カイロス66トリプル使用パーティ

カイロス66トリプルというルールで対戦を行いました。


簡単にルールを説明すると、使用可能なポケモンカイロスのみのトリプルバトルで持ち物の重複は禁止です。なぜカイロスなのかと思われるかもしれませんが、きっかけを抜きにしても、意外と戦略的な対戦になることが予想されます。
まず、カイロスカイロスに効果的なダメージを与えるためにはタイプ不一致技で弱点を突かねばならず互いに向き合っても一撃死しにくくなっているのでラティオスvsラティオスのようにただ先手を取った方が勝ちというわけではありません。
加えてメガシンカという盛り上がり要素があり、パーティに1匹だけ入れられるメガカイロスは素早さ種族値を上げながら特性のスカイスキンカイロスとのタイマンを制することができます。しかし、そんなメガカイロスも岩弱点が4倍になったことで取り巻きのカイロスの岩技で一撃死してしまいます。特に、トリプルバトルは場に出ているポケモンの数も多く、スカイスキンは飛行技とはいえ対角に届く技ではないので1vs1交換に終わりやすいメガカイロスの性能はある程度抑止されているといえるでしょう。
その他にも糸を吐くやステルスロックといった性能の高い補助技を覚えること、そのように悠長に戦って後続の起点を作るような戦い方をしていると相手のカイロスに自信過剰を発動させてしまい手がつけられなくなるような点から戦略にもバランスがとれているといえるかもしれません。


〜パーティ〜
カイロス@拘り鉢巻き
カイロス@先制の爪
カイロス@弱点保険
カイロスカイロスナイト
カイロス@拘りスカーフ
カイロス@食べ残し


カイロス ようき じしんかじょう
141-176-121-×-91-150 H.4 A.244 B.4 D.4 S.252
ストーンエッジいわなだれ、がんせきふうじ、でんこうせっか@こだわりハチマキ


カイロス ようき じしんかじょう
141-170-127-×-91-150 H.4 A.196 B.52 D.4 S.252
ストーンエッジいわなだれ、がんせきふうじ、まもる@せんせいのツメ


カイロス いじっぱり じしんかじょう
141-187-149-×-91-115 H.4 A.196 B.228 D.4 S.76
がんせきふうじ、いわなだれ、フェイント、まもる@じゃくてんほけん


カイロス ようき じしんかじょう
141-176-121-×-91-150 H.4 A.244 B.4 D.4 S.252
(141-206-141-×-111-172)
おんがえし、でんこうせっか、フェイント、まもる@カイロスナイト


カイロス ようき じしんかじょう
147-162-129-×-91-150 H.52 A.132 B.68 D.4 S.252
ストーンエッジいわなだれ、がんせきふうじ、でんこうせっかこだわりスカーフ


カイロス ゆうかん かいりきバサミ
157-×-148-×-82-86
ハサミギロチン、てだすけ、かげぶんしん、みがわり@たべのこし



まず特徴的なのはメガカイロスが使用可能なところです。メガカイロスメガシンカすることで素早さ種族値が105と上昇するため拘りスカーフを持っているカイロス以外には自然と先制することができるようになります。また、メガカイロスの特性はスカイスキンとなっており飛行技でカイロスの弱点を突くことができて威力命中とも安定している恩返しなどでカイロスは簡単に倒されてしまいます。ここから分かることは、このルールではメガカイロスメガカイロスに先制する手段となる拘りスカーフカイロスの存在が非常に重要だということです。
因みに、トリプルバトルの飛行技はどこにいても全ての相手に攻撃できる性質がありますが、スカイスキンの補正がかかる技に関してはその適用がありません。


その他、基本的に大事そうなことは
カイロスストーンエッジカイロスを1発で倒せない
カイロスストーンエッジメガカイロスを1発で倒せる
カイロスの75%いわなだれメガカイロスを1発で倒せない
メガカイロスのフェイントはカイロスをステロダメージ込みで1発で倒せない
メガカイロススカイスキンが適用された技はノーマルタイプなので対角まで届かない
ステルスロックは後発で出てきたカイロスのHPを1/4削る技として有効だが後発メガカイロスも場に出てからメガシンカなので同じく1/4ダメージ
というようなところでしょうか。


