パルシェンミラーで選ぶべき技について考察

12/6の記事のパルシェンの項で
「素早さを少し落としているのは相手のパルシェンに対してロックブラストを打ちたいからです。最低限、殻を破るを防ぐことができます。」
…と書いていますが、殻を破る1回の防御下降を2段階で計算していました((


それは残念な事実として置いといて。
実際にパルシェン同士のタイマンだとどうなるのか。
とりあえず・・・


○プレイヤーA
パルシェン HP125 S134 スキルリンク
構成:めざめるパワー(草)、からをやぶる@なし


○プレイヤーB
パルシェン HP125 S127〜134 スキルリンク
構成:めざめるパワー(草)、からをやぶる@なし



お互いのパルシェンの目覚めるパワーは相手のパルシェンに100ダメージ。
殻を破る使用後のダメージは単純に補正分を掛けることにする。
このゲームでは急所が存在しない。
プレイヤーA,BのパルシェンをそれぞれパルシェンA,Bと呼ぶことにする。


パルシェンBの素早さが分からない。しかし、パルシェンBとパルシェンAの素早さの関係は同速かBの方が遅いかのどちらかである。
考えられるパターンは


(a)パルシェンAは目覚めるパワー、パルシェンBも目覚めるパワー
(b)パルシェンAは目覚めるパワー、パルシェンBは殻を破る
(c)パルシェンAは殻を破る、パルシェンBは目覚めるパワー
(d)パルシェンAは殻を破る、パルシェンBも殻を破る


この4つである。ここで素早さ関係をA>Bとする。


(a)の場合。
お互いのパルシェンは攻撃を1発耐えるので素早さの高いAが2ターン目に打ち勝つ。
Aの勝率100%、Bの勝率0%。


(b)の場合。
パルシェンBは攻撃を耐えてからの殻を破るで次のターンにパルシェンAを先手で倒せるようになるので、パルシェンAの負け。
Aの勝率0%、Bの勝率100%。


(c)の場合。
パルシェンAは特防が下がった後に攻撃を受けるので、攻撃を耐えることができない。パルシェンAの負け。
Aの勝率0%、Bの勝率100%。


(d)の場合。
お互いの素早さ関係は変わらずお互い相手を1発で倒せるようになるので、素早さの高いAが2ターン目に打ち勝つ。
Aの勝率100%、Bの勝率0%。


というように、このゲームは4つのルート全てが100%と0%で構成されていて自分がある選択肢を選んでも相手がどちらを選ぶかで勝敗が変わってきます。なので、勝負を分けるのはお互いの選択の組み合わせになります。
因みに、仮に同速だったとしてもどちらかのパルシェンも先手と後手のどちらかに分かれるので、(a)と(d)の場合は2ターン目に同速勝負、(b)と(c)の場合もどちらが後手を取れるかの同速勝負になるだけで技を選ぶ根拠が現れるわけではありません。
相手が無作為にどちらかの選択肢を選ぶとすると、それは相手の技選択は1/2の確率で目覚めるパワーか殻を破るになるということなので、自分の期待勝率(定義が曖昧なのでツッコミはなしでお願いします)は50%になります。


では、お互いのパルシェンの技から「めざめるパワー」を消して「ロックブラスト」を代わりに入れてみます。ロックブラストのダメージはお互いに80です。


では、同じようにパターンを考えます。


(1)パルシェンAはロックブラスト、パルシェンBもロックブラスト
(2)パルシェンAはロックブラスト、パルシェンBは殻を破る
(3)パルシェンAは殻を破る、パルシェンBはロックブラスト
(4)パルシェンAは殻を破る、パルシェンBも殻を破る


どれも結果は基本的に目覚めるパワーの時と変わりません。ただ、命中率が入った部分で多少勝率が変わります。
ロックブラストが16回連続ではずれるところまで場合分けして確率を求めるのは面倒なので省きますが、(a)ならロックブラストを2連続で当てるので先手のAの勝率は80%以上になります。(b)(c)(d)はロックブラストを1回当てるだけでいいので全て勝つ方の勝率は90%以上になります。
そうすると4つの組み合わせのうち3つは勝つ方の勝率が90%で残り1つが勝つ方の勝率が80%となっているので、相手が無作為にどちらかの選択肢を選ぶとすると、期待勝率だけを見るなら先手が取れる方は殻を破るの方が勝率が高くなると言えます。
相手が殻を破ると分かっているなら、後手の選択はロックブラストの方が安定します。


そういう意味も込めて、パルシェンの素早さを意図的に下げておいたのですが、冒頭の勘違い計算があってあの攻撃力で防御1段階下降にロックブラストを打っても平然と耐えられてしまいます。なので、あのパルシェンは自分より速いパルシェンとのタイマンでの勝率は0%になります((
全然、ミラー意識がされていませんでしたね。。。


因みに、パルシェンの持ち物がなしになっているのはロックブラストが気合の襷を貫通するからでしたが、実際にはA161命の珠パルシェンでもH125B200パルシェンを低確率でしか倒すことができません。なので、ミラーに強くなるパルシェンの型は最速岩のジュエル持ちになります。
ロックブラストが連続する間に急所を引くと別ですし、そもそも先手取れる側の持ち物が王者の印だったりするとまた勝率は違ってきますけどね。


そういや、このモデルでは急所が発生しないことになっていますが、パルシェンの特性がスキルリンクではなくシェルアーマーであれば可能でしたね。その場合、氷柱針やロックブラストが打てませんが。