんとなく嬉しかったです。
ここからはある意味茶番なアンコール。
9月に発売になるベストアルバムの1枚であるファンセレクトディスクの上位5曲の中から1曲やるらしく・・・ってその上位5曲をここで普通に発表しちゃうんですね。
ライブ前に、私の友人が「『蒼い孤島』が一番好きなんだけどまだライブではフルで聴いたことないからやってくれないかなー」と言っており「いやいや、ないよ」というやり取りをしていたのですが、ここで上位5曲の1曲として「蒼い孤島」の名前が挙がる。しかし、選ばれたのは「Contact 13th」でフラグをしっかり回収していたのが面白かったです。因みに、セットリストを調べたところ、2日目は「蒼い孤島」を歌っていたなのでますます面白かったです((
「Sunshine Flower」では衣装についていたサマドリ人形が落ちて、それに気付かずに彼女が踏みつけてしまうというハプニングもありました。
ダブルアンコールも恒例の浴衣での登場。最後に気持ちを込めて歌います・・・と言った楽曲で再び歌詞を忘れて演奏を中止する始末((
最後の花火の際にステージの後ろの壁が2つに開いたのがすごく衝撃的で、ステラシアターって実はよくできた会場なのだと思いました。
帰りは河口湖駅発の終電の1本前の電車に乗れました。曲数も少なく感じていて、いつもより終わるのが早かったと思っていましたが、後から見たら曲数もさほど変わりはなくライブの開演時間が去年より30分早かっただけの問題でした。
そんなこんなでぐだぐだと感想だけ書き連ねました。
ライブは完成度の高いパフォーマンスを生ものとしてパッケージ化させるような演出を見るのがすごく好きで、1曲1曲の盛り上がりで言えば例年の方が良かったような気がしますが、MCから一発ギャグから歌詞忘れから人形踏みつけてまた歌詞忘れる・・・という今コメディチックな流れが一貫していた今回のライブもまた楽しみ方のひとつだなと感じました。
それをそう感じられたのには座席が1階席でいつもより近かったからというのが要因としてあるのかもしれません。ライブはいつも遠い距離で上からステージを眺めていることが多かったのですが、7月に行ったUNIDOLのイベントで「あ、ステージって本来見上げるだったなぁ」という気付きがあって、今回の距離感と来ました。1階席も上から眺めるような位置ではありますが、2階席では分かりにくい表情の機微を伺えたりできるとだいぶ違うように感じました。
あとは全体を通して衣装がどれも良かったような気がします。会場にいる方の物販Tシャツも青と黄色でなんとなく今年流行りらしいカラーでしたし、青のドレスから黄色のドレスへと変わる瞬間などは色映えが良かったです。そして、ついでに言うと、1階席の位置ならドレスが翻って美脚とスパッツがチラッと見えたりするのがあってものすごくかっこいいのです((
そういう要素もありながら終盤に定番の熱い曲を持ってこないという挑戦も見えたような気がしたので、今年も素直に来て良かったと思えました。知らない曲が多いという私自身の勉強不足がなければより楽しめたような気もします。
あとなんとなくですが、1年前よりも自分がだいぶ丸くなったように感じました。
来年は行くかどうか(そもそもやるかどうかも)未定ですが、こういう変化も楽しめたらいいですね。