そして、このルールでは見せ合いを行っても持ち物と性別以外はお互いにカイロスを6匹連れていることしか分からず、相手が初手に出してくるのもカイロス3匹であるのは間違いないので、どのカイロスを初手に出してどのように行動するかはあらかじめ決めておく必要があります。なので、次は重要な存在だと分かったメガカイロスと拘りスカーフカイロスをどこに配置するかを考えたいと思います。
カイロスカイロスに最もダメージを与えられる技はストーンエッジなのですが、これは上に書いた通り強化アイテムなどがないと急所に当たりやすい追加効果を引かない限りは倒すことができません。そのため、拘りスカーフカイロスで初手で先制して嬉しい場面は追加効果を引く前提となります。また、個人的には拘りスカーフカイロスは相手のメガカイロス対策として使いたいのでどのカイロスがメガストーンを持っているか分からない状態で拘りスカーフカイロスを消耗させたくないことから拘りスカーフカイロスは後発に置くことにしました。ステルスロックを撒かれていても先制の電光石火なら耐えられるので相手のメガカイロス対策としてしっかり機能して、特性の自信過剰を発動させることで相手のカイロスストーンエッジで1発で倒せるようになるので終盤のエースとしても活躍が期待できます。
さて、今触れたようにカイロス隠れ特性は自信過剰であるためエースとしての運用もすることができます。逆に相手の拘りスカーフカイロスを止める手段はメガカイロスの飛行技しかありません。そのため、相手の拘りスカーフカイロスを判別できないうちにメガカイロスを消耗させたくなくて、メガカイロスも後発に置くことにしました。


重要なカイロス2匹を後発に配置することを決めたので、そろそろ先発を決めなくてはなりません。ステルスロックを撒けばより後発のポケモンで相手を倒しやすくなるものの、ステルスロックを撒いている間に相手に一方的な削りをされて自信過剰を発動される方が厄介なカイロスが増えてしまい面倒なので、先発に置くカイロスは火力の高いものとして相手のカイロスに隙を見せにくく、あわよくば相手のスカーフカイロスメガカイロスを迎撃できる型を採用することにします。
ということで、まず採用したのが先制の爪カイロスです。先制の爪カイロスは先発で出てくる相手の拘りスカーフカイロスに対して唯一先手を取れる可能性を残しているポケモンです。それだけでなく、この持ち物を持たせるだけで同速勝負に勝てる確率も50%から60%になり有利な戦いを仕掛けることができますし、糸を吐くを使われても20%で先手が取れるのでケアができるようになっています。
次に採用したのは拘り鉢巻カイロスです。カイロスは相手のカイロスを一撃で倒すことはできませんが、拘り鉢巻を持つと相手のカイロスを一撃で倒すことができます。動きさえすれば相手を一撃で倒すことができるので単純に相手の個体数を減らすのに有用であり、自信過剰が発動すれば相手も拘りスカーフカイロスメガカイロスをぶつけて止めにくる可能性は高く相手の切り札を引きずり出しやすくなります。
先発に出せるポケモンはあと1匹いますが、相手の先取りに対して強いカイロスを使いたいです。ということで、弱点保険カイロスを採用することにしました。先手の先取りで岩技を打たせて弱点保険を発動させることで返しの岩技で一撃で仕留めることができます。


これで先発に置く3匹は決まったので、残りの後発となる1匹を決めなくてはなりません。ここまでで強力そうな持ち物をだいぶ使用したため、6匹目のカイロスが脅威になるには補助技を有効に活用できる型になることが望ましいでしょうか。特に、
・拘りスカーフカイロスで一掃できる場合→6匹目のカイロスは暇でやることがない
・拘りスカーフカイロスで一掃できない場合→相手に攻撃を耐えられてから結局カイロスの同速勝負
となってしまいます。前者を解決するためにビルドアップを積む型も考えましたが、どうしても初動が遅くなってしまいます。そこで目についたのが手助けという技です。手助けは文字通りに味方カイロスを手助けして瞬発的な火力を引き出すことができるので、攻め遅れが発生しにくく後者の問題を解決できます。手助けをする型は絶対に放置されやすいので、影分身を持たせて前者の問題を解決することにしました。影分身による回避から単体で勝ち筋を残せるように最後のカイロスの持ち物は食べ残しとします。


>カイロス(拘り鉢巻)
相手を一撃で倒す能力を持つ拘り鉢巻カイロスステルスロックや糸を吐くからスタートするカイロスを倒して序盤から個体数で有利に立てるようにしつつ、自信過剰を発動させることで相手の脅威となることができます。
拘り鉢巻きを持たせるので技はすべて攻撃技にしますが、基本的には相手のHP振りカイロスまで高乱数で倒せるストーンエッジ以外打ちません。残りの技はストーンエッジのPPが切れそうで引っ込まざるをえなくなり再度登場した際の技を一応入れた形です。
努力値配分は素早さを最速にして拘りスカーフ以外のカイロスには同速勝負を仕掛けて一撃で倒しにいけるようにします。残りはHP振りカイロスまで倒せるようにするためにB121カイロスに対するストーンエッジのダメージが攻撃全振りと変わらないところまで攻撃に配分します。これにより拘りスカーフ持ちに先取りをされない限りは40%の確率で相手に何も行動をさせずに倒すことができるようになります。残りを耐久に振り分けることでA194カイロスストーンエッジを上2つの乱数以外で耐えることができるようになります。


>カイロス(先制の爪)
拘りスカーフカイロスに20%の確率で先手をとれる可能性を持つ貴重な先制の爪カイロス。同速対決を制する方が有利に立ちやすいこのルールにおいて、このアイテムを持つだけで同速勝負に勝てる確率が10%上がるのはかなり影響が大きいです。
確定しているのは岩雪崩のみ。特に欲しい技があるわけではなかったのですが、せっかくなので先制の爪でメガカイロスを迎撃できるストーンエッジとスカーフカイロスっぽいカイロスに当てられたら有利になりそうな岩石封じを入れました。ストーンエッジと守るを入れることでこちらが一掃される展開を防ぎ相手カイロスの自信過剰の発動を抑えることができます。
努力値配分は相手の先制の爪カイロスに負けないように素早さを最速。耐久に配分しても拘り鉢巻ストーンエッジは耐えないことから残りは攻撃をベースに配分。拘り鉢巻を持たせる型に比べると攻撃面での調整先が特別にあるわけではないので、A177カイロスの75%岩雪崩を2発耐えるように耐久に配分をしてから残りを攻撃に振りました。攻撃ベースで振ってあるおかげでヨロギの実やオボンの実を持ったカイロスも味方との追撃で倒すことができたり次のフェイント圏内に入れやすくなっています。


>カイロス(弱点保険)
相手の先取りに強めな弱点保険カイロスストーンエッジを先取りされるとこちらのカイロスが倒れてしまうものの威力の低い岩技を打てば先取りされても倒れることはなく、弱点保険の発動によってこちらの反撃で相手を倒すことができるようになります。先発で出す拘り鉢巻カイロスと比較して「潰さなければ潰されるカイロス」「潰しにいくと返り討ちにされるカイロス」が両端にいるため相手にとっては攻めづらいと思います。
持たせる技としてはまず岩石封じが確定。これにより、仮に弱点保険が発動しなかったとしても素早さ関係を入れ替えられるので拘りスカーフ型以外であればタイマンで突破できるようになります。次に弱点保険が発動した際に効率良くダメージを稼いでいける範囲技の岩雪崩を採用。相手がやや耐久に振っていた際に岩石封じなどで倒せなかったのを仕留めるためにフェイントを入れて最後の1つは守るとしておきました。他に絶対に必要な技もないので単純に個体数を減らされないようにする立ち回りができる方が良さそうです。
弱点保険を発動させてから攻撃を仕掛けるために素早さを抑えめにして配分します。素早さはSランク-1の最速メガカイロス抜き、これでSランク-2拘りスカーフカイロスも抜けるようになります。次に攻撃に配分してAランク+2の岩石封じでH141B120カイロスを1発にできる値を確保。残りを耐久に配分します。特殊攻撃はほとんど使われないため物理耐久をなるべく引き上げることを目標として、A177のランク+1カイロスの先取り岩石封じを最高乱数以外で耐えるようにはなるので、拘り鉢巻カイロスが先取りで倒されて自信過剰を発動したカイロスを倒すための保険としての数値になります。素早さはどうせほとんどが最速なのでこれ以上引き上げる意味がなく、攻撃に振ってもあまり倒せる範囲が変わらないことも理由になります。


>カイロス(拘りスカーフ)
相手のメガカイロスのストッパー。なるべく終盤まで温存しておき、死に出しからストーンエッジで相手のメガカイロスを一撃で倒しつつ自信過剰を発動させていくことで、そのままフィニッシャーになることもできます。
技構成はメガカイロスを一撃で仕留めるためのストーンエッジ、範囲攻撃で削れた相手に対して先手でトドメを刺すことができる岩雪崩は確定です。残りは特に欲しい技もなかったので岩石封じを入れておき、相手の電光石火に先制しやすい電光石火を入れました。
努力値配分に関しては、まず相手の拘りスカーフカイロスに一方的に打ち負けないように素早さを最速。メガカイロス対策として後発から繰り出すのでステルスロックダメージ+A207メガカイロスの電光石火を最高乱数以外耐える耐久を確保して残りを攻撃に注ぎこみました。最後に採用したカイロスの手助けを重ねれば岩雪崩でもメガカイロスを一撃にすることができます。


>カイロス(カイロスナイト)
メガカイロスメガシンカするカイロス。高い素早さから飛行技で攻撃を数段階上げられた相手カイロスを仕留められるようにしておきます。特性は自信過剰ですが、発動には期待していません。ただ、怪力バサミが有効に役立つ機会も特にありません。
相手のカイロスを倒す技としてまず先制技の電光石火を確定、電光石火ではカイロスを一撃で倒すことができないので恩返しも確定。残る技はカイロスメガカイロスメガシンカさせて安全に同速勝負を避けられるように守る、最後は電光石火より優先度の高い技としてフェイントを入れました。岩雪崩を入れても良かったのですが、フェイントで確実にカイロスを処理するのが重要だったり、手助け電光石火でカイロスを倒すことを考えると入りませんでした。
なるべく先制技で相手のカイロスを仕留められるようにしたいので、努力値は攻撃と素早さにほぼ全振り。素早さは相手のメガカイロスに一方的に不利にならないように最速としています。


>カイロス(食べ残し)
最後に採用した手助けカイロスです。特に拘りスカーフやメガカイロスとの相性が優れており、手助け岩雪崩広範囲を大きく削ったりで手助け電光石火で行動される前に確実に倒す動きをすることができます。
技構成として確定しているのは手助けのみ。しかし、手助けカイロスは自身は全く脅威でないため放置されやすく攻撃役から倒されてしまうと不利になりやすいです。そのため、放置されにくい型を目指す必要があります。ということで積み技を入れることを考えましたが、ビルドアップや鉄壁を積んでも急所に当たったり怯み続けたりすると負けてしまうので、不確定要素を引く確率を下げるために影分身を採用することにしました。更に積み技を搭載する手もありますが、この型にビルドアップなどを入れるにしても手助けのスペースが邪魔で中途半端な型になってしまいそうです。また、相手の鉄壁カイロスに対抗する手段は持っておきたかったことから割り切ってハサミギロチンを採用することにしました。影分身の積みあいでミラーしてハサミギロチンを打ち合うことになった場合にも有利に立てるように最後の技には身代わりを採用しました。
昔、捕まえただけの個体を持ってきたので性格にも数値にも恵まれていませんが、ハサミギロチンを打つ型なので努力値は物理耐久に特化しました。持ち物を食べ残しにしたのは影分身などでミラーしても時間制限で勝てる可能性を残すためですが、理想個体でなくHPが低いのがやや不利に働きそうでしょうか。



選出は「拘り鉢巻カイロス+先制の爪カイロス+弱点保険カイロス」として初手は
・拘り鉢巻カイロス→相手の真ん中のカイロスストーンエッジ
・先制の爪カイロス→岩雪崩
・弱点保険カイロス→岩雪崩
と動かすことにします。


真ん中のポケモンの範囲技は3匹全員に通るので、岩雪崩や糸を吐くを使うポケモンは真ん中に置かれる傾向があります。それを一撃で倒すために拘り鉢巻カイロスで真ん中にストーンエッジ。真ん中の先制の爪カイロスはとりあえず岩雪崩を打つことで相手の怯みを狙いつつ相手の先発に出てきたカイロスに万遍なくダメージを与えておくことで、どのカイロスに自信過剰を発動されても後発のメガカイロスや拘りスカーフカイロスで仕留められる圏内に入れることができます。弱点保険カイロスは岩雪崩を打ちますが、岩石封じの火力でないとカイロスを倒せないこともあるので注意が必要です。真ん中のカイロスの岩雪崩が入れば倒すことはできるでしょうか。
その後も先制の爪カイロスは岩雪崩での怯みを重視して狙い、拘り鉢巻や弱点保険のカイロスを倒すために現れたメガカイロスを拘りスカーフカイロスで狩りつつ、自信過剰を発動させて脅威になった相手カイロスメガカイロスで処理する方向で戦いを進めていきます。ビルドアップや鉄壁を使うカイロスを倒すのは難しいですが、食べ残しカイロスで影分身を積んでハサミギロチンを当てて最後に処理する方針で対処していきます。


○戦績
0-3


vs 雪影さん 負け 0-2
自分:カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス
相手:カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス

相手の左端カイロスメガシンカ。初手のストーンエッジで相手の真ん中カイロスを撃破。相手の右端カイロスの弱点保険が発動させてしまい、こちらカイロスを2匹失ってしまうも、死に出ししたスカーフカイロスで相手のスカーフカイロスメガカイロスを処理。状況は有利だったものの、5匹目に出てきた相手のカイロスがバコウの実を所持していたためメガカイロスのフェイント+弱点保険カイロスの+2電光石火を集中したにも関わらず攻撃を耐えられて、更にスカーフカイロスがそのカイロスに岩雪崩をはずして処理できなかったせいで返しの岩雪崩を受けてこちらのカイロス3匹が全員処理されてしまう。残ったカイロスは手助け型だったのでどうにもできず負け


vs サイマルさん 負け 0-1
自分:カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス
相手:カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス

初手で相手のカイロスに糸を吐くを決められてしまうも、真ん中カイロスを岩雪崩2発で撃破(右端の光の粉だったらしいカイロスには避けられてしまい処理ができず)。その後出てきたメガカイロスも弱点保険を発動させたカイロスの岩雪崩で処理。先発の3匹を1ターンに失いますが、手助け電光石火で相手のスカーフカイロスを処理できて優勢だと思っているとこちらのスカーフカイロスストーンエッジがはずれて5匹目のカイロスを処理できずに困る。最後に赤ゲージのメガカイロスストーンエッジを避けてきた相手の残り7割くらいのカイロスがリセットムーブで向かい合い、フェイントを選ぶものの先制の爪フェイントを打たれて負け。


vs ノヴ さん 負け 0-3
自分:カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス
相手:カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス カイロス

初手で拘り鉢巻カイロスが怯まされるも弱点保険カイロスで相手の左端と真ん中のカイロスを撃破、2ターン目は弱点保険カイロスと拘り鉢巻カイロスを処理されながらも鉢巻エッジで相手の真ん中カイロスを撃破して数的には有利に。相手のメガカイロスをスカーフストーンエッジで処理しにいった結果守るを使われて、相手の真ん中にいた弱点保険カイロスに一気に状況を覆されてしまう。しかも、その弱点保険カイロスがHBベース配分だったのでメガカイロスの先制技でも処理ができずに負け。
相手の弱点保険カイロスですが、岩雪崩のダメージ量で耐久が高いことが分かっていたので、それを見越して恩返しで処理を狙うのが正解でした。


・・・・・・・・


それなりに考えて臨んだ割には、1勝もできず(そもそも3戦しかできず)に終わってしまいました。
3試合のうち2試合は運要素が大きく絡んでいましたが、そもそもポケモン対戦において運は勝敗を分ける要素としての大きな比重を占めており、その中で自分にとって不利な運要素をなるべく排除した戦略を考えて構築の勝率を安定させるところに対戦ゲームとしての原点があると考えています。
つまり、ただの運試しゲームにならないように戦略を積み重ねていった「戦略vs戦略」の要素も色濃くなってきたのがレーティング準拠などの対戦ルールであり、今回の対戦ルールはある意味で対戦ゲームとしての原点に近いところでバトルができたと思います。いつも以上に運要素は大きいルールでしたが、結局はそれを引き寄せられるだけの戦略性が足りなかったとも言えるかもしれないので実力不足を露呈する形となったでしょうか。


3人と対戦したことを踏まえて、新しく構築を組むなら「初手で真ん中に拘りスカーフカイロスを置いて糸を吐くを使用、スカーフカイロスが処理されたとしても、相手の素早さを下げて怯みをケアした状態で先制で鉄壁、弱点保険やアッキの実を合わせて強化を狙い、相手の後発まで打ち抜くような構築」を組みたいと思います(そんな機会はない)。


さて、これだけ書いておいてアレですが、カイロス66トリプルは思ってたよりは面白くなかったです((
しかし、このルールでの対戦を布教しようと対戦の様子を放送してくれたサイマルさんやその放送での対戦で鉄壁カイロスを使った雪影さん(放送ではうまく決まっていたわけではないが、対戦を観ていた方々に実は色々とやりようがあると思わせることができた)、対戦した試合の中で唯一運要素関係なく負けたと思わせてくれる構築を用意してきたノヴさんの姿勢はすごく好きです。
こういうふざけたルールを真剣に取り組もうとする辺りポケモンという対戦ゲームが好きなことを認識させられますし、今回対戦数が少なかったことで「対戦してくれる方々がいなければ勝敗すらつかない」ということを再認識する機会にもなり、普段の対戦ルールで当たり前になっていることに気付かせてくれる良い経験となったと思います